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安達太良山 薬師岳より | ||||
日本百名山 | ||||
安達太良山 標高1665m 那須岳 標高1929m | ||||
ゴンドラ山頂駅〜安達太良山〜[牛ノ背]〜船大明神〜[障子ヶ岩]〜沼尻登山口 | ||||
10月13日から16日で那須岳、安達太良山、吾妻山、磐梯山に行った。 10月13日、大阪伊丹空港を8時35分全日空3173便で福島空港へ飛んだ。福島空港に9時40分到着、バスで那須岳へと向かった。東北自動車道を快適に走っていたが、一般道に降りる那須IC手前からICを出る車の渋滞が始まった。那須ICを出るのに約30分かかった。那須岳に続く国道は大渋滞でICから現地まで車が連なっているようで全く進まない。IC目の前のコンビニに入ろうとするがなかなか入れずいらいらする。 やっとコンビニに入ると昼食の弁当やおにぎり類は全て売り切れで食べるものもない、トイレは長い行列で全く身動きできない。3連休の中日とあって行楽地は満員のようだ。ここからロープウエイ乗場まで約20kmだから通常だと30分もかからないが、これじゃ何時着くか分からない状況だ。ロープウエイは、強風で運行していないことを確認、歩いて登るにしてもこの状態だと日没になってしまう。 紅葉にシーズンで大混雑した那須岳周辺は、青空の素晴らしい天気だが、風が強く平地でも風速10m/sほどで那須岳では風速20m/sほどあるだろうか。昨年も強風で登れなかったが、ロープウエイ山麓駅で風速15m/sほどの風が吹いていた。 那須岳登山をあきらめて温泉に行くことになった。近くで良い温泉を探してみると、新甲子温泉があった。五峰荘へ行ったがなかなか良い温泉だった。日帰り温泉はしていないようだが事情を計らいでくれたらしい。 温泉につかってゆっくりして、郡山のホテルへ、近くのレストランで食事をして、ホテルの大浴場、炭酸泉に入り今日の一日は終わった。 |
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福島空港に到着 |
ようこそ!八重のふるさと 福島県 |
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那須岳 那須IC辺りより |
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新甲子温泉五峰荘露天風呂 |
ドーミーインEXPRESS郡山 |
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10月14日第2日目、安達太良山登山だ。郡山のホテルを7時30分にバスで出発、奥岳温泉のゴンドラ乗場に8時30分過ぎに到着。ゴンドラ乗場は山ガールからお年寄りまで連休とあって大変賑わっている。チケット売場への長い列、千円札は引き出しに入らなくなったのか机に山積みになっている。昨日は強風でここのゴンドラも運行していなかったらしいが連休最後の今日は大稼ぎだ。 | ||||
安達太良山 安達太良SA近くの一般道より |
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あだたら高原スキー場 |
アダタラエキスプレス乗場へ行列 |
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ゴンドラ山頂駅前は人一杯なので直ぐ登山口から五葉松平、薬師岳の広場に行った。薬師岳からは素晴らしい安達太良山の紅葉が見られるとあって狭い展望広場は超満員だ。 ここから眺める安達太良山は乳房のような美しい山容で、山頂の乳首も見える。今日は青空で山は紅葉して素晴らしい。薬師岳の標識の横に「この上の空がほんとうの空です 日本松市」の標柱が建っている。高村光太郎の智恵子抄で有名だ。昨年の空は、雪雲の空だったが、今年は美しい青空、素晴らしい一日になりそうだ。 |
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山頂駅(標高1350m)に到着、薬師岳へ |
安達太良山 薬師岳より |
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安達太良山 薬師岳より |
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安達太良山 薬師岳より |
安達太良山へ出発 |
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展望台をあとに安達太良山山頂を目指して登り始める。五葉松やシャクナゲのトンネルの緩やかな道をしばらく登る。やがてトンネルを抜けるとガレた岩がある広場に出る。ここで景色を見ながら休憩だ。 ここから少し急な登りになってくる。さらに石や岩がごろごろした急な道になりゆっくり登って行く。今日は連休の真っ只中、実は休憩してしばらくしてから山頂まで数珠繋ぎでマイペースでは登れない状態なのだ。さらに狭い登山道を下山してくる人も沢山いるため対向待ちもひどい状態だ。 まるでお正月の初詣の状態で列の後ろをついて登って行く感じだ。やっと山頂に到着、といっても乳首の下まで登ってきた。山頂の乳首まで登るには長い列の最後尾に並ばねばならない。山頂に到着できる時間の見通しが立たない。なぜなら一般の観光客は山頂でゆっくり安達太良山を楽しんだあとゴンドラで下山するからだ。 安達太良山は、標高1700mで二等三角点になっている。昨年冠雪の突風の中登り、突風で飛ばされそうになりながら写真を撮った。山頂の乳首までの登頂をあきらめ先に進むことにした。ここからでも素晴らしい展望だがきっと乳首からの展望はもっと凄いのだろう。標高差20mほどだがこの差がきっと大きな違いに思えた。乳首から見る沼ノ平火口はどんな風に見えたのか心残りだった。 |
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表登山道分岐辺りの展望広場で休憩 |
山頂までハイカーの列が続く |
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安達太良山 山頂 |
安達太良山 山頂 |
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安達太良山 山頂 (乳首には長い行列が登られず) |
