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大江山 千丈ヶ嶽・鳩ヶ峰 鍋塚より |
関西百名山
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大 江 山
千丈ヶ嶽 標高833m 鳩ヶ峰 標高746m 鍋塚 標高763m |
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航空管制塔登山口〜鬼の岩屋〜鍋塚〜鳩ヶ峰〜千丈ヶ嶽〜鬼嶽稲荷神社 |
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4月4日、大江山に登った。大阪梅田を7時50分バスで中国道、舞鶴道若狭、京都縦貫道から福知山市大江町へと向かう。大江山に近づくとあちこちの赤鬼青鬼いろんな鬼が辻つじで迎えてくれる。
大江山スキー場のある普甲峠で左折し、航空管制塔に向かう。あと500mから600mで到着というところで道路にかなりの残雪がありバスは前進できなくなった。ここでバスを折り歩いて先に進んだ。残雪個所は50mほどでその先には雪はなかった。 |
残雪でバス進めず(標高680m) |
残雪はほんの少し・・・登山口へ |
航空管制塔 |
航空管制塔前の登山口を出発(標高730m) |
航空管制塔前に到着、ここで登山準備をして大江山へと出発した。管制塔を左に巻くように少し登ると、右手にパラグライダーの滑走台がある。この辺りから宮津湾から青葉山が見えるはずだが生憎の霧で何も見えない。太陽の陽射しも少しずつ回復基調で霧が抜けるのを待つばかりだ。 |
鬼の岩屋へ |
鬼の岩屋へ |
管制塔のあるピーク標高約730mから歩き始めて、今回の山登りは下りから始まる。標高差約40mほど尾根を下ると、鬼の岩屋に到着する。鬼退治伝説の「鬼の岩屋」で説明板によるとかなり奥行きがあり深さもあるとのことだ。
鬼退治伝説はいろいろあるらしいが、多くの人が知っていると思われるのが、酒天童子ではなかろうか。平安時代、源頼光が京の都を荒らしまわった大江山の鬼「酒天童子」を酒に酔わせだまし討ちした話しだ。
九州は大分県に、酒天童子山があるがなにか関係ありそうだ。調べて見ると日田で生まれた子供が乳代わりに酒を飲むため酒天童子と名付けられた。鬼退治に出かけた童子が鬼と酒の飲み比べをして童子が勝ち、小便でその鬼が流れていった。その山を酒天童子山と呼ぶようになったとか。 |
鬼の岩屋(標高690m) |
鬼の岩屋 |
鬼の岩屋 |
鬼の岩屋 |
鬼の岩屋の横に加悦谷を望む展望台がある。霧で何も見えなかったが天橋立にそそぐ水源だそうだ。鬼の岩屋をあとにさらに下り、標高約580mのに下る。管制塔から標高差約150mを下り、いよいよここから山登りになり、鍋塚へと登って行く。
尾根道は広く、観光用につくられているのだろうか、鍋塚へ標高差約180mを登って行く。 |
加悦谷(かやだに)を望む展望台(霧で展望なし) |
鍋塚へ |
鍋塚へ |
鍋塚へ |
鍋塚山頂到着 |
鍋塚 山頂にて |
加悦谷は霧の中 |
鍋塚山頂に到着、鍋塚は標高763mで三等三角点になっている。山頂は広く、大江山連峰の立体看板や方位盤、ベンチなどがある。振り返るとひと時霧が抜け航空管制塔のピークを眺めることができた。
ちょうど鍋塚で昼時になったので昼食にした。霧で周囲の山は見えないがなんとか晴れてくれることを願いながら一時を過ごした。一瞬千丈ヶ嶽の山頂が見えたがまた見えなくなった。一喜一憂しながら霧の晴れるのを待った。 |
鍋塚 三等三角点 |
鍋塚 三等三角点(標高763.0m) |
鍋塚より出発点の航空管制塔のあるピークを振り返る |
鍋塚山頂で昼食 到着時、霧でなにも見えなかった |
主峰千丈ヶ嶽がわずかに見えたえきt(11:55) |
千丈ヶ嶽と鳩ヶ峰が見えてきた(12:10) |
鍋塚に着いて約30分、霧が次第に晴れてきて大江山連山が見えてきた。千丈ヶ嶽の谷筋にはまだ残雪が沢山あるようだ。大江山の全容がわかり千丈ヶ嶽しっかりみんなで眺め縦走を始めた。 |
千丈ヶ嶽と・赤石岳・鳩ヶ峰 鍋塚より(12:17) |
千丈ヶ嶽と・赤石岳・鳩ヶ峰 鍋塚より(12:18) |
鍋塚 山頂 |
鳩ヶ峰へ |
千丈ヶ嶽と・赤石岳・鳩ヶ峰 |
鍋塚山頂から標高差約80mを下り、小さなピークを越えて下り終えると休憩小屋に着く。休憩小屋は標高約640mでここまで林道が来ている。小休止をして鳩ヶ峰へと標高差約100mを登り返す。 |
鳩ヶ峰へ |
鳩ヶ峰へ |
休憩小屋に到着(標高640m) |
鳩ヶ峰へ休憩小屋を出発 |
