剣山 次郎笈より(撮影:2010.05.02)
日本百名山 三角点探訪 
剣  山 標高1954.7m 一ノ森 標高1879.5m
 
 5月1日から5月3日にかけて一ノ森、剣山、次郎笈、三嶺、丸笹山、塔の丸に登った。
第1日目、5月1日は、大阪を出発して一ノ森と剣山に登り、剣山頂上ヒュッテまでの行程だ。

 大阪梅田を7時50分バスで出発、高速道路を乗り継いで、明石海峡大橋を渡り淡路島へ。淡路島を縦断して大鳴門橋を渡り四国に入る。高松自動車道から徳島自動車道へ、美馬ICで降りて一般道に入り、道の駅貞光で昼食にした。午後は国道438号の細い道をくねくねと走った。貞光から約1時間40分、やっと見ノ越しに到着した。

 予定ではここから歩いて登る予定だったが、西島まで登山リフトで上がることのなった。これで約50分ほど短縮になった。剣山登山リフトは、標高1750mの西島駅まで標高差330mを15分で上れる優れものだが、料金の1000円は少しお高いようだ。人生の応援歌北山たけしの「剣山」で盛り挙げようとしているようだ。リフトから剣山山頂や三嶺を眺めたりしているとあっという間に西島駅に着いた。

 西島駅から、三嶺は少し霞んでいたが、塔の丸や丸笹山はきれいに見えた。一ノ森へリフト横から登りはじめた。10分ほど登ると刀掛に着く。枯れた松の木が横たわっていて、案内板には「刀掛の松」と書かれていた。安徳天皇が屋島の合戦に破れ、剣山へ登る途中、宝剣をこの木に掛けて休んだことから、刀掛の松と云われるようになったとか。

 剣山から東へ伸びる尾根の裾を巻いて、一ノ森へと歩く。しばらくすると下りになり岩場になってくる、この辺りが行場のようだ。登りかえして緩やかな巻道を登るとやがて、分岐点の尾根に出る。目の前に一ノ森が見えてくる。もうすぐだと思ったら前衛で一ノ森はその先のピークだった。

 一ノ森に到着、標高は1879mで三角点は少し離れた尾根にある。山頂は6畳の間ぐらいで狭く、クマザサに覆われている。三角点は、三等三角点で南に伸びる細い尾根を150mほど行ったところにある。山頂近くの東側には青い屋根の一ノ森ヒュッテがある。山頂からは360度の展望で、西側に剣山と次郎笈が見える。ただ剣山は手前に大きなピークがあるため重なって、輪郭ぐらいしか見えない。

見ノ越 リフト乗場 リフトで西島まで上がる 

人生の応援歌「剣山」北山たけし にし阿波観光大使

剣山山頂が見えてきた

三嶺 リフトより

三嶺・塔の丸 西島より

丸笹山 西島より

剣山 西島より

三嶺・塔の丸・丸笹山 西島より

西島でリフト降り一ノ森へ

刀掛の松

行場から一ノ森へ

行場から一ノ森へ

一ノ森へ 分岐より

一ノ森 山頂が見えてきた

次郎笈・剣山・一ノ森 一ノ森三角点峰より

一ノ森 三角点峰にて

一ノ森 三等三角点

一ノ森 山頂にて

一ノ森ヒュッテ

次郎笈・剣山(手前の山で全容は見えない) 一ノ森より

次郎笈 一ノ森より

剣山(手前の山で全容は見えない) 一ノ森より
 一ノ森をあとに剣山へ向かう。剣山の前に尾根が連なっていて、ピークを越えてもなかなか本峰は見えてこない。ほんの近くまで来てやっと剣山の山頂が見えてきた。とはいっても山頂付近は平原のようで尖った山頂は見当たらない。登り切ると桟橋のような舞台のような板張りの広場に着いた。ここから木道を歩いて山頂へと向かった。正面に岩座とヒュッテの屋根が見え、左上の先高いところがが山頂だ。

