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会津駒ヶ岳 駒ノ大池(雪の下)より |
日本百名山
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会津駒ヶ岳 標高2133m |
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滝沢登山口〜駒の小屋〜会津駒ヶ岳〜大津岐山〜大杉岳〜御池登山口 |
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7月5日から8日で会津駒ヶ岳、燧ヶ岳、至仏山に登った。第1日目の7月5日は新大阪駅を8時16分ひかり521号で出発、東京で乗り換えて北千住へ、ここから東武電車で鬼怒川温泉へと向かった。鬼怒川温泉からさらに新藤原で乗換会津高原尾瀬口へと長い電車旅立った。そのあとバスに乗り換え1時間余りでやっと桧枝岐に到着した。
民宿白木屋さんの前に歌舞伎の舞台があるので行って見た。檜枝岐歌舞伎は江戸時代より親から子、子から孫へと伝承され、春と秋の祭りに奉納歌舞伎として行なわれてきたそうだ。役者は村民で、座の名称は千葉之家花駒座で座員、裏方さんをいれて30名ほど。物凄いパワーを感じる。 |
鎮守神社・桧枝岐の舞台 |
桧枝岐の舞台 |
鎮守神社と歌舞伎観覧席 |
歌舞伎伝承館 千葉之家 |
民宿 白木屋 |
第2日目7月6日は、会津駒ヶ岳登山だ。7時前に民宿の車に3回に分乗して登山口まで送って頂いた。滝沢登山口に7時に到着、さっそく登山開始した。
登山口はいきなり階段でその後も急登になる。尾根筋の登山道は踊場もなくほぼ登り詰める感じで登って行く、厳しい所はジグザグ道になっている。 |
会津駒ヶ岳 滝沢登山口(標高1100m) |
会津駒ヶ岳へ |
会津駒ヶ岳へ(標高1200m) |
会津駒ヶ岳へ(標高1270m) |
会津駒ヶ岳へ(標高1440m) |
会津駒ヶ岳へ(標高1540m) |
ギンリョウソウ |
マイヅルソウ |
登山口から45分ほどで小休止、さらに30分ほど登って行くと水場分岐に到着する。途中ギンリョウソウやマイヅルソウなど小さな花が咲いていた。そして水場は分岐から少し下ったところにあり、とても冷たくて美味しい水だ。 |
水場(標高1620m) 水場分岐(標高1635m) |
会津駒ヶ岳へ(標高1640m) |
水場で美味しい水を頂いて約45分ヒタスラ登って行く、途中標高1850mあたりから標高1950mあたりまではジグザグ道で高度を上げていった。もう少し先の展望デッキまで登る予定だったが体調がふるわない人がいて標高1900m手前の登山脇で休憩をとった。この間も沢山のお花を楽しむことができた。ミツバオウレン、アカヤシオ、ユキザサなどが咲いていた。 |
ミツバオウレン |
会津駒ヶ岳へ(標高1730m) |
アカヤシオ |
ユキザサ |
会津駒ヶ岳へ(標高1820m) |
会津駒ヶ岳へ(標高1930m) |
休憩を終えて標高1980mの展望デッキへと登って行った。登り始めると木々の間から会津駒ヶ岳が望める。そして周囲には沢山のお花、イワナシ、イワカガミ、ウラジロヨウラク、ユキワリソウ、イワイチョウ、シャクナゲ、コバイケイソウ、ワタスゲなど目を楽しませてくれた。 |
イワナシ |
イワカガミ |
ウラジロヨウラク |
会津駒ヶ岳へ(標高1960m) |
駒ノ小屋が見えてきた |
会津駒ヶ岳 |
ユキワリソウ(サクラソウ) |
イワイチョウ |
展望デッキに到着、ベンチの周りには今まで見てきた花々が競って咲いていた。そして行く先に会津駒ヶ岳がやさしく横たわっていた。左のピークには駒ノ小屋が山並みに調和して見えていた。 |
会津駒ヶ岳(左)・大戸沢岳 |
イワカガミ |
シャクナゲ |
会津駒ヶ岳 |
コバイケソウ |
会津駒ヶ岳 テラスにて(標高1980m) |
展望デッキの少し手前から登山道は木道になっていた。そしてこの先も木道でその脇には池塘があちこちに点在し美しい。 |
会津駒ヶ岳へ |
会津駒ヶ岳 |
会津駒ヶ岳へ |
会津駒ヶ岳と池塘 |
イワイチョウ |
ワタスゲ |
会津駒ヶ岳へ |
会津駒ヶ岳へ(標高2000m) |
標高2000mを過ぎると斜面には沢山の残雪があちこちに点在してくる。残雪を踏みながら登り切ると駒ノ大池に到着した。昨年9月末に来た時には美しい駒ノ大池に会津駒ヶ岳が写って印象を強くしたが、今回は池にはまだ残雪が残っていて池の面影はない。 |
会津駒ヶ岳へ(標高2015m) |
会津駒ヶ岳へ(標高2030m) |
