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三角点探訪 | ||
伊勢三山 白 猪 山 標高819.7m |
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2月15日、午前中の掘坂山に次いで、午後は白猪山に登った。道の駅・茶屋駅で昼食にし、少し戻って夏明(なつあけ)登山口へと向かった。白猪山は道の駅から雑木林超しに眺めることができた。 細い道をバスは運転手の技量に合わせて登っていく。夏明集落に入ると道幅は益々狭くなり、曲がりくねり、急勾配になってきた。すごいところまで登ってきたが、バスは回転できるのだろうかかなり心配になってきた。 周りは棚田になっていて、小石を積んだ石垣の棚田になっている。今は冬場で何もないので住宅造成地のようだ。水田や稲が生育してきたら素晴らしい光景になるのだろう。夏明(飯南町深野)の棚田は、室町時代中頃から江戸時代始めに開拓されといわれる。急斜面に自然石を積んでだんだん田が作られた。城砦ののようで、石積みの芸術と評され、棚田百選に「深野のだんだん田」として選ばれたという。 やっと駐車場に到着、ホッとしているまもなく登山準備し出発。水道施設の横を過ぎると、登山道になる。リーダーから説明があったが、山頂近くまで登山道はコンクリートの舗装道路になっているとのことだ。早速歩き始めたが爪先上がりで、アキレス腱の耐久試験をやっているようでかなり厳しい登りになった。25分ほど歩くと、谷川にかかる橋を渡って左岸にでる。ここに小さな小屋があり不動小屋と書いた看板がかかっていた。ここで小休止した。 依然舗装道路が続くが、これだと幾ら登山者が入っても大丈夫だし、幾ら雨が降っても道が流れる事がないので自然を守るための一つの荒料理のような気がした。勾配が30度から45度を越えるような急斜面もあるが、タイヤ模様が道に刻んであって滑る事がない。 不動祠の辺りで地元のハイカー10人ほどと会った。小屋から30分強で、二ノ峰に到着した。この二ノ峰のほんの近くまでこの山の特徴ある登山道、舗装道路が続いていた。二ノ峰には白猪山石尊大権現の社があり、その先に石尊平がある。ここから伊勢市街の展望が良い。またここから白猪山の山頂が見え、急勾配の坂が待ち受けている。約10分急登を上がりきると、展望台があり、アンテナ鉄塔が建っている。その右奥が白猪山の山頂だ。 白猪山は、標高819.7mで二等三角点になっている。山頂からは午前中に登った掘坂山が美しく見える。中央に三角点があるが、三角点の表示方向に山名の看板が立っていて少しいただけない。猪の看板なども立っているが、干支の当たり年には賑わうのではなかろうか。この前の亥年のときに検討したが、個人で来るには交通が不便で延び延びになっていた。 山頂から少し戻ったところが展望台のあるピークで、その中に展望台がある。展望台からは局ヶ岳から三峰山そして高見山の鉾先を見ることができた。高見山は関西のマッターホルンといわれているだけあって、北アルプスの槍ヶ岳のように見えた。山頂付近でゆっくりして下山にかかった。下山は往路を引き返した。 夏明でバスに乗り、細い道を目一杯で下り、往路を大阪まで戻った。途中コンビニでビールを買ってホッと一息ついでの帰途だった。楽しい一日をお世話いただいた毎日新聞旅行のリーダーさんに感謝申し上げます。 |
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道の駅 茶屋駅 |
白猪山(右奥) 道の駅茶屋駅より |
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白猪山 夏明より |
棚田百選 「深野のだんだん田」 |
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夏明 白猪山登山口 |
白猪山登山口 駐車場付近 |
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白猪山登山口(山道に入る) |
不動小屋に到着 |
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もうすぐ不動祠だ |
登山道(参道)は全行程の9割がコンクリート道 |
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白猪山釈尊大権現に到着 |
白猪山釈尊大権現 |
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二ノ峰 釈尊大権現で休憩 |
釈尊大権現前の格子より伊勢市街を望む |
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釈尊平より伊勢坂市街を望む |
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二ノ峰より望む白猪山 |
二ノ峰 釈尊平 |
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二ノ峰より白猪山山頂へ |
白猪山山頂へ最後の急登 |
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白猪山 山頂 |
白猪山 山頂 |
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白猪山 三角点 |
白猪山 二等三角点(標高819.7m) |
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掘坂山 白猪山山頂より |
掘坂山 白猪山山頂より |
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白猪山 山頂にて |
白猪山 展望台 |
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展望台より西側の展望(中央は局ヶ岳) |
白猪山 展望台側ピークより |
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白猪山 展望台側のピーク |
白猪山より下山開始 |
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掘坂山に戻る | ||
コース |