脊振山 山頂
日本三百名山 
脊振山 標高1055m 蛤 岳 標高863m
車谷登山口〜[車谷]〜矢筈峠〜脊振山〜蛤岳〜蛤水道〜坂本峠登山口
 11月20日から23日で井原山、雷山、脊振山、蛤岳に行った。第3日目の11月22日は脊振山、蛤岳の縦走だ。プラダホテル鳥栖を6時40分、ジャンボタクシーで椎原峠登山口へと出発。

 車谷登山口に到着、登山支度をして歩き始めようかと思ったとき、椎原峠の登山口まで車で行くとのこと、林道をあちこち行ってみたが登山口は見つからず元のところに戻った。通行止の先へ続いている林道を探したのだろう。20分余りのロスタイムだ。

 結果椎原峠へのコースは諦めて車谷コースから矢筈峠へと登ることになった。したがって唐人の舞へは行かなくなった。

車谷登山口(7:58)(標高390m)

車谷登山口 椎原峠へ車両通行止
 いろいろあって矢筈峠を目指して車谷を登りはじめた。わりと広い沢沿いの道を登って行く、所々に黄色の紅葉が美しい。30分ほど歩いたところで休憩をとりさらに登って行くと、林道に出る。

車谷登山口(8:25) 矢筈峠→脊振山を行く(計画変更)

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ 林道に出る(標高600m)(9:10)
 林道を越えて再度山道に入るところで、矢筈峠へ60分の標識が立っていた。沢道は次第に自然の中を歩くようになってきた。岩や石には苔が美しく生え倒木なども自然の姿だ。渡渉も何度か繰り返し自然の沢を登って行った。

脊振山へ 林道から登山道に入る(矢筈峠へ60分)

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ 矢筈峠へ30分(標高720m)(9:36)
 矢筈峠まで30分の標識まで来ると次第に急登になって来る。やがて峠近くになってくると沢は崩落していて地肌が露出している。V溝に削られたところを足を滑らせながら登り切ると、ハシゴがかかっていて矢筈峠に到着する。

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

脊振山へ

矢筈峠(標高905m) 脊振山へ40分(10:12)

脊振山へ
 矢筈峠でしばらく休憩していよいよ山頂へと向かう。しばらくはアスファルトの車道を登って行く。振返ると気象レーザーがP969に建っているのが見える。やがて木々の間から脊振山の山頂が見えレーダードームが見えてくる。

脊振山気象レーザー

脊振山山頂のレーザーが見えてきた

脊振山山頂のレーザー

脊振山へ(標高980m)(10:35)
 やがて車道が三差路になり、車道とは別に遊歩道ができている。九州自然歩道で少し歩くと木道になり、駐車場に到着する。ここから山側はフェンスで仕切られていて航空自衛隊の基地になっている。駐車場脇のフェンスの向うにナイキーJ地対空ミサイルの本物か模型か分からないが展示してある。本物という話もあり、本物だとミサイルの先端部らしい。

 このミサイルは、航空自衛隊の主力誘導弾として昭和45年に配備されたが、パトリオットの導入により退役。固体燃料の2段式、指令誘導方式で高い命中精度を誇ったそうだ。

脊振山へ

ナイキーJ地対空ミサイル(標高995m)
 自衛隊のフェンスを巻くように登って行く、フェンスにお花が備えてあってこんなところで事故があったんだと思いながら前進。帰路に分かったのだがフェンスの内側の尾根に役行者が祀られていてフェンスの外からお花を供えてお参りされていることが分かった。その先、延々と足に応える石段が山頂まで続いていた。

脊振山 航空自衛隊基地

脊振山山頂へ

脊振山山頂へ

脊振山 山頂(10:52)
 脊振山は、標高1055mで二等三角点なっている。展望はほぼ360度楽しむことができる。天山や英彦山、久千部山なども見える。途中役行者が祀られていたが脊振山系は古く霊山で、山岳密教の修験場だったそうだ。

 山頂には自衛隊のレーザードーム、アンテナ群と脊振神社上宮があり弁財天は祀られている。人々の安寧を見守る神仏と、科学で安全を守るレーザー群が同居している山頂だ。

脊振山山頂 脊振神社とレーザードーム

天山

天山

英彦山・久千部山

脊振山 山頂

脊振山 山頂

脊振山 山頂にて

脊振山 山頂

脊振山 二等三角点(標高1054.6m)

P1018(中央に見えるピーク)

背振山を下山開始(11:06) P1018・蛤岳方面
 脊振山山頂をあとに駐車場へ下り、その先から蛤岳へと縦走を始める。コンクリートの長い階段を下ると、「たにし仏」の案内があり祠に密教金剛像が祀られている。

蛤自衛隊基地内にある役行者像

駐車場に戻る

蛤岳へ

蛤岳へ

たにし仏

たにし仏 智勇兼備の武将の座像
 ここから自衛隊のフェンスに沿って、環境省管轄の木道や木階段の九州自然歩道が続いている。そんな自然歩道を自衛隊基地内のアンテナが建っているP1018付近まで歩く。

蛤岳へ(11:18)

蛤岳へ

蛤岳へ

蛤岳へ

蛤岳へ

蛤岳へ

蛤岳へ(標高1000m辺り)(11:39)

蛤岳へ 急斜面を降りる
 ほぼ尾根に沿ってアップダウンを繰返してきたが、ここから一挙に下りになる。急坂で10人ほどのグループとすれ違った。彼らは我々の到着地点、坂本峠から登ってきたそうだ。急坂を下り終えたあたりで昼食にした。

