釈迦ヶ岳 猫岳より
 
釈迦ヶ岳 標高1092m 猫岳 標高1058m 羽鳥峰 標高823m
朝明キャンプ場〜庵座の滝〜松尾尾根の頭〜釈迦ヶ岳〜猫岳〜羽鳥峰〜朝明キャンプ場
 4月14日、三重県の釈迦ヶ岳、猫岳、羽鳥峰(はとみね)に行った。釈迦ヶ岳は、御在所山の北にある鈴鹿山地の山だ。

 7時50分梅田をバスで出発、名神、新名神を走り、四日市ICで一般道に降り、菰野町の朝明(あさけ)キャンプ場の駐車場に到着した。

釈迦ヶ岳 菰野町より

朝明キャンプ場を出発(標高440m)
 駐車場で登山準備をして登山口を出発。左側の山裾を巻いて行くと、庵座谷に出る。キャンプ場になっているようでかなり広い河原だ。標識が建っていて、右が中尾根登山道で我々は左の庵座谷登山道を登る。右前方には真新しい砂防ダムやコンクリートで補強された斜面が目に飛び込んでくる。この山は崖崩れが頻繁に発生しそうな地形のようだ。落石に要注意だ。

朝明キャンプ場登山口を出発(標高440m)

庵座の滝へ

庵座の滝へ

庵座の滝へ
 しばらく登ると案内板があり右の河原に下り、左岸に渡渉する。ここから沢沿いに登って行くと、お地蔵さんがありここから沢にはなれて小ピークを越えながら登る。標高580m辺りで小休止をとる。登山口から椿の花がたくさん咲いていて、この辺りにはタムシバも咲いている。

 深くえぐられたガラバの急な坂を登り切ると案内板があり小峠と記されていた。そこを越えると沢沿いの高巻き道になり、遠く頭上の木々の間に滝が見えてくる。

庵座の滝へ

庵座の滝へ

小峠

庵座の滝が頭上に見えてくる

庵座の滝へ

庵座の滝が正面に見える
 高巻き道は、ガレ場の急登でかなりきついが滝を見ようと頑張って登る。庵座の滝が見えるところに到着。

 庵座の滝は、落差40mのかなり大きな滝だ。今回は水量が少ないが、水量の多いときには大迫力が期待できそうだ。

庵座の滝(標高630m)

庵座の滝

庵座の滝を巻いて登る
 滝を楽しんでから滝の右側のガレ場の急登を落石に注意しながら登る。ガレ場の途中に一輪のショウジョウバカマが咲いていた。殺伐とした岩場に咲いたほっこりした贈り物だ。

釈迦ヶ岳へ(標高650m)

釈迦ヶ岳へ(標高670m)

ショウジョウバカマ

釈迦ヶ岳へ(標高750m)
 滝頭の上に出ると、岩や石がごろごろした河原になる。小さな3段の滝がありその左側の急なガレ場を登って行く。やがて広々した河原になり、一面アセビの花が広がっていた。

釈迦ヶ岳へ(標高780m)

釈迦ヶ岳へ

釈迦ヶ岳へ(標高800m)

釈迦ヶ岳へ(標高810m)

釈迦ヶ岳へ(標高850m)

アセビ
 ガレ場の河原を登り切ると大陰の看板がある。この上が大陰と呼ばれているところだろうか。ガレ場の道もしだいの露岩の道になってくる。

釈迦ヶ岳へ大陰(標高860m)

釈迦ヶ岳へ(標高940m)

釈迦ヶ岳へ(標高960m)

釈迦ヶ岳へ(標高980m)
 振り返ると円錐形の猫岳が美しい。そして頭上を見上げると猫岳のイメージと対照的な剥き出しの岩尾根が迫っている。

 今回は沢から登ってきたが、尾根を登ってくると大陰の尾根を通過するのであろうか、機会があれば歩いてみない尾根だ。

 かなりの急登を頑張って登る。登ってきた沢の向うには入道ヶ岳、御在所山、雨乞岳、猫岳が連なっていて素晴らしい。

猫岳 釈迦ヶ岳登りより(標高980m)

大陰 釈迦ヶ岳登りより(標高980m)

松尾尾根の頭・大陰 釈迦ヶ岳登りより(標高980m)

入道ヶ岳・御在所山・雨乞岳・猫岳 釈迦ヶ岳登りより(標高990m)

釈迦ヶ岳へ(標高990m)

大陰

釈迦ヶ岳へ(標高1020m)

釈迦ヶ岳へ(標高1050m)
 尾根頭に近づくと急な岩場の連続になってくる。力をふりしぼって登り切るとピークに出る。このピークは、松尾尾根の頭とも呼ばれ、釈迦ヶ岳の最高点なっていて、標高は1097mだ。

 釈迦ヶ岳最高点から木々の上に、入道ヶ岳、御在所山、雨乞岳などが展望できる。また東側の下には四日市方面の平野が広がってみる。日向ぼっこしながらここで昼食にした。昼食後、三角点峰に向かった。三角点峰は、最高点から約400m尾根を北に行ったところにある。

釈迦ヶ岳最高点・松尾尾根の頭(標高1097m)

釈迦ヶ岳最高点・松尾尾根の頭(標高1097m)

