天下台山 山頂にて
友歩会 定例会
天下台山 標高321m
 3月23日、友歩会定例会で相生市のある天下台山に登った。青春18切符を使って少しの遠出で小島の山頂に登るような雰囲気の天下台山に行った。

 大阪駅8時の新快速播州赤穂行きで相生駅へ、ここからタクシーで北尾根登山口へと行った。相生に着いて一発目は接客対応の悪い相生タクシーの運転手、駅前で長く待ちやっと来た客が1000円足らずの距離で機嫌が悪いらしい。

 北尾根登山口はお墓の端の方にあり、ここから登りはじめる。登山口の標高は約30mで第1ピーク標高約160mの鉄塔まで標高差130mの急登が続く。今日一番の登りは尾根頭までの約20分の頑張りだ。相生市が力を入れているハイキングコースで途中の急なところにはロープが張ってある。誰でも登れる為の気遣いだろう。

北尾根登山口を出発

いきなり急登

しばらく急登が続く

しばらく急登が続く
 送電線鉄塔直下の尾根頭に登ってくると景色が開けてくる。相生市街が大パノラマになり素晴らしい、遠くには明神山や笠形山が見える。市街地はジオラマのようで新幹線は走り山陽線は長く連結した貨物列車などが走行音を響かせて走っている。

 鉄塔下でしばらくジオラマを楽しみ、鉄塔を越えると次に登る第2ピークが見えてくる。

第1ピークに到着

第1ピークからの展望

第1ピークからの展望 相生市街・・・遠くは明神山・笠形山

相生市街のジオラマ 山陽新幹線が行く

第1ピークの鉄塔

第2ピークが見える
 第1ピークを下り始める方にとんび岩がある。上から見るとただの大きな岩だが、少し廻りこんでみると大きな岩が半分飛び出した不安定な形の岩だ。岩の下半分はアンダーカットになっているので結構登るとスリルがある。

 第1ピークから鞍部に下り第2ピークへと登り返す。しばらく登ると後方に今登って来たとんび岩とそのピークが見える。さらに登ると第1ピークと相生市街が見えてくる。第2ピークに近づくと、第1ピークは小さくしたに見えるようになり市街地の展望になる。

とんび岩

とんび岩

とんび岩のある第1ピークのをバックに

後方の第1ピークの

第2ピークから振り返る

第2ピークからの展望
 第2ピークには烏帽子岩がある。今にも転げそうな岩だ。ここからも相生市街が展望できる。ピークをあとに第3ピークへと鞍部に下り、登り返すと第3ピークだ。

 第3ピークを下り始めると正面に主峰の天下台山が見えてくる。主峰を目指して鞍部へ、途中岩場があったりして高山の気分が味わえる。

第2ピーク 烏帽子岩

第2ピーク 烏帽子岩

ヒサカキ

第2ピークからの展望

天下台山へ

天下台山 第3ピークより

天下台山へ

天下台山へ

天下台山と東屋のあるピーク 第3ピークより

天下台山へ

天下台山 第3ピークより

天下台山へ

山頂へ遊歩道を登る
 遊歩道出合に出るとここからは広い遊歩道を山頂まで登る。登りつくと右手に立見岩があり、ここからの展望も素晴らしい。遊歩道に戻って先に進むと反射板がありその先が山頂だ。

立見岩

立見岩

立見岩からの西の展望

天下台山 反射板

天下台山 山頂
 天下台山は、標高321mで二等三角点になっている。山頂は大岩になっていて三角点は少し下にあり、岩の上には山頂標識やのろし台を模ったモニュメント、水戸大神がお祀りしてある。

 山頂からは素晴らしい眺望で大パノラマが楽しめる。北側には円錐形の明神山、東には明石の海、南には家島、西島、西には相生湾坂越湾などが見える。今日は見えなかったが見通しがいいと大山から阪神、淡路島、小豆島、四国石鎚山なども見えるそうだ。以前に友歩会で行った坂越湾に浮かぶ宝殊山の連山など懐かしく眺めることができた。曇っていて少し風があったので風下で昼食にした。

天下台山 山頂

天下台山 山頂にて

天下台山 山頂

天下台山 二等三角点(標高321.4m)

