高安山 三角点峰にて/信貴山 朝護孫子寺 世界一福寅にて(マウスON)
友歩会 定例会 
十三峠 標高435m 高安山 標高488m 信貴山 標高437m
服部川〜玉祖神社〜水飲地蔵〜十三峠〜高安山〜信貴山
 
 5月29日、5月度の定例会を行った。生駒連山の南部十三峠から高安山へ、そして信貴山へのコースを行った。

 暑くなって熱中症の危惧をしなければならない時期になったが、直射日光も余りきつくなくそよ風がある一日になった。近鉄の服部川駅から八尾の市街地を北に歩き
、八尾市の歴史民族資料館前を通り、少し先から玉祖神社(たまおやじんじゃ)へ東向きに歩いた。しばらく歩くと、広かった道はだんだん細い登り道になり、道がなくなるのかと思ったら、玉祖神社に到着した。

 玉祖神社
の石段脇に大きな楠木が植わっていて、天然記念物だそうだ。楠木の下方には、「樟樹の石棒」がなんともユニークだ。社殿は立派な建物で和銅三年、護鎮座1300年祭が今年行われるそうだ。ここの境内から大阪市街の展望が良い。

 新しくできた広い道を少し北へ行くと、十三街道の神立茶屋辻に着く。十三街道は大阪市内の玉造から大和竜田へ通じる古道で、途中の十三峠越えは有名だ。

 神立茶屋辻は、藤原業平が十三峠を越えて枚岡神社に参拝したとき、この辻にあった茶屋の娘に幾夜も通いつめたそうな。この道を業平道とも言うそうだ。そんな道を十三峠と登っていった。

 登りはじめると、道の左右にお地蔵様が、水飲地蔵まで続いていた。1体のお地蔵様もあったが、基本的には茶屋辻から水飲地蔵院まで、33ヶ所66体のお地蔵さんが並んでいるとのことだった。

八尾市ハイキング道案内図 服部川駅前にて

高安山(中央右寄り) 服部川より

十三峠 神立より

玉祖(たまおや)神社のくす(天然記念物)

樟樹の石棒

玉祖神社

大阪市街展望 玉祖神社より

神立茶屋辻

君来ぬと言ひし余毎に過ぎぬれば
頼まぬものヽ恋ひつヽぞ経る

伊勢物語二十三段(筒井筒)

水飲み地蔵まで沿道に続くお地蔵さん
 
 
 お地蔵さんのお姿を見ながら登る、道は少し急登になってくるが、今日はみんな元気だ。茶屋辻から約30分で水飲地蔵に到着。水飲地蔵院には、水飲地蔵と呼ばれる地蔵菩薩が安置されている。右となりに祠があり、清水が湧き出ている。弘法の水と呼ばれ名水だそうだ。またここからの大阪市街の展望は素晴らしい。しばらく大阪市街の主な建物を探しながら休憩した。

新緑を行く

谷沿いののぼり

少し厳しいのぼり

神立園地近くを行く

水飲地蔵院に到着

水飲地蔵院 弘法の水

大阪平野を見渡す大パノラマ 水飲地蔵より

大阪市街遠望(中央は大阪城) 水飲地蔵より
 水飲地蔵院から約15分で十三峠に到着、峠の十三塚で休憩した。十三塚はこんもりした塚で、十三標石が建っている。しばらくして信貴生駒スカイラインの沿った遊歩道を行く。ここから大阪平野の展望もできる。また、十三峠石仏も旅の安全を祈っている。

 遊歩道をアップダウンを繰り返しながら、高安山へと歩く。途中奈良盆地を展望、大和三山などを眺めた。また立石越からは大阪平野を眺め、歩いてきた後方に生駒山も見えた。

十三峠に到着

十三塚標石

大阪平野の展望 十三峠より

十三峠の石仏

ドライブウエイ横の遊歩道を行く

ドライブウエイ横の遊歩道を行く

大和平野を望む(大和三山など)

生駒山をふり返る

大阪平野を見渡す大パノラマと生駒山 立石越より
 広い道を登って行くと、宗教法人がありそこを突き進むと、信貴山と高安山の分岐に出る。まず、高安山へ向かう。高安山三角点は、広い道路から斜面をよじ登ったところだが、斜面にネットが張られていて、斜面の保護がされていた。少し先に進むと新しく三角点への道がついていた。

 三角点峰に登り、高安山気象レーザーの広場で昼食にした。昼食後、広場の上の高安山山頂に登り、信貴山へと向かった。

高安山 三角点峰にて

高安山 山頂にて

高安山 三角点峰

高安山 二等三角点(標高487.5m)

高安山気象レーザー

高安山気象レーザーにて
 先程右折した分岐の戻り、ここから信貴山へ下った。しばらく下るとスカイラインを横切り、高安城址の史跡は今回割愛して先に進んだ。弁財天滝分岐から今度は信貴山への登りになる。信貴山を時計方向に巻くと朱色の鳥居が並ぶ、鳥居をくぐって登りつめると信貴山山頂に着く。

 信貴山山頂には、空鉢護法堂があり、一願成就の守護神として信仰されている。この空鉢護法堂の舞台からは、素晴らしい展望が得られ、奈良盆地、二上山、葛城山、金剛山などを望むことができる。左下には美しい三角錐の山が見え、この山が信貴山の雌岳だ。

 下山をはじめて、信貴山城跡で足をとめ、先程の雌岳に立ちより、多宝塔を経て、寅に会いに行った。世界一福寅で、記念写真を撮ったりして、タイガースの必勝を祈願したりしてしばらく寅と楽しんだ。

 信貴山温泉に立寄る予定だったが、喫茶、レストラン利用者に限られ、入湯料も800円と高く、喫茶と合わせると、2000円ほどになりそうなので、温泉入浴はあきらめ、バス、ケーブルで信貴山口に下山した。鶴橋に戻って、ビールで乾杯、参加者全員で大いに飲んだ食べて、大満足だったようだ。

高安山を下る

信貴山への登り

空鉢護法堂へ

信貴山城跡

空鉢護法堂・信貴山(雄岳)山頂

空鉢護法堂からの展望

空鉢護法堂からの展望(信貴山雌岳・奈良盆地・二上金剛葛城山)

空鉢護法堂からの下り

信貴山雌岳 山頂

多宝塔

思いで語りながら・・・



朝護孫子寺 本堂

世界一福寅

世界一福寅にて

信貴山 開運橋より

西信貴ケーブルで下山

高安山 信貴山口より
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コース
  鶴橋(8:15)=[準急名張行き]=河内山本(8:27/8:32)=[信貴山口行き]=服部川(8:35)
  服部川(8:45)〜玉祖神社(9:17)〜神立茶屋辻(9:33)〜神立園地(9:52)〜
  水飲地蔵(10:00/10:10)〜みずのみ園地(10:19)〜十三峠・十三塚(10:25/10:37)〜
  立石越(11:10)〜高安山(11:30/昼食/12:35)〜信貴山(13:15)〜
  信貴山山門BS(14:14/14:30)〜=[近鉄バス]=高安山(16:38/14:40)
  =[西信貴ケーブル]=信貴山口(14:47/14:58)=[信貴線]=河内山本(15:03/15:09)
  =[大阪線]=鶴橋(15:20)

天 候  晴れ
参加者 17名 
実施日 2010.05.29