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飯盛山(左)・龍門山(右) 車窓より(粉河) | ||||
三角点探訪 |
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飯盛山 標高746m 龍門山 標高756m |
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4月2日、最近週末の天気が良くないので週初めの月曜日に催行されるツアーに申し込んでみた。なんとなんと当日は素晴らしい天気、快晴だ。ちなみにこのホームページを書いている翌日の3日は、全国的に爆弾低気圧と寒冷前線の暴風雨で大暴れ、被害があちこちに発生し、交通機関は不通になったり、トラックが転倒、タンカーの座礁、死者や怪我人も多く出た。昨日と今日とでは天と地の差だ。 大阪梅田を7時25分にバスで出発、なぜかいつもより30分早い出発だ。今日の参加者は7人とバスは余裕だ。阪和道を走り泉南ICで一般道に入り岩出、粉川そして道の駅、紀ノ川万葉の里へ、ここでトイレ休憩と買い物をして山へと向かう。 登山口は、麻生津峠(おうずとうげ)なんだが、麻生津大橋からの県道120号は狭い道とのことで、笠田(かせだ)から大門口大橋を渡り、西高野街道(国道480号)を走り、県道4号で上鞆渕(かみともぶち)へ行った。ここでバスを降りて県道120号を逆に歩いて麻生津峠へ向かった。 |
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龍門山 バス車窓より |
飯森山 バス車窓より |
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道の駅 紀ノ川万葉の里 |
飯盛山・龍門山 道の駅より |
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バスを降りてここ上鞆渕(かみともぶち)から登山開始 |
麻生津峠(おうずとうげ)へ |
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飯森山荘分岐(右の麻生津峠へ進む) |
麻生津峠・峠の観音茶屋 |
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県道120号は狭くて4トン車以上は無理で軽自動車がいいところだ。途中飯森山荘の看板があるがここは右へ道なりに進む。15分ほど歩くと民家が見えてきて麻生津峠に到着。峠の観音茶屋、史跡弘法大師作十一面観世音茶湯所があった。 飯盛山へは、茶屋左横のかなり急な簡易舗装の林道を登って行く。簡易舗装のこの道は飯盛山山頂近くまで続いている。峠から約20分で飯森山荘前を通過する。飯森山荘は営業していなく、かなり荒れているようなので廃業したのであろうか、休業中なのだろうか。 しばらく行くと、左につぶれかけたログハウスの倉庫があり、右手に無線かなにかの鉄塔が建っていてその横に三角点がある。赤沼田(あかんた)の三角点で、四等三角点標高674.4mだ。 |
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麻生津峠から飯盛山へ急登 |
飯盛山へ林道を行く |
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飯森山荘(休業中なのか?) |
赤沼田(あかんた) 四等三角点 |
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赤沼田(あかんた) 四等三角点(標高674.4m) |
飯森城(宗教法人のお城か?) |
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三角点からしばらく歩くとお城が見えてくる。飯森城と云われているが、近くに神社があり宗教法人の開祖がお祀りしてあるとのことだ。城の前からは素晴らしい展望で紀ノ川市街と紀泉高原の大パノラマが楽しめる。 城をあとに数分歩くとゲートがあり、舗装道路はこの辺りでなくなり地道になる。さらに数分でまたゲートがあり、ここからは山道になる。さらに数分歩くと、飯森山頂0.2kmの看板があり、山頂へ向かってかなりの急登になる。登山道はあるようなないような感じで急斜面をひたすら登る。登りきると山頂だ。 |
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紀ノ川市街と紀泉高原のパノラマ 飯森城より |
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一つ目のゲート |
二つ目のゲート |
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飯盛山への急登(山頂まで200m) |
飯盛山への急登 |
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飯盛山山頂は、標高745.6mで二等三角点になっている。山頂は広く、雑木林で展望は望めない。山頂は二段になっていて飯森山城跡になっていてなんとなく城のイメージがある。南北朝時代、北条高時の一族がこの飯森山城に立て篭もり、楠木正成軍と数ヶ月合戦をしたという城だそうだ。ぽかぽかした日差しの中で行動食などを食べて縦走に備えた。 | ||||
飯盛山山頂に到着 |
飯盛山 山頂にて |
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飯盛山 山頂 |
飯盛山 二等三角点(標高745.6m) |
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飯盛山から急斜面の階段道を下る。急な坂を下りきると送電線鉄塔が見えてきて緩やかな尾根に出る。右側が開け紀ノ川市街と紀泉高原が展望できる。 飯盛山から約1時間で龍門山への中間地点のピークに着く、バスの車窓から見えていた三角錐の尖ったピークの山だ。このピークには三角点があり、四等三角点で標高6744.4mだ。三角点ピークは雑木林で展望はない。 |
