出合橋にて
友歩会定例会 
魚 谷 山 標高816m
出合橋〜松尾谷出合〜麗杉荘〜柳谷峠分岐〜[滝谷峠分岐〜
今西錦司レリーフ〜柳谷峠〜魚谷山〜柳谷峠〜レリーフ〜柳谷峠分岐
]〜
滝谷峠分岐〜滝谷峠〜林道出合〜奥宮〜貴船神社〜貴船口駅
 11月12日、友歩会定例会で魚谷山に行った。京都北大路駅前BSから、雲ヶ畑バスもくもく号で出合橋へ、バスには3人しか乗れなくて、バス会社手配のタクシーに分乗して出合橋BSに到着した。バスの運転手は出発して10分ぐらいしてタクシーを手配していた。従って出合橋BS到着9:04が9:17到着だった。身支度して、9時27分出発、15分遅れだ。

紅葉

魚谷山へ 出合橋を出発

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉
 歩き始めから舗装道路のゆるやかな登りが続く、登山の雰囲気が少ないが、周囲の紅葉が美しいので楽しみながら歩いた。

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

魚谷山へ 松尾谷出合 (車止め)

魚谷山へ
 出合橋を歩き始めて30分ほどで松尾谷出合に到着。車止めがありここまで来るまでこれそうだ。ここから舗装道路も少し怪しくなり、山登りの雰囲気になってくる。そして周囲の紅葉も次第に美しくなってくる。

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ

鹿の角

紅葉

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ

紅葉

魚谷山へ

魚谷山へ

紅葉

紅葉

紅葉

魚谷山へ

紅葉

紅葉

紅葉

魚谷山へ

魚谷山へ
 松尾谷出合から1時間10分ほどひたすら歩き続ける。時々美しい紅葉を眺め歩く力にして頑張って歩くと小屋、麗杉荘が見えてきた。

 麗杉荘(れいざんそう)は、京都北山で最も古い山小屋だそうだ。以前ここより少し手前に直谷山荘があったが無くなったようだ。

麗杉荘

魚谷山へ 柳谷峠分岐
 麗杉荘から10分ほどで柳谷峠分岐に到着、柳谷峠への橋は落ちていて渡れる雰囲気ではない。徒渉しようかと思ったが、東側の谷にも地図では道が付いているのでそちらを登りかけたが、怪しい。

 少し戻って東側の沢に入った。これが今日の最大の間違いで、あとで考えてみると、魚谷山から下ってきて滝谷峠登り返す谷道だ。

 幻の魚谷山
 結果的に幻の魚谷山になった。2007年11月24日の記録が出てきたので、少し覗いてみよう。

 柳谷峠の分岐に着く。左方向に丸太の橋を渡り細ヶ谷の左岸をしばらく上がる。右岸左岸となんども渡渉し、上流に向かうがなかなか景色も良く楽しい沢登りだ。

 分岐から20分ほどで滝谷峠分岐に着く。沢を渡って数分で「北山の小舎発祥の地」の案内板がある。その案内板には興味あることが書かれていた。
 『1927(昭和2)年、西堀栄三郎氏らがこの地に山小舎を建設。京都一中山岳部が管理を引き継ぐ。1942年(昭和17年)7月、老朽のため解体。同年9月、いまの「北山荘」が完成した。旧山小舎は幾多の人材を輩出した。また、「雪山賛歌」に歌われている「煙い小舎」とはこの小舎のことである。2006年6月 北山の会』

 古い山渓の「カラー・山のうた(発行昭和42年)」の本を思い出した。その中に西堀栄三郎の随想「雪山賛歌誕生のころ」を読み直してみた。当時、京大山岳部に部歌がなかった。英語教師が英会話に時間によく歌わせた「クレメンタイン」に詩をつけたそうだ。一番の「雪よ、岩よ、我らが宿り、俺たちゃ町には住めないからに」は西堀氏がつけ、みんなで次々に歌詞ができていったそうだ。著作権料でヒマラヤ遠征の強力な財源になったとか。

 数分で今西錦司レリーフに着く。今西錦司博士は生態学者、人類学者で京大名誉教授。登山家、探検家だったそうだ。小休止して記念撮影した。すぐ先に北山荘が樹林の中に見えていた。しばらく登ると快適な沢歩きから一転して細く厳しくなってくる。レリーフから25分で柳谷峠に到着。峠といっても広々している。小休止の後、最後の登りにかかる。とはいってもそんなに厳しくはなく最後の少しだけが急登なだけだ。

 魚谷山山頂に到着。日だまりの中で楽しい昼食をいただく。ぽかぽか小春日和だ。魚谷山は「万之丞山」山の所有者の名前「万ノ丞」から付いた山名もある。また読み方は「うおだにやま」「うおたにやま」最近は「いおだにやま」「いおたにやま」と呼ぶ人が多いとのことだ。蛇足だが「直谷」も「すぎたに」「すぐたに」と呼ばれている。とかく地名は難しいものだ。魚谷山は標高816.2mで三等三角点がおかれている。大きな松ノ木が山頂にあり、雑木が茂っているが山頂は明るく広い。しかし展望は望めない。