会津駒ヶ岳(標高2030m) |
駒ノ大池のベンチあたりにリュックをデポして空身で会津駒ヶ岳山頂に向かった。駒ノ大池は雪の下なので外周の木道から外れないように進む。そのあと山頂に続く雪渓を遊び心で楽しみながら歩く。雪渓が終わると木道を滑らないよう注意しながら登って行く。山頂の巻き道を進み途中の分岐から直登道を登って行くと少し平坦になり山頂に到着する。 |
会津駒ヶ岳へ(標高2050m) |
会津駒ヶ岳へ |
アカバナイチゴ |
シャクナゲ |
ウラジロヨウラク |
ゴゼンタチバナ |
会津駒ヶ岳へ(標高2120m) |
会津駒ヶ岳に到着 |
会津駒ヶ岳は、標高2133mで一等三角点になっている。残念ながら今日は展望は望めないが天気がよければ素晴らしい景色が眺められる。南方向には、男体山山系、日光白根山、燧ヶ岳、武尊岳、至仏山、谷川岳、苗場山など北方向には、中ノ岳、越後駒ヶ岳、会津朝日岳などが見られるそうだ。昨年は、南方向の山々をほとんど見ることができたが今年は一番近い燧ヶ岳も見えなかった。 |
会津駒ヶ岳 山頂 |
会津駒ヶ岳 一等三角点(標高2132.6m) |
会津駒ヶ岳 山頂 |
会津駒ヶ岳 山頂にて |
会津駒ヶ岳 山頂をあとに これから進む山並みが見える |
ユキワリソウ |
駒ノ小屋へ |
駒ノ小屋へ 駒ノ大池を巻いて歩く |
駒ノ小屋(標高2060m) |
駒ヶ岳山頂をあとに駒ノ小屋へと下り、小屋の前のベンチをお借りして昼食にした。午後は、長丁場で大津岐山(おおつまたやま)から大杉岳を縦走して御池までの5時間を越える行程だ。
駒ノ小屋をあとに大津岐峠へと下って行く。大津岐峠は標高1930mで尾根筋の道をアップダウンを繰り返しながら約1時間半歩く。国地院の地図には富士見林道と記されているが、林道といわれると少し首を傾げる感じだ。とはいえ相対的に普通の登山道よりは広い感じも受ける。
登山道脇にはいろんな花が目を楽しませてくれる。ツマトリソウ、シャクナゲ、ゴゼンタチバナ、アカモノ、ハクサンチドリ、クマモニガナ、ウラジロヨウラクなど沢山の花だ。 |
ツマトリソウ |
大津岐峠へ |
シャクナゲ |
ゴゼンタチバナ |
アカモノ |
大津岐峠へ |
ハクサンチドリ |
クマモニガナ |
シャクナゲ |
大津岐峠へ(標高1980m) |
ウラジロヨウラク |
大津岐峠へ |
駒ノ小屋から30分ほどのところから残雪が多くなってきた。単純なアップダウンの道なので残雪があるとメリハリが着いて少し遊びながら歩けるのが良い。
そして極め付けは、雪解けに咲く花が多く見られたことだ。先ずはシラネアオイはあちこちに咲いていてみんなの歓声が絶えない。シラネアオイは大杉岳手前の送電線鉄塔のあるP1861付近まで咲いていた。
シラネアオイのほかアカヤシオ、コバイケイソウ、ショウジョウバカマなど沢山見られた。 |
大津岐峠へ(標高1970m) |
シラネアオイ |
大津岐峠へ |
アカヤシオ |
大津岐峠へ |
シラネアオイ |
大津岐峠へ(標高1950m) |
コバイケイソウ |
シラネアオイ |
ショウジョウバカマ |
大津岐峠へ |
大津岐峠へ(標高1920m) |
大津岐峠へ |
大津岐山(山頂:標高1945m 三等三角点) |
大津岐峠(標高1930m) |
大杉岳へ |
アップダウンを繰り返し大津岐峠が近づくと正面に大津岐山が見えてきた。そして大津岐峠に到着、ここで小休止をとった。ここから大杉岳を越えて御池まで大杉林道と記されているが今までと同じような道をあと3時間半は大変だ。
大津岐山の山頂を目指して登って行くが山頂は雑木で覆われていて確認できない。到底三等三角点も見つけることはできなかった。今回もツアーなので山頂や三角点は歩行中にすばやく見つけられないと通過してしまう。見つかればお願いして立ち寄ることもできるが無理だった。
大津岐山を越えて大杉岳へと歩く。大杉岳の手前に送電線鉄塔のあるピークがとりあえずの目標だ。この間にもシラネアオイ、ユキワリソウ、チングルマ、カラマツソウ、サンカヨウ、イワイチョウ、ズダヤクシュなど沢山の花ガ咲いていた。 |
大杉岳へ |
大杉岳へ |
大杉岳へ |
チングルマ |
ユキワリソウ |
カラマツソウ |
シラネアオイ |
シラネアオイ |
大杉岳へ(標高1760m) |
大杉岳へ |
大杉岳へ |
シラネアオイ |
サンカヨウ |
イワイチョウ |
ズダヤクシュ |
大杉岳へ |
台地風の残雪を越えると急斜面になり、落石に注意して登り切ると、送電線鉄塔が見えてくる。P1861のピークのようで、鉄塔近くを進んでいくと電発避難小屋が左手に見えてくる。御池まであと2時間あまりひたすら歩く。 |
