談山にて
友歩会定例会  
御破裂山 618m 談 山 566m
談山神社から飛鳥へ
談山神社飛~談山~御破裂山~万葉展望台~石舞台古墳
 4月5日、友歩会定例会、談山神社から飛鳥石舞台古墳まで歩いた。桜井駅南口よりバスで多武峯談山神社へ向かった。コミニティーバスで地元の方以外に音羽山に向かう人と、談山神社に行く人で満員だ。

 談山神社BSに着くと、音羽三山の山並みが綺麗だ。さっそく、談山神社へと石段をくだり、登り返して行く。お土産店など準備に追われている。

 音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳 談山神社BSより
 談山神社の桜は数日早いようだ。鳥居をくぐり、石段を上がっていく。楼門、拝殿の朱色にさくらの花が映えているのが楽しみだがどうだろう。

談山神社

談山神社

談山神社 手水舎の龍

談山神社

談山神社

談山神社

談山神社
談山神社
 残念ながらさくらの花は少し早かった。拝殿とさくら、拝殿の灯籠とさくらも、十三重塔とさくら、神廊拝所とさくら、権殿とさくらなど大いに期待していたが、少し残念だった。それでも美しいさくらが談山神社いっぱいに咲き誇っているような、雰囲気を味わうことができ良かったと思う。今度は秋の紅葉が楽しみだ。

談山神社 拝殿
 

談山神社

談山神社 拝殿

談山神社 十三重塔

談山神社 十三重塔

談山神社 十三重塔

談山神社 十三重塔にて

談山神社 権殿

談山神社

談山神社 総社拝殿

談山神社 神廊拝所

談山神社
 談山神社をあとに談山(かたらいやま)へと登っていった。山道をしばらく登ると、分岐になり、右側に談山の頂が見える。階段を登り切ると談山の山頂だ。

談山へ

談山へ

談山へ

談山へ
 談山は標高566mで、山頂の広場に「御相談所」の碑がある。談山神社の裏山で、古くから「談所の森」と名付けられ、中大兄皇子と藤原鎌足公が大化改新の秘策をねったところとされている。

 大化の改新は、645年から行われた政治改革で、豪族による政治から天皇を中心とした政治に改革しようとした。藤原鎌足と中大兄皇子が秘策をねって行われた。中大兄皇子は、即位して天智天皇になられた。

 談山は、談山神社の裏山と言われているが、実は逆で「談山」にちなんで談山神社になったとか。しらんけど!

談山(標高566m)

談山 御相談所碑

談山にて

御破裂山へ

御破裂山へ
 談山をあとに、10分ほど山道を登ると、御破裂山に到着する。御破裂山(ごはれつざん)は、標高618mで山頂は、藤原鎌足公の墓になっている。

 御破裂山は、古来より「天下に異変が生じるとき、御破裂山が鳴動して知らせる」という伝説があるそうだ

 山頂の片隅に展望台があり、ここから大和三山など眺めることができる。最近高い木が伐採されたのか、展望が良くなっていた。展望を楽しみながら昼食にした。

御破裂山(標高618m)

御破裂山

御破裂山 藤原鎌足公墓

大和平野と二上山 展望台から

御破裂山

御破裂山

御破裂山 山頂をあとに

御破裂山 四等三角点(標高607m)
 御破裂山山頂をあとに、往路を少し下ると、登ってきた分岐があり、林道を右手に少し進む。右手に小さなピークがあり、御破裂山の四等三角点、標高607mがある。

御破裂山をあとに

談山神社/念誦窟・北川 分岐
 三角点をあとに林道を15分余り下っていくと広い通りに出る。案内標識があるので、右手にとって進んで行く。すぐに、三社神社があり、境内の綠の苔が美しい。

 5分ほど進むと、左手に「念誦窟(ねずき)不動尊コノ下」の標石が立っている。念誦窟不動尊は見当たらなかった。あとで調べると、谷へ不明瞭な道を5分ほど下ったところにあるそうだ。

