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右田ヶ岳・石船山(左) 塚原登山口より |
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山口県防府市の山 |
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右田ヶ岳 標高426m |
塚原登山口〜[直登コース]〜右田ヶ岳〜[勝坂コース]〜勝坂登山口
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1月31日から2月2日で山口県防府市の右田ヶ岳に登った。右田ヶ岳は、2019年に周防アルプスに行った帰り、高速道路から面白そうな山があった。機会があれば登ってみたいと思っていたら早速やってきた。
1月31日、大阪南港をフェリーで出発、船内でゆっくりくつろいで、2月1日早朝の5時30分新門司港に到着。船内で時間調整して6時50分下船し、バスに乗り換えて右田ヶ岳へと向かった。
コンビニで朝食をゲットして、バスは高速道を走る。途中サービスエリアで休憩を取り、防府西ICを降りるとほどなく、登山口のある駐車場に到着。右田ヶ岳はかなり人気があるようで駐車場は20台ぐらいの車が駐車していて、次々やってくる。
登山支度をして9時に歩き始める。突き当たりを右に折れその先道なりに山方向へと上がっていく。お墓があり、そこから登山道の始まりだ。 |
塚原登山口を出発(標高17m) |
山道に入っていく |
右田ヶ岳へ直登ルートを登っていく |
右田ヶ岳へ |
歩き始めて20分ほどで正面に右田ヶ岳の山容が木々の間に見えてくる。さらに5分程登ると、本登と直登の分岐になる。
案内板には、右田ヶ岳を「ぶちえー山」と記されていた。登ってこられた女性に意味を聞くと、「ぶち」とは、すごいとか、とても良いの山口の方言で最上級を表す言葉だそうだ。従って「ぶちえー山」は「とてもすばらしいー山」ということだ。 |
右田ヶ岳の岩峰が迫ってくる |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ 直登と本登の分岐 |
今回は、直登コースを登ることにして左の谷に入っていった。また案内板があり、谷コースか尾根コースの分岐だ。ここは、下から見えていた尾根コースを選択して登り始める。 |
右田ヶ岳へ 直登コースを行く |
直登コース 尾根を登るか谷を登るかの分岐 |
登り始めると周りは一面シダで少し掘れた登山道が真上へと続いている。先ほどの分岐から10分余り登り振り返ると、防府市街、矢筈ヶ岳、大平山そして本コース(本登)と言われる尾根とその尾根に点在する奇岩が展望できる。 |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳本登(尾根コース)・矢筈ヶ岳・大平山 |
尾根コース 奇岩のひとつ |
右田ヶ岳へ |
標高220m辺りで小休止、この辺りから登山道は岩の尾根になってきて、今日の楽しみ岩登りが始まる。最初は結構高さのある岩尾根を登る。
尾根は大小の岩が点在し、岩を越えたり、岩と岩の狭い隙間を登ったりとスリル満点だ。手掛かりを探したり足場を探したりしながら登っていく。 |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
山頂近くになってくると、大きな岩がそそり立ってくる感じだ。下を見ると防府市街が足元にあり、高度感もかなり出てくる。最後の少しリーチのある岩を登りきると山頂だ。 |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳へ |
右田ヶ岳 山頂 |
山頂に着くと20人ほどのハイカーで賑わっていた。右田地域おこし協議会の方達が歓迎してくれてバッチを頂いた。バッチには、ほうふまちなか登山右田ヶ岳など記されていて、防府市のマスコット「ぶっちー」が描かれていた。
右田ヶ岳は、標高426mで四等三角点になっている。山頂は広く所々に岩があり、中央に大きなケルンがあって、日の丸が掲揚してある。山頂から防府市街は、絶壁になっていて素晴らしい光景だ。山頂に至る尾根筋もよく見えその尾根には奇岩がたくさん見える。 |
右田ヶ岳 山頂 |
右田ヶ岳 山頂 |
右田ヶ岳 四等三角点(標高426m) |
右田ヶ岳 山頂で昼食 |
右田ヶ岳 山頂にて |
右田ヶ岳 山頂で頂いたバッチ マスコット「ぷっちー」 |
防府市街の展望 |
時間があったので、北の峰に足を延ばしてみた。一旦八合目の分岐まで下り、その先二つ目のピークまで行ってみたがなんの標識もなく特筆することはなかった。 |
右田ヶ岳の北のピークへ |
右田ヶ岳 北のピークから望む |
右田ヶ岳へ |
北のピークには何もなかった? |
山頂に戻り、勝原コースを下り始めた。急坂を標高差20mほど下ると石船山、天徳寺の分岐があり、想の先に岩の小さな舞台があって展望が楽しめる。 |
