西八人山・中八人山(右) 南八人山より
近畿百名山
中八人山 標高1397m
高津川出合〜二俣〜西八分岐〜中八人山〜南八人山〜二俣〜高津川出合
 6月3日、4日で天和山と中八人山に登った。第2日目は、中八人山(なかはちにんやま)に登った。変わった山名だが、聞くところ山主が8人いてこの名が付いたとか、ちなみにこの山塊は、中八人山、西八人山、南八人山、奥八人山になっている。

 6月4日、十津川温泉民宿かたやまを7時25分登山口へと出発した。国道425号を少し走り左折して大野川沿いに高津川出合まで行く。

高津川出合でバスから降車(標高630m)

ウツギが満開
 登山準備をして高津川左岸の急斜面から登り始める。いきなりの高巻きで標高差50mは厳しいがその後は川沿いに登っていく。

高津川左岸の急斜面から取付く

二俣へ 急登を登る
 登山口から20分余りで河原に出て渡渉し、右岸に渡り少し先でまた渡渉して左岸に戻る。河原から上を眺めると左岸についていた登山道が大きく崩壊していた。左岸に戻って15分ほどで二俣に到着。

二俣へ 川沿いに進む

渡渉 登山道が寸断していて川沿いに進む

川沿いの樹林帯を行く

谷筋を巻いて進む

二俣へ

二俣でツツジがお迎え
 大俣で支流を渡渉してここでしばらく休憩する。モノレールカーの小屋があってここから山頂近くまで延々とモノレールが延伸している。今回の登山はほぼこのモノレールに沿って登るということだ。

渡渉して二俣で休憩(標高710m)

二俣から厳しい山登りが始まる
 早速取付きを登るとモノレールが上空へと伸びている。登山道らしき道はない、とにかくモノレールに沿って登っていく。そんな訳で歩くようになっていないところを進む訳だから巻道、ジグザグ道などない。尾根の急登、、崖下をモノレールにしがみついて上がるなど大変だ。所々に壊れた鉄梯子や崖をつなぐ桟道があるが安心して渡れる状態ではない。

中八人山へ モノレールに沿って急登を登る

中八人山へ モノレールに沿って急登を登る

中八人山へ モノレールに沿って急登を登る

中八人山へ モノレールに沿って急登を登る
 約1時間モノレールと格闘しながら登ると、伐採地に出る。植林帯から緑の明るいところに出てほっと一息、しばらく休憩する。再びモノレールに沿って急登を登っていく。

伐採地で休憩 ほっと一息(標高1070m)

中八人山へ 再びモノレールに沿って急登を登る

中八人山へ モノレールに沿って急登を登る

中八人山へ モノレールに沿って急登を登る

中八人山へ モノレールに沿って急登を登る

西八人山が見えてきた(標高1240m)
 右上が南八人山と思われるが巻くように進んでいく。モノレールも終点に近くなってきたところで西八人山の山頂が木々の間に見えてきた。このあたりの記憶が定かではないがモノレールの終点が近くにあるようだ。一旦巻道から沢に下ると荒廃した小屋があり、ここで休憩をとった。

 しばらく登ると最近伐採された木が散乱していて道なき道を登っていく。やがて山頂近くになり、左に行けば西八人山だ。リーダーの判断で西八人山への往復はやめて中八人山山頂に直行した。

中八人山へ 作業小屋(標高1270m)へ

中八人山へ 登り返し

中八人山へ 道なき道を進む

西八人山の分岐を通過(標高1345m)

中八人山へ ほどなく山頂

中八人山へ 山頂に到着
 中八人山は、標高1397mで二等三角点になっている。山頂は広く、木々があるもののその合間から周囲の山を望むことができる。木々の間からは、釈迦ヶ岳、行仙岳、笠拾山などが望め、少し開けた南西方向には、南八人山、西八人山、行仙岳そして遠くには果無山地が望める。そんな景色を楽しみながらお昼のお弁当を頂いた。

西八人山 中八人山より

中八人山 山頂

中八人山 山頂

中八人山 二等三角点(標高1396.9m)

中八人山 山頂で昼食

中八人山 山頂にて

西八人山 中八人山より

釈迦ヶ岳 中八人山より

行仙岳・茶臼山・笠拾山 中八人山より

南八人山 中八人山より

南八人山・・・果無山地・牛回山・・行仙岳・・・西八人山 中八人山より
 続いて尾根沿いの南八人山へ向かった。20分ほどで山頂に到着、南八人山は標高1408mで主峰の中八人山より1mほど高い。山頂のヒメシャラは素晴らしく美しかった。