 昼食後、しばらく下ると林道に出て突っ切って先に下って行く。やがて植林地になり薄暗くなってくると鞍部になる。ここで小休止をとって蛤岳へと登り返す。

蛤岳へ

蛤岳へ 林道を横切る(12:39)

蛤岳へ

蛤岳へ 鞍部(標高790m)(13:00)
 緩やかな登り道を進むと植林地は平たくなってくる。そのあと少し急になり登り切ると三角点が目に飛び込んでくる。

蛤岳へ

蛤岳へ

蛤岳へ

蛤岳に到着(13:30)
 広場になって蛤岳山頂に到着だ。蛤岳は、標高863mで三等三角点になっている。山頂には大きな岩があり蛤の貝に似ているので蛤岩と言い、山名にもなっているようだ。山の説明板の右に小さい岩、左奥に大きい岩がありどちらを蛤岩と言うのかよく分からないが両方とも蛤岩にしておこう。大きい岩の上から展望が良いそうだが今日はだめだった。

蛤岳 三角点

蛤岳 三等三角点(標高862.8m)
蛤岩
蛤岳の説明板

蛤岩

蛤岩

蛤岩

蛤岩

蛤岩

蛤岩
 蛤岳を下り始めるとやがて急斜面になり注意して下って行く、やがて緩やかな下りになる。そして疎水のようなものが見えてくる。

 蛤水道で、1615年から1623年にかけて、成富兵庫茂安の事業の一つで、蛤岳に水路を150m造り大野川から筑前に落ちる水を引いた水道だ。現在の水路は、コンクリートに改修され約1077mあり、随所に昔の工事跡が見られるそうだ。

坂本峠へ

坂本峠へ急斜面を下る

坂本峠へ 蛤水道に下山(13:57)

蛤水道 1615-1623年この事業が行なわれた(標高730m)

坂本峠へ(標高705m)(14:04)

坂本峠へ

坂本峠へ

坂本峠へ
 しばらく水路に沿って歩き、下って行くと林道に交差する。突っ切ってまた一山越えて行く。アップダウンを数回繰り返しながら下りつくと林道に出る。林道を廻り込むと登山口の坂本峠に全員無事下山した。

 チャーターのジャンボタクシーで東脊振温泉山茶花の湯へ、疲れをいやして新門司港へと戻って行った。福岡市街が渋滞ありと見て大野城市の方を廻って渋滞なしで走れた。

 帰りのフェリーは、新造船の「フェリーきたきゅうしゅうU」で帰阪した。来る時と違って帰りは新造船、しかも個室の「ファーストS」で洗面台、テレビ、テーブル、椅子、お茶セット、浴衣などもあり素晴らしい。

 ゆっくり船中泊して11月23日、朝8時30分に大阪南港に戻った。
今回は出発直前にドタキャンがあり参加者は4名と非常に少なくなった。参加者が少なく少し寂しい山旅と思ったが、皆さんと楽しい山旅ができてよかった。皆さんありがとう。ご案内いただいたリーダーさんありがとうございました。

坂本峠登山口に無事下山(15:23)

坂本峠登山口(標高545m)
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脊振山

基準点名:背振山
等級種別:二等三角点
標高:1054.6m
所在:佐賀県神埼市
地図:脊振山

 脊振山

脊振山 二等三角点 1054.6m 2015.11.22
蛤岳

基準点名:蛤岳
等級種別:三等三角点
標高:862.8m
所在:佐賀県吉野ヶ里町
地図:中原

 蛤岳

蛤岳 三等三角点 862.8m 2015.11.22

コース
11/20
 大阪南港(17:00)=[名門大洋フェリー]= (船中泊)
11/21 曇り 井原山・雷山
 新門司港(5:30/5:35)=[ジャンボタクシー]=[九州自動車道]=福岡市=野河内=
井原山登山口(7:10/7:20)〜[林道]〜野河内渓谷入口(7:22)〜[野河内渓谷散策]〜
野河内渓谷入口(7:49)〜水無登山口(9:02/9:14)〜水無鍾乳洞〜こうぞう岩(9:25)〜
水無分岐(9:33)〜[水無谷ルート]〜[オオキツネノカミソリ群生地]〜急坂下(10:06/10:17)〜
縦走路水無分岐(10:42)〜井原山(10:50/11:18)〜縦走路瑞梅寺分岐(11:23)〜
縦走路洗谷分岐(11:42)〜P944(12:25)〜縦走路古場分岐(12:47)〜
雷山(12:55/13:16)〜雷神社上宮(13:41/13:46)〜清賀の滝(14:27/14:33)〜
雷山観音前(15:00)=[ジャンボタクシー]=鳥栖 プラザホテル鳥栖(16:05)  (泊)
11/22 曇り 脊振山・蛤岳
 プラダホテル鳥栖(6:38)=[ジャンボタクシー]=椎原=車谷登山口(7:58/8:25)
〜[車谷]〜(8:57/9:02)〜林道出合(9:10)〜矢筈峠(10:12/10:20)〜
脊振山(10:52/11:05)〜たにし仏(11:17)〜(11:56/12:18)〜鞍部(13:00/13:06)〜
蛤岳(13:30/13:43)〜蛤水道(13:57)〜林道出合(14:04)〜坂本峠(15:23/15:27)
=[ジャンボタクシー]=山茶花の湯(15:43/入浴/16:17)=新門司港(18:20/19:50)
=[名門大洋フェリー]= (船中泊)
11/23 
 大阪南港(8:30)

天 候  11/21 曇り 11/22 曇り 
参加者 4名
実施日 2015.111.20-11.24
ツアー 毎日新聞旅行 fukushima