ロックガーデン ピラーロック
かたの山歩会
六 甲 山 標高931m
高座の滝〜ロックガーデン〜地獄谷〜風吹岩〜雨ヶ峠〜六甲山〜有馬・瑞宝寺公園 
 11月21日、かたの山歩会で六甲山に行った。今回のコースはロックガーデン、地獄谷そして有馬の瑞法寺公園と楽しめそうなスポットが3ヶ所もあり楽しみだ。

 阪急芦屋川駅を8時50分に出発、芦屋の高級住宅街の坂を登って行く。ガレージには外車が複数台、そして震災の影響か世代交代の影響か分からないが大きな新築が目立った。そんな登り坂を指をくわえて登って行くと高座の滝に着いた。

芦屋川を出発

ロックガーデン・高座の滝に到着
 高座の滝で小休止、この滝は芦屋川の支流、高座川の上流にある落差10mの夫婦滝だ。普通に鑑賞できるのはこの雌滝で、ロックガーデンへの登山口であり、滝の横には護摩堂と藤木九三のレリーフがある。夫婦滝のもう一つ雄滝は、雌滝の左側から上がっていくそうだが未だ行ったことがない。

高座の滝

護摩堂

藤木九三氏レリーフ
 ロックガーデンへ滝横から登りはじめた。岩がごろごろしていてなかなか面白い岩の庭だ。岩に慣れた人そうでない人登り方はまちまちだ。

 ロックガーデンの主要部を登り切ると通常の登山道になりやがて送電線鉄塔下に出る。鉄塔の横の岩から大阪湾が輝いて見える。

ロックガーデンを登り始める

ロックガーデン

ロックガーデン

ロックガーデン

鉄塔下の休憩所に出る

大阪湾が輝いている
 これから風吹岩へのコースだが、通常中央尾根道を進むのだが、今回は地獄谷に下りいろんな岩を楽しみながら風吹岩へ向かった。

 鉄塔の西側から急な斜面を地獄谷へと下る。道はよく踏まれているが少し急だ。下りきるとA懸垂岩の少し下に出る。A懸垂岩へ沢道を登り返す。

 少し登ったところで左手の尾根に上がってみた。尾根からはロックガーデンの美しさが違った角度から見ることができる。いろいろな岩があっておもしろい、その先に台形の城山、そして大阪湾が眺められる。

地獄谷へ下る

地獄谷へ下る

A懸垂岩へ登り返し

A懸垂岩手前で尾根に出てみる

ロックガーデン
 寄り道した尾根から一旦下って少し登ると、A懸垂岩の下の出る。ここでクライマーの初心者が訓練に明け暮れたのだろうか、岩が黒光りしているようだ。

城山

A懸垂岩
 ここからいろんな岩を乗り越えたり、細い隙間を登ったり、岩に抱きついたり、ひいひい言いながら登る人、快適に登る人それぞれ沢山の岩を楽しみながらピラーロックへと登った。

ピラーロックへ

ピラーロックへ

ピラーロックへ

ホッ!

後を振り返る

ピラーロックへ

元気なリーダー

ロックガーデンにて 山歩会S氏提供

通行止 メタボの人

そんなに岩が愛おしいの!

ピラーロックへ

ピラーロックへ
 ピラーロックに到着、ピラーロックは大自然が作った岩の造形だ。そんな素晴らしい造形を楽しみながら一時を過ごした。今日は特に良い天気で本当に素晴らしい。

ピラーロック

ピラーロック

ピラーロック

ピラーロックを越える

ピラーロックの風景

光り輝く大阪湾とピラーロック
 ピラーロックから少し下り登り返して中央尾根道に出てしばらく行くと風吹岩に到着。風吹岩からは360度の展望で素晴らしい。六甲山山頂付近から紅葉が降りてきているようだ。荒地山から大阪湾の展望も素晴らしい。

風吹岩に到着

風吹岩

風吹岩にて 山歩会S氏提供
 ここまでで今回の鑑賞スポット、高座の滝、ロックガーデン、ピラーロック、風吹岩が終わり、これから六甲山最高峰へとひたすら登って行くことになる。雨ヶ峠で小休止をとり、六甲最高峰までの予定のようだったが、今はない本庄橋の下流を渡渉して、七曲り口の広場に到着。ここで12時を過ぎたので昼食にした。