 木道を歩いて、剣山山頂に到着。標高は1954.7mで一等三角点になっている。三角点の周りには、しめなわ巻かれていて奇異な感じがした。展望は360度だが、山頂があまりのも広いので少し移動が必要だ。山頂から丸笹山、一ノ森、次郎笈霞んでみるが明日の縦走コースと三嶺が見える。特に一ノ森と次郎笈の夕景が素晴らしかった。

 剣山頂上ヒュッテに入り、ゆっくりくつろいだ。次郎笈が素晴らしく美しかったが、剣山の美しさを明日に期待したいと思った。ところで次郎笈がこんなに美しいのに太郎笈があっても不思議ではないかと思った。太郎笈と次郎笈の兄弟の山があったが、安徳天皇の剣を太郎笈に埋めたために名前が剣山となったといわれているそうな。途中にあった「刀掛の松」は、本当は「剣掛の松」の様な気がする。

 ところで、剣山の観光協会の写真やパンフレットを見ると、剣山は緑のクマササの山のようだが、なんとなくイメージが違う。ササは枯れているのか白い山になっている。ミヤマクマザサという背の低いクマザサで天然記念物に指定されている。ところが鹿の食害といわれているが、それによって枯れてきているようで非常に危惧される。

剣山へ 手前の山を越える

剣山 山頂(左奥)が見えてきた

次郎笈・剣山が見えてきた

一ノ森 剣山より

剣山 山頂は広い

剣山から一ノ森の連山 剣山山頂より

剣山 山頂にて

一ノ森 剣山より

剣山 三角点

剣山 一等三角点

次郎笈 山頂より

丸笹山 山頂より

次郎笈 山頂より

次郎笈から山頂の山並み 山頂より

剣山本宮

剣山本宮岩座

剣山頂上ヒュッテ

剣山観光開発の祖 新居熊太氏レリーフ

一ノ森の夕景

次郎笈の夕景

夕焼け 三嶺への峰々
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コース
5/1
  梅田(7:50)=[貸切バス]=淡路SA(9:20)=大鳴門橋(10:10)=美馬IC(10:30)=
  道の駅貞光ゆうゆう館(11:20/昼食/11:50)=見ノ越(13:30/13:40)=[剣山登山リフト]=
  西島(13:55/14:02)〜刀掛(14:14/14:21)〜行場〜分岐(15:04)〜一ノ森(15:10/15:20)〜
  剣山(16:10)  剣山頂上ヒュッテ(泊)
5/2
  剣山頂上ヒュッテ(5:30)〜剣山(5:35)〜次郎笈6:22/6:44)〜丸石(7:24/7:34)〜
  丸石避難小屋(8:03)〜高ノ瀬(8:47/9:01)〜石立山分岐(9:21)〜P1732(9:48)〜
  △1700.8平和丸(10:22)〜白髪避難小屋(10:45/昼食/11:10)〜白髪山分岐(11:24)〜
  東熊山(11:54/12:09)〜三嶺(13:00/13:20)〜名頃(15:34/15:40)=[貸切バス]=奥祖谷=
  ラ・フォーレつるぎ山(16:34)(泊)
5/3
  ラフォーレ・丸笹山登山口(5:30)〜丸笹山(6:11/6:20)〜
  丸笹山登山口・ラフォーレ(6:47/朝食/7:28)=[バス]=塔の丸登山口(7:32)〜
  塔丸東△(8:26)〜展望台(8:42/8:52)〜塔の丸(9:20/9:42)〜塔の丸登山口(11:05)〜
  ラフォーレ(11:10/入浴・昼食/12:20)=[貸切バス]=梅田(17:35)

天 候  5/1 晴れ 5/2 晴れ 5/3 晴れ
参加者 18名 
実施日 2010.05.01-05.03  
ツアー  毎日新聞旅行