中山 最高峰にて
友歩会定例会  
中山連山 中  山 標高478m
 9月22日、友歩会定例会で中山連山を縦走した。清荒神駅を9時出発、清荒神参道を登る。清荒神には正月とかでお参りしたが、参道が狭くなかなか前へ進まなかったイメージが強い。今日はほとんど人が歩いていないので参道の道幅がそこそこあるのに驚いた。約20分で清荒神に到着、さっそくお参りして安全を祈願した。

清荒神に参拝

清荒神にて
 清荒神駐車場に戻りいよいよ中山連山縦走だ。さっそく駐車場上の大林寺の石段を登りはじめる。いきなり石段を登りお墓を左に見て、ここから山道になる。石ころだらけのかなりきつい登りだ。

大林寺参道・ハイキング道入口

大林寺参道の石段を登る

ハイキング道に入る

中山寺奥ノ院を目指して
 一登りすると左手が新興住宅になって戸建住宅やマンションがぎっしり建っている。その向こうに仁川の甲山が見える。

 さっそく心配していた大きなスズメバチが偵察にやってきた。これはやばい感じ静かに通り抜ける。今年のスズメバチは住宅地にたくさん巣をつくっているという。里山を住宅地にしたためスズメバチの住処が荒らされたからだろう。各地で出没している熊もその例外ではなさそうだ。

山中に新興住宅

新興住宅の向こうに甲山が見える
 尾根道をしばらく登ったところで、やすらぎ広場と奥ノ院への分岐に出る。ここで尾根を外れて沢のコースを登ることにした。

 沢沿いに水音を聞きながら気持ちよく登る。なかなかいいコースでこんな市街地に山深い味わいをかもしだしてくれるのは凄い。

ガラ場道の急登を登る

沢に沿って

沢に沿って

林道で途切れたが左側に登り口を登る
 沢に架かった丸木橋を数回渡って登って行くと林道に出る。ここで小休止して途切れた登山道の入口を探す。

 5mほど左に取っ付きがあり再び登りはじめた。今度は尾根道をしばらく登るとまたきれいに整備された林道に出た。林道を少し歩き登山道の入口を見つけて奥ノ院へと登った。

 中山寺奥ノ院に到着、多くのハイカーで賑わっていた。奥ノ院にお参りして少し休憩をとった。境内に可愛いツルリンドウが咲いてた。

 奥ノ院横で工事が行われていて、騒音がうるさい。工事中の林道、よく整備された林道は推測するに中山寺奥ノ院の参道ではないかと思われる。一般の人やお年寄りだとここまで登ってくるのは大変だから車ででも来れるようにしようと考えているのだろうか。これは私の感じたことで確認したわけではない。

中山寺 奥ノ院

ツルリンドウ
 奥ノ院右側から中山最高峰へと登りだす。道なりに登っていったが、広い方をとったので左に大きく巻いたようだ。右に巻いても距離は余り変わらないのでよかった。フェンス沿いに登ると分岐があり左上に山頂があり賑わいでいるところに到着した。

中山最高峰へ

中山最高峰へ

中山最高峰へ

中山最高峰に到着
 中山最高峰は、標高478mで二等三角点になっている。展望は北側が少し開けている。大峰山、羽束山、能勢妙見などを展望することができる。

 中山は、西の長尾山、東の愛宕山の中にあるので中山とか、この三山で中山連山、長尾連山といわれている。

 多くのハイカーがお弁当で賑わっており我々もここで昼食にした。

中山最高峰に到着

中山最高峰で昼食

中山 最高峰

中山最高峰 二等三角点(標高478m)

山頂からのパノラマ 大峰山(左)・羽束山・・・
 中山最高峰をあとにフェンスではさまれた尾根を下った。長尾山トンネルの真上に露岩のピーク標高390mがありここからの展望は素晴らしい。

