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ツツジオ谷 二ノ滝にて |
友歩会定例会 第801回 |
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金剛山ツツジオ谷 氷瀑
金剛山(葛木岳) 標高1125m 湧出岳 標高1112m
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金剛登山口BS〜黒栂谷道分岐〜腰折滝〜一ノ滝〜二ノ滝〜国見城址
〜葛木岳〜湧出岳〜大阪府最高地点〜伏見峠〜ロープウェイ前BS |
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2月4日、友歩会定例会で金剛山の氷瀑を楽しみに登った。金剛登山口を9時50分に出発、登り始めて突き当たりから右に大勢の人が登っていくのだが、今回は大半が左への道を登っていく。
今日の登山者の目的は、我々と一緒で氷瀑を見に行くようだ。黒栂道分岐の橋まで来た。道路は所々凍っていたがここで大ハプニング、Kさんが思いきり滑って転倒した。怪我はなかったようだがみんなびっくりした。
Kさんの転倒でみんな緊張が走った。今回のコースは、かなり危険で一般登山者は登らないコースだ。コース入口には、「この先危険! この道で、転倒・滑落・道迷い事故が多発しています」などと表示されている。
Kさんの転倒で、厄落としができた感じで、みんな身を引き締めてツツジオ谷に挑戦した。とにかくみんなひっかぶってくれたKさんに感謝して登り始める。 |
ツツジオ谷へ |
黒栂谷道分岐 右折しツツジオ谷へ |
Kさんスリップ転倒 |
大丈夫!!! |
ツツジオ谷に入ろうとすると、いきなり、岩場をへつった細い道から入っていく、岩壁にはロープが付けてあるがやばそうなロープだ。
へつり終えると気の抜けないまま、谷に降り徒渉する。そして雪の積もった谷沿いの道を登っていく。 |
ツツジオ谷へ入っていく |
ツツジオ谷へ |
ツツジオ谷へ |
ツツジオ谷を登る |
山道に入って10分ほどで急な岩の登りになる、三点支持で、おまけに滑りそうなところを避けてなんとか登りきる。とにかく入学試験合格のようだ。登りきったとこれで徒渉してさらに登っていく。 |
ツツジオ谷 岩場を登る |
ツツジオ谷 岩場を登る |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
左手に先行パーティーが岩登りに挑戦している。右手に腰折滝が見えるが水もなく氷もない2段になった岩壁だ。 |
ツツジオ谷 岩場を先行のパーティーが登っていく |
腰折滝 |
先行パーティーが登り切ったあと続いて登りにかかる。ルートは岩の右、左と2つあるが各々、三点支持を守りながら全員無事クリヤーした。
岩場をクリヤーすると程なく、木を何本か並べた橋を渡る。バランス感覚のテストのようだ。その後も谷筋に沿ってどんどん登っていく。 |
ツツジオ谷 岩場を登る |
ツツジオ谷 岩場を登る |
ツツジオ谷 岩場を登る |
ツツジオ谷 岩場を登る |
ツツジオ谷 木を並べた端を渡る |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 アイゼン装着 |
木の橋を渡って10分ほど登る。途中一ヶ所堰堤があったと思うが、2つ目の堰堤の砂だまりの広場でアイゼンを装着した。
ほとんどの人は、アイゼンを登山口で装着していたが、Kさんの厄落としもあり、アイゼンなしでここまで来た。途中で何回か付けようと思ったが、トレーニングには良い機会なのであえて、三点支持と足の置き方、足場の探し方をトレーニングしていただいた。 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 おにぎり岩 |
ツツジオ谷 |