鳩ヶ峰へ |
鍋塚を振り返る |
鳩ヶ峰へ |
鳩ヶ峰山頂に到着 |
鳩ヶ峰は、標高746mで展望は素晴らしい。振り返ると越えてきた管制塔のピーク、鍋塚が見渡せる。正面には大江山の主峰、千丈ヶ嶽がそびえ、右下には加悦谷(かやだに)が見える。 |
鳩ヶ峰 山頂にて |
鳩ヶ峰 山頂(標高746m) |
鍋塚・空港管制塔のピーク(奥) 鳩ヶ峰より |
千丈ヶ嶽 |
加悦谷(かやだに) |
大江山主峰 千丈ヶ嶽 |
千丈ヶ嶽を目指して、標高差約75mを下り小さなピークを越えて山頂まで標高差約140mを登り返す。道は広いが結構きつい登りだ。やがて周囲が広くなり高原状態になると山頂に到着。 |
千丈ヶ嶽へ |
千丈ヶ嶽へ |
千丈ヶ嶽へ |
千丈ヶ嶽へ |
千丈ヶ嶽へ |
千丈ヶ嶽へ |
千丈ヶ嶽は、標高833mで二等三角点になっている。千丈ヶ嶽は大江山連峰の主峰で、この主峰を大江山と呼ぶこともありそうだ。一般的には、大江山連峰、大江山は、鍋塚、鳩ヶ峰、千丈ヶ嶽、赤石岳の総称だ。
山頂は、僻地の小学校の運動場ぐらい広い。山頂には、三角点のほか山頂標識、方位盤、東屋などがある。展望は、北側にある鳩ヶ峰は見通し部分が伐採されていて展望できるが鍋塚は木々の間だ。東には弥仙山と思われる三角錐のピークが雲の上に見えていた。南西方向には三岳山そして赤石岳が見え、遠くに千ヶ峰、段ヶ峰、須留ヶ峰、東床尾山などの連山が見える。 |
千丈ヶ嶽 山頂 |
千丈ヶ嶽 山頂にて |
千丈ヶ嶽 二等三角点 |
千丈ヶ嶽 二等三角点(標高832.5m) |
千丈ヶ嶽 山頂 |
千丈ヶ嶽山頂からの展望 三岳山・赤石岳・・・ |
千丈ヶ嶽 山頂 |
鳩ヶ峰 |
三岳山 |
三岳山・赤石岳 |
山頂で大江山の展望を楽しんだあと下山になった。時間があるので赤石岳まで足を延ばしてくれるような雰囲気だったが、分岐を左折して神社側に降りて行った。人数は20人と多かったが足並みが揃っていたのでまだまだ歩ける様子だったので少し残念だった。計画に、時間的余裕があれば行く計画をしてもらいたいものだ。
そんなわけで鬼嶽稲荷神社へ下山をはじめた。途中のブナ林は陽に映えてとても美しかった。全員無事鬼嶽稲荷神社の下山した。このあたりは紅葉や雲海が美しいそうだ。
なたね梅雨とか言われ天候が心配だったが、午前中霧がかかったものの午後から晴れの良い天気になってよかった。帰路は、中国道が渋滞との情報で京都廻りで快適に戻れた。楽しい山旅を引率頂いたリーダーさんありがとうございました。楽しい山旅をご一緒いただいたみなさんありがとうございました。 |
鬼嶽稲荷神社へ |
鬼嶽稲荷神社へ |
美しい林展望 |
鬼嶽稲荷神社へ |
鬼嶽稲荷神社へ |
大江山登山口(標高650m) |
鬼嶽稲荷神社 |
鬼嶽稲荷神社(標高650m) |
駐車場に全員無事下山(標高620m) |
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千丈ヶ嶽
基準点名:千丈ヶ岳
等級種別:二等三角点
標高:832.4m
所在:京都府福知山市大江町
地図:大江山
千丈ヶ嶽山頂 千丈ヶ嶽 鳩ヶ峰より |
千丈ヶ嶽 二等三角点 832.4m 2015.04.04 |
鍋塚
基準点名:大江山
等級種別:三等三角点
標高:762.9m
所在:京都府福知山市大江町
地図:大江山
鍋塚山頂 鍋塚 鳩ヶ峰より |
鍋塚 三等三角点 762.9m 2015.04.04 |
鳩ヶ峰
標高:746m
所在:京都府福知山市大江町
地図:大江山
鳩ヶ峰山頂 鳩ヶ峰 千丈ヶ嶽より |
鳩ヶ峰 山頂 746m 2015.04.04 |
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コース
梅田(7:48)=[バス]=六人部PS=綾部JCT=舞鶴大江IC(9:53)=普甲峠(10:21)=
航空管制塔手前(10:30)〜航空管制塔(10:44/10:50)〜鬼の岩屋・展望台(11:03/11:09)〜
鍋塚(11:52/昼食/12:20)〜休憩小屋(12:45/12:51)〜鳩ヶ峰(13:14/13:24)〜
千丈ヶ嶽(13:54/14:11)〜鬼嶽稲荷神社(14:37)〜駐車場(14:46/14:55)=
舞鶴大江IC(15:34)=京丹波町(16:18/16:36)=吹田=大山崎=梅田(17:54)
天 候 曇りのち晴れ
参加者 20名
実施日 2015.04.04
ツアー 毎日新聞旅行 kawamura nagao
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