越後駒ヶ岳(右奥)・中ノ岳(左奥) 銀山平より
日本百名山 
越後駒ヶ岳 標高2002.7m 
 
 7月10日、越後駒ヶ岳に登った。前日の7月9日、大阪駅9時12分発のサンダーバードで出発、金沢駅ではくたかに乗換えて、越後湯沢駅に大雨の影響で定刻より遅れて到着した。越後湯沢から宿泊先の送迎バスで、銀山平の湖山荘に着いた。到着間際から大粒の滝の様な雨になりかなり厳しい。それでも時々雨が止み、銀山平からは駒ヶ岳の山並みが美しい光景をかもしだしていた。温泉につかりゆっくりして、おなかいっぱいのご馳走をいただいて、明日に備えた。夜中は激しい雨が降っていたようだ。

銀山平 湖山荘

湖山荘 宿泊したロッジ

越後駒ヶ岳 湖山荘より

中ノ岳・越後駒ヶ岳 湖山荘より
 7月10日、早朝4時起床、5時宿のバスで登山口に出発した。登山口の枝折峠で登山仕度をして5時28分出発。最初は緩やかな尾根道を登っていくが、次第にやや急になってくる。20分ほど登ると石の観音さまが安全を見守ってくれている。さらに10分ほど登ると十合目大明神を通過する、一息で明神峠に到着する。明神峠は、標高1236.0mで三等三角点になっている。三角点のほかに石標が二つあり、一つは主三角点のようで、他は破損していて分からない。ここで一息入れる。

 峠を下って、三つほどのピークを越えて登りかえすと、道行山の分岐につく。ここでまた一息入れる。明神峠を過ぎてからの、登山道は酷いぬかるみの道になる。このぬかるみの道は、駒の小屋の岩場道あたりまで続いた。現在、木道が整備されつつあり、資材が所々に置かれていた。年内にはかなりの工事が進捗しそうだ。

 道行き山から下り、小さなピークを越えて、鞍部の泥んこ合戦の道を行き、登りかえすと小倉山に着いた。山頂は登山道から一息登ったところだ。天気が良ければ小倉山の山頂から、駒ヶ岳は勿論360度の展望できるのだが残念ながら何も見えない。小倉山は、標高1236.0mで三等三角点になっている。

枝折峠登山口

枝折峠を出発

明神峠

明神峠 三等三角点(標高1236.0m)

明神峠 主三角点?

濃霧の中を行く

泥道の所々が木道化が進む

濃霧の晴れ間

荒沢岳 小倉山より

小倉山 道標

小倉山 山頂

小倉山 三等三角点(標高1378.0m)
 小倉山を少し下って、百草の池へと標高差200mほど、泥こね道を進む。途中シャクナゲがたくさん咲いていた。百草(もぐさ)の池の標識があるが、池はあるのかないのか、クマザサが茂って何も見えない。そんなクマザサの中を藪漕ぎしながら登る。藪漕ぎと泥んこ道のダブルは厳しい。

 百草の池から約30分、急登を進むと、残雪があり小さな雪渓になっていてそこを登る。雪渓を越えると木々が少なくなり、泥んこ道から岩の道に変わり、さらの急登になってくる。天気が良ければ素晴らしい眺望を楽しみながら登れるであろうが、残念だ。でも雨が降らないだけ良しと思うことにした。

尾根道を行く

百草(もぐさ)の池(池はクマザサの中?)

クマザサの道を藪漕ぎして進む

残雪の小雪渓を登る

エンレイソウ

キヌガサソウ

 

岩の道を登る

駒の小屋

少し長い雪渓を登る
 岩の道を登り切ると、駒の小屋に到着する。ここで少し休憩をとって山頂にアタックすることにした。岩の道を15分ほど登るとかなり長い急勾配の雪渓があった。足元に注意して登り切ると、中ノ岳への分岐になる。右に折れて少し登ると、山頂に到着する。

 越後駒ヶ岳は、標高2002.7mで一等三角点になっている。山頂には猿田彦の銅像がお祀りしてある。大パノラマは、グレーのカーテンが引いてあって何も見えない。風も強くなって寒くなってきたので、早々に下山した。

中ノ岳への分岐

シャクナゲ

越後駒ヶ岳 山頂

越後駒ヶ岳 山頂にて

越後駒ヶ岳 山頂

越後駒ヶ岳 一等三角点(標高2002.7m)

越後駒ヶ岳 雪渓を下山

 

岩場を下山

駒の小屋で昼食
 駒の小屋前で昼食にし、往路を下山した。途中往路に行けなかった道行山の山頂に登ってみた。分岐から一息で登れる。山頂には何もないが、天気がよければ駒ヶ岳の展望が良いだろう。明神峠を過ぎ観音さまに手を合わせて下山した。

 泥んこ合戦の、泥靴とスパッツは湖山荘に戻り、冷たい水で落として明日に備えた。多分明日も泥んこになるのだろう。

 

 

シャクナゲ

小倉山が正面に見えてきた

どろんこ道と格闘の末

道行山が正面に見えてきた

道行山 山頂(標高1298m)

ガスに覆われた越後駒ヶ岳 道行山山頂より

明神峠(正面のピーク)

観音さま

枝折峠登山口に下山

湖山荘に戻り泥靴をきれいに!
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コース
7/9
  大阪駅(9:12)=[サンダーバード9号]=金沢(12:01/12:07)=[はくたか13号]=
  越後湯沢(定刻14:51)
  越後湯沢(着15:15/15:25)=[送迎バス]=銀山平・湖山荘(16:55) (泊)
7/10
  湖山荘(5:00)=[バス]=枝折峠・登山口(5:15/5:28)〜大明神(6:02)〜明神峠(6:05/6:13)〜
  道行山分岐(7:16/7:26)〜小倉山(8:18/8:25)〜百草の池(9:13)〜駒の小屋(10:26/10:37)〜
  中ノ岳分岐(10:56)〜越後駒ヶ岳(11:00/11:11)〜駒の小屋(11:28/昼食/11:45)〜百草の池(12:52)〜
  小倉山(13:34/13:47)〜道行山(14:30/14:40)〜明神峠(15:38/15:47)〜枝折峠・登山口(16:15/16:18)
  =[バス]=湖山荘(16:35) (泊)
7/11
  湖山荘(3:30)=[バス]=中ノ岐林道登山口(4:50/5:04)〜玉子石分岐(7:40)〜
  玉子石(7:46/7:49)〜姫の池分岐(8:14)〜姫ノ池(8:16/8:19)〜平ヶ岳(8:50/9:00)〜
  姫ノ池分岐(9:22)〜玉子石分岐(9:40)〜中ノ岐林道登山口(11:38/11:40)=[送迎バス]=
  湖山荘(12:58/入浴/14:00)=[送迎バス]=越後湯沢駅(15:07/16:04)
  =[MAXとき332号]=東京(17:20/17:33)=[ひかり523号]=新大阪(20:15) 

天 候  7/10 曇り濃霧 7/11 曇りのち時々小雨 
参加者 24名 
実施日 2010.07.09-07.11  
ツアー  毎日新聞旅行