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MRC アルプス例会 | ||
唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳縦走 vol.7 八峰キレット〜鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘 |
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いよいよキレット越え、キレット小屋の奥に絶壁が立ちはだかっている。この絶壁を越えるとキレットになる。少し登ると垂直のハシゴがあり、その上にクサリがあって巻いて登る。左側は垂直の切立った岩壁で下を見ると震えが来そうな感じで、圧巻と言わざるを得ない。絶壁を右に巻いて先に進むが、キレット小屋が足の真下にあり、ぞっとする感じだ。 一旦ピークの標高2518m辺りまで上がり、そのピークを左に巻きながらハシゴを下り、さらに巻くとキレットになる。八峰キレットで向こうの尾根との間が大きく切れ込んでいて標高2485mほどだ。切れ込んだ鞍部にハシゴがありそれを降り、向こう側に渡る。今度は渡った側の岩壁を右に巻いて岩場を登って行く。 八峰キレットの間に剣岳が見えるのだがあいにくガスで見えなかった。以前の写真を掲載しておいた。この生憎のガスが幸か不幸かキレットの恐怖を和らげたようだ。もしガスがなく足元まで見えていたら固まった人がいたかもしれない。キレットの恐怖が残っているのかキレットを越えてもしばらくの間岩場の歩行は四足歩行になっていたようだ。 |
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キレット小屋奥から急登 |
キレット小屋奥から急登 |
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垂直の壁の右を登る 足元がすくむ |
真下にキレット小屋 |
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巻いて登る |
巻いて登る |
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八峰キレットへの助走 |
八峰キレット |
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八峰キレット |
八峰キレット |
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八峰キレット |
八峰キレットと剱岳 撮影:2008.08.03 |
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八峰キレット |
八峰キレット |
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岩場の登り キレットの恐怖か四足で登っている |
岩場の登り キレットの恐怖か四足で登っている |
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その後も岩場が続き標高2540m辺りまで登ると尾根筋に出る。ここまで来るとみんなの余裕が出来てきたのだろう、キレットクリヤーで大喜びだ。ここからおおむね尾根を登って行く。途中、尾根を巻いて岩場を登ったりしながら標高約2800mの吊尾根分岐に到着する。 | ||
キレットクリヤーで大喜び |
岩稜の尾根を登る |
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切立った尾根近くを登る |
巻き道を行く |
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ガラバ道が続く |
切立った尾根横を通過 |
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岩稜を登る |
岩稜を登る |
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岩稜の尾根を行く |
吊尾根分岐に到着 |
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吊尾根分岐でリュックを置いて空荷で鹿島槍ヶ岳北峰に登る。残念ながらキレットを過ぎた辺りからガスが濃くなり見通しが利かなくなってきた。そんなわけで山頂からの展望は全くだめだった。 | ||
空荷で北峰へ登る |
鹿島槍ヶ岳 北峰にて |
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鹿島槍ヶ岳 北峰にて |
分岐に戻り吊尾根へ進む 左下は雪渓 |
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分岐に戻り、鹿島槍ヶ岳を目指して吊尾根を進んだ。吊尾根を少し行ったところで一瞬ガスが抜け先ほど登った北峰を見ることができた。 吊尾根を尾根沿いに標高2810m辺りまで登り、崩壊したピークを巻くために一旦下へ大きく回りこんで登る。回り込んだ谷のガラバの急登を登る。前回、今登っている右側の石ころの沢で滑落事故があったところだ。落石もあり慎重に登る。登り切ると岩がごろごろした尾根になりその先が山頂だ。 |
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一瞬見えた鹿島槍ヶ岳北峰を振り返る |
吊尾根を越えて行く |
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吊尾根を越えて行く |
吊尾根を越えて行く |
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吊尾根を越えて行く |
吊尾根を越えて行く |
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まもなく山頂だ |
鹿島槍ヶ岳 山頂で大喜び |
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鹿島槍ヶ岳山頂に到着。鹿島槍ヶ岳は、標高2889mで二等三角点になっている。鹿島槍ヶ岳は双耳峰で先の登った北峰と今登った南峰が主峰となっている。360度の大パノラマはガスのカーテンで何も見えなかった。 山頂でゆっくりしたいが、時間が押してきていた。予定では、14時10分到着予定だったが、14時50分になってしまった。吊尾根の標準時間は25分だが実際45分かかり、20分オーバーした。岩場の苦手な人、疲れがたまってきた人など関係しているようだ。冷池山荘到着予定が15時40分だが約1時間遅れで到着できるであろう。 |
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鹿島槍ヶ岳 山頂 |
鹿島槍ヶ岳 二等三角点 |
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ガスも出て展望がきかないガラ場道を、ひたすら下った。足に大きく負担がかかったようだ。途中の布引山から鹿島槍ヶ岳の展望も期待できるがこのガスでだめ、すんなり通過した。山荘近くになるとお花畑にたくさんお花が咲いていたが流し目で過ぎ去った。 16時43分、冷池山荘に到着、クールダウンをして山荘に入る。談話室で無事登頂を祝って生ビールで乾杯、和やかに歓談した。夕食後、みんな疲れていたのかよく熟睡したようだ。 |
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鹿島槍ヶ岳を下山開始 |
冷池山荘到着 |
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コース |