第2日目 山上ヶ岳 今日は本隊は蓮華辻から下山する。オプションは山上ヶ岳に登り、清浄大橋に下り本隊と合流する計画だ。オプションのリーダーが急遽行かなくなったので私がリーダーの大役を仰せつかった。 6時前に起床、6時から朝食をいただく6時半、11名のパーティーで山上ヶ岳に向かう。山上辻からしばらく尾根道を歩き、念仏山の北側を巻くように蓮華辻へと歩く。少し寝ぼけ眼で谷底へ滑り落ちないか心配だ。天気は霧雨程度で雨具なしでも問題ない程度だ。40分ほどで蓮華辻(標高1510m)に到着。本隊はここから下山するのだ。正面には女人結界門があり、ここから先へ女性は入れない。女人結界門をくぐるといきなり急登になりはしご場が多くなる。やがて木造階段が延々と続き登りきると広々した山頂周辺になる。大峰山上ヶ岳 お花畑の石柱がありクマササの広場になる。少し進んで少し高台が山上ヶ岳の山頂だ。クマササの道を歩いていると行き交った2人連れの1人は女性のようだ。顔を隠しているがしぐさは完全に女性だ。女人結界を破ってまで登りたかったのだろうか。山上ヶ岳は標高は1719.2mで一等三角点になっている。聖蹟・湧出岩が石柱で囲まれて鎮座している。少し下ると広場になり大峰山寺にでる。大峰山寺にお参りして宿坊の間を通って下り始める。やがて正面に大きな岩が見えてくる。西の覗岩だ。係の方に見させてくださいといって行場近くに行った。残念ながらガスで下界は何も見えず恐怖心は全くない状態だ。天気が良ければこの西の覗と鐘掛岩で行をしてもよかったがあいにくなので今回は見合わせることにした。西の覗は仏の世界を覗く修行だそうだ。1963年と1969年の2回修行体験をしたがかなり厳しい修行だ。「親孝行するか」「ハ、ハイ!」そのまま上げてくれるかと思うと更に滑り落とされる。放心状態になる。岩の下の観音様をしっかり見ることはなかなかできない。厳しい修行だ。鐘掛岩の辺りは巻き道になっていて近づけず岩も見ることができなかった。 洞辻茶屋で小休止して、どんどん下る。修行に訪れる信者が何組も何組も上がってくる。「ようお参り」の連発だ。最初は引込み思案の「ようお参り」の挨拶も何十人としているとだんだん堂にいってきた。お助け水から一本松茶屋を過ぎ、一ノ世茶屋へ。一ノ世茶屋は小屋が無くなっていて廃業したのだろうか。程なく清浄大橋手前の女人結界門に下山した。皇太子殿下の大峰山行啓記念碑が各所にあり、平成2年に登られたそうだ。地図では大峰大橋、橋の欄干には清浄大橋と記されている赤い橋は一際印象的だ。清浄大橋駐車場で本隊と合流、ほぼ予定通りだ。貸切バスで昼食の食堂へ1便が出発。2便で昼食に行った。昼食後洞川温泉へ。洞川温泉の玄関にオオヤマレンゲがきれいに咲いていた。温泉で疲れを癒しゆっくりした。女人結界の話が出たが蓮華辻から下山のメンバーを追い越して行ったので結界破りは間違いなさそうだ。洞川温泉を後に貸切バスで吉野路大淀iセンターに立ち寄り休憩し、大阪京橋に予定よりかなり早く戻った。 お世話をいただいたリーダーに感謝申し上げます。ありがとうございました。(大きな拍手) |
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コース 2日目 6月3日 天候 霧雨 午後晴れ 稲村小屋(6:25)〜蓮華辻・女人結界門(7:10)〜山上ヶ岳(7:57/8:00)〜 大峰山寺(8:04/8:08)〜西の覗(8:24/8:28)〜洞辻茶屋(8:51/9:08)〜お助け水(9:27)〜 一本松茶屋(9:55)〜一ノ世茶屋跡(10:18)〜女人結界門(10:30)〜清浄大橋(10:33)〜 清浄大橋駐車場(10:36/11:00)〜食堂(11:12/昼食/11:45)〜 洞川温泉(11:48/入浴/12:45)=[貸切バス]=吉野路大淀iセンター=京橋駅前(15:50) 地 図 洞川 弥山 参加者 31名 稲村ヶ岳:20名 稲村ヶ岳〜山上ヶ岳:11名 実施日 2007.06.02〜06.03 |