金網の柵の間を延々と歩く

露岩のピークに到着

ピークからのパノラマ
 露岩のピークで展望を楽しんだあとまた下る。小さなピークを越えてまた登り返すと三角点のピークに出る。三角点は四等三角点で標高362m、雑木で展望はない。

縦走路を行く

縦走路を行く

縦走路を行く

満願寺西山 四等三角点(標高362m)
 三角点から下りが続き、送電線鉄塔下に出る。展望がぱっと開け素晴らしい。甲山から六甲山系、石切山から六個山、五月山、妙見山等多くに山並みそして眼下には大阪空港と発着する飛行機が見える。遠く大阪主部のビル群その後方に生駒山系が薄っすら見ることができる。そして足元にはこれから降下する絶壁が待っている。

 山火事防止の看板が鉄塔につけられていたが2002年3月に山火事でこの辺りは消失した。2004年4月に訪れたときには足元の草木は黒く焼かれ緑が全くなかったのを覚えている。今回来てみてかなり自然が戻ってきたような気がする。

急な露岩の道を登る

最後のピークに到着

甲山・六甲山

石切山 六個山・五月山

大阪空港・伊丹豊中市街 大阪主部ビル群

大阪空港・伊丹豊中市街 大阪主部ビル群
 今日の一番の難所は、岩尾根の急降下だ。岩は滑りにくいのでそんなに心配はないがやはり高所から下を見ると恐怖心が出てくる。岩につかまったり、備え付けのロープを補助に下降した。

最後のピークに到着

岩の急斜面を下る

岩の急斜面を下る

岩の急斜面を下る

岩の急斜面を下る

岩の急斜面を下る

岩の急斜面を下る

岩の急斜面を下る

岩の急斜面を下る
 鞍部まで下って一安心だ。最後の最明寺滝へと下った。しばらく下ると丹波街道にで道がよくなる。その先道は階段になり階段を下ると不動尊の橋と門に出る。橋を渡らずに最明寺滝へと川沿いに登って行く。

 絶壁の岩にはろうそくが灯されていて修行の場のようだ。その奥に大きな滝、最明寺滝だ。水量も多くきれいな滝だ。滝の奥の岩には不動明王が祀られていた。

 最明寺滝は、落差10mぐらいで滝の飛沫でひんやりしている。北条時宗の父、時頼が最明寺と名乗りこの地に庵を作ったことが由来だそうだ。滝の奥に祀られた不動明王にお参りする人が絶えないそうだ。

大聖不動尊の門

最明寺滝へ

最明寺滝

最明寺滝

最明寺滝

最明寺滝にて
 最明寺滝に来るとき見た赤い橋と門を通り山本駅へと下った。山本駅前から縦走してきた山を見上げるとかなりの距離を歩いたのがよく分かる。また最後の急降下も見てとれる。

 宝温泉の送迎バスを待って温泉へ向かった。温泉でゆっくり汗を流し帰途についた。反省会はビアブルグ梅田で乾杯!

中山縦走尾根(東の端) 右の鉄塔下から岩を急降下した 阪急山本駅前より

宝乃湯

宝乃湯
参考 2004年4月に行った時の写真です。2002年3月に山火事があった。

山火事の2年後

山火事の2年後
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コース
 阪急梅田(8:10)=[急行宝塚行き]=清荒神(8:42/9:00)〜清荒神(9:19/参拝/9:35)〜
大林寺〜中山寺奥ノ院(10:44/10:50)〜中山最高峰(11:28/昼食/12:02)〜
展望台(12:40)〜満願寺西山・三角点(13:26)〜p320・鉄塔(13:54)
〜[急な岩を急降下]〜満願寺分岐(14:12/14:29)〜最明寺滝道分岐(14:41)〜
最明寺滝(14:45/14:56)〜阪急山本(15:16/15:43)=[送迎バス]=
宝の湯(15:53/入浴/17:30)=[送迎バス]=阪急山本(17:43/17:57)=[急行]=梅田(18:25) 

天 候  晴れ
参加者 15名 
実施日 2012.09.22