乗鞍岳 山頂にて
友歩会定例会 夏山登山  
白馬三山縦走
 
乗鞍岳 標高2437m 小蓮華山 標高2766m
白馬岳 標高2932m 杓子岳 標高2812m 鑓ヶ岳 標高2903m
 
Vol.1 
栂池ヒュッテ〜天狗原〜乗鞍岳〜白馬大池〜小蓮華山〜三国境〜白馬岳
 8月9日から12日の予定で友歩会定例会夏山登山を行った。今回は、白馬三山縦走で栂池から白馬大池を経て白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳を縦走し、鑓温泉で高所の温泉を楽しむ予定だ。

 2日目8月10日は、栂池ヒュッテから天狗原を経て乗鞍岳へ、白馬大池に下り、白馬岳を目指して小蓮華山を超え、三国境から白馬岳に登頂する予定だ。

 今日もいい天気だ。白馬連山のモルゲンロートが素晴らしい。ヒュッテの朝食は7時からなので朝弁にしてもらって5時過ぎに頂き、出発準備をして5時40分、栂池ヒュッテを出発した。

モルゲンロートの杓子岳・白馬岳・小蓮華山

モルゲンロートの白馬岳

栂池ヒュッテにて

栂池自然園前にて

栂池自然園の朝

栂池自然園(標高1855m)

清々しい朝の杓子岳と白馬岳
 栂池自然園の入口で記念写真を撮り、自然園ビジターセンター前から天狗原を目指して登り始める。20分ほど歩くと登りが次第に急になってきた。標高1900m辺りから白馬三山、白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳が朝日にに輝いて美しい。

天狗原へ

鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳(標高1900m辺り)

天狗原へ

天狗原へ
 朝の光をいっぱい浴びながら登っていく、清々しと言いたいが少し息が激しくなってきているようだ。標高2040m辺りで小休止、後立山連峰の鹿島槍ヶ岳は双耳峰で一際目に付く、五竜岳から唐松岳もよく見える。

 足元に目をやると、高山植物の花々がたくさん咲いている。オトギリソウ、イワイチョウ、ミヤマアキノキリンソウなどが目にとまった。

爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳・・・唐松岳

爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳・・・唐松岳を展望(標高2040m)

オトギリソウ

イワイチョウ

天狗原へ

ミヤマアキノキリンソウ

銀嶺水(標高2075m)
 標高2075m辺りまで登ると、水場があり、銀嶺水でちょろちょろと湧き出ていた。ここから標高差約100mを頑張って登っていく、道は石ころが次第に増えてきて歩きにくくなってきた。

天狗原へ

天狗原へ

ゴゼンタチバナ

天狗原へ

乗鞍岳

中ノ原(標高2175m)
 登りきると周囲が開け、正面に長い尾根の乗鞍岳が横たわって見える。天狗原のほんの下で中ノ原というところだ。中の原は、大きな石がごろごろしていて小さな岩や石の庭園だ。左に目をやると白馬岳が雲海の上に見える。残念ながら杓子岳、鑓ヶ岳は雲に包まれている。

中ノ原

白馬岳

白馬岳

チングルマ

天狗原へ
 中ノ原から数分登ると、広々した原っぱ、天狗原に着く。天狗原は、標高約2190mで大きな湿地帯で木道が整備されている。

 ベンチで一休みして天狗原の景色やお花を楽しむ。ヒオウギアヤメ、タテヤマリンドウ、オトギリソウ、ハナニガナが目に写った。なかでも時期が遅いので少ししか見られなかったが、ワタスゲが少し見られた。花の時期に来れば湿原一面にワタスゲが見られるのではと想像してみた。また、秋の紅葉は素晴らしいのではと、緑の湿原を紅葉に置き換えて見た。

乗鞍岳

天狗原(標高2190m)と乗鞍岳

天狗原と乗鞍岳

天狗原

天狗原と乗鞍岳

天狗原にて

ヒオウギアヤメ

タテヤマリンドウ

オトギリソウ

天狗原

ワタスゲ

ハナニガナ
 天狗原でゆったりしたところで、今度は乗鞍岳への急な登りだ。標高2250m辺りから等高線が密着、急登になってきた。急登は、三角点のある標高2437mまで、天狗原から標高差約250m続く。

 登山道は、土の道から変わり、岩や石がごろごろするコースだ。進路の岩や石に付けられたマーキングを頼りに登っていく。

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ

ミヤマダイコンソウ

乗鞍岳へ 振返ると天狗原が下に見える

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ
 天狗原から標高差100mあまり登った辺りから振返ると、眼下に天狗原の全容が浮かんで見える。天狗原では木道周辺の景色しか見えなかったがここからだと箱庭のように見える。