念誦窟(ねずき)不動尊コノ下

(参考) 念誦窟不動尊
 さらに5分ほど進むと、増賀上人墓の新しい案内看板がある。右上に少し入ってみると、長い石段があり、その上がお墓のようだ。行かなかったが石を丸く積んだような形のお墓だ。増賀上人については、よく分らないが、比叡山からやってきてこの地で活躍したらしい。念誦窟についてもよく分らない。
石段手前には、お地蔵さまはじめ石仏が並んでいた。

増賀上人墓

石仏

増賀上人墓

(参考) 念誦窟(ねずき) 増賀上人墓
 増賀上人墓から15分ほど進むと、北山分岐、さらに5分ほど進むと、高家分岐になり、広い舗装道路から山道に入っていく。山道に入るとすぐ、石仙三体があった。

万葉展望台へ 北山分岐

万葉展望台へ 高家分岐

石仙三体

万葉展望台へ
 尾根道を小さなアップダウンを繰り返しながら15分ほど進むと、突き当たりになり、その先の高台が展望台になっている。展望台は、万葉展望台と言うそうで、今日のコースの目玉だ。

 展望台のピークに上がってみると、素晴らしい景観だ。立派な説明イラストがあり、山名などのほかアベノハルカスまで示されている。

 しかし、目の前は大きな木々が茂り、金剛葛城山の尾根が見えるだけだ。ベンチはあるものの、ほとんど展望は望めない展望台だ。自然環境の保全と観光の攻め際が難しそうだ。

万葉展望台入口

万葉展望台

万葉展望台より

万葉展望台にて

万葉展望台をあとに

石舞台古墳へ
 展望台をあとに、石舞台古墳へと谷筋の道を下っていった。約30分で岡寺分岐、石仏をみて舗装の一般道を下っていく。

石舞台古墳へ

石舞台古墳へ

石舞台古墳へ

石舞台古墳へ

石舞台古墳へ

石舞台古墳へ

石舞台古墳へ 岡寺分岐

石仏
 10分ほど下ると、道端に小さな広場があり、シザレさくらが美しく咲いていた。せっかくのさくらなので、花見をしながらしばらく休憩した。

さくら広場(仮称)

さくら広場(仮称)にて

さくら広場(仮称)にて
飛鳥の景色
飛鳥の景色
 多武峯から下って飛鳥の石舞台古墳に到着した。石舞台古墳の周囲のさくらは丁度満開で素晴らしい。石舞台古墳の周囲の背の高い木々はカットされ、石舞台古墳はよく見えるようになっていた。周囲のさくらをしばらく楽しんで、ゆっくり寛いだ。

 石舞台古墳は、我が国最大級の方墳で、墳丘の盛り土が全く残っていない巨大な横穴式石室だ。天井石の上面が広く平らで舞台のように見えることから「石舞台」と呼ばれているとか。

 被葬者は明らかではないが、七世紀初めの権力者で、大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父、蘇我馬子の墓ではないかといわれているそうだ。

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳にて

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳

石舞台古墳
 談山神社では、さくらが少し早かったが、石舞台古墳では素晴らしいさくらが咲き誇っていて、存分にさくらを楽しむことができた。

 今日は、素晴らしいさくらお花見ができ良かったと思います。これからも素晴らしい山旅が続きそうです。ありがとうございました。
 
  

コース
 近鉄鶴橋(8:55)=[急行青山町行き]=近鉄桜井(9:35/9:45)=[奈良交通バス]=
談山神社BS(10:11/10:18)~談山神社(10:23/10:58)~談山(11:09/11:18)~
御破裂山(11:29/昼食/11:57)~御破裂山三角点(12:00)~分岐(12:17)~
三社神社(12:20)~増賀上人墓(12:30/12:35)~高家分岐(12:49)~
万葉展望台(13:05/13:30)~岡寺分岐・石仏(13:58)~桜広場(14:09/14:23)~
石舞台古墳(14:37/15:12(15:21))=[奈良交通バス]=橿原神宮前(15:37(15:54)/16:03)
=[急行阿部野橋行き]=阿部野橋(16:42)

参加者 5名 
実施日 2025/04/05 
友歩会 ohki  
写真協力