入道ヶ岳・御在所山・雨乞岳・・・ 釈迦ヶ岳最高点より

釈迦ヶ岳最高点より四日市方向の展望

釈迦ヶ岳三角点へ

県境縦走路分岐

釈迦ヶ岳へ

釈迦ヶ岳最高点近くよりの展望
 釈迦ヶ岳は、三重県と滋賀県の境にあり、標高1092mで三等三角点になっている。展望は、雑木でほとんど望めないが北東方向をわずかに望むことができる。鈴鹿山地には、鈴鹿セブンマウンテンと呼ばれ、七つの選ばれた山の一つに釈迦ヶ岳がある。ちなみに、鈴鹿セブンマウンテンとは、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所山、雨乞岳、鎌ヶ岳そして入道ヶ岳の七山だ。(未踏は、竜ヶ岳、雨乞岳、入道ヶ岳)

釈迦ヶ岳三角点に到着

釈迦ヶ岳 山頂にて

釈迦ヶ岳 山頂

釈迦ヶ岳 三等三角点(標高1092m)

釈迦ヶ岳 山頂
 釈迦ヶ岳をあとに200mほど戻り猫岳へ向かった。ここから南西の猫岳から南へ続く尾根の縦走になった。

 ぽかぽか陽気の尾根を一旦下り、小ピークへ同じくらい登り返す。また緩やかな尾根を標高差80mほど下る。正面に、猫岳を見ながら尾根歩き、時々振り返って見ると大陰、松尾尾根の頭、釈迦ヶ岳そして越えてきた小ピークが見える。景色を眺めながらまた登り返すと猫岳山頂に着く。

県境縦走路を猫岳へ

バイカオーレン

猫岳へ

猫岳へ

猫岳

松尾尾根の頭・大陰 猫岳より

越えてきた小ピーク・釈迦ヶ岳・松尾尾根の頭・大陰 猫岳より
 猫岳は、標高1058mで山頂には大きな岩がたくさんある。猫岩という岩があるとか聞いたが特定できなかった。山頂からの展望は素晴らしく、北には今登ってきた釈迦ヶ岳が見える。

猫岳 山頂(標高1058m)

猫岳 山頂にて

猫岳山頂と釈迦ヶ岳
 猫岳山頂を少し越えると素晴らしい展望が目に飛び込んでくる。南に入道ヶ岳、御在所山、雨乞岳などの連山が望め、鞍部に下るまでいろんな向きから楽しみことができる。

入道ヶ岳・御在所山・雨乞岳・・・ 猫岳より
 振り返ると猫岳が美しいく、山頂直下から白い岩が露出してクマザサの緩やかな尾根と違った強さのようなものが相まっていい山だ。

猫岳 縦走路より

羽鳥峰へ

羽鳥峰へ

猫岳・釈迦ヶ岳・大陰 縦走路より
 後方に猫岳、釈迦ヶ岳、大陰を眺め、前方に入道ヶ岳、御在所山、雨乞岳など楽しみながら尾根歩きができて本当に素晴らしい。

羽鳥峰へ

入道ヶ岳・御在所山・雨乞岳・・・ 縦走路より

入道ヶ岳・御在所山・雨乞岳・・・ 縦走路より

釈迦ヶ岳 縦走路より

羽鳥峰へ
 素晴らしい展望も白滝谷分岐手前までであとは雑木林の道になってくる。しばらく歩くと、砂山の上露岩が乱立したピークが見えてくる。

白滝谷分岐を羽鳥峰へ

羽鳥峰へ
 その山の名は、羽鳥峰(はとみね)と書き難しい名前だ。標高は、823mで花崗岩の岩と砂でできた山だ。山頂を越えると羽鳥峰峠で、ここから先鈴鹿山地の縦走路は続くが今日はここから、朝明渓谷(あさけけいこく)へと下った。

羽鳥峰に到着

羽鳥峰

羽鳥峰 山頂(標高823m)

羽鳥峰 羽鳥峠より

羽鳥峰をあとに

林道出合に下山

林道を下る

朝明キャンプ場に無事下山
 ガレ場の沢を下り、砂防ダムの端の急な斜面を降り林道に毛だった。林道をしばらく歩いて朝明キャンプ場の駐車場に全員無事下山した。

 楽しい山旅をリードいただいたリーダーさん、楽しい山旅を盛り上げて頂いた参加者の皆さんありがとうございました。
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釈迦ヶ岳
標高:1092m

三角点:三等
点名:釈迦ヶ岳
標高:1092.0m
所在:三重県菰野町
地図:御在所山

釈迦ヶ岳最高点(松尾尾根の頭)
標高:1097.1m




釈迦ヶ岳 三等三角点 1092.0m 2014.04.14
猫岳
標高:1058m

三角点:なし
所在:三重県菰野町
地図:御在所山









猫岳 山頂 1058m 2014.04.14
羽鳥峰
標高:823m

三角点:なし
所在:三重県菰野町
地図:御在所山









羽鳥峰 山頂 823m 2014.04.14

コース
 梅田(7:50)=[バス 名神・新名神]=土山SA(9:05/9:17)=四日市IC(9:40)=菰野町=
朝明キャンプ場(10:06/10:16)〜小峠(10:56)〜庵座の滝(11:03)〜大陰(11:48)〜
松尾尾根の頭・釈迦ヶ岳最高点(12:23/昼食/12:50)〜県境縦走路分岐(12:53)〜
釈迦ヶ岳(12:57/13:02)〜縦走路分岐(13:05)〜猫岳(13:41/13:52)〜
白滝谷分岐(14:43)〜羽鳥峰(14:51/14:57)〜羽鳥峰峠(14:58)〜林道出合(15:26)〜
朝明キャンプ場(15:50/15:56)=[バス]=片岡温泉(16:13/入浴/17:10)=
=草津PA(18:32/18:45)=梅田(19:38)

天 候  晴れ
参加者 11名 
実施日 2014.04.14
ツアー 毎日新聞旅行 kawamura