池木屋山 山頂
関西百名山
池木屋山 標高1396m
宮ノ谷林道〜風折谷出合〜奥ノ出合〜池木屋山〜霜降山〜宮ノ谷林道
 4月15日から17日で局ヶ岳、池木屋山、迷岳に登った。

 4月16日第2日目は、池木屋山だ。関西百名山も池木屋山と蘇武岳の2座を残しておりその池木屋山に今日登ることになり楽しみだ。

 スメールからバスで宮ノ谷林道のパーキングエリアへ、ここから10分ほど歩くと登山口だ。

池木屋山 登山口(標高440m)

宮ノ谷渓谷登山道案内図 飯高町
 登山口から宮ノ谷川にそって宮ノ谷渓谷登山道(探勝路)歩き始めると、犬飛び岩の案内があり左側は絶壁で足を踏み外したら大変だ。少し下って小さな滝の下を巻いて進んで行く。鷲岩展望所の案内があるが先ほどの犬飛び岩と同じように確認できなかった。

池木屋山へ登山口を出発

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ
 右上の苔むした岩に橋が架かっているが立入禁止で通行止になっていた。ここから沢へ下って行くが頭上に赤い通行止の橋が見えていた。

沢に降り、大きな岩壁の裾を前進とは言っても、簡易の丸太橋は流されていてなく、いきなりの渡渉はジャブジャブだ。歩き始めから靴の中は水浸しでこの先どうなるのだろうか。

 渡渉して大きな岩の沢を少し登ると階段と梯子になっていて登り切ると、通行止になっていたルートの何本目かの橋の先に出る。ここが通行できたら川に足を入れることもなかったのにと思ったが、こんなところまで行政の手も予算もないのだろう。

池木屋山へ

通行止の橋

池木屋山へ 渡渉

池木屋山へ 渡渉

池木屋山へ

池木屋山へ
 梯子を登りきり探勝路に戻り前進、いくつもの橋や岩場を越えながら登って行く。沢の流れは美しく、周りの岩は苔むしていて新緑と合わせて気持ちが良い。また所々に小さな滝があり大自然の息吹きが感じられる。

 蛇滝が現れて水飛沫が一杯でマイナスイオンが漂っているようだ。登山道は、蛇滝と張り出した絶壁の下をくぐっていく感じだ。

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ


蛇滝

池木屋山へ
 沢が広くなり苔むした岩の間の道を、岩肌に架かった橋を、なだらかな巻き道をなど楽しみながら前進していく。大きな岩が転がる河原に下り、大きな岩と絶壁に間にかかった梯子を登って行く。

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

苔の岩郡

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ
 やがて沢の両側が切り立った絶壁の渓谷になってくる。絶壁の沢沿いに回廊のような橋が何本も架かっている。

池木屋山へ

池木屋山へ
渡り終えると開けてきて川の流れは2つに分かれる。水越谷、風折谷が宮ノ谷に合流している地点だ。ここに小さな出合避難小屋がある。絶壁の巻き道、絶壁の下、梯子、橋や岩など緊張が続いたが周りが開けホッとできる場所だ。これから先さらに緊張が強いられるのでここでリラックスできる。

水越谷出合の小屋(標高530m)

池木屋山へ

岳魂碑 国体登山コース踏査中に犠牲になった方を偲んで

池木屋山へ
 出合小屋で休憩をとってこれからが今日のメインイベントになるのだ。橋を渡ると「岳魂」の碑が建っていた。国体登山コース踏査中に犠牲になった方を偲んで建てられたものだ。

 ここまでの探勝路もかなり損傷しているが、国体で整備されたコースだそうだ。1975年(昭和50年)三重国体の山岳競技のために整備された。40年が過ぎ老朽化が進んでい。またこの先の高滝から上は、未整備で危険、死亡者が多発しているとの看板も架かっている。

