妙見山 山頂

但馬妙見山 標高1139m
大ナル登山口〜妙見山〜妙見峠〜名草神社
 4月29日、但馬妙見山に登った。梅田を7時50分バスで八鹿の大ナル登山口へと走った。途中但馬まほろばで休憩して登山口に10時30分過ぎに到着。

大ナル登山口(標高710m)

大ナル登山口を出発
 登山支度をして林道を登って行く。少し行くと左手に建物があり、元妙見キャンプ場の管理棟だそうだ。妙見キャンプ場は2008年に廃止されたそうでキャンプ場とは思えないような建物だ。林道をしばらく登って行く。

妙見山へ(標高710m)

妙見山へ

妙見山へ 元妙見キャンプ場の管理棟(標高760m)

妙見山へ
 林道が終わりよく整備された登山道を登って行く。少し登ったところでこれからの急登に備えて小休止だ。今回のツアーは初級コースなのでゆっくり歩くことができる。

妙見山へ 林道から登山道へ(標高810m)

妙見山へ 急登にそなえて小休止(標高840m)
 急登は標高差約150mだが登山道がよく整備されていてジグザグの登りやすい道になっている。ゆっくり登って標高1000mあたりで小休止、ブナの大きな木が沢山あり新緑で素晴らしい。

妙見山へ ジグザグの急登

妙見山へ

妙見山へ

妙見山へ

妙見山へ

妙見山へ 急登を終え小休止(標高1000m)

ブナ

ブナ
 少し急な登りもあるが比較的緩やかな尾根を登って行く。新緑が美しい一方、谷筋には残雪があって季節の移り変わりを一目で確かめられる。山頂近くになると登山道にも残雪があり、ちょっと高い山に登ってきた感じもうける。やがて青空がいっぱいの妙見山山頂に到着。

妙見山へ

妙見山へ

ブナ

妙見山へ

妙見山へ

妙見山へ
 但馬妙見山は、標高1139mで、三角点は少しはなれたピークに四等三角点標高1135.5mがある。展望は樹林の隙間から蘇武岳を望むことができる。ガイドブックによると、山頂は直ぐ分かるが三角点は見つけ難いと記載されていたが様子は変わったようだ。広々した山頂でゆっくり昼食にした。

 山頂の標高1139mピークには何の表示もなく小さな広場があるだけだ。一方、三角点のピークには、大きく開けていて山頂の標識が建っていて方位盤もある。もちろん三角点は一番よく分かるところにある。

 妙見山は、全国に沢山あり西日本に多く分布、能勢妙見山など知るところだ。北斗七星の北辰妙見信仰、妙見菩薩を祀る日蓮宗の妙見宮、妙見神社が多く見られる。ここは但馬妙見山と呼ばれ

 但馬妙見山は、麓にある日本三大妙見の随一といわれる日光院の妙見大菩薩由来するそうだ。明治の廃仏毀釈で名草神社とされ山麓のお寺に日光院が引き継がれたという。

妙見山 山頂

妙見山 山頂にて

妙見山 山頂にて

妙見山 山頂(三角点峰 標高1135.5m)

妙見山 山頂(最高峰 標高1139m)

妙見山 山頂方位盤

妙見山 四等三角点(標高1135.5m)

妙見山 四等三角点(標高1135.5m)

妙見山 四等三角点(標高1135.5m)

妙見山 山頂にて

妙見山より蘇武岳を望む
 山頂でゆっくりしたあと下山開始、北へと延びる尾根を下った。少し下ったあたりに石原沼がありザゼンソウが群生しているとのこと楽しみにしていたが、場所が分からず残念ながら見ることができなかった。下りの尾根はブナ林が素晴らしく美しい。所々に真っ白いタムシバも印象を強くしていた。

妙見山 山頂をあとに

妙見峠へ

妙見峠へ

妙見峠へ

ブナ林

ブナ

妙見峠へ

タムシバ

妙見峠へ 林道出合(標高1080m)

妙見峠へ 林道と並行に進む
 山頂から20分ほど下ると左側に林道が登山道の尾根と並行しているようだ。林道に入らないで尾根歩きを続ける。やがて大谷の頭というピークに着いた。ここに地籍図根三角点があったが樹林で展望はなかった。

妙見峠へ 大谷の頭への登り

妙見峠へ 大谷の頭に到着

大谷の頭

大谷の頭 地籍図根三角点(標高1028m)

妙見峠へ

妙見峠へ(標高1020m)
 さらに尾根を進むと妙見峠に到着した。峠には十三丁のお地蔵さんがあり、昔は山頂まで丁石のお地蔵さんが並んでいたのであろうか。

 峠をあとに名草神社へと下る。下りの道には丁石のお地蔵さんが見守ってくれているようだ。所々に残雪もあり、杉林が美しい。

妙見峠のお地蔵さん

名草神社へ

名草神社へ

名草神社へ

名草神社へ 八丁地蔵

名草神社へ 七丁地蔵

名草神社へ

名草神社へ 六丁地蔵

名草神社へ

名草神社に到着 右下にザゼンソウ群生
 名草神社の朱色の三重塔が見えてきた。三重塔まで下ると塔の周囲がザゼンソウの群生地になっていた。山頂付近で見られなかったのでみんな大いに喜び、写真な撮って楽しんだ。

 三重塔は、八鹿町教育委員会の説明板によると、出雲大社の本殿の柱に日光院の妙見杉を提供した縁で、日本海を船によって運ばれこの地に移築された。明治の廃仏毀釈でそれまでの寺院と神社が一変したと思われるがそれまでの信仰はどのようなものだったのだろうか。

ザゼンソウも鑑賞し駐車場に全員無事下山、一応今日の登山は終了、バスで日光院へと下った。

名草神社 三重塔(標高770m)

ザゼンソウ

ザゼンソウ

ザゼンソウ

ザゼンソウ

名草神社

名草神社駐車場に無事下山(標高740m)
 日本三大妙見は、肥後国八代妙見、下総国相馬妙見そしてここ但馬国石原妙見だ。但馬石原妙見のご本尊は妙見大菩薩で霊験あらたかな仏様。日光院は元々名草神社の場所にあったが、建物をそのまま残してここに移った。三重塔は、国重要文化財として解体修理されもされ現存しているが本尊はおられない。

 日光院にもお参りして帰途についた。GWで高速道路が渋滞と思っていたが、混雑の狭間ですんなり大阪に戻れた。ご案内頂いたリーダーさん、楽しく一緒に歩いたみなさんありがとうございました。

日光院にお参り

日本三大妙見 石原妙見 日光院(標高250m)
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妙見山
標高:1139m
基準点名:妙見山
等級種別:四等三角点
標高:1135.5m
所在:兵庫県養父市
地図:関宮

    妙見山 三角点峰      妙見山 山頂(1139m)

妙見山 四等三角点 1135.5m 2015.04.29

コース
 梅田(7:50)=[バス]=春日IC=但馬まほろば=八鹿IC=大ナル登山口(10:35/10:43)〜
妙見山(11:58/昼食/12:23)〜大谷の頭(12:48)〜妙見峠(12:59/13:03)〜
名草神社(13:26/13:45)=[バス]=日光院(14:10/14:25)=
八鹿IC=春日IC=赤松PA=梅田(16:54)

天 候  晴れ
参加者 26名
実施日 2015.04.29
ツアー 毎日新聞旅行 fukushima nishijima