額井岳
かたの山歩会
額 井 岳 標高822m 戒 場 山 標高738m
天満台〜十八神社〜額井岳〜戒場山〜戒長寺〜山部赤人墓〜天満台〜美榛苑
 
 7月18日、かたの山歩会で額井岳に登った。真夏の暑い中での登山ということで熱中症など懸念されたが、幸か不幸か当日は小雨の中の出発になった。

 榛原駅前でバスを待っていると雨が降り始めた。天満台東二丁目でバスを降り、民家の軒下をお借りしてザックカバーを取り付け傘をさして歩き始めた。バス停近くに東海自然歩道ハイキング・観光案内図が掲げられていた。今回は参加者が少なくいつもは15名ぐらいだが今日は9名で男ばかりだ。

 天満台住宅を抜けると公民館がありさらに緩やかな道を登って行くと子安地蔵がある。皆さんお参りしているのを見て感じたのはお孫さんの成長を祈っているようだ。

東海自然歩道ハイキング・観光案内図 天満台東二にて

天満台東二を出発

額井岳

額井岳へ

子安地蔵

子安地蔵

額井岳へ
 広い道路を横切って山を目指して登って行く。正面にはガスのかかった額井岳が迎えてくれている。この辺りまで来ると雨は霧雨に変わり雨具はほとんど要らなくなってきた。やがてT字路になり左に進みと十八神社(いそはじんじゃ)に到着する。

 十八神社には20分ほど早くバスで出発した20人ほどのパーティーが体操をしていた。彼らの出発のあと登山準備と体操をして我々も出発した。

十八(いそは)神社

準備体操 十八神社にて
 十八神社の左側から山道へと入って行く。林道に出たり、広い道なったりと登って行くと、次第に急登になり、登り切ると額井岳の山頂に到着する。

額井岳へ

額井岳へ

額井岳へ

額井岳へ 23名の団体を追い越す

額井岳へもうすぐ山頂だ!

額井岳山頂に到着
 額井岳は、標高812mで四等三角点になっている。山頂には東屋と展望台があるが展望台は古くなり危険な状態だ。ここから展望を楽しめるのだが今日はガスで何も見えない。そして山頂には朱色の水神祠がお祀りしてある。ただ朱色の祠を囲む建物がで囲われているので印象が薄くなった。2004年に訪れた時には杉林の中に朱色の祠は美しく感じた。額井岳は、別名大和富士と呼ばれていて赤瀬辺りから見ると美しく見える。

額井岳 山頂にて

額井岳 四等三角点(標高812.3m)
 追い越したパーティーが登ってきたので我々は戒場山へと歩き始めた。急な下りを注意して降り少し登り返しピークを超えると反射板がある。この辺りから少し細い尾根を下って行き、尾根頭から右へ広い尾根を下ると暗部に到着、戒場峠だ。

戒場山へ

戒場山へ額井岳から下る

戒場山へ

戒場山へ
 戒場峠から再び登り返し、しばらく登ると次第に急登になってくる。長老が少し疲れてきたようだ。頑張って登り切ると広い山頂に着く。

 戒場山は、標高737mで三等三角点になっている。山頂は杉林で全く展望はない。ここで少し遅い昼食にした。

戒場山へあと少し頑張って!

戒場山山頂に到着

戒場山 山頂

戒場山 三等三角点(標高737.4m)

戒場山 山頂にて

戒場山を下山 戒長寺へ
 戒場山から尾根筋を下り、暗部から右下へ谷筋を下る。しばらく下るとお寺が見え戒長寺到着する。先ず、戒場神社のホウノキの巨樹をながめる。樹齢は300年以上と言うが幹はかなり痛んできているようだ。

 戒長寺には、お葉つきイチョウの巨木がある。これも立派なイチョウの木だ。戒長寺境内にはアジサイが今盛りと美しく咲いていた。

戒場神社のホオノキの巨樹の幹(樹齢300年以上)

アジサイ

戒長寺のお葉つきイチョウ

戒長寺

お葉つきイチョウ

戒長寺参道を下る

アジサイ
 戒長寺の石段を下り集落の道の出ると今登ってきた額井岳の山頂、少し下のピークと反射板が確認でき、美しい山容をかもしだしている。

 東海自然歩道を進むと左手遠くに高見山方面の連山が望まれる。道端にはいろんなアジサイが咲いていて目を楽しませてくれる。

額井岳

アジサイ

アジサイ

高見山方面を望む
 山部赤人の墓に到着、この辺りから眺める戒場山は美しい。山部赤人の墓にお参りして歌碑を眺めた。

 山部赤人は「田児の浦ゆ うちいでてみれば ま白にぞ 不尽の高嶺に 雪は降りける」で有名だ。ここに建っている歌碑には「あしひきの 山谷越えて 野づかさに 今は鳴くらむ 鶯の声に」が刻まれているようだがしっかり読み取れなかった。みんなで話題になったのは「ふじ」でいろんな字で表現されているがどれが正しいのであろうかよく分からなかった。不尽、富士、不盡などだが今話題の富士山は昔どんな字が当てられていたのだろうか。話題の富士山は、福慈岳、不尽山、不盡山など古文書には記載が残っているようだ。

戒場山 山部赤人墓より

戒場山と山部赤人の歌碑
あしひきの 山谷越えて 野づかさに
今は鳴くらむ 鶯の声に

山部赤人の墓
田児の浦ゆ うちいでてみれば ま白にぞ
不尽の高嶺に 雪は降りける
 山部赤人の墓をあとに、十八神社下の分岐に戻り、往路を戻って天満台東から美榛苑へと歩いた。美榛苑で温泉に浸かりゆっくりして帰途についた。

 今日は熱中症の心配もなく自然のミストの中を快適に歩けよかったと思う。お世話いただいたリーダーさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

額井岳 美榛苑付近より
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額井岳
標高:822m

三角点:四等
点名:額井岳
標高:812.3m
所在:奈良県宇陀市
地図:初瀬








2013.07.18
戒場山
標高:738m

三角点:三等
点名:戒場
標高:737.4m
所在:奈良県宇陀市
地図:初瀬








2013.07.18

コース
 榛原駅(9:44)=[奈良交通バス]=天満台東二(9:52/9:55)〜子安地蔵(10:11)〜
 十八神社(10:23/10:33)〜額井岳(11:21/11:28)〜反射板(11:48)〜戒場峠(12:17)〜
 戒場山(12:40/昼食/13:12)〜戒長寺(13:33/13:41)〜山部赤人墓(14:05/14:09)〜
 天満台東二(14:33)〜美榛苑(15:45/入浴/16:00)=[送迎バス]=榛原駅(16:09)

天 候  小雨のち曇りのち晴れ 
参加者 9名 
実施日 2013.07.18