池木屋山へ

池木屋山へ
 連続した梯子を登り、右岸を巻いて下ると、高滝の下に出る。滝を見上げながら渡渉、とは言っても眺めている暇はない。川にはまりながらなんとかみんな渡渉した。

高滝

高滝

池木屋山へ(標高640m)

これより先は、自然道(未整備)

高滝
 今度は高滝の左岸の高巻きだ。標高差約60mほどの絶壁に近い高巻きだ。かなり緊張が走る。岩場の所は勿論厳しいが、ガラバの急斜面は落石に神経を集中しなければならない。高滝の瀑布を楽しんで見ている余裕はあまりない。クリヤーして滝頭から上の沢に降りる。

高滝

高滝

高滝

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

高滝

池木屋山へ(標高700m)

池木屋山へ

高滝

池木屋山へ

池木屋山へ
 今度はまた渡渉が待っている。なんとかクリヤーして沢の巻き道を登って行く。ドッサリ滝の高巻きではドッサリ滝の写真を撮ろうと思っているうちに大きく巻いてしまったので撮れなかった。またまた渡渉、今度はちょっと踏み外してドボン、靴は水浸しだ。ミツバツツジやヒトリシズカに励まされてどんどん上流へと登って行く。

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

ミツバツツジ

ヒトリシズカ

池木屋山へ
 奥ノ出合に到着、最後の渡渉だ。ここで小休止、ここから山頂まで急登が続くのだ。沢や滝の高巻き等でかなり緊張が続き体力が落ちてきた。ここから山頂までは体力勝負、かなり厳しく皆に置いて行かれそうだ。頑張って頑張って一歩一歩登り続けた。

池木屋山へ 奥ノ出合(標高820m)

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

ミツバツツジ

池木屋山へ(標高960m)

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ(標高1110m)

池木屋山へ

池木屋山へ

池木屋山へ(標高1230m)

池木屋山へ

池木屋山へ(標高1310m)

池木屋山山頂まであと少し(標高1340m)

池木屋山 山頂(標高1396m)
 胸突き八丁になると一番厳しい時の写真がいつも全くないので今日は写真だけでもと頑張って撮りながら登った。

 池木屋山は、標高1396mで二等三角点になっている。展望はブナ林でほとんど望めない。山頂で遅い昼食をとり体力も戻ったようだ。それにしても周囲のブナ林は非常に美しい。清掃して掃き清めた感じの素晴らしい山だ。

池木屋山 山頂

池木屋山 山頂にて

池木屋山 二等三角点(標高1395.9m)

池木屋山 二等三角点(標高1395.9m)

池木屋山 山頂より迷岳・・・七洞山

池木屋山 山頂
 山頂をあとに山名の謂れとなった小屋池へと下った。少し下ると水溜りのような湿地のような池があった。下山は当初往復コースだったが、霜降り山から尾根道を宮ノ谷登山口に下るコースになった。登りに体験した急登、滝の高巻き、渡渉を考えると危険だと判断されたようだ。

小屋池へ

小屋池(標高1340m)

小屋池

小屋池と池木屋山

霧降山へ

霧降山へ

霧降山へ
 池木屋山から北西へ尾根を下って登り返し、小さなピークを三つほど超えると約30分で霜降山に着く。霜降山は、標高1360mで池木屋山の山頂などを望むことができる。ここで一休みして北東に続く長い長い尾根を下って行く。

霧降山(標高1360m)

