稲叢山 山頂と二等三角点、稲叢大明神祠
新日本百名山 
稲 叢 山 標高1506m
林道途中〜トンネル登山口〜鞍部分岐〜四辻〜稲叢山〜四辻〜
鞍部分岐
〜西門山〜鞍部分岐〜トンネル登山口〜林道途中
 3月15日、四国の山、高知県の稲叢山と西門山にに登った。3月14日、大阪南港22時発のオレンジフェリーで出発、船中泊で東予港に向かった。

 3月15日、朝6時東予港に到着、タクシーとマイクロバスに分乗して登山口へと走った。東予港の西条市から194号線を走り、愛媛県と高知県にまたがる寒風山トンネルを通過し、高知県側に入る。このトンネルは四国で一番長く、無料で通れる一般道のトンネルとしては全長5.4kmで日本一だそうだ。

 トンネルを過ぎ、しばらく走ると川沿いに木の香温泉がある。温泉には帰り立寄ることにしてここで登山準備をした。

木の香で休憩と登山準備(標高610m)

道路案内図
 木の香温泉を後にしばらく走るとトンネルになり、トンネルを出るとダムになる。ここで194号線から林道に入って行く。木橋ダムに架かる木川大橋、標高600mを渡り、林道を登って行く、標高900m辺りまでくるとバスは左右に振られ前進できなくなった。林道が凍結しているからだ。皆降りてバスを路肩へ押して移動し、ここから歩くことになった。

 バスを降りた標高約900m地点でアイゼンを装着して7時40分に歩き始める。3分ほど歩くとトンネルになり200mほどで抜け出た。しばらくで沢になり橋を渡り、北向きに歩くと二又になり左は脇の山林道となっていたが右の道をとり、先ほどの橋の上辺りへ南向きに歩く。ここから沢を巻くように東にとり、そして南へととり、二つ目の短いトンネルをくぐり、南側の尾根裾を巻きながら西向きに歩く。延々と歩くこと40分で標高1030m辺りなり、真北がバスを降りて歩き始めた地点になる。かなり大きな沢をぐるぐる廻って標高差130mを40分で登ってきた。

 周りの景色は、二つ目のトンネルを抜けると道路は雪道になってきて、道の横の崖にはツララがたくさん現れてきた。

林道は凍結進めず(標高約900m)

バスを降りて標高1330mまで標高差430mを歩き始める

トンネルだ! 尾鷲市の高峰山と似てきた!?

トンネルに入る

寒風山・笹ヶ峰・平家平 一つ目のトンネルの先にて

二つ目のトンネルをくぐると雪道になってきた

ツララ(氷柱)があちこちに

トンネル登山口へ
 先ほどの1030m辺りから林道はジグザグの道になり、大きな七折れを登り切ると標高1200m辺りになる。この標高差170mを約40分で登る。林道のジグザグ道なのでターンからターンの距離が長いので直ぐ上の道が見えていても時間はかなりかかる。

 ジグザグ林道からは、雪を頂いた石鎚山、瓶ヶ森、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰、平家平などの峰々が美しく見える。道横のツララも次第に成長して、氷瀑のようになってきた。また小さな沢にはたくさんのツララができていて目を楽しませてくれる。

石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・平家平 林道より

トンネル登山口へ

ツララ

トンネル登山口へ

石鎚山 林道より
 標高1200m辺りからは緩やかな登り道を尾根筋に沿って東へ約20分歩とトンネルに着く。この稲村山トンネルを抜けると、やっとトンネル登山口標高1330mに到着だ。バスだと15分ほどでここまで来られたのが歩いたため1時間40分ほどかかってしまった。幸か不幸か、歩いたために素晴らしい景色が見られたり、ツララや氷瀑のようなツララなど楽しむことができて良かった。

石鎚山・瓶ヶ森 林道より

石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・平家平 林道より

氷瀑のようなツララ

トンネル登山口へ

石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・平家平 林道より

稲村山トンネルを抜けると登山口だ

トンネル登山口に到着(標高1330m)
 トンネル登山口の広場、駐車場なんだろうかで小休止をしてやっと登山開始になった。トンネルの右手から尾根を巻くように北東に登り、少し登ったところで尾根に沿って北西に登って行く。登山道はよく整備されていて歩きやすい。10分ほど登ると尾根筋の鞍部にでる。ここを右に行けば西門山、左にとれば稲叢山への分岐だ。

