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日本百名山 | ||
雲 取 山 標高2017m | ||
三条の湯〜雲取山〜白岩山〜霧藻ヶ峰〜三峰神社 | ||
11月11日から11月14日で雲取山、両神山、筑波山に登った。11日大阪梅田をバスで7時20分出発、名神から中央道を勝沼ICへと走った。途中養老SAで休憩、駒ヶ岳SAで昼食をとった。勝沼からぶどう畑を抜けて国道411青梅街道を走り、道の駅たばやまで雨具を着て歩く準備をした。国道411は、甲州市から丹波山村(たばやまむら)をは通称大菩薩ラインと呼んでいるそうだ。道のあちこちに大菩薩ラインの表示がある。途中一度見た景色の大菩薩の湯の看板があった。昨年大菩薩嶺の帰りに立寄った温泉だ。さらに登ると大菩薩嶺への分岐も通過した。少し懐かしい思いがした。 さて、大阪を出発するときは雨は降っていなかったというより、夜半に降って朝は止んでいたのだ。ということは、この雨をバスで追いかけるかっこうになったことだ。丹波山で雨具を着けたのはそんな訳で雨が降っていた為だった。三条の湯さんの御好意でマイクロバスで送迎して頂くことになった。女性が先にバスと自家用車で道の駅を出発した。残された男性は再びバスに乗り、御祭から林道後山線に入る。バス幅いっぱいのガタガタ道を途中のゲートまでバスで登った。ここから雨の中を歩き始め先発の車が戻ってくるところまで歩いた。戻ってきた車で林道終点着いた。御祭りから林道終点までおよそ10kmでゲートまで約3.5kmほどだから林道を約6.5km歩くことになる。この道を車でかなり助けて頂いたので夕暮れぎりぎりに到着できた。歩いていたら三条の湯には8時ごろの到着になっていただろう。 林道終点には、東京水道水源の碑が建っていた。橋を渡って三条沢を高巻きして登る。30分ほど約2km歩くと上の方から薪を焚く臭いが下ってきた。まもなく頭上に煙が昇る三条の湯が見えてきた。早速温泉に浸かり疲れを癒した。明日は良い天気でありますように願いつつ就寝。でも沢の音が高く屋根を雨がたたいているようで熟睡できなかった。 |
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林道後山線 三条の湯まで10km 御祭 |
林道ゲート |
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林道を歩く |
林道終点 東京水道水源碑 |
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三条の湯へ |
三条の湯へ |
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三条の湯 |
三条の湯 |
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三条の湯 |
三条の湯 |
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12日、夜明けとともに南の谷合が明るくなってきた。6時15分過ぎに三条の湯を出発、雲取山へ向かった。薄暗い中を三条沢に一旦下り、東側の尾根へ大きく巻いて登る。約30分その尾根の南端を通過、尾根を回りこんで北へ尾根伝いに登る。次第に明るくなり陽の光が差し込んで紅葉が次第に美しくなってくる。一方後を振り返ると紅葉の木々の間に谷間を流れる雲海が美しい。雨も上がり太陽の陽だし霧が発生したのだろう。 |
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三条の湯 |
三条の湯の夜明け |
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三条の湯 出発準備 |
三条の湯を出発 |
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薄暗い中橋を渡る |
薄暗い中登り始める |
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次第に明るくなってくる |
木々の向こうに雲海が川のようだ |
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紅葉を楽しみながら尾根の巻き道を次第に高度を上げていく。三条の湯が標高約1100m、尾根を巻いた南端が標高約1300mで尾根沿いに登り標高約1750mの尾根、三条ダルミまで登る。 途中の標高1500m辺りまで登ると木々の間から雪化粧した富士山が見え隠れし始める。時々振り返っては富士山の勇姿を楽しむ。 |
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紅葉の道を登る |
紅葉の道を登る |
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紅葉 |
紅葉の道で一休み |
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富士山が見え始める |
紅葉の道を登る |
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富士山が見え始める |
紅葉の道を登る |
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富士山が見え始める |
三条ダルミに到着 |
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三条の湯を出発して約2時間20分で三条ダルミに到着。三条ダルミは飛龍山、三ッ山、狼平から続く尾根で雲取山山頂へと続いている分岐だ。 ここからの展望は素晴らしく、丹沢から箱根の山々そして正面に富士山が右端に大菩薩嶺が見える。雪をいただいた富士山はさすが見応えがある。実に美しい。 |
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丹沢から箱根、富士山、大菩薩嶺の大パノラマ 三条ダルミより |
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富士山 三条ダルミより |
大菩薩嶺 三条ダルミより |
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富士山と大菩薩嶺 三条ダルミより |
三条ダルミから山頂へ |
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三条ダルミから雲取山山頂まで標高差約270mを一気に上がる。美しい尾根がほんの少し続くと急登になる。クマザサの道、ガレ場道を登りつめると山頂に到着する。登り切ったところに山頂標識が建っているが本当の山頂はほんの少し先だ。しかしこのピークからの展望は最高に良い、丹沢から箱根そして富士山、南アルプス、大菩薩嶺など大パノラマを堪能できる。 | ||
山頂へ |
雲取山に到着 |
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雲取山より東の展望 |
雲取山より富士山と南の展望 |
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丹沢から箱根、富士山・南アルプス・大菩薩嶺 雲取山より |
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東方から南の富士山・南アルプスの大パノラマ 雲取山より |
