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友歩会 定例会 | ||
大 谷 山 標高814m | ||
4月24日、4月度の定例会を行った。赤坂山へは何度も行っているが、燐峰の大谷山に興味を感じていた。そこで皆の希望もあり大谷山を選んだ。実は昨年に計画したが大雨で中止になり、今年はリベンジだ。 大阪7時45分発の湖西レジャー号で出発、近江今津からマキノに9時26分到着した。駅前からマキノタウンバスでピッグランドへ。バスはマキノ高原へ行くグループと乗り合わせ超満員だった。 ピッグランドで下車し、準備をして出発。先ずメタセコイヤの並木道を時々通る車に注意して眺める。整然と真っ直ぐ延びる美しい清々しい並木道だ。 石庭の集落を目指して歩き始めた。これから登る大谷山を始め、赤坂山、明王ノ禿に続く山並みが美しい。山裾の正眼寺を左に見て、農道を進むとフェンスに扉があるところに着く。ここが大谷山への登山口だ。 |
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メタセコイヤ並木道 |
石庭への道を行く |
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石庭集落と大谷山の連山 |
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正眼寺と大谷山の連山 |
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鹿よけフェンスの登山口 |
フェンスの入口が大谷山の登山口 |
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登山準備をして、フェンスの扉を開けて山に入る。標高約170mの登山口から緩やかな登りだが、だんだんきつくなり、ジグザグになった道を登る。標高差500mありチョッと厳しい。P704まで登り切れば後は尾根歩きになるのでそれまでの辛抱だ。 キツイ登りだが目を楽しませてくれるものがたくさんある。まず新緑がまばゆく美しい。お花はたくさん咲いていて、カタクリ、スミレ、コイワカガミ、ショウジョウバカマなど立ち止まっては眺め、疲れも安らいだ。 12時P704直下に到着、尾根は風もあるので直下の風のないところで昼食にした。麓にはメタセコイヤの並木道、マキノ市街地、横山岳、己高山、伊吹山方面の展望が素晴らしい。足元には雪渓も残っていた。 |
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ゆっくり登りはじめる |
新緑がまばゆい |
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カタクリ |
スミレ |
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コイワカガミ |
ショウジョウバカマ |
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気持ちの良い山登り |
空も美しい |
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マキノ市街、横山岳・己高山・伊吹山方面の展望 P704直下より |
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午後山頂を目指す。P704からしばらく平坦な道を行くと、展望コースと沢コースの分岐を見逃してしまった。展望コースを行く予定だったが、急な上りを登ると残雪の道になり、登りつめると下りになった。尾根への展望コース登り口が見つからないので谷コースに変更した。 谷への下り道は、残雪が多く残っていて思わぬ雪で大喜びになった。雪の斜面を下り、雪の沢を渡った。雪の下は水が流れていて陥没する可能性があるので、渡る場所を慎重に決めて渡った。続いて水量のある沢を渡渉し、しばらく雪道を楽しみながら登る。ここから尾根に取り付き渡渉点から約25分で白石平に到着した。 白石平は標高約800mで、展望は素晴らしい。雑木林の中をしばらく登ってきたので、前が開けて開放感が助長したのだろう。特に竹生島も見え琵琶湖の展望がいい。北側を見ると、尾根と尾根の間にひときわ美しい山、雲谷山が見える。 |
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陽気の雑木林を登る |
残雪を登る |
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残雪の沢を歩く |
沢コースの渡渉 |
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琵琶湖方向の展望 白石平より |
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雲谷山 白石平より |
琵琶湖・竹生島 白石平より |
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白石平から少し下りアップダウンを数度繰り返すと正面が大谷山になる。登り切ると360度の山頂に着く。 大谷山は、標高814mで三等三角点になっている。山頂は美浜町と高島市(マキノ町)の境でもあり、福井県と滋賀県の県境でもある。山頂には美浜町の看板や美浜山友会の山頂標識があり、美浜町が力を入れているようだ。大谷山から赤坂山にかけては広大なササの原で広々した山だ。展望はすばらしく、三重嶽・大御影山、雲谷山、日本海、寒風山・三国山・赤坂山方面山々、三周ヶ岳・横山岳・金糞岳・伊吹山方面、琵琶湖などなど素晴らしい展望だ。 山頂は風が強く、立っていても飛ばさせそうな風だ。集合写真を撮ろうと三脚を立てたが、3回のうち2回は、シャッターがおりる頃風に耐え切れなくなり転倒して、空しか写っていなかった。これから向かう山の名前が寒風山ということで、名前の通りこの辺りは風の強い尾根だと思う。この山並みは若狭湾と琵琶湖にはさまれた中央分水嶺で最近は高島トレイルと称し、新たな山歩きのコースができている。 強風なのでマキノ側で琵琶湖やマキノ高原の景色をしばらく楽しみ、先に進んだ。 |
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琵琶湖・白石平 白石平と大谷山中間より |
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もうすぐ大谷山山頂だ |
大谷山 山頂 |
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大谷山山頂のパノラマ 三重嶽・大御影山、雲谷山、寒風山・赤坂山方面 |
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大谷山山頂のパノラマ 寒風山・赤坂山と横山岳・金糞岳方面、琵琶湖 |
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大谷山 山頂 |
大谷山 三等三角点(標高813.9m) |
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大谷山山頂で強風の中パノラマを楽しむ |
大谷山山頂からマキノ高原を眺望 |
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大谷山を風で飛ばされそうになりながら下山、約70mほど下り、寒風山へ登り返す。登りながら時々振り返ると一面ササに覆われた大谷山が美しいく大きい。 寒風山のピークに到着、寒風山の山頂はこのピークから北西に300mほどのところにあるようだ。このピークから三国山が大きく見える。赤坂山は三国山に包まれた感じで手前にある。右手に山が禿たところがあり、明王ノ禿だ。さらに右奥につながる連山は三周ヶ岳・横山岳・金糞岳・伊吹山方面の山々が見える。琵琶湖の眺めも良い。 |
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大谷山 寒風山より |
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大谷山 寒風山より |
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三国岳・赤坂山・明王ノ禿 寒風山より |
三国岳・赤坂山と横山岳・金糞岳方面 寒風山より |
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寒風山を14時半に下山開始、しばらくは残雪や雪解けで道はぬかるんでいて歩きにくい。そんな残雪の横にイワウチワの可憐な花が美しく咲いていた。 展望台、標高約450mに下ると、カタクリがたくさん咲いていた。ここからマキノ高原が美しく見えた。マキノ高原でが何か催しをしているようで星型の草原は賑わっているようだ。ピッグランドに続くメタセコイヤの並木道辺りを見るとメタセコイヤが整然と並び、田畑はパッチワークになってに美しい。 マキノ高原までは、コイワカガミやイカリソウなどたくさんお花が咲いていて楽しみながら下った。スキー場に下り、マキノ高原の催しを横目で見ながら、マキノ高原温泉さらさに行った。聞いてみると、催しはハーレーの愛好家が全国から集まってきてるようで、3万台が終結するそうだ。我々は温泉につかってゆっくりし、タウンバスでマキノへ、マキノからJRで京都に戻った。 |
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イワウチワ |
カタクリ |
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マキノ高原 |
メタセコウヤ並木とパッチワーク |
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イカリソウ |
コイワカガミ |
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マキノ高原スキー場に下山 |
マキノ高原温泉さらさ |
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コース |