音羽山 山頂にて
友歩会定例会 
  
 関西百名山
音羽山 標高851m 経ヶ塚山 標高889m 熊ヶ岳 標高904m
下居BS〜観音寺〜音羽山〜経ヶ塚山〜熊ヶ岳〜大峠〜不動滝〜多武峰BS
 5月29日、友歩会定例会で音羽三山縦走を行った。桜井駅南口のバスターミナルから、談山神社行きのコミニティーバスで出発、少し早めの集合にしたので座って行けた。

 下居BSで降車し、観音寺へ向かって出発。寺川に沿って少しで小さな橋を渡る。橋の脇や渡った先に観音寺、音羽山の案内がある。

下居BS(標高240m)

観音寺へ

観音寺へ

観音寺へ

丁石

観音寺へ林道を上る
 ここから林道を上っていく。下居BSから標高差約100mで参道分岐になる。ここから観音寺まで標高差約250mの超急な簡易舗装の参道の登りになる。爪先上がりの堅い道の連続、かなり厳しい。所々に「がんばれ!!」などの立て札に励まされて頑張る。

観音寺へ

観音寺へ林道からはずれ参道を登る(標高350m)

観音寺へ

観音寺へ 丁石とお地蔵さん

観音寺へ 参道が次第に急になってくる

音羽山観音 左たふぃのミ祢(多武峰)

観音寺へ

観音寺へ

観音寺へ

観音寺へ ガンバレ!!

観音寺へ

観音寺へ 一七丁の丁石
 参道には丁石があり、一七丁石を目指して数えながら登って行く。頑張れ頑張れ、最後の石段を登ると、観音寺に到着、早速お参りしてしばらく休憩を取る。

 音羽山観音寺は、音羽の観音さんとして親しまれている。ご本尊は、千手千眼十一面観音菩薩で、眼病平癒に霊験があると伝わっている。

 境内には樹齢600年の大銀杏の木がある。いちょうの葉っぱに実をつける珍しい銀杏で、オハツキイチョウと呼ばれている。奈良県の天然記念物に指定されていて、近くには額井岳山麓の戒長寺にもあり、11月中旬には素晴らしいので足を運んでみてはいかがでしょう。

観音寺

観音寺(標高595m)

観音寺 オハツキイチョウ

観音寺から音羽山へ
 観音寺で一休みして、いよいよ音羽山を目指して登り始める。一先ず標高約720mの展望台を目指す。緑の斜面をジグザグに登っていく、途中あちこちに白い花が目を楽しませてくれる。

 やがて展望台が近づいてくると、背後に金剛山、葛城山、畝傍山などが見えてくる。ちょっと確認しなかったが、アベノハルカス、明石海峡大橋も見えるそうだ。

音羽山へ

音羽山へ

音羽山へ

音羽山へ

音羽山へ なんの花?

金剛山・葛城山を望む 展望台(標高720m)より
展望台を過ぎると、樹林帯になり、かなりの急登になる。所々に近道の案内があり、近道のせいか急斜面だ。標高800m辺りの尾根まで登ると比較手に緩やかな尾根道になり、やがて音羽山山頂に着く。

音羽山へ

音羽山へ

音羽山へ

音羽山 山頂
 音羽山は、標高851mで三等三角点になっている。山頂は樹林帯で展望は全く望めない。山頂で昼食をいただきしばらく休憩した。

音羽山 山頂

音羽山 三等三角点(標高851m)

音羽山 山頂にて

音羽山をあとに経ヶ塚山へ

経ヶ塚山へ

経ヶ塚山へ

経ヶ塚山へ
 腹ごしらえして今度は下りだ。標高差40mほど下り、経ヶ塚山への登り返しだ。鞍部から前方を眺めると、厳しい急斜面が待ち受けている。標高差約90mを這いつくばる体で必死で登り切る。

経ヶ塚山へ 急斜面だ!

経ヶ塚山へ

経ヶ塚山へ

経ヶ塚山へ
 経ヶ塚山山頂に到着、経ヶ塚山の標高は889mで山頂中央に古い石灯籠がある。山名の経ヶ塚はあるのかないのか不明だ。今日の縦走コースから先に進むと、多武峰に連なっている。大化改新で有名な談山(かたらいやま)に至るのでなんら関係があるのだろうか。

経ヶ塚山 山頂(標高889m)

経ヶ塚山にて

経ヶ塚山 山頂にて

熊ヶ岳へ

熊ヶ岳へ

熊ヶ岳へ

熊ヶ岳へ
 経ヶ塚山をあとに急坂を下り熊ヶ岳へと進んでいく。ここから標高差約100mを下りそれを登り返す行程だ。下りは急坂で転倒したら大変、注意しながら下る。下り終えると今度はまた急斜面の登りだ。やっと登り切ると熊ヶ岳山頂に到着。

熊ヶ岳へ

熊ヶ岳へ(鞍部 標高790m) 急な登り返し!!

