弁慶の切石にて
友歩会定例会  
リトル比良
岳 山 565m
  鳥越峰 702m 見張山 517m
音羽BS~登山口~岳観音燈籠~白坂~岳観音跡~岳山~
オウム岩~鳥越峰~見張山~打下城址~
近江高島駅
 10月18日、友歩会で、リトル比良に行った。前日の昼頃まで天気予報を見ながら悩んでいた。ほぼ日中は曇りで夕方から雨の予想だったので実施に踏み切った。

 大阪を出発、青空の良い天気だ。湖西線に入ると、比良山系の奧は曇っている。なんとか一日もってほしいものだ。

 少しでも時間を稼ごうと、コミニーバスで音羽まで行った。ここからリトル比良縦走を開始した。

JR近江高島駅前のガリバー像

音羽BS(標高95m)
 バスに乗り4つ目の音羽BSで下車、数分で到着。支度をして出発、大炊神社の鳥居前を進んでいく。すぐ登山口になりその先、獣除けのフェンスから林道に入っていく。

岳山へ

岳山へ

登山口

岳山へ

岳山へ

岳山へ
 林道が登山口から15分ほど歩くと、お地蔵さんと丁石があり、道は細くなってくる。道は山道になって、2つ目の丁石を過ぎると、賽の河原という、小さな広場に出る。

お地蔵さんと丁石

岳山へ 山道になってくる

お地蔵さんと丁石

岳山へ
 広場の左にお地蔵様、道をはさんで賽の河原の小さなお堂がお祀りしてある。賽の河原で一休みして岳観音の燈籠を目指して登っていく。

賽の河原

賽の河原(標高190m)

岳山へ

岳山へ

岳山へ

岳山へ

岳山へ

お地蔵さんと丁石

岳山へ

岳山へ
 賽の河原から標高差80mほど少し急で、所々V字に切れ込んだ道を登っていく。頭上が開けた感じになると、岳観音の燈籠が見えてくる。

 燈籠は、周囲の景色とマッチして素晴らしい。少し残念なのは、曇っているため、青空でなく、また琵琶湖湖の青い湖面でない。期待していたのだが残念だ。

岳山へ

岳山へ

岳山へ

岳観音燈籠(標高270m)

岳観音燈籠にて

岳観音燈籠

岳観音燈籠
 白坂の取り付きが分りづらい、案内板があるのだが、ここからは無理なようだ。少し上に上がって白坂から離れる際に道があった。

 早速、下に降りてみた。結構大きな山肌だ。真っ白な花崗岩のザレ場だ。アイゼンやピッケルの使い方の練習場になっているとか。今日はアイゼンを持ってきてもらったが、雨が心配なので、お遊びは後にして、岳山へと急いだ。

岳山へ

岳山へ

白坂

白坂にて(標高290m)

白坂

岳山へ

岳山へ シダを掻き分け登っていく
 白坂を過ぎたあたりから、登山道はシダで埋め尽くされている。ウラジロなのでうつくしいのだが、腰から上までで、霧雨で濡れているので足元はずぶ濡れだ。

 ウラジロがなくなると、廃寺になった岳観音へ石段が上へと続いている。その石段を登っていくと、大きな岩と巨木があった。

 弁慶の切石という名がついている。大きな山芋を切った感じで、切り落としたのがそのまま残っている感じだ。一般に二つに割れているとかだが、切り落とした端がそのままある感じだ。すごいな!

岳山へ

岳山へ

弁慶の切石(標高360m)

岳山へ

岳山へ

岳山へ
 石段をさらに登っていくと、丁石があり、十八丁と彫られていた。その先が広場になっていて、岳観音跡だ。ここで少し休憩して岳山の山頂を目指した。

十八丁石

岳山へ
 正面に大きな岩があり、右手を巻いて登るが、ここが小さな岩場でロープが下がっている。傘をたたんで少し横着しながら登り切ると、尾根道に出る。

 先へ進もうとしたが、雨がどうも本降りになってきたように思われる。これから真っ黒な雲の下に入っていくのが否めない。

 ここで、残念だがリタイヤすることにした。標高400m辺りで、岳山の山頂まで標高差150m余り残しての下山だ。残念だが安全第一で行動しよう。

岳観音跡(標高375m)

岳山へ 巨石
 先程登ったばかりの岩を慎重に降りる。岳観音跡で雨具を着て、雨とシダをかき分けて進む、しずくに対応した。

リトル比良縦走を諦め下山開始

せっかく登った岩場を下山

巨樹

巨樹と弁慶の切石

弁慶の切石
 少し下ると、大きな大きな巨木とその根元に弁慶の切石のところになった。巨木も弁慶の切石も苔むしていて古さが感じ取れる。山頂で記念写真をと考えていたが、リタイヤのため、ここで記念写真を撮った。

山頂の代わりに弁慶の切石で記念写真
 身体が埋まりそうなシダの中を濡れながら下っていった。左手に白坂を望み、燈籠へ、そしてひたすら下り、賽の河原に戻った。ここから比較的いい山道を下り、登山口に全員無事下山した。

音羽登山口へ

音羽登山口へ

音羽登山口へ

音羽登山口へ

音羽登山口へ

音羽登山口へ

音羽登山口へ
賽の河原

賽の河原に全員無事下山

雲に覆われた岳山を振り返る
 音羽BSから20分ほど歩いてJR近江高島駅に無事到着。駅の待合で遅い昼食にした。そして新快速に乗り、それぞれの帰途に就いた。

 今回は、途中から小雨になり、残念ながら標高400m辺りで引き返すことになり、少し残念だった。面白い山なので、いい天気の日にもう一度チャレンジしましょう。大変お疲れさまでした。

 皆さんありがとうございました。また、楽しい山旅をしましょう。
   
  

コース
 JR大阪駅(7:45)=[新快速敦賀行き]=京都(8:14/8:15)=JR近江高島駅(8:54/9:04)
=[畑行き小ミニティーバス]=音羽BS(9:07/9:14)~大炊神社・長谷寺~登山口(9:16)~
賽の河原(9:36/9:41)~岳観音燈籠(9:56/10:00)~白坂(10:10/10:14)~
弁慶の切石(10:29)~岳観音跡(10:33/10:42)~岩場~標高400m辺り(10:45)*雨のためリタイヤ
~岳観音跡(10:51/11:02)~岳観音燈籠(11:25)~賽の河原(11:41/11:47)~音羽BS(12:09)~
JR近江高島駅(12:28/昼食/13:21)=[新快速姫路行き]=大阪(14:28)
*雨天途中リタイヤ 下記当初予定の後半
岳山(11:40/昼食/12:00)~鳥越(12:20)~オウム岩(12:40/12:50)~ 鳥越峰(13:00)~見張山(14:10/14:20)~打下城跡(15:10/15:20)~近江高島(16:20/16:38・17:19) =[新快速]=京都(17:31・17:57)

参加者 6名 
実施日 2025/10/18
友歩会 ohki  
写真協力