天狗原から乗鞍岳へ登りが続く 頑張れ! 標高2300m辺りで振返る

乗鞍岳へ

ハクサンフウロ

乗鞍岳へ

ミヤマダイコンソウ

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ
 頑張って登り続ける、岩の角などにミヤマダイコンソウやハクサンフウロなどのお花が疲れを癒してくれる。標高2350m辺りまで登ってくると、上のほうに雪渓が見えてくる。雪田横断注意とエアリアマップに記されていたので少し気になった。

乗鞍岳へ 雪渓がで出てきた

乗鞍岳へ 大きな岩がごろごろ

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ
 ごろごろ岩を越えたり巻いたりしながら高度を上げていく。標高2380m辺りで雪渓の下に着く、雪渓は何人も登っていてコースは茶色になっている。キックステップで登っていくが、雪が腐っていて通常の歩き方でも十分登れる。雪渓の長さは100m足らずでみんな難なく登りきった。

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ

乗鞍岳へ

乗鞍岳三角点ピーク
 雪渓を椙分あまり登ると、乗鞍岳の三角点に到着する。乗鞍岳の三角点は、山頂から北西に400mぐらいのところにある。

 三角点は、二等三角点で標高2437m近くに岩が積み上がったとうなピークがある。乗鞍岳の山頂は広く、長野県側の測量に適した尾根頭のようなところに設置したのだろう。

乗鞍岳 三等三角点

乗鞍岳 二等三角点(標高2436.5m)

乗鞍岳へ

イワギキョウ

乗鞍岳へ

乗鞍岳

乗鞍岳へ

乗鞍岳 山頂にて

乗鞍岳 山頂にて
 三角点から10分ほどで、乗鞍岳山頂標高2450mに到着、実は乗鞍岳の標高は、2456だがロープが張ってあって行けないようだ。広々下山頂なので肩に行かないと展望は望めない。

 続きは、Vol.2で景色を堪能してください。 VOL.2へ続く
     
乗鞍岳

基準点名:乗鞍岳
等級種別:二等三角点
標高:2436.5m
所在:長野県小谷村
地図:白馬岳

乗鞍岳 三等三角点 

乗鞍岳 二等三角点 2436.5m 2019.08.10
乗鞍岳

基準点名:−−−
等級種別:−−−
標高:2456m
所在:長野県小谷村
地図:白馬岳

乗鞍岳 天狗原より 

乗鞍岳 山頂 2456m 2019.08.10

コース
【1日目】8月9日(金)
 新大阪駅(7:46)=[のぞみ302]=名古屋駅(8:38/9:00)=[しなの5]=
松本駅(11:04/11:19)=[普通]=白馬駅(13:05/13:40=[バス]=栂池公園BS(14:10)〜
栂池高原駅(14:20:)=[ゴンドラ]=栂の森(14:42〜14:48)=[ロープウエイ]=
栂池自然園(14:56)〜栂池ヒュッテ(15:05/チェックイン/15:22)〜栂池自然園散策〜
栂池ヒュッテ(16:20) (泊)
【2日目】8月10日(土)
 栂池ヒュッテ(5:40)〜H2040(6:31/6:39)〜H2075・銀嶺水(6:48)〜
H2175・中ノ原(7:10/7:23)〜天狗原(7:29/7:35)〜H2330(8:16/8:25)〜
△2437(8:47/8:51)〜乗鞍岳(9:01/9:10)〜白馬大池山荘(9:50/10:04)〜
H2435(10:19/10:32)〜H2610(11:16/11:25)〜小蓮華山(12:33/昼食/13:00)〜
三国境(13:57/14:12)〜白馬岳(15:11/15:25)〜白馬山荘(15:50) (泊)
【3日目】8月11日(日・山の日)
 白馬山荘(5:45)〜H2680(6:31/6:36)〜H2690(7:05/7:12)〜杓子岳(7:40/7:51)〜
H2850(7:53/7:57)〜H2750(8:36/8:40)〜鑓ヶ岳(9:29/9:54)〜鑓温泉分岐(10:27)
〜H2540(10:54/11:05)〜H2285(11:34/11:42)〜鑓温泉小屋(12:32) (泊)
【4日目】8月12日(月・振替休日)
 鑓温泉小屋(5:35)〜H1830(6:34/6:41)〜H1830(7:15/7:20)〜
H1740(7:43/7:49)〜H1625(8:57/9:06)〜林道出合(10:14)〜猿倉(10:30/10:36)
=[タクシー]=みみずくの湯(10:51/入浴/12:08)〜白馬駅(12:23/昼食他/14:37)
=[特急あずさ26]=松本(15:46/15:53)=[しなの18]=名古屋(18:05/18:21)
=[のぞみ241]=新大阪(19:10)

天候   8/9 晴れ  8/10 晴れ  8/11 晴れ 8/12 晴れ 
参加者 9名  
実施日 2019.08.09-08.12 
友歩会 ohki