トンネル登山口を出発、鞍部分岐へ登り

鞍部分岐へ

鞍部分岐へ

鞍部分岐に到着
 予定では、西門山に先に登ってここまで下り、稲叢山へ登り、稲村ダムへ下る予定だった。しかしバスが入れなかったので稲村ダムへ下るコースはあきらめ稲叢山から往路を引き返すコースに変更した。

 そこで稲叢山は、新日本百名山になっているので時間も考えて先に登頂し、続いて西門山に登ることにした。

 鞍部分岐を出発、ラッセルするほどではないが数センチの新雪を踏みしめながら登りはじめた。今日はいい天気で暖かな陽射しの中の山歩きとあって素晴らしい。

鞍部分岐(標高1380m)

稲叢山へ

稲叢山へ

稲叢山へ

送電線鉄塔(標高1440m)

稲叢山へ
 鞍部から15分ほどで送電線鉄塔に着く、ここから石鎚山、瓶ヶ森、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰、平家平など雪を頂いた峰々が美しい。

 鉄塔から尾根に沿って南西に下り、鞍部から東に向きを変えて少し登り返すと四差路に到着する。途中2箇所、沢に小さな橋が架かっている。

石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・平家平 鉄塔より

稲叢山へ

稲叢山へ

稲叢山へ

稲叢山へ

四差路(標高1430m)に到着

稲叢山へ
 四差路で小休止をとり稲叢山山頂へと尾根道を快適に歩く。ブナやリョウブそして花はないがツツジ、シャクナゲなどの木を眺めながら歩く、小さなピークを越えて登り返すと四差路から25分ほどで山頂に到着だ。一際高くなっていて大きな岩が載っているところが山頂だ。

稲叢山へ

稲叢山へ

稲叢山へ

稲叢山へ
 稲叢山は、標高1506mで二等三角点になっていて、新日本百名山、四国百名山だ。山頂には平家の落ち武者伝説もあり、稲叢大明神がお祀りしてあり、展望は素晴らしい。石鎚山、瓶ヶ森、伊予富士、寒風山、笹ヶ峰、平家平など雪を頂いた峰々が美しい。南方向には太平洋へと続く山々が見え、眼下には稲村ダムも見ることができる。

 今日はバスが途中までしか入れなかったので稲村ダムに行けなかったが、ダム湖から稲叢山を眺めてみたかった。また、稲叢山は断崖絶壁の多い山と聞いていたが、今日のコースではそれを感じられなかった。

 青空の下暖かい日差しを浴びながら山頂の白い雪の絨毯をひいた大岩で昼食にした。山の頂にたって至福の一時を過ごした。

稲叢山山頂に到着

稲叢山山頂に到着

稲叢山 山頂

稲叢山 二等三角点(標高1506m)

稲叢山 山頂

稲叢山 山頂

石鎚山・・・ 稲叢山山頂より

石鎚山・・・ 稲叢山山頂より

稲叢山 山頂にて

稲叢山 山頂をあとに下山
 稲叢山の山頂をあとに往路を引き返し、西門山へと移動を始めた。登ってきた時の風景を今度は反対側から眺め、ちょっとした新発見を楽しみながら下った。四差路で一息入れ、鞍部分岐に無事下山した。

鞍部分岐へ

石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・平家平

鞍部分岐へ四差路を通過

鞍部分岐へ

石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・平家平 鉄塔より

鞍部分岐に下山
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稲叢山
標高:1506m

三角点:二等
点名:稲村ヶ台
標高:1506.2m
所在:高知県いの町
地図:日比原







稲叢山 三角点 2014.03.15

コース
3/14
 大阪南港(22:00)=[オレンジフェリー]=(船中泊)=
3/15
 東予港(6:00/6:.4)=[バス R194]=木の香(6:49/7:05)=大橋貯水池(7:10)=
林道途中(標高約900m林道凍結で降車)(7:20/7:40)〜[林道歩き]〜
トンネル登山口(9:21/9:32)〜鞍部分岐(9:42)〜鉄塔(9:58)〜四辻(10:19/10:28)〜
稲叢山(10:53/昼食/11:18)〜四差路(11:40/11:44)〜鉄塔(12:02)〜
鞍部分岐(12:14/12:19)〜西門山(13:18/13:30)〜鞍部分岐(14:24)〜
トンネル登山口(14:34/14:45)〜[林道歩き]〜林道途中(16:00/16:13)=[バス]=
木の香温泉(16:30/入浴/17:10)===東予港(19:20/22:30)
=[オレンジフェリー]=(船中泊)=
3/16
 大阪南港(6:10)

天 候  晴れ
参加者 10名 
実施日 2014.03.14〜03.16
ツアー 毎日新聞旅行 fukushima