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白鬚岳 山頂 | ||||
近畿百名山 | ||||
白 鬚 岳 標高1378m | ||||
中奥〜白髪岳〜小白髪岳〜東谷出合 | ||||
12月13日、白髪岳に登った。白鬚岳は以前から興味のある山だったが今回実現した。大台ケ原や大峰山の大普賢岳、行者還岳、弥山、八経ヶ岳など多くの有名な山があって静かな山だと思っていた。 大阪梅田を7時25分バスで出発、阪神高速等を経て南阪奈道路、竹内トンネル手前で渋滞、通り抜けるのに約1時間ロスをしてこのロスが最後まで大きく影響した。渋滞の原因は後で分かったことだが、タクシー客が気分が悪くなり走行中にドアを開け転落、そのまま置き去りにして死亡させた事件の影響だった。 ここからすべて1時間遅れでの行動となった。とにかくトイレ休憩、吉野路大淀に立ち寄り小休止をとった。その後169号線を柏木へと走り、中奥へと進めた。中奥林道を進み、貯水池の駐車場で降車した。 貯水地の駐車場で昼食、登山準備をして、車の通れなくなった荒廃した林道を約40分歩き、林道終点に到着。ここに北尾根登山口がありここから白鬚岳へと登り始めた。 |
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水源地横駐車場(標高640m)到着 |
水源地 |
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登山口までへ林道を出発(約1時間遅れの出発) |
林道歩き |
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林道歩き |
林道終点・北尾根登山口(標高825m) |
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登山口から右岸に渡りここから急斜面を高尾へと登っていく。急登に次ぐ急登をジグザグにまた真っ直ぐ上へと尾根に出るまでかなり厳しい。約1時間で高雄という尾根頭へと登りついた。 中奥林道に入った頃から雪景色になってきたが、次第に雪も多くなってくる。なにしろ一番困ったのは指が凍りつくぐらい冷たくなり痛くて自由に動かないことだ。なんとか指の運動をさせながらこらえた。 |
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白鬚岳北尾根登山口 |
登山口を出発 |
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右岸に渡って急斜面の登り開始 |
高尾へ(標高830m) |
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高尾へ(標高920m) |
高尾へ(標高990m) |
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高尾へ(標高1050m) |
高尾(標高1170m) |
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尾根頭の高雄で小休止をとりアップダウンの尾根を山頂の白鬚岳へと雪を踏みながら歩いた。 ギュッギュッ、ギュッギュッ、ギュッギュッと新雪を踏みしめる音が快いのだが、風とともに吹きつける霰が顔に当たって痛い。高雄から約1時間で白鬚岳の山頂に到着した。 | ||||
白鬚岳へ(標高1190m) |
白鬚岳へ(標高1170m) |
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白鬚岳へ(標高1180m) |
白鬚岳へ(標高1220m) |
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白鬚岳へ(標高1240m) |
白鬚岳へ(標高1250m) |
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白鬚岳へ(標高1255m) |
白鬚岳へ(標高1310m) |
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白鬚岳へ(標高1345m) |
白鬚岳山頂に到着 |
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白鬚岳は、標高1378mで、二等三角点になっている。また今西錦司氏が登った1500山目の山という記念碑が建てられている。残念ながら山頂付近はガスの中で視界がほとんどない。ガスがなければ北西方向が開けていて展望できるようだ。雪の山頂でガスで展望もなく、風があり寒く長く滞在できないので早々に下山した。ここで安全確保のためアイゼンを装着した。 | ||||
白鬚岳 山頂にて |
白鬚岳 山頂 |
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白鬚岳 山頂 |
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白鬚岳 二等三角点(標高1378.1m) |
白鬚岳山頂の今西錦司先生1500山目の山 |
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白鬚岳山頂から、痩せ尾根が小白鬚岳まで続く。4つのピークと3つの暗部を越えていく。尾根の急勾配を足元に注意しながら下る。急なところにはロープが下がっているが、アイゼンを装着しているので滑る心配はない。しかし引っ掛けるると危険なので注意しながら歩いた。 暗部まで下り、登り返すと細長い展望が期待できる四峰標高約1315mに着く。後ろを振り返るとほんの一瞬だったが白鬚岳の尖った山頂が見えた。写真に収めたかったがその後、山頂は現れることはなかった。 |