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安達太良山 山頂にて |
安達太良山山頂から牛の背を下る |
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ここまでは昨年来ているが今年は初めての縦走コースを楽しみに歩き始める。牛ノ背と呼ばれる尾根を下って行く。安達太良山は、安達太良山(本峰)と鬼面山(きめんざん)、箕輪山、鉄山、、和尚山などが南北に連なっている。 ここからは吾妻連山、鉄山、矢筈森、箕輪山などが展望できる。牛ノ背と呼ばれているように尾根は広く所々に岩が転がっている感じだ。 |
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吾妻連山 鉄山・矢筈森・箕輪山 安達太良山山頂から牛の背を下る |
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牛の背を行く |
牛の背を行く |
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牛の背を行く 沼ノ平が白く見えてきた |
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やがて左手奥に白い巨大なクレーターのようなところが見えてくる。しばらく右手の溶岩ドームのような岩を見ながらどこか異質の国に来たような雰囲気の中を歩く。やがて障子ヶ岩から沼ノ平に落ち込む岩壁から白い岩が続いている。 分岐になり牛ノ背が終わり右に行けば峰ノ辻、くろがね小屋、勢至平で、直進すれば馬ノ背から鉄山のコースだ。我々は、左折して沼ノ平を時計方向に半周するコースを行く。 |
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鉄山・矢筈森 牛の背を行く |
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矢筈森 牛の背を行く |
障子ヶ岩 牛の背を行く |
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牛の背分岐到着、左折して船大明神へ |
沼ノ平 |
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右下は、沼ノ平火口で直径1.2km、深さ120m、西側は硫黄川に浸食され馬蹄形になっている。沼ノ平火口は、1900年に水蒸気爆発を起こしたそうで、現在も火山ガスが噴出していて立ち入りは禁止されている。巨大な火口は別世界のようで月には行ったことはないが写真で見る月のクレーターのようだ。火口が白いのは、私の推定では、岩石に含まれるシリカが反応して白くなったのではないかと勝手に思っている。 | ||||
鉄山 沼ノ平 |
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沼ノ平 |
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船大明神山 |
船大明神へ |
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船大明神・沼ノ平・鉄山・矢筈森 |
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沼ノ平 |
安達太良山 |
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沼ノ平火口を足元に眺めながら船明大神へと歩く。次第に足元の尾根が細くなって砂混じりの道になってきた。細い尾根を注意しながら船大明神山を目指して歩き、分岐から左上の船大明神山山頂には行かず、右の木の生えている船大明神歩行へ進んだ。その尾根を越えて岩を下った。 | ||||
船大明神 |
船大明神 |
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岩の間を下り船大明神を巻くように溶岩ドームのような岩の間を下った。右下に小さな池が見えてきた。その横に下りてその上の小さな岩峰に登り、ここで風を避けながら昼食にした。 こかからの眺めも抜群で、鉄山、矢筈森、安達太良山、船大明神が沼ノ平火口を取り巻くように並んで見える。火口の縁から眺めるこの景色は誠に絶景だ。遠くには、磐梯山、吾妻山など素晴らしい山が見える大パノラマだ。 |
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船大明神の尾根を行く |
船大明神から下る |
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小さな池に到着 |
安達太良山 池の上のピークより |
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鉄山・矢筈森・安達太良山・船大明神 池の上のピークより |
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鉄山・矢筈森・安達太良山 池の上のピークより |
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船大明神 池の上のピークより |
矢筈森 池の上のピークより |
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鉄山 池の上のピークより |
磐梯山 池の上のピークより |
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モヒカン形の船大明神はかなり奇抜な山容だ。ここに来るときあの上を歩いてきたのだ。振り返って何度も見たが面白い。 | ||||
安達太良山・船大明神 池の上の少し先のピークより |
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障子ヶ岩の南側を巻いて進む |
障子ヶ岩の尾根を行く |
