北穂高岳 涸沢ヒュッテより
MRCアルプス例会
北穂高岳 標高3106m vol.2
上高地〜明神〜涸沢 vol.1
涸沢〜北穂高岳〜涸沢〜横尾〜上高地 vol.2
 
 8月4日第3日目は、メインイベントの北穂高岳登頂だ。涸沢の朝は上空に雲が立ち込め残念ながらモルゲンロートは見ることができなかった。

涸沢

涸沢テント場
 5時30分、準備体操を済ませ涸沢ヒュッテから北穂高岳へと出発した。カールに花のように咲いたテント場標高2300mを通り抜け、涸沢小屋横から真っ直ぐ登って行った。雲があるためカールは部分的に陽が射していた。少し登るとニッコウキスゲが群生していて元気をくれるようだ。右側に雪渓を見ながらどんどん登って行く。

涸沢ヒュッテを出発

北穂高岳へ

涸沢カール

北穂高岳へ

ニッコウキスゲ

北穂高岳へ
 標高2450m辺りで雪渓とわかれ左のお花畑の方へと登って行く。コバイケイソウが群生していた。歩き始めて50分標高約2550mで小休止をとった。

涸沢ヒュッテ・テント場を振り返る

北穂高岳へ

北穂高岳へ

コバイケイソウ

北穂高岳へ

ちょっと一休み
 この辺りからいよいよ北穂高岳の厳しさが目の前に迫ってきていた。小さな岩場を這いつくばるように登っていた。登り切るとまた緑のなかを登る。

北穂高岳へ

北穂高岳へ
 すると目の前に大きな岩が立ちはだかっていたが、みんな難なく登った。登り切ると涸沢カールが美しく見えた。小さな岩がゴロゴロしているルートを足元に注意しながら登っていった。やがて花畑で沢山のお花が咲いていた。硬い岩と美しい可愛いお花の取り合わせは心を和ませてくれる。

岩を登る

岩を登る

岩を登る

涸沢カール

北穂高岳へ

北穂高岳へ

ミヤマキンポウゲ

シラネニンジン

シラネニンジン ハクサンフウロ

キンコウカ
 今日一番の岩場を前に楽しそうにポーズを取ってくれた。みんな相当の余裕がありそうだ。この辺りが南稜ルートの取っ付きだろうか。さっそくクサリを使って登りはじめたが、このクサリ長さが20mほどあり、クサリを使って登ると時間が相当かかりそうなのでクサリの補助をあきらめて自力で登った。登り切るとさらにその先があり22段の鉄ハシゴを登りきってやっと見晴らしのいいところに出た。少し上がって7時24分、一休みにした。

ハイ ポーズ

ハイ ポーズ

岩登り

岩登り 20mのクサリ場

岩登り

ハシゴ(22段)を登る

ちょっと一休み

涸沢カールとコバイケイソウ
 7時30分休憩を終えて登り始める。クサリとハシゴの難所が過ぎると今度はひたすらガレバた岩の道を延々と登って行く。岩陰などに沢山のお花が咲いていて目を楽しませてくれる。イワツメグサ、ヨツバシオガマ、ウサギギク、リンドウなどなどだ。8時過ぎるとガスが出始め、次第に濃くなるガスの中を黙々と登っていった。8時24分テント場に到着もうすぐ山頂だ。ここで最後の休憩をとった。

ツガザクラ

北穂高岳へ

北穂高岳へ

イワツメグサ

北穂高岳へ

ミヤマダイコンソウ

北穂高岳へガスが出てきた

 

ヨツバシオガマ

北穂高岳へ先が見えなくなってきた

ミヤマキンバイ

ウサギギク
 テント場を出る頃には益々ガスが濃くなってきた。8時46分、北穂分岐を通過する。南峰を少し下りながら大きく回り込んで登り返すと北穂高岳北峰の山頂に到着。分岐辺りから雨が降り始め山頂に立った頃は大雨になってしまった。急いで集合写真を撮ったがレンズは雨で水滴だらけ、それも記念かと撮影した。

 急いで北穂高小屋に駆け込んだが狭くてとても入れない。小屋の人が急遽ひさしの天幕を広げようとしたがなかなか時間がかかって小屋の人もびっしょりになっていた。

 そんな中でコーヒーを飲みたいと言っていた人たちがなんとか頂けたようだ。でもこんなごたごたのところで飲まなくてもと思った。やはりこのテラスから槍穂高を眺めながらゆっくりコーヒーを味わいたいものだ。

リンドウ

北穂高岳へ 山頂は近い!

