七七頭ヶ岳 野神橋より
関西百名山
 七七頭ヶ岳(丹生富士) 標高693m
上丹生・登山口〜七七頭ヶ岳〜菅並登山口
 4月15日、七七頭ヶ岳に登った。今日は良い天気でぽかぽか陽気だ。大阪梅田を8時にバスで出発、名神に乗り京都南で一旦降りて竹田からのメンバーを乗せて再び名神に乗った。多賀SAで休憩をとってしばらく走り北陸道に入り木ノ本ICで国道365へと進んだ。車窓から伊吹山や雪を頂いた金糞岳など眺めることができた。

 上丹生に向かい、野神橋から歩くのかと思っていたら通り越して登山口へバスは行ってしまった。この辺りから丹生富士の写真を撮ろうと思っていたが残念だった。帰路に停まってもらったが逆光でうまく写真は撮れなかった。天然記念物の大ケヤキも通り過ごしてしまって残念だった。ツアーの案内を見ていろいろ計画しているが、バスで行けるところまで行ってしまうのはどうかと思った。

 七七頭岳観音参道の石柱がある登山口前に駐車場ができていてここまで車が入れるようになっているのだ。出発準備、柔軟体操をしていよいよ出発。

七七頭ヶ岳口

七七頭ヶ岳登山口(七七頭岳観音参道)
 ほんの少し歩くと急登になる。富士と付く山はほとんど急登だ。いきなり足元に白い花、ミヤマカタバミが沢山咲いていた。今日はいろんなお花が見れるかもしれない。

 標高約180mの登山口からしばらく急登が続き、標高370m辺りで一旦緩やかになる。急登も穏やかな日差しを浴びながら九十九折れ坂を登った。途中にはいろんな花が歓迎してくれた。ショウジョウバカマ、チゴユリ、スミレ、そして一番賑わったのはイカリソウだ。

 登り始めて約30分、一旦緩やかになった辺りで小休止をとった。ちょうどこの辺りから山頂の観音堂まで十四丁だそうで丁石が建っていた。

七七頭ヶ岳へ 急登始まる

ミヤマカタバミ

七七頭ヶ岳へ

ショウジョウバカマ

七七頭ヶ岳へ

スミレ

イカリソウ

七七頭ヶ岳へ

横山岳

イカリソウ

七七頭ヶ岳へ

七七頭岳観音まで十二丁(丁石)
 休憩した辺りからしばらく行くとまた急登になる。そして今日のお目当てだったイワウチワが一輪、2輪見えてきた。どうもこの辺りは群生していないようでイカリソウが縄張りのようだ。尾根から隣の尾根を見ると木々の間から横山岳が大きく見え、その横に墓谷山も見えている。尾根に咲いている山桜が向うの横山岳に重なって美しい。芽吹いたばかりの新緑がうまく表現できないほど美しい。

イワウチワ

横山岳と山桜

七七頭ヶ岳へ

ヤブレカサ

七七頭ヶ岳へ

新緑

七七頭ヶ岳へ

イカリソウ
 素晴らしい春を体感しながら登る山は楽しい。そんな雰囲気の中、約1時間半山頂に近づいてきた。タムシバが多く見られるようになって来た。

墓谷山・金糞岳

ミスミソウ?

七七頭ヶ岳へ

古木

ショウジョウバカマ

タムシバ

七七頭ヶ岳へ もうすぐ山頂だ

タムシバ
 12時14分、七七頭ヶ岳山頂に到着、木々であまり展望は得られないが、まだ木の葉が茂っていないのでなんとか楽しめる。東の方向を見ると左から、三国岳、横山岳、墓谷山、金糞岳が見られ三国岳と金糞岳には残雪が見られる。南を望めば、山本山、賤ヶ岳、余呉湖、琵琶湖、竹生島などが見える。西には蛇谷ヶ峰などが見える。

 七七頭ヶ岳は標高693mで三等三角点になっている。山頂には七七頭岳観音の観音堂が建っている。七七頭ヶ岳は高時川の上流にあり地元では丹生富士と呼ばれ親しまれている。山頂は広く観音堂前で昼食にした。