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雲取山山頂に到着、雲取山は標高2017mで一等三角点になっている。雲取山標識の向こうに富士山が見える。また東側の遠くに新宿副都心の高層ビルが見え、その向こうに今話題のスカイツリーが見えていた。 雲取山は、東京都、埼玉県、山梨県の県境にあり、三角点位置は東京都西多摩郡奥多摩町になっている。そこで雲取山は東京都の最高峰とされているようだ。雲取山は東京都の水源林になっていて1900年代に山梨県から購入したそうだ。そしてススキの原だった山に落葉松を植林したそうだ。 山頂には一等三角点の他に原三角測点がある。我が国における三角測量は明治の初期に当時の内務省地理局によって始められた。この原三角測点は、一等三角点が設置される前、明治16年に埋設された測量標識で測量の歴史上貴重なものだ。 |
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雲取山 山頂 |
雲取山 山頂にて 後方は富士山 |
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雲取山 三角点・原三角測点 |
雲取山 原三角測点と補助点と案内板 |
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雲取山 一等三角点 |
大菩薩嶺・飛龍山 雲取山山頂より |
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雲取山 山頂にて |
雲取山 山頂 |
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富士山・大菩薩嶺・飛龍山 雲取山山頂より |
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雲取山山頂でしばらく大パノラマを楽しんだ後、三峰神社へと縦走を始めた。先ず急坂を標高差180mほど下り雲取山荘に着く。雲取山荘は立派な小屋で皇太子殿下と雅子様がお泊まりになったそうだ。雲取山荘の前に「雲取げんきみず」が出ていて、「のみみずです あなたしだいで10才若くなります!??」と書いてあった。美味しい水で少し若くなったかなあ! 山荘を後にさらに急坂を標高差約120m下ると、大ダワに降りつく。山と山の鞍部をダワあるいはタルミというそうで、大きなダワだから大ダワというそうだ。また雲取山への登りにあった三条ダルミも同じ意味だそうだ。ここから白岩山への登り返しになる。標高約1850m辺りまで標高差約150m登ると長沢山への分岐に着く。縦走路を進み芋ノ木ドッケのピークを巻いて登る。 大岩の斜面を巻いて登ると芋ノ木ドッケに着く。芋ノ木とはコシアブラのことで、ドッケは突起がなまった言葉、すなわちコシアブラの木が多い尖った峰という地名だそうだ。さらに登ると白岩山に着く。 白岩山は、標高1921mで三等三角点になっている。木々が茂っていて展望はない。ここで昼食にした。 雲取山と、この白岩山そして妙法ヶ岳の三山を称して三峰山(みつみねさん)と呼ぶそうだ。縦走路の終点が三峰神社でその奥宮が妙法ヶ岳にあり、大きくその山塊を三峰山と呼ぶのかもしれない。 |
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雲取山を下山開始 |
田部重治レリーフ |
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雲取山荘 |
大ダワを通過 |
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芋ノ木ドッケへの登り |
芋ノ木ドッケ |
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白岩山に到着 |
白岩山 山頂 |
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白岩山 三等三角点 |
白岩小屋へ下山 |
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白岩小屋へ急坂を下山、小屋は現在営業していないようだ。ここから急な尾根道を標高差約170m下り少し登り返すと前白岩山標高1776mに着く。小休止をとりさらに尾根を下ると前白岩ノ頭に着く。ここから下山先の三峰神社が見える。ヤセ尾根を下り、急坂を下るとお清平に出る。 お清平は、お経平とも言われ、悲恋に泣いた炭焼の娘お清の物語かはたまた修験者が小石に経文を書いて埋めた場所とか、そんな言い伝えの場所だそうだ。 |
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前白岩山で小休止 |
前白岩の肩 |
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下山先の三峰神社 前白岩の肩より |
ヤセ尾根を通過 |
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お清平へ下る |
お清平で休憩 |
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せっかく下った急坂をまた登り返すと霧藻ヶ峰に着く。標高は1523mで霧藻ヶ峰休憩舎がある。飲み物とかを売っている茶店だ。 通称、燕岩といわれていたところに、昭和8年秩父宮様が登山されたときに命名され、霧藻ヶ峰となった。由来は霧の中に揺れるサルオガセから得た発想で奥秩父敵な地名だという。正面には明日登る両神山が見えていた。 山頂の大きな岩には秩父宮レリーフがつけられていた。三角点がこの辺りにあるはずだが見当たらない、この大岩の上かと思って諦めかけていたらこの峰の尾根頭の縦走路上にあった。 |
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霧藻ヶ峰に到着 |
霧藻ヶ峰にて |
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飛龍山・両神山 霧藻ヶ峰より |
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飛龍山 霧藻ヶ峰より |
両神山 霧藻ヶ峰より |
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秩父宮レリーフ |
霧藻ヶ峰 三等三角点 |
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霧藻ヶ峰から少し下ると地蔵峠、ここから下り道をどんどん歩く。炭焼平を過ぎると紅葉が美しくなってきた。杉林はいると奥ノ院鳥居など神社の一隅になってきた。やがて杉木立の参道を出ると三峰神社の登山口に着いた。 三峰神社駐車場からバスに乗り、大滝温泉に立ち寄り汗を流した。またバスに乗って明日の登山口、日向大谷の両神山荘へ走った。 両神山荘到着はすっかり暗くなっていた。人の良い御主人と女将さんのおもてなし料理をいただいて明日に備え就寝した。明日も暗いうちからの出発だ。 |
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地蔵峠 |
三峰神社へ |
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紅葉 |
三峰神社 鳥居 |
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三峰神社 杉木立の参道 |
雲取山登山口 |
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2日目 両神山 | ||
3日目 筑波山 | ||
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コース |