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切り立った火口壁の尾根をしばらく巻くように進み、火口壁の尾根に出て先へ進む。この辺りの火口壁を巻くように進み、火口壁の尾根に出て火口壁を周回していく。この火口壁は、障子ヶ岩というらしいがどの岩を指しているのか、火口壁の岩の総称なのかはよく分からない。とにかく沼ノ平火口の縁を歩くのは圧巻だ。 途中に三角点があった。火口壁を巻いて登って登りきった辺りに三等三角点、点名沼尻、標高1641.6mがあった。 |
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鉄山・矢筈森・安達太良山・船大明神・沼ノ平 障子ヶ岩の尾根より |
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西大巓・西吾妻山・中吾妻山・東大巓・東吾妻山・一切教山・吾妻小富士 障子ヶ岩の尾根より |
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障子ヶ岩の一部 |
沼尻 三等三角点(標高1641.4m) |
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鉄山・矢筈森・安達太良山・船大明神・沼ノ平 障子ヶ岩の尾根より |
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火口縁の尾根は先ほどの三角点から次第に下りになっていく。標高1500m辺りから下りが次第に急になってくる。標高1400m辺りで火口壁の岩壁が終わり通常の山の斜面になってくる。ここから急斜面の泥んこ道になり標高1300mまで続く。紅葉は標高1300mから標高1400m辺りが一番美しくなっていた。 | ||||
鉄山・矢筈森沼ノ平 障子ヶ岩の尾根より |
ナナカマド |
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ねじれた松ノ木 |
沼尻登山口へ |
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磐梯山・秋元湖・西大巓・西吾妻山・中吾妻山・東大巓・東吾妻山・一切教山・吾妻小富士 沼尻への尾根より |
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沼尻登山口(標高1500m)へ |
紅葉 |
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紅葉(標高1350m) |
紅葉 沼尻登山口へ |
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急な下りを終えて台地状の所の分岐に出る。右に降りれば硫黄川方向、我々は直進する。ここからの紅葉はすばらしい地元の人に聞くと今年はまだ早いらしい。例年もっと綺麗な紅葉が見られるとのことだった。しばらく休憩して紅葉を楽しんだ。右下には、1900年の水蒸気爆発まで斜面の沼尻鉱山を巻き込み多くの人が犠牲になったらしい、そんな場所が見える。 | ||||
紅葉(標高1300m) |
紅葉(標高1300m) |
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紅葉(標高1300m) |
硫黄川 湯の花採取場 |
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硫黄川の右岸尾根 |
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紅葉(標高1300m) |
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障子ヶ岩の紅葉 分岐付近(標高1300m)より |
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吾妻連峰 |
磐梯山 展望台(標高1180m)より |
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休憩してしばらく下ると右下に白糸の滝が木々の間から見えてくる。さらに下ると白糸の滝展望台がありそこから滝を鑑賞できる。程なく沼尻登山口に全員無事下山した。 時間も早かったので、五色沼に立寄って磐梯はやま温泉へ向かい温泉につかって疲れを癒やし明日に備えた。 |
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白糸の滝 展望台(標高1180m)より |
白糸の滝 展望台(標高1180m)より |
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白糸の滝 展望台(標高1180m)より |
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西大巓・西吾妻山・中吾妻山 展望台(標高1180m)より |
沼尻登山口(標高1130m) |
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磐梯山 五色沼(毘沙門沼)より |
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磐梯山 ヴィライナワシロより |
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吾妻山に登る | ||||
安達太良山 標高:1700m 三角点:二等 点名:大関平 標高:1699.9m 所在:福島県二本松市 地図:安達太良山 安達太良山 二等三角点 2012.11.09 |
安達太良山 乳首 2013.10.14 |
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沼尻 標高:1641m 三角点:三等 点名:沼尻 標高:1641.4m 所在:福島県二本松市 地図:安達太良山 沼ノ平南側の火口壁にある |
沼尻 三等三角点 2013.10.14 |
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コース |
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