 南八人山からの展望は素晴らしく、西八人山、中八人山、奥八人山が近くに見え、遠く釈迦ヶ岳を始め大峰奥掛けの山々が望める。今日は雨が近いが昨日の青空だともっと素晴らしいパノラマが楽しめただろう。

南八人山へ

南八人山 山頂に到着

南八人山 山頂(標高1408m)

南八人山 山頂にて

中八人山・奥八人山 釈迦ヶ岳連山 南八人山より

西八人山 南八人山より

中八人山 南八人山より

西八人山・中八人山 七面山・・・釈迦ヶ岳・・・ 西八人山 南八人山より
 残念ながら西八人山には登れなかったが、主峰の中八人山そして南八人山に登れて満足だ。いよいよ下山、西への急な尾根を下る。ササが枯れて持つところがないが、逆に茂っていたら藪こぎになるところだ。約10分下ると往路に通ったモノレールに出る。

二俣へ 下山開始

二俣へ

二俣へ

二俣へ モノレールに合流(標高1275m)
 南八人山分岐でここからまたモノレールに沿って今度は下りだ。伐採地まで下って休憩、難所を超えながら下っていく。登りは必死で周りをよく見ていなかったが下りその辺が見えかなり厳しいところをよく登ってきたものだ。分岐から20分で伐採地まで下り休憩を取る。

二俣へ

伐採地まで下る(標高1070m)
 モノレール沿いに二俣までの下り、登りはしんどかったが下り転倒しそうだ。伐採地より45分緊張しながら下った。この間登りは65分かかったので相当な急登と言えるだろう。

二俣へ

二俣へ 道がしっかりしていないので大変だ

二俣へ 大変大変

二俣へ

二俣へ

二俣へ

二俣(標高710m)まで下山

二俣から高津川出合へ
 二俣で最後の休憩をして高津川沿いに途中渡渉をしながら出合まで下る。モノレール沿いの厳しさはないが最後まで十分注意しながら下った。

高津川出合へ

高津川出合へ

高津川出合へ

高津川出合へ

高津川出合へ

高津川出合(標高630m)に全員無事下山
 高津川出合に14時35分全員無事下山。ああしんどかった、でも登れてほんとうによかった。昨日もバテ気味だったが今日もやはり厳しかった。もう少し元気で歩けたらみんなに迷惑かけないで西八人山にも登れたのではないかと反省あるのみだ。

 バスに乗ると雨がポツポツ降ってきた。なんとか登れて良かった。皆さん楽しい山旅本当にありがとうございました。リーダーさんありがとうございました。

 帰路は、十津川郷に立ち寄り大塔温泉夢乃湯で温泉に浸かってゆっくりくつろいだ。そして大阪へ、途中柿の葉ずしのたなかに立ち寄り、梅田に19時15分に無事戻た。
  
 
中八人山

基準点名:内原
等級種別:二等三角点
標高:1396.9m
所在:奈良県十津川村
地図:風屋

 中八人山              山頂 

中八人山 二等三角点 1396.9m 2016.06.04
南八人山

基準点名:−−
等級種別:−−
標高:1408m
所在:奈良県十津川村
地図:風屋

 南八人山

南八人山 山頂 1408m 2016.06.04

コース
6/3
 梅田(7:50)=[バス]=五条=黒滝茶屋=天川村和田(10:08/10:15)〜登山口(10:20)〜
鉄塔1(10:35)〜鉄塔2(10:53/11:02)〜P1183(11:53/12:01)〜川瀬峠(12:08)〜
天和山(12:35/昼食/13:08)〜P1183(13:38/13:43)〜鉄塔2(14:16/14:25)〜
登山口(14:50)〜天川和田(14:54/14:56)=[バス]=
十津川村 温泉民宿かたやま(16:32) (泊)
6/4
 かたやま(7:25)=[バス]=高津川出合 登山口(8:03/8:11)〜渡渉1(8:34)〜
渡渉2・二俣(8:49/9:00)〜[急登 ほぼモノレール沿いに登る]〜伐採地(10:04/10:11)〜
南分岐(10:45)〜小屋(11:01/11:13)〜西八人山分岐(11:34)〜
中八人山(11:43/昼食/12:06)〜南八人山(12:27/12:32)〜南分岐(12:43)〜
伐採地(13:02/13:10)〜二俣・渡渉2(13:56/14:06)〜渡渉1(14:17)〜
登山口(14:34/14:39)=[バス]=道の駅十津川郷(15:11/15:20)=
大塔温泉 夢乃湯(16:02/入浴/17:02)=たなか(17:55/18:06)=梅田(19:13)

天 候  6/3 快晴 6/4 晴れのち曇り
参加者 10名
実施日 2016.06.03-06.04
毎日新聞旅行  kawamura