 山頂近くに民話で伝わる瑠璃(るり)池があるそうだが、池というより小さな水場のようなところだと言うことで行くのはやめた。なんでもこの池の水は女性の肌を美しくすると云われているそうな。

七七頭ヶ岳 山頂にて

七七頭ヶ岳 三等三角点(標高693m)

山本山〜余呉湖

賤ヶ岳・余呉湖と琵琶湖に浮かぶ竹生島

七七頭ヶ岳 七七頭岳観音

七七頭ヶ岳をあとに
 山頂で日向ぼっこしながらの昼食を終えて、観音堂の裏から菅並へと下山開始した。下り初めて1分としないところで待望のイワウチワの群生地になった。

 早速、イワウチワの鑑賞タイム、撮影タイムになった。開花時期は過ぎていて1週間ほど前が美しかったのではないかと思われる。今年はお花の開花が1週間から10日ほど早いので美しいお花を見るタイミングが難しい。それでも、日陰には残雪が多く残っているのも見ることができた。

イワウチワ

イワウチワ

イワウチワ

菅並登山口へ下山開始

イワウチワ

イワウチワ
 しばらく尾根の道なりに下ると標高580m辺りから尾根が分かれていて案内では直進になっていたが、右の尾根をとった方がお花が多いということで右の尾根へ下った。

 正面に横山岳がずっしりと立ちはだかっているような感じを受けながら下った。クマザサの道、結構広いよく整備された道を快適に下る。イワウチワは所々に群生していて目を楽しませてくれる。

菅並登山口へ

スミレ

菅並登山口へ

ミスミソウ?

イワウチワ

菅並登山口へ

横山岳

横山岳

金糞岳(奥の雪山)・墓谷山

イワウチワ

ミヤマシキミ

イワウチワ

横山岳

墓谷山

菅並登山口へ

菅並登山口へ

ツバキ

クロモジ
 いろんな花を楽しみながらの下山は快適だ。標高430m辺りから北向きの向きを変えて下る。所々急な斜面が出てくるが、こんな斜面に限ってイワウチワが美しく咲いている。リーダーさんはお花を見るとき写真を撮るとき必ず止ってから行動するようにと再三注意していた。最後の下りは本当に急な斜面で結構厳しかったがイワウチワもそれだけ多く咲いていた。

 菅並の登山口の下山、駐車場の桜は満開だ。菅並の素朴な集落は田舎の風景を思い出させてくれるようだった。ここからバスに乗ってお風呂に行った。途中野神橋でバスを止めてもらって丹生富士、七七頭ヶ岳の写真を撮った。

 入浴はどこに連れて行ってくれるのかと思っていたらどうも己高庵らしい。己高庵でゆっくり汗を流しくつろいで帰阪した。春の陽気を感じながら楽しい山登り、出会った花々そして一緒に登った仲間の皆さんリーダーさんに感謝します。

菅並登山口へ 急斜面を下る

イワウチワ

菅並登山口

菅並登山口に下山

菅並集落

七七頭ヶ岳 野神橋より

七七頭ヶ岳 野神橋より

己高庵
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七七頭ヶ岳(丹生富士)
標高:693m

三角点:三等
点名:七七頭ヶ岳
標高:693.1m
所在:滋賀県長浜市
地図:中河内・木之本

三角点は頂上の観音堂の西50メートルにあります。木立の間から余呉湖、横山岳が望めます。





2013.04.15

コース
 梅田(8:00)=[バス]=京都・竹田(8:35)=[名神・北陸道]=多賀SA=木ノ本IC
=[R365]=上丹生・登山口(10:39/10:46)〜十二丁(11:16)〜
七七頭ヶ岳(12:14/昼食/12:43)〜菅並登山口(14:02/14:05)=[バス]=
己高庵(14:25/入浴/15:25)=竹田=桂川SA=梅田(17:50)

天 候  晴れ 
参加者 11名 
実施日 2013.04.15
ツアー 毎日新聞旅行 nagao