右田ヶ岳山頂をあとに尾根コースを勝坂へ下る |
石船山・天徳寺分岐 |
右田ヶ岳直下の岩峰より景色を楽しむ(標高400m) |
天徳寺へ連なる尾根と石船山 |
尾根ルートを勝坂登山口へ |
奇怪な岩峰が見えてきた あそこ通るのかな? |
さらに下ると、面白そうな岩峰が見えてきた。あの岩峰は通るのか、巻いて下るのかできれば行きたいと思った。
願いが叶ったのかほんの少し寄り道で岩峰に到着。頂上付近は丸い岩がたくさんあって面白い。奥を覗いてみると絶壁になっている。奥の岩にそんなに古くないフックが付けてあったのでこの壁でクライミングする人がいるようだ。
頂上でしばらく休憩を取り景色を楽しんだあと、この岩を巻いてまた尾根を下っていく。 |
尾根ルートの岩峰 |
岩峰が近づいてきた |
岩峰に立ち寄り(標高300m) |
勝坂登山口近くまで続く岩の尾根 岩峰より |
岩峰 |
右田ヶ岳 岩峰より |
右田ヶ岳と岩峰 |
岩峰 |
ほんの少し下って振り返ると、先程の岩峰がそそり立っているのがよくわかる。そして下っていくと、岩尾根が細く急になり、歩いて降れなくなる。
三点支持をしながら足場と手掛かりを確かめながらゆっくり下る。所々にロープも下がっていて結構厳しい岩場だ。 |
20m下って岩峰を振り返る(標高280m) |
20m下って岩峰を振り返る(標高280m) |
尾根ルートを勝坂登山口へ |
尾根ルートの岩尾根を下っていく |
尾根ルート 岩場を下る |
尾根ルート 今下った岩場を振り返る |
尾根ルート 岩場は続く |
尾根を注意しながら下り、振り返ると先ほどいた岩峰の上が小さくなり、ミニ槍ヶ岳を思い起こすような山容になってきて素晴らしい。 |
尾根ルート この岩峰を下ってきた |
尾根ルートを勝坂登山口へ |
尾根ルートを勝坂登山口へ |
尾根ルートを勝坂登山口へ |
尾根ルートを勝坂登山口へ |
尾根ルート 岩峰の尾根 |
岩の尾根を楽しみながら下ると、やがて沢に下り、一般道(本ルート)に合流する。尾根を巻いて下ると、勝原登山口に全員無事下山した。
右田ヶ岳は、山口県ではかなり人気の高い山のようで、年配の方から子供さんまで多くの方が登られている。コースもいくつかあり、変化に富んでいて面白そうだ。今回の直登尾根コース、勝原尾根コースは、ミニアルプスの感じでなかなか面白く、変化に富んでいる。低山だと思って気を抜くと滑落事故を起こしかねないある意味危険な山だ。 |
尾根ルート 本ルートに合流し勝坂登山口へ |
勝坂登山口へ |
勝坂登山口に全員無事下山 |
勝坂登山口駐車場 |
下山後バスで防府市の江泊温泉・和の湯(やわらぎのゆ)でゆっくりくつろいだ。そのあと、一路新門司港へ、少しフェリー乗船時間なあるため、レトロな門司港を散策した。 |
江泊温泉 和の湯(やわらぎのゆ) 防府市 |
壇ノ浦 関門橋 |
門司港駅 |
門司港に沈む夕陽 |
門司港の散策を終えて、スーパーでお買い物してフェリーに乗船、船内でご機嫌のうちに船中博して大阪に戻った。
右田ヶ岳は低山ながらミニアルプスの感じで、参加の皆さんと一緒に楽しい山登りになった。みなさん楽しい山旅ををありがとう。リーダーさんありがとうございました。 |
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右田ヶ岳
基準点名:右田ヶ岳
等級種別:四等三角点
標高:426m 所在:山口県防府市
地図:防府
右田ヶ岳 四等三角点
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右田ヶ岳 山頂 426m 2020.02.01 |
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コ ース
1月31日
大阪南港フェリーターミナル(17:00)=[名門大洋フェリー]= (船中泊)
2月01日
新門司港(5:30/時間調整/6:50)=[バス]=CVS=佐波川SA=防府西IC=
塚原登山口(8:44/8:54)〜海宝寺〜本登・直登分岐(9:21/9:28)〜[直登コース]〜
谷コース・尾根コース分岐(9:33)〜[尾根コース]〜H220(9:44/9:51)〜
右田ヶ岳(10:46/昼食・山頂のピーク散策/12:02)〜[勝原コース]〜H400岩(12:10)〜
H310大岩(12:23/12:33)〜本ルート・尾根ルート分岐(13:13)〜勝坂登山口(13:24)〜
駐車場(13:25/13:29)=[バス]=和の湯(13:49/入浴/14:57)=CVS=防府西IC=
壇ノ浦PA(16:25/16:38)=門司港IC=門司港(16:46/散策/17:30)=SM=
新門司港(18:12/19:50)=[名門大洋フェリー]= (船中泊)
2月02日
大阪南港(8:30)
天候 晴れ
参加者 9名
実施日 2020.01.31-02.02
毎日新聞旅行 (中級) nishijima
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