大杉岳へ |
大杉岳へ送電線鉄塔通過 |
大杉岳へ(標高1850m) |
大杉岳へ |
キヌガサソウ |
大杉岳へ |
やがて大杉岳に到着、大杉岳は標高1922mで三等三角点になっている。周囲は樹林で展望は得られないようだ。大杉岳をあとに御池へ1時間、最後の下り黙々と歩く。 |
大杉岳 山頂 |
大杉岳 三等三角点(標高1921.6m) |
大杉岳 山頂にて |
大杉岳をあとに御池へ |
ギンリョウソウ |
御池へ(標高1600m) |
御池登山口に下山 |
御池登山口(標高1520m) |
朝7時から登り始めて、御池ロッジに17時過ぎに全員無事下山した。行動時間はなんと12時間余り久々の長時間登山だった。御池ロッジに入りゆっくりくつろいだ。明日は燧ヶ岳で今日と同じ時間ぐらいの行程になるとのことだ。 |
尾瀬御池ロッジへ |
尾瀬御池ロッジ(標高1505m) |
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会津駒ヶ岳
三角点:一等
点名:岩駒ヶ岳
標高:2132.6m
所在:福島県桧枝岐村
地図:会津駒ヶ岳
会津駒ヶ岳 山頂 会津駒ヶ岳 |
会津駒ヶ岳 一等三角点 2132.6m 2015.07.06 |
大杉岳
三角点:三等
点名:大杉岳
標高:1921.6m
所在:福島県桧枝岐村
地図:会津駒ヶ岳
大杉岳 三等三角点 大杉岳(手前の尾根 燧ヶ岳より) |
大杉岳 三等三角点 1921.6m 2015.07.06 |
大津岐山
三角点:三等
点名:小夜涸
標高:1945m
所在:福島県桧枝岐村
地図:会津駒ヶ岳
山頂不明確、三角点発見できず
大津岐山(会津駒ヶ岳の手前の尾根) |
大津岐山 1945m 2015.07.06 |
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コース
7/5 曇り (台風9、10、11号発生)
新大阪(8:16)=[ひかり521]=東京(11:10/11:26)=[JR]=北千住(11:44/12:12)
=[東武きぬ115]=鬼怒川温泉(14:00/14:14)=[東武]=新藤原(14:23/14:35)=[東武]=
会津高原尾瀬口(15:16/15:23)=[バス]=桧枝岐 民宿白木屋(16:30) (泊)
7/6 曇り
白木屋(6:52)=[送迎車]=滝沢登山口(7:00/7:04)〜(7:50/8:02)〜水場(8:34/8:51)
〜(9:35/9:44)〜ベンチ(10:00/10:17)〜駒ノ小屋(10:37/10:47)〜
会津駒ヶ岳(11:05/11:16)〜駒ノ小屋(11:32/昼食/11:58)〜大津岐峠(13:20/13:36)〜
大津岐山(13:45)〜P1861・鉄塔(14:50)〜大杉岳(16:02/16:17)〜
会津駒ヶ岳御池登山口(17:06)〜国民宿舎尾瀬御池ロッジ(17:14) (泊)
7/7 曇り
御池ロッジ(5:00)〜御池登山口(5:07)〜(5:46/5:50)〜広沢田代(6:05/6:18)〜
熊沢田代(7:10/7:23)〜(8:23/8:34)〜燧ヶ岳俎ー(8:59/9:10)〜
燧ヶ岳柴安ー(9:31/9:49)〜俎ー(10:07/10:14)〜ミノブチ岳(10:38/昼食/11:02)
〜(11:43/11:46)〜(12:42/12:54)〜分岐(13:06)〜池尻休憩所(13:43/13:58)〜
下田代十字路・見晴(15:17/15:34)〜竜宮小屋(16:01/16:06)〜
中田代三俣(16:40/16:46)〜国民宿舎尾瀬ロッジ(17:16) (泊)
7/8 曇り、下山直前から小雨
尾瀬ロッジ(6:50)〜(7:27/7:31)〜(7:51/7:54)〜(8:18/8:26)〜(8:42/8:49)
〜(9:31/9:40)〜至仏山(10:03/10:21)〜小至仏山(11:04/11:09)〜
テラス(11:32/11:38)〜オヤマサワ田代(11:41)〜(12:20/12:26)〜
鳩待峠(12:52/12:55)=[バス]=片品温泉しおじり(13:21/入浴・昼食/14:33)=
上毛高原(15:31/16:09)=[MAXとき330]=東京(17:20/17:33)=新大阪(20:26)
天 候 7/5 曇り 7/6 曇り 7/7 曇り 7/8 曇り (台風9、10、11号影響なし)
参加者 14名
実施日 2015.07.05-07.08
ツアー 毎日新聞旅行 nishijima
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