北穂高岳へ大きく岩峰を巻く

まもなく北穂高岳山頂

北穂高岳山頂(標高3106m)

北穂高岳山頂 雨の中記念写真
 北穂高岳は、標高3106mで奥穂高岳に次ぐ高さだ。穂高の連山の標高は、奥穂高岳3190m、涸沢岳3110m、北穂高岳3106m、前穂高岳3090m、明神岳2931m、西穂高岳2909mで北穂高岳は穂高の山で3番目に高い。ちなみに槍ヶ岳は標高3180mで奥穂高岳より10m低いのだ。

 残念ながら雨で北穂高岳からの展望が全く望めなかった。2003年に登ったときの写真を掲載しますので参考にしてください。もし機会がありましたらみんなでリベンジしましょう。

北穂高岳山頂の展望 撮影:2003.9.5

北穂高岳山頂

槍ヶ岳・・・ 北穂高岳より

槍ヶ岳・・・ 北穂高岳より

北穂高岳 山頂にて

北穂高岳小屋

奥穂高岳・涸沢岳・・・ 北穂高岳より

前穂高岳 北穂高岳より

 山頂の雨は止みそうもないし、16時ごろには横尾まで下山しなければならないので、誠に残念ながら下山を始めた。登る時大きな期待を持って登ったが、帰りはひたすら下るだけになった。雨は少し下った辺りから止んだ。ただ事故が起きないよう十分に注意して下った。

 途中、数回休憩をしながら長いはしごの下り、22mの長い鎖の岩には少し面食らった人もいたが何とかクリヤーした。北穂沢の雪渓横まで下ってきて、一人転倒、一回転したが怪我がなく一安心。

雨のため早々に下山

北岳分岐

チングルマ

ゴゼンタチバナ

涸沢へ下り

涸沢へ下り

涸沢へハシゴ(22段)を下る

キンコウカ

涸沢へ下り

涸沢へ下り

前穂高岳・涸沢カール

涸沢へ下り
 涸沢ヒュッテに戻り、昼食休憩にした。まだ下りがあるのでビールで乾杯はお預け、ご自慢のカレーライスを頂いた。

涸沢ヒュッテにて

涸沢ヒュッテをあとに
 昼食を済ませ涸沢ヒュッテをあとに横尾へと下り始めた。さっそく雪渓の下りで、みんなこれまた楽しみながら下った。やっぱり今回はこの雪渓が一番楽しかったのではないだろうか。

雪渓を下る

雪渓を下る

雪渓を下る

雪渓を下る
 本谷橋までひたすら下りが続く。本谷橋を渡って少し休憩し、横尾までのワンピッピッチ少し疲れを感じながら歩いた。

 横尾山荘に到着、さっそく浸かるだけのお風呂に入ってなんとか気分がよくなり、ビールで乾杯となった。横尾山荘は予約制なので涸沢ヒュッテのような込みようではなくゆっくり一人ひとりベットで休むことができた。

ハイ ポーズ

クルマユリ

横尾へ

本谷橋

横尾へ

横尾大橋に下山
 8月5日第4日目、今日は上高地まで下り大阪へ変える予定だ。

 朝起きると時雨れていて出発する頃には雨が降りだした。雨が降ればこれまたひたすら歩くしかなく上高地を目指して歩いた。雨は次第に強くなり、徳沢で傘では間に合わなくなったので雨具をつけた。明神で明神館に預けておいた荷物を受け取りリュックに詰め込んで上高地へと下った。

 バスターミナルに11時過ぎに到着、インフォメーションセンターでバスが来るまで少し休んだ。雨はほぼ止んだようだ。迎えに来たバスに乗って平湯へ行った。

横尾山荘にて

準備体操

上高地へ

上高地へ

名残は尽きぬ!

徳沢に到着

明神に到着

河童橋に到着
 平湯温泉・ひらゆの森で温泉に浸かりゆっくりくつろいだあと昼食を頂いた。ゆっくりしてバスに乗り帰阪した。

 リーダーさん、参加者の皆さん楽しい山旅をありがとうございました。リーダーさんには、計画実行にあたりご苦労いただきましたこと感謝申し上げます。ありがとうございました。
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北穂高岳
標高:3106m

三角点:なし
所在:長野県松本市
地図:穂高岳










北穂高岳山頂 2013.08.04

コース
8/2
 交野市(8:00)=[バス]=ひるがのSA=上高地バスターミナル(13:40)
上高地バスターミナル(14:00)〜明神(15:04) 明神館 (泊) 
8/3
 明神館(7:36)〜徳沢(8:25/8:40)〜横尾(9:42/9:59)〜本谷橋(11:05/昼食/11:27)〜
涸沢 涸沢ヒュッテ(13:36) (泊)
8/4
 涸沢ヒュッテ(5:30)〜北穂分岐(8:46)〜北穂高岳(8:56/9:30)〜
涸沢ヒュッテ(12:33/昼食/13:18)〜本谷橋(14:59/15:10)〜横尾 横尾山荘(16:10) (泊)
8/5
 横尾山荘(7:00)〜徳沢(8:04/8:15)〜明神(9:05/9:20)〜
上高地バスターミナル(11:10/11:45)=[バス]=
平湯温泉・ひらゆの森(12:04/入浴・昼食/13:00)=交野市=枚方(19:00)

天 候  8/2 曇り 8/3 晴れ 8/4 曇りのち雨のち曇り 8/5 雨のち曇り 
参加者 15名 
実施日 2013.08.02-08.05