天下台山山頂から遠く家島、西島

天下台山山頂からかすかに見える家島、西島と相生港
 昼食後下山を始めると陽が射してきて暖かくなってきた。天下台山の山頂をあとに遊歩道を下る。相生湾へのジャンプ台のような道だ。最近植林された桜の蕾ももう直ぐ開くだろう。

 山頂を巻くようにつけられた遊歩道を歩き、東屋分岐から獅子岩に行った。大きな岩の先端が覗いていてその格好が獅子に見えるという。所々にある岩場を登り東屋へ登った。第3ピークや立見岩から見えていた東屋だ。東屋から登って来たピークと山頂が見える。

天下台山 山頂をあとに

相生港へジャンプ台を下る?

東屋のピークのふもとの獅子岩

東屋のピークへ

東屋のピークへ

東屋のピーク

東屋のピークからの展望 第2、第3ピークと天下台山山頂
 分岐まで戻り相生市道出合の登山口へ下山した。途中ツバキやアセビがあちこちに咲いていた。途中の東屋にあいだみつおの詩が掛かっていた。「花には人間のような かけひきがないからいい だた咲いて だた散ってゆく からいい」とあった。

相生市道出合へ

ツバキとアセビ

相生市道出合へ

登山口に無事下山
 登山口に下り、相生市役所を経てペイロン競走の行なわれる相生湾に到着。白龍(ぺいろん)城に到着、道の駅では牡蠣のいい匂いがしたがお預けにして温泉へ。温泉は2階にあり天然ラドン温泉だ。露天風呂に浸かりゆっくり、今登って来た天下台山も見える。目の前が相生港で正面にIHIの大きな工場がある。

 相生ペーロン祭りは、毎年5月最終日曜に行なわれる。ペーロンの起源は、紀元前3世紀の中国の戦国時代に、白龍(パイロン)という小舟で競争したのが始まりとか。パイロンがなまってペイロンになったよで江戸時代に長崎に伝わった。相生市での始まりは、大正時代長崎出身の造船所従業員が故郷を偲んで始まったそうです。この長さ12mの小さな船に32人が乗り、中国特有のドラと太鼓に合せて力漕する。

 温泉のあとは、いい匂いのしていた焼き牡蠣を賞味した。一つ100円と手ごろな値段で粒も大きい。相生の牡蠣は焼いてもあまり小さくならないのだそうだ。1パック3個をと牡蠣お好み焼きそしてビールで満足だ。

 天気もよくまだ早いので相生駅まで歩き、予定通りの電車で帰阪した。

 たくさんの参加者を期待して計画したが残念ながら4名の参加者になってしまった。体力がなくても十分楽しめるハイキングコースだったが遠いためか敬遠されてしまったようだ。参加された方にはご満足頂けたように思いますが、ありがとうございました。

ペイロン競争の行なわれる相生ボート公園と相生湾

白龍城(ペイロンジョウ)

第五代目ペイロン船「天龍」

ペイロン温泉
ページ先頭へ
  
 
天下台山
標高:321m

三角点:二等
点名:相生
標高:321.4 m
所在:兵庫県相生市
地図:相生








2013.03.23
コース
 JR京都(7:29)=高槻(7:42)=大阪(8:00)=[新快速]=相生(9:28/9:38)=[タクシー]=
北尾根登山口(墓地)(9:45/9:48)〜第1ピーク鉄塔(10:07/10:14)〜
とんび岩(10:16/10:20)〜第2ピーク・烏帽子岩(10:40/10:46)〜ささゆり苑分岐(10:52)〜
第3ピーク(11:06)〜遊歩道出合(11:12)〜立見岩(11:23/11:27)〜
天下台山(11:30/昼食/12:02)〜東屋分岐(12:10)〜獅子岩(12:15)〜東屋(12:22)〜
東屋分岐(12:28)〜天下台山頂分岐(12:37)〜相生市道出合(13:08)〜相生市役所(13:34)〜
ペイロン温泉(13:50/入浴/15:22)〜相生駅(16:02/16:18)=[新快速]=大阪(17:43)=
京都(18:14)

天 候  曇りのち晴れ
参加者 4名 
実施日 2013.03.23