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飯盛山を下山(急坂を下る) |
紀ノ川市街と紀泉高原の素晴らしい眺望 |
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龍門山の山並みが見えてくる |
飯森 四等三角点ピーク |
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飯森 四等三角点ピーク |
飯森 四等三角点(標高674.4m) |
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三角点ピークを少し下り尾根をP678へ登り返す。ここから巻くように下り、南側の標高730mほどのピークを越える。北西方向にピークを下り、巻き道を終え尾根筋の縦走田代峠へと快適に下る。 | ||||
田代峠へ下る |
田代峠へ |
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田代峠 |
龍門山へ登り返し |
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田代峠に到着、大きな蛇紋岩が露出している。ここから登り返せば龍門山山頂だ。急坂を登りきると大きな岩のところに出る。 この大きな岩は、磁石岩と云われ磁針を近づけると、大きく針が振られこの岩は大きな磁石になっている。この岩は鉄鉱石が含まれていて、雷かなにかで磁化したのだろうか非常に面白い岩だ。どうも蛇紋岩は磁石岩と関係がありそうだ。磁石岩から尾根を少し行くと山頂に到着する。 |
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急登を登リ詰めると磁石岩に着く |
磁石岩 |
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龍門山山頂へ |
龍門山山頂に到着 |
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龍門山は、標高755.9mで三等三角点になっている。山頂から北側の展望が開けていて紀ノ川市街と紀泉高原の素晴らしいパノラマが楽しめる。山頂で日向ぼっこしながら遅い昼食にした。展望もよく日当りもよく芝生に寝転んでゆっくりくつろいだ。 | ||||
龍門山 三等三角点 |
龍門山 三等三角点(標高755.9m) |
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龍門山 山頂 |
龍門山 山頂にて |
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紀ノ川市街と紀泉高原のパノラマ 龍門山山頂より |
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山頂でゆっくりして下山を開始した。しばらく下ると蛇紋原の表示があり、蛇紋岩の大岩から展望が楽しめる。さらに下ると明神岩に着く。 明神岩は、かなり大きな蛇紋岩で岩の先は絶壁になっている。岩の上からの展望は素晴らしい、岩ノ下に吸い込まれそうなところに立ってパノラマを楽しむのもスリルがあって面白い。少し右に回り込んで見ると岩の絶壁が見てとれる。明神岩横に風穴があり明神岩とともに土蜘蛛伝説がある。 大土蜘蛛を退治するため、龍王が出現したのが風穴で、龍王の頭を乗せた岩が明神岩だそうで、その龍王から龍門山と呼ばれるようになったとか。 |
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蛇紋原 |
明神岩へ |
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蛇紋原からの展望 |
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明神岩 |
明神岩 |
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明神岩と紀ノ川市街 |
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明神岩 |
風穴 |
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明神岩をあとに下山、階段がたくさんあり足をガクガクにして農道の出合まで下山した。ここからぐねぐね曲がった農道を下る、田代峠への分岐を過ぎしばらく下ったところから、登山者用のショートカット道を下る。再び農道に出ると梅の花が満開を過ぎていた。一面の柿畑の中を龍門橋へと下る。 集落に入るとあちこちの桜が咲き始めていた。土手まで下ると桜は三分咲きになっている。集落を抜けると龍門橋の袂でバスが待っていた。 バスに乗って温泉に向かった。今日の温泉は神通温泉で、泉山系初めての自噴性イオン温泉だ。ぬめりが少しありつるつるで保温性がありぽかぽかだ。温泉を楽しんで帰阪した。朝が早かった分早く帰れてよかった。 希少ないい天気の山旅は大変楽しかった。案内いただいたリーダーさん、参加者の皆さんありがとうございました。 |
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下山 |
農道へ下山 |
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農道を下山 |
登山者用のショートカットを下る |
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散り始めの梅 |
咲き始め桜 |
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龍門橋へ |
土手の桜も三分咲き |
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龍門山 龍門橋袂より |
飯盛山 新龍門橋辺りより |
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コース |