 下山はレリーフの下の分岐まで往路を下った。山頂付近は清々しい雰囲気、柳谷峠を下るとかなり緊張が強いられる下りになる。やがてレリーフ近くになるとゆったりした沢になる。

 滝谷峠分岐から左手の山に登って、沢に下りる。ここで道が怪しくなる。直進すると堰堤があるとのこと、左の頭上に道がありそうだ。きれいな道がついていて、ホッとしながら先へ進む。紅葉もきれいだ、喜びもつかの間道が消滅、谷筋に下る。ここからかなり厳しい坂を登りきると滝谷峠に到着した。直谷の柳谷峠への分岐からこの滝谷峠への道はあまり踏まれていないらしく。道が消えかかっているようだ。 滝谷峠で一息ついた。

柳谷峠分岐の橋を渡る

細ヶ谷の沢を登る

徒渉が続く

徒渉が続く

細ヶ谷の沢を登る

「北山の小舎」発祥の地

今西錦司レリーフ

今西錦司レリーフ

細ヶ谷の沢を登る

北山荘が木々の向こうに

細ヶ谷の沢を登る

柳谷峠

魚谷山 山頂

魚谷山 山頂(標高816m)

魚谷山から往路を下山

細ヶ谷の沢を下る

細ヶ谷の沢を下る

滝谷峠分岐から滝谷峠へ

滝谷峠へ

滝谷峠へ最期の登り

 
 そんな訳で山頂を目指さず、帰路の滝谷峠を目指して登ってしまいました。

 登り初めて、道はほとんど無く、踏み跡もないようだ。最初踏み跡だと思っていたのは、鹿の踏み跡のようだ。それでも峠に向かって進んでいるので、方位を気にしながら道と言うより斜面を登っていった。皆さんも、それぞれスマホを駆使して、ああやこうやと地図の見方の実地勉強になったような気がした。

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ

魚谷山へ??? 滝谷峠!

滝谷峠へ

滝谷峠へ

滝谷峠へ

滝谷峠

滝谷峠

滝谷峠

滝谷峠
 滝谷峠に12時前になんとか到着、魚谷山にチャレンジと思ったがとにかく昼ご飯にした。午後これからチャレンジは日没になりそうなのと、下山の道も荒れていそうなので、登頂は中止にすることにした。

 滝谷峠から貴船へ下山開始したが早々から倒木の連続だ。倒木をくぐったり、またいだりしながら下っていく。倒木は少し減ってきたところで、大きな倒木に連続して2度、頭を打っ付けてダウンしそうになる。

滝谷峠をあとに

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ
 倒木だけではなく谷を巻いて進む斜面はもっと厳しい。ロープが要所要所に付けられているが、足元が急な岩だったり、ズルズルの滑る道だったりも加わって、気を緩めるひまもなく非常に厳しい。

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ

貴船へ
 小さな滝を過ぎると、対岸上に車道が見えてくる。気を引き締めて10分ほど下ると、貴船川沿いの林道に合流、ホットできる瞬間だ。

 再び、紅葉を楽しみながら貴船神社奥宮へと下っていく。奥宮近くから一般道になり、紅葉の貴船神社にお参りの観光客の車だところでこれで渋滞している。

貴船へ

貴船へ

紅葉

紅葉

紅葉

貴船神社奥宮前にて
 貴船神社奥宮と貴船神社にお参りして貴船口駅に戻った。神社は多くの参拝者、観光客でいっぱいで、これから寄るのライトアップなどを楽しもうといっぱいだ。

貴船

紅葉

紅葉

貴船

貴船

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

貴船神社
   
 貴船口駅に15時前に全員無事下山した。魚谷山、今年2月に行った桟敷ヶ岳などもそうだが、以前の台風で荒れ、復旧が進まないうちに新型コロナウイルスの影響で登山者が減ったため拍車をかけて、廃道に近い状況になっている。早く平治に戻り、登山者、ハイカーが昔のように復帰するのを望みたいと思う。

 今回は道迷い、思い込みで目的の、魚谷山に残念ながら登頂できませんでした。皆さんのご希望が達成できず大変申し訳ありませんでした。できれば、リベンジしたいと思います。

 今日は紅葉が一番の楽しみになりました。また山が荒れていて危険なところもあったが、全員無事で良かったと思います。皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。
   
  

コース
 北大路駅前BS(8:40)=[雲ヶ畑バス もくもく号]=出合橋BS(9:17/9:10)〜
松尾谷出合(10:00)〜麗杉荘(11:06)〜柳谷峠分岐(11:15)〜
*道間違い・・・魚谷山に登れず滝谷峠へ
[滝谷峠分岐〜北山の小舎発祥の地〜今西錦司レリーフ〜柳谷峠〜魚谷山〜柳谷峠〜
今西錦司レリーフ〜柳谷峠分岐]
柳谷峠分岐(11:15)〜滝谷峠分岐(11:23)〜滝谷峠(11:48/昼食/12:29)〜林道出合(13:35)〜
貴船神社奥宮(13:47)〜貴船神社(14:10)〜貴船口駅(14:54/15:08)=[叡山電車]=
出町柳(15:40)

天候   晴れ 
参加者 10名 
実施日 2022/11/12 
友歩会 ohki 
写真協力 koga