槙尾山 蔵岩
松愛会かたの山歩会
槙 尾 山 標高601m
滝畑ダム〜<ダイトレ>〜ボテ峠〜番屋峠〜追分〜槙尾山・施福寺〜
槙尾山・蔵岩〜清水の滝〜五ッ峠〜公園口
 
 12月9日、松愛会かたの山歩会に参加した。槙尾山へダイヤモンドトレイル縦走の最終章として行われた。交野を6時50分貸切バスで出発。途中コンビニに立ち寄り、滝畑ダムに8時20分到着。身支度をしてバス停から吊橋を渡り、登山口へ向かう。ダイヤモンドトレイルの入口、登山口は民家の間だ。ここから登り始めるが、最初から急登だ。古い道標があり、「これよりみぎがわ まきのをてらみち」としるされていた。しばらく急登を上がると、急登、緩やかな登り、鬱蒼とした桧林、明るい広葉樹林を繰り返し登る。

滝畑ダム登山口の吊橋

滝畑ダム登山口の吊橋

ダイヤモンドトレイルの案内板

民家の間から登り始める 

紅葉

急登が始まりだ

古い道標「これよりみぎがわ まきのをてらみち」

ボテ峠への登り
 やがてボテ峠に到着。ここで小休止し、出発しようとしたら急に雪が降ってきて、大歓声になった。ボテ峠を一旦下り、登り返すと番屋峠だ。ここは通過してまた下りになり、追分まで下る。

 追分から槙尾山の施福寺まで急登が続く、急登と言ってもそんなにたいしたことはないが、チョッと登りだ。丁石で建てられたと思うお地蔵さんも、美しいお顔の像もあれば、首を切られたものもあり、どんな歴史があったか知らないが、時代の流れを感じさせられた。昔々、お寺の建物や宿坊などがあったのだろうか石垣の遺稿が昔を忍ばせてくれる。最後急坂を登りきると、桧原越分岐になりさらに登ると、施福寺に到着した。

 施福寺は、西国三十三ケ寺の四番札所だ。お参りをしてゆっくり休憩し、ダイトレで縦走して来た山々を眺めたが、雪雲がおおっていて、岩湧山と南葛城山が見えるだけだ。山頂の茶屋の主人によると、雪が30分ほど降っていたとのことで、しかも昨年と同じ日の初雪だそうだ。

ボテ峠 雪が降ってきた!!

番屋峠へ

番屋峠を通過

槙尾山が見える

三丁のお地蔵さん 丁石はお地蔵さん

追分を過ぎ古い石垣を見て施福寺へ

施福寺にて(かたのS氏撮影)

岩湧山 施福寺より

岩湧山・南葛城山 施福寺より
 施福寺をあとに、槙尾山の最高峰へと向かった。お堂の横から尾根の急登を行けば30分ほどで山頂に行けるが、今回連れていただいたコースは、グルーと廻るコースだ。

 冬の天気だろうか、猫の目のように様子が変わる。みぞれ混じりの小雪、太陽が射す、曇る、突風が吹く、青空が見える、なんだかすごい変わりようの山登りだ。

 一旦、桧原越分岐まで戻り、桧原越方面つまり三国山方面へと歩き始める。およそ20分ほど槙尾山を巻くように巻道を歩くと、蔵岩への案内ありここから、山頂へとUターンする。先頭がUターンしないで先に進んだ、五ッ辻に下ってしまうぞ。これは帰り道だ。元に戻って蔵岩へと進んだ。林の中の尾根道を進むとやがて大きな岩の間を通り、足元に露岩が出始めるとほどなく山頂だ。

 槙尾山の最高峰に到着、標高は601mで三角点はない。最高峰は捨身ヶ岳と呼ばれて、葛城二十八宿経塚の信仰の山になっているとのこと。山頂で風下に入り昼食、風が強く気温もかなり低いようで、手が凍えて大変だ。