熊ヶ岳へ

熊ヶ岳 山頂(標高904m)
 熊ヶ岳は、標高904mで山頂は熊がいっぱいだ。熊ではなくクマザサに覆われている。山頂部が笹が除かれている。

熊ヶ岳 山頂にて

大峠へ

大峠へ

大峠へ

大峠へ

熊ヶ岳へ

マイクロウエーブ反射板
 熊ヶ岳山頂から急斜面を標高差50m余り注意しながら下る。少し登り返して小さなピークを越えて登り返す。尾根道を進み、小さなピークを通過する。このピークは、中峰、小熊ヶ岳と呼ばれているようで標高は865m位だ。少し下って登り返すと、反射板に到着する。

 近鉄の大峠無線反射板塔で、マイクロウエーブは現在も使われているのだろうか?反射板の下に三角点がある。点名が熊ヶ岳の四等三角点で、標高は859mだ。

反射板 四等三角点

反射板 四等三角点(標高859m)

大峠へ

大峠へ

大峠へ

大峠(標高770m)
 反射板から10分ほど下ると大峠、標高770mほどに到着する。ここから元気があれば、竜門岳や多武峰、高取山などに足を延ばすことができる。

 大峠には、「女坂伝承地(めさかでんしょうち)」の碑が建っている。日本書紀の神武天皇即位前に、女坂に女軍、男坂(おさか)に男軍を置くというのがあり、大峠には女軍を置いたので女坂と言われるようになったと思われる。この碑は、昭和15年紀元2600年祭の一環として建てられた。ちなみに、男坂は半坂峠とされ、同様の碑があるそうだ。(音羽山北東5kmほどの峠)

大峠

大峠

大峠

不動滝へ

不動滝へ

不動滝へ

不動滝へ

不動滝へ

不動滝へ

不動滝
 大峠から不動ノ滝を目指して下る。10分ほどで山道が終わり、簡易舗装の林道を延々と下る。大峠から約1時間ひたすら下ると、開けてきて民家も出てくる。再び川沿いの林道を下り続ける。

 舗装道路を長時間下り、疲れ果てたところで、不動ノ滝に全員無事下山。バスが丁度出たところなのでバス停を一駅戻って多武峰BSで歩き納めにした。コンビニ前の駐車場でバス時間までしばらくくつろいで桜井駅にバスで戻った。

不動滝

不動滝(標高360m)

不動滝

不動滝にて

破不動

屋形橋(標高400m)
 新型コロナウイルスで行動が制限されるなか体力維持も含め元気で山登りをしましょう。ありがとうございました。
  
音羽山

基準点名:音羽
等級種別:三等三角点
標高:851.4m
所在:奈良県桜井市
地図:古市場


音羽山 山頂

音羽山 三等三角点  851004m 2021/05/29
経ヶ塚山

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:889m
所在:奈良県桜井市
地図:古市場







経ヶ塚山  889m 2021/05/29
熊ヶ岳

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:904m
所在:奈良県桜井市
地図:古市場







熊ヶ岳   904m 2021/05/29
熊ヶ岳(反射板)

基準点名:熊ヶ岳
等級種別:四等三角点
標高:858.8m
所在:奈良県宇陀市
地図:古市場


熊ヶ岳 四等三角点

熊ヶ岳(反射板) 四等三角点  858.8m 2021/05/29

コース
 近鉄鶴橋駅(8:34)=[急行五十鈴川行き]=桜井駅(9:16)〜桜井駅南口BT@(9:45)
 =[奈良交通14談山神社行き]=下居(おりい)BS(9:59/10:05)〜
 音羽観音参道分岐(10:23)〜音羽観音(11:02/11:16)〜展望台(11:40)〜
 音羽山(12:10/昼食/12:36)〜経ヶ塚山(12:59/13:06)〜 鞍部(13:22)〜
 熊ヶ岳(13:49/14:03)〜反射板(14:20/14:27)〜大峠(14:37/14:46)〜
 不動ノ滝(15:37/15:46)〜多武峰BS(15:54//16:40)=[奈良交通14桜井駅南口行き]=
 桜井駅(17:02) (解散)


天候   晴れ 
参加者 15名 
実施日 2021/05/29 
友歩会 ohki