霧降山 山頂

宮ノ谷登山口へ

池木屋山

宮ノ谷登山口へ

自然の造形

自然の造形

宮ノ谷登山口へ 青空平(標高1210m)
 霜降山をあとに約30分下ると広いところに出る。青空平というそうだ。ここでしばらく休憩し捕食したりして過ごす。

宮ノ谷登山口へ

ミツバツツジ

宮ノ谷登山口へ岩にピークを越える

宮ノ谷登山口へ
 青空平から約40分下るとP855、コブシ平に降りてくる。ここで最後の休憩をして最後の急斜面の下りに備える。

P855(コブシ平)で休憩

宮ノ谷登山口へ
 15分ほど下ると鹿避けネットが出てくる。少し廻りこんで見ると登山道の矢印がありネットの扉がある。モノレールが急斜面に沿ってあるのでレールをロープ側につかんで滑り止めをしながら下る。最も急斜面の所はネットから右側に一旦出て下り、しばらくしてまたネット内に入り樹林帯を下る。登山道のマークが必要以上に付けられていたがネットをくぐると見かけなくなり、余計にうろうろすることになった。マーキングをしている団体と山主の間でもめごとが起きているのではと思った。

宮ノ谷登山口へ(標高760m)

急坂をモノレールを頼りに下る

しばらくモノレールに沿って下る

宮ノ谷登山口へ

宮ノ谷登山口へ

宮ノ谷登山口に無事下山(標高430m)
 緊張した滝の高巻き、何人も水に浸かった渡渉などなどかなり厳しい登山だったが全員無事下山できた。リーダーさんの献身的なリードに感謝したいと思います。

 下山後、スメールへバスで戻りつかれた身体を温泉で休めた。明日は、迷岳登山だ。

宮ノ谷登山口駐車場へ

宮ノ谷登山口駐車場に全員無事下山
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池木屋山

基準点名:中奥
等級種別:二等三角点
標高:1395.9m
所在:奈良県川上村
地図:宮川貯水池


    池木屋山 山頂        池木屋山 三角点

池木屋山 二等三角点 1395.9m 2015.04.16
霧降山
標高:1360m
基準点名:なし
所在:奈良県川上村
地図:宮川貯水池


    霜降山 山頂

霜降山 山頂 1360m 2015.04.16

コース
4/15 局ヶ岳
 大阪上本町(8:15)=[近鉄快速急行五十鈴川行き]=松阪(10:12/10:18)=[バス]=
道の駅飯高(11:08/昼食/11:26)=局ヶ岳神社(11:35/11:40)〜
新道登山口(11:52/11:54)〜(12:17/12:20)〜旧小峠(12:59/13:04)〜小峠(13:12)〜
局ヶ岳(13:29/13:45)〜小峠(13:58)〜旧道登山口(14:56)〜局ヶ岳神社(15:02/15:07)=
道の駅飯高(15:17/15:30)=奥香肌峡 ホテルスメール(15:58) (泊)
4/16 池木屋山
 スメール(7:51)=[バス]=宮ノ谷林道P(8:12)〜登山口(8:24/8:27)〜
風折谷出合(9:14/9:25)〜高滝〜ドッサリ滝〜二俣(11:05/11:15)〜(11:48/11:56)〜
池木屋山(12:43/昼食/13:07)〜小屋池(13:10)〜霜降山(13:38/13:44)〜
青空平(14:11/14:21)〜コブシ平(15:10/15:19)〜鹿避けネット(15:34)〜登山口(16:12)〜
宮ノ谷林道P(16:23)=スメール(16:43) (泊)
4/17 迷岳
 スメール(8:07)=[バス]=唐谷橋登山口(8:10/8:13)〜(9:01/9:10)〜尾根(9:18)〜
飯盛山北峰(9:44/9:49)〜飯盛山(10:25/10:32)〜唐谷分岐(11:09)〜(11:19/11:27)〜
迷岳(11:57/昼食/12:26)〜唐谷分岐(12:58/13.03)〜(13:54/14:02)〜林道出合(14:13)〜
旧パーク(14:40)=スメール(14:50/入浴/15:59)=近鉄榛原駅(17:03) (解散)
榛原(17:19)=[近鉄急行上本町行き]=鶴橋(18:10)

天 候  4/15 晴れ  4/16 晴れ  4/17 曇りのち晴れ
参加者 9名
実施日 2015.04.15-04.17
ツアー 毎日新聞旅行 kawamura