 昼食後、急坂を下り蔵岩に行った。蔵岩は大きな岩の山で、クライミングの壁があり、休日など賑わっている。ここからの展望は素晴らしく、ダイトレで縦走してきた、二上山から葛城山、金剛山そして岩湧山までの連山が大パノラマで見ることができた。反対側の大阪方面の展望もいい。しばらくパノラマを楽しんで、山頂に戻った。

桧原越分岐に戻り五ッ辻方面へ

五ッ辻方面へ

途中から蔵岩方面へ進む

蔵岩方面へ

槙尾山最高峰(標高601m)・捨身ヶ岳

捨身ヶ岳標識

槙尾山最高峰にて(かたのS氏撮影)

蔵岩

蔵岩から眺める槙尾山最高峰

蔵岩から眺める岩湧山

最高峰に連なる尾根 ○:右写真の撮影ポイント
マウスポインタをおくと撮影者があらわれます

蔵岩にて 左写真の○から撮影(かたのS氏撮影)

蔵岩と大阪方面の展望

蔵岩から眺めるダイヤモンドトレイル 二上山・葛城山・金剛山・岩湧山
 蔵岩分岐まで戻り、五ッ辻へと向かった。しばらく登りが続き標高差100mほど登る。やがて下りになり、緩やかな下りをどんどん進む。下りが急になるとやがて五ッ辻に到着する。斥候が清水の滝(きよずのたき)への道中を探索に出かけしばらく休んだ。案内板には、大変危険なので注意するよう、またできるだけ行くのは避けてほしい旨が書かれている。斥候が戻ってきて行けるとのことで滝へ下った。

 注意書きにあるように、斜面のトラバース道も崩れていたり、岩場のロープも傷んでいたりでかなり厳しい。数10メートルの岩場の下りもスリルがあるなど云っておられない位の厳しさだ。木々の間から清水の滝の全容を垣間見れるが、相当な滝だ。滝は四段で40mほどあるそうだ。

 滝つぼに到着、残念ながらここからは一番下の滝しか見ることができない。それでも立派な滝だ。四段全てが一望できれば素晴らしいだろう。滝を楽しんだあと崖道を注意しながら五ッ辻へ戻り、ここからかなり広い道を下り、公園口に下りた。

 公園口からバスで、二色浜の虹の湯へ走った。虹の湯では16ものお風呂を楽しみゆっくりくつろいだ。乾杯と簡単な食事をして帰途に着いた。交野には定刻の18時到着、楽しい一時を過ごすことができた。ご案内いただいたリーダーさんとご一緒いただいた方々に感謝します。ありがとうございました。

槙尾山から下山開始

五ッ辻方面へ

五ッ辻方面へ下り

五ッ辻方面へ下り

五ッ辻

清水の滝(四段の滝 落差約40m)

清水の滝(きよずのたき)

清水の滝(四段40mの下段の滝)

清水の滝(かたのS氏撮影)

清水の滝

今日の歩きを振り返って

仏岳(仏岩) 駐車場より

二色浜 虹の湯
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コース
 交野(6:50)=[貸切バス]=滝畑ダム(8:20/8:30)〜<ダイヤモンドトレイル>〜
ボテ峠(9:10)〜番屋峠(9:33)〜追分(9:44)〜槙尾山・施福寺(10:06/10:25)〜
桧原越分岐〜蔵岩分岐(10:53)〜槙尾山・最高峰捨身ヶ岳(11:15/昼食/11:45)〜
蔵岩(11:50/12:00)〜最高峰(12:10)〜蔵岩分岐(12:25)〜三国山分岐(12:37)〜
五ッ辻(13:08/13:28)〜清水の滝(13:35/13:43)〜五ッ辻(13:52)〜
公園口(14:17/14:22)=[バス]=二色浜・虹の湯(15:15/入浴/17:00)=交野(18:00)

天 候  曇り(山頂風強く時々みぞれまじりの雪) 
参加者 17名 
実施日 2010.12.09