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白鬚岳山頂を後に下山開始 |
樹氷霧氷の始まり |
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四峰へ(標高1330m) |
四峰へ(標高1320m) |
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四峰へ(標高1320m) |
四峰へ(標高1310m) |
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四峰(標高1315m) |
小白髪岳へ(標高1315m) |
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四峰から暗部まで標高差約75m下り、登り返すと痩せ尾根のピーク、三峰標高約1240mを通過する。再び下って痩せ尾根の鞍部を経て登り返すと二峰標高約1240mを通過、さらに下って登り返すと標高約1245mの一峰を通過した。 一峰からほんの少し下る感じでここから大きく登り返す感じを受ける。小白鬚岳山頂まで標高差約40mだが、今まで小さなアップダウンの下りだったのでここの登りはきつく感じた。 |
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小白髪岳へ(標高1300m) |
三峰(標高1240m) |
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小白髪岳へ(標高1215m) |
小白髪岳へ(標高1240m) |
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二峰(標高1240m) |
小白髪岳へ(標高1230m) |
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一峰(標高1245m) |
小白髪岳へ(標高1230m) |
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小白髪岳へ(標高1240m) |
小白鬚岳山頂付近 |
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小白鬚岳は、標高1282mで山頂は広く切り開かれススキの原になっている。木々の枝越しに白鬚岳の尖った山頂を見ることができた。 | ||||
小白鬚岳 山頂 |
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小白鬚岳 山頂(標高1282m) |
白鬚岳 小白鬚岳より一瞬見れた |
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小白鬚岳で少し休み下山にかかった。交通渋滞で約1時間の遅れのままなので、1時間弱は暗い山道をヘッドランプで照らしながらの下山になりそうだ。 下りの尾根もしばらく下るとかなり急になりかなり厳しい。急斜面で男性一人が足を滑らせて5mほど滑落したが無事だった。足元を見ると新しい登山靴を履いていたがアイゼンは装着していなかったようだ。 そんな尾根を神之谷(こうのたに)分岐まで下り、左折して小尾根を下る。しばらく急な下りが続き周りは次第に薄暗くなり雪道の凸凹がはっきりしなくなってくる。 積雪が少なくなってきたところでアイゼンを外し、ヘッドランプを用意する。しばらく下ってヘッドランプを点灯し、足元に注意しながら下る。小尾根から沢沿いの道になり、暗闇の中に水場があった。ヘッドランプを点けて小1時間闇の中をひたすら下る。ヘッドランプで照らされた闇に白い霰が降り続いている。山頂は雪だろうと思いながら歩く。 やがて前方に灯りが見えてきた。きっとバスのライトに違いない。暗闇の中にライトを点けたバスが待機していた。やっと全員無事下山だ。バスに乗って間もなく雨になってきた。雨は吉野を過ぎる頃まで降っていた。 朝の交通渋滞の1時間が1日中ひびいた一日になった。今年初めての雪山だったがいろんな体験ができ全員無事下山できて良かった。リーダーさんありがとうございました。参加者の皆さん楽しい山旅をありがとう。 |
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小白鬚岳から下山開始 |
東谷出合へ下る |
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東谷出合へ下る(標高1170m) |
東谷出合へ下る(標高1160m) |
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東谷出合へ下る(標高1140m) |
東谷出合分岐(標高1100m) |
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薄暗くなってきた(標高920m) |
ヘッドランプが効力を発揮してきた(標高850m) |
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真っ暗の道を下る(標高770m) |
無事東谷出合で待機のバスに到着(標高500m) |
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白鬚岳 標高:1378m 三角点:二等 点名:神ノ谷 標高:1378.1m 所在:奈良県吉野郡川上村 地図:大和柏木 |
白鬚岳 三角点 2013.12.13 |
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コース |
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