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MRC 初秋の山例会 | ||
七 種 山 標高683m 野外センター〜七種神社・七種滝〜七種山〜七種槍〜野外センター |
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9月4日、MRC主催の初秋の山、七種山に登った。当日の参加者は4名で、個人山行のようだ。MRC会員には人気のない山なのか、暑さに負けて行かないのか、よく分からないが参加者が少なく残念に思った。青春18切符を利用して、大阪を6時47分の快速で姫路へ、播但線に乗換え福崎駅で降車した。福崎駅で参加者が合流し、車で青少年野外活動センターに着いた。センターの池辺りから縦走する山並みが見える。縦走路の尾根には所々露岩が見え楽しそうだ。 センター駐車場で登山準備をして出発。しばらく歩くと峰の薬師、七種薬師への分岐があり、見送って先に進む。橋の手前に二本杉、そこを過ぎると山門が見えてくる。旧山門の案内があった。この山門は、旧金剛城寺の山門だそうだ。ここでしばらく休憩をとった。 山門を過ぎると、七種山の案内板、七種山自然公園の石碑が建っている。雌滝、夫婦滝の案内があるが滝は渇水で水はない。この分だと七種滝も同じだろう。弁慶ののこぎり岩があり、岩の根元辺りにのこぎりで切ったような跡がある。 車道が終点になり駐車場を過ぎると、鳥居があり、七種神社になる。太鼓橋を渡ると虹ヶ滝、八龍滝があるがいずれも水のない滝だ。八龍滝の左岸を滝頭からさらに上まで急な岩場道を上がる。目の前に大きな岩の屏風が見えてきた。七種滝のようだ。少し右に巻くと石段があり七種神社に到着する。境内の左側に先ほどの岩があり、水のない七種滝だ。春にはかなり水量のある滝だそうだが、この猛暑の時期はなくなるのも当然だろう。境内の右側は少し開けていて、七種薬師などの山が見える。 少し休憩して、境内左側の登山口より登り始める。登りは露岩の急登でかなりきつい登りだ。登り切ると滝頭に着き、滝見台になっている。水のない滝は上から見てもやはり迫力はない。下に小さく七種神社が見えていた。ここからさらに露岩の急登が続く。約1時間、少しバテ気味になってきた。途中展望台があり、七種薬師や七種槍などの山々が一望できる。山頂に到着、先着のパーティーが食事をしていた。暑い暑いと挨拶を交わした。 七種山は、標高683mで山頂はあまり広くない。展望は七種槍や縦走路が見える。山頂の先端少し下に「つなぎ岩」と呼ばれる大きな岩がある。飛び出した岩の根元が4、50センチ割目ができて十数メートル切れている。岩は今にも落ちそうな感じがして気持ちが悪い。他に笠岩という岩もあるそうだがパスした。山頂で昼食にして、七種槍への縦走に入った。 |
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七種槍 |
七種槍(左)と連山 |
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七種槍(左)と連山(山の標高は左が高く右が一番低い) センター手前の池より |
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福崎町青少年野外活動センター |
旧山門 |
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七種山の案内板を通過 |
弁慶 のこぎり岩 |
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七種神社の鳥居 |
八龍滝の左岸を巻く急登 |
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七種神社 |
七種滝 |
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七種神社登山口 |
露岩の急登を登る |
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滝見台分岐 |
滝見台より滝下を望む |
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七種薬師 展望台近くより |
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七種薬師 展望台より |
露岩の急登が続く |
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七種山 山頂(標高683m) |
七種山 山頂にて(撮影Jさん) |
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つなぎ岩の割目 |
七種槍 つなぎ岩より |
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七種槍へのコースは、しばらく倒木が続き、またいだり、くぐったりの連続だ。鞍部近くから木々の間からつなぎ岩を覗くと今にも落ちてきそうな岩が、山頂近くにぶら下がっているようだ。鞍部に下ると分岐があり、小滝林道に下れるようだ。ここで一人大事をとって小滝林道へ下り、3人で先に進んだ。 分岐から緩やかなアップダウンを繰り返し約1時間、尾根道を登る。登りつめると七種槍だ。七種槍に14時前に到着、標高は577.3mで四等三角点になっている。山頂から七種山を木々の隙間から眺めることができる。七種槍をあとに小槍へ向かう。岩場道なので注意しながら進む。小槍の山頂付近から七種槍がきれいに見える。 小槍に到着、小槍は標高約480mだ。山頂は雑木が少しなので七種槍を木々の間から望むことができる。 |
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つなぎ岩遠望 小滝林道分岐近くより |
七種山 七種槍より |
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七種槍 山頂 |
七種槍(小滝) 四等三角点(577.3m) |
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七種槍 山頂にて(撮影Jさん) |
小槍へ |
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小槍 山頂 |
七種槍 小槍より |
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小槍山頂と七種槍 |
岩尾根を行く |
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小槍から細い露岩の尾根が続き、足元に注意しながら歩く。右手にはそうびろ山、七種薬師が展望できる。小槍から30分一旦下り登り返すと奥山三角点に到着。 奥山の三角点は4等で、標高393mだ。この辺りまで来ると、水の要求が激しくなり、体全体が熱っぽくなってきた。リュックに入れていた4本のポカリは既に飲み干していた。露岩のやせ尾根が続き、所々に岩場がある。一旦下って登り返すと送電線鉄塔がありさらに登り切ると、野外センターへの下り道に出る。 下山点のピークからの展望は素晴らしい。七種山、七種槍の連山が展望できる。これで縦走は終わりだ。ピークから急斜面を下り、送電線鉄塔を過ぎれば、野外活動センターだ。 猛暑の中、野外活動センターから七種山まで約2時間、七種山から七種槍を縦走して野外活動センターまで約3時間半の行程だった。今年は猛暑が続いている。帰宅後当日の福崎の気温を調べてみると、10時は32.4℃、11時は33.6℃、12時は34.6℃、13時には37.0℃、14時も37.0℃、15時に少し下がって36.7℃、福崎駅の戻った16時に34.2℃と記録があった。当然暑いはずで、気温と体温が同じ位になっていたのだ。 体調が少し変になったせいもあって、七種槍縦走をもっと楽しみたかったが、通り一遍の縦走になってしまって少し残念だった。春に来れば七種滝も見られていいだろうし、秋だと紅葉と岩場が美しいかもしれない。再度チャレンジしてみたい良い山だ。暑い中ご案内いただいたリーダーさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
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そうびろ山・七種薬師 |
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奥山・三角点ピークへ |
鉄塔のピークまで下るのだ |
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七種山・七種槍・小槍 |
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奥山 山頂 |
奥山 四等三角点(標高393.4m) |
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野外センター・池 金取台より |
鉄塔が下山ポイント 金取台より |
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P353 | 七種山・七種槍 P353(下山ピーク)より |
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コース |