雨ヶ峠へ

雨ヶ峠へ

雨ヶ峠に到着

紅葉 雨ヶ峠にて

本庄橋へ

七曲り口で昼食
 昼食後、沢に下りそこから今日一の山登り、七曲りを登りはじめた。時節柄、思ったほどの急登ではないが夏場だとかなり厳しい登りだ。標高700m辺りまで登ったところで、リーダーが倒れた。足を攣ったようでしばらく開放して、リーダーをおいて山頂へと登った。一軒茶屋でしばらく待っているとリーダーが登ってきた。もう大丈夫ということでそろって六甲山最高峰へと登った。

七曲りを登り始める

あっ!リーダーが倒れた

リーダーをほっといて山頂へ

一軒茶屋標石

六甲山最高峰よりの展望
 六甲山最高峰は、標高931mで一等三角点になっている。山頂は相当広いため周りには何もないがあまり展望はよくない。ただ広い山頂の端はしから展望することができる。山頂付近はススキが沢山あって美しい。

六甲山最高峰にて 山歩会S氏提供

六甲山最高峰

六甲山最高峰

方位盤と三角点の説明板

一等三角点本点(標高931.3m)
 山頂広場から少し下がった標高925m辺りに昔の六甲最高峰の碑がある。大戦後山頂は米軍に接収され、そのまま通信基地となっていた。大型のパラボラアンテナが設置され、1992年に返還されるまで約半世紀に渡り近畿地方唯一の在日米軍施設として民間人の立ち入りができなかった。その時の一般の人が登れる六甲最高峰はここだった。

六甲最高峰碑(1992年までの最高峰)

六甲最高峰碑(標高約925m)
 最高峰を後に一軒茶屋まで下り、ここから有馬へ魚屋道を下る。いつものコースなのであまり新鮮味はないが、所々の紅葉と紅葉が織り成す登山道も陽を浴びて美しい。

一軒茶屋から魚屋道を下る

魚屋道を下る

魚屋道を下る

筆屋道分岐
 いつもは魚屋道をそのまま有馬まで下るのだが、今日は途中から筆屋道を下った。分岐からしばらく下ると猪谷という沢に出る。右岸の山裾を少しまいて登ると展望台に出る。展望台からは、三田の有馬富士や飯盛山、清水山、千丈寺山そして遠く北摂の山並が見える。

筆屋道を下る

筆屋道を下る

展望台

三田市街・有馬富士・清水山・・・ 展望台より
 展望台から下り渡渉して、瑞宝寺谷の右岸の山裾を下っていく。紅葉の森をしばらく下り渡渉すると、太鼓滝があり、再度渡渉して右岸を少し下ると瑞宝寺公園に到着する。

瑞宝寺公園へ

瑞宝寺公園へ

太鼓滝

瑞宝寺公園に到着
 瑞宝寺公園に入ると、多くの観光客が紅葉狩りに訪れている。最初は陽が差し込んでいなかったので紅葉は余り良くなかったが、しばらくすると陽が差し込んできて素晴らしい紅葉を堪能することができた。

 瑞宝寺公園は、太閤秀吉が「いくら見ていても飽きない」と誉め称えたことから、「日暮らしの庭」と呼ばれているそうだ。燃えるような鮮やかな彩りが広がる関西屈指の紅葉の名所となったそうだ。瑞宝寺は、明治6年に廃寺になったそうで今は公園になっている。

 しばらく太閤秀吉の気分になって、紅葉を楽しんだ。余韻を楽しみながら有馬温泉へと下り銀の湯に浸かってゆっくりし、帰途についた。幹事さん、すばらい山旅をありがとうございました。特に今回はコース設定が非常に良かったと思います。参加者の皆さんありがとうございました。

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉

紅葉
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六甲山
標高:931m

三角点:一等
点名:六甲山
標高:931.3m
所在:兵庫県神戸市北区
地図:宝塚








六甲山 三角点 2013.11.21

コース
 阪急芦屋川(8:52)〜高座の滝(9:17/9:23)〜[ロックガーデン]〜鉄塔峠(9:45/9:50)
〜[地獄谷]〜風吹岩(10:47/10:55)〜雨ヶ峠(11:40/11:47)〜七曲り口(12:07/昼食/12:30)〜
一軒茶屋(13:20/13:25)〜六甲山最高峰(13:33/13:40)〜一軒茶屋(13:44/13:47)
〜[魚屋道]〜筆屋道分岐(14:19)〜[筆屋道]〜展望デッキ(14:34)〜
瑞宝寺公園(14:57/15:12)〜銀の湯(15:31/入浴/16:42)〜有馬温泉BS(16:50/17:00)
=[バス]=宝塚(17:40)

天 候  快晴
参加者 11名 
実施日 2013.11.21