おにぎり岩が沢の真ん中にあり、時計を見ると11時だ。昼までにはなんとか氷瀑を見たいものだ。この辺りから沢登りになり、一枚岩の滑床のような岩もあり、面白い。 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 一ノ滝 |
11時10分、一ノ滝に着いた。昨年10月に来たときには、この滝を見落としていた。今回も怪しげだったが、踏み跡があり左下にほんの少し下って行った。倒木を避けながら進むと、小さな氷瀑が見られた。
雪が積もっていたら、滝の印象は感じられないような雰囲気だ。秋には見落としたがやはり落差がないからだろう。 |
ツツジオ谷 一ノ滝 |
一ノ滝 チョット残念だ! |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 二ノ滝 |
二ノ滝は期待できるのだろうか、数分登ると滝が見えてきた。この滝を見るために登ってきた多くのハイカーが記念写真でいっぱいの人盛りだ。我々もすいたところで記念写真を撮った。
氷瀑は、雪があればもう少し雰囲気が変わるのだろうが、今ひとつ迫力に欠けるのが残念だ。ダイナミックス差にかけるが、うまく切り取れば良い写真が撮れるかもしれない。
何はともあれ、地球の温暖化が進む中、美しい氷瀑が見られて良かった。街では見られない、山奥での美しい光景の遭遇できて本当に良かった。 |
二ノ滝 |
二ノ滝 |
二ノ滝にて |
二ノ滝 |
二ノ滝 |
二ノ滝 |
二ノ滝 |
二ノ滝 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
氷瀑を楽しんだあとは、ツツジオ谷を登っていく。途中、尾根に出ようと思っていたが分岐を見落としてしまったのでそのままツツジオ谷の最上端まで登り詰めることにした。
二ノ滝から約50分ひたすら沢を登り続ける。雪が溶けていてガレ場になっているところもあり、足場をしっかりしながら登り詰めていった。人の声が聞こえてきて橋が見えると、千早本通りだ。 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 |
ツツジオ谷 最上端 |
ツツジオ谷から千早本通りに お疲れ様でした |
ツツジオ谷出合 千早本通りに合流 |
山頂広場、国見城址に12時35分に到着。山頂標識の辺りは着いたときいっぱいでライブカメラに手を振っていたようだ。そのあと空いたので、我々の記念写真をとって、広場で昼食にした。
山頂広場を含め山頂一帯は、大変な人盛りになっていた。なんとか座るところを見つけて少し遅い昼食にした。 |
史跡 金剛山碑 |
国見城址 金剛山頂広場にて |
国見城址 金剛山頂広場にて |
来るとき、バスが満員で30分余り立って来たので帰りは座ろうと、下山のコースを念仏坂に変更した。支度をして、転法輪寺にお参りして、葛木岳の下を巻いてブナ平へそして金剛山山頂の葛木神社へと進めた。途中、ブナ平で小鳥と楽しんでいたが、来る人が多く小鳥のおなかは満腹だそうだ。 |
金剛山頂 雪洞にて |
金剛山頂 牛王 |
金剛山 転法輪寺 |
金剛山頂散策 |
金剛山頂散策 |
金剛山頂散策 |
金剛山頂散策 |
小鳥観察 |
金剛山頂散策 小鳥はおなかいっぱいだそうです! |
葛城山 |
金剛山頂 葛木神社 |
金剛山頂 葛木岳(標高1125m) |
金剛山頂にて |
葛木神社にお参り、ここが金剛山の最高峰で葛木岳になっていて、標高1125mだ。金剛山は、3つの峰で最候峰はここ葛木岳。そして一等三角点や標忠塔のある湧出岳標高1112m、そして大日岳標高1094mになっている。 |
金剛山頂 葛木神社にて |
金剛山頂散策 |
史跡 金剛山碑 |
金剛山頂散策 |
葛木神社にお参りして、一ノ鳥居から湧出岳に登った。山頂には前述した一等三角点や標忠塔などがある。
私の小さい頃、葛城の地から毎日標忠塔を夕方点灯するのを眺めていたのを思い出します。標忠塔は高さ25mの鉄塔で、現在は国見城址の水銀灯と青少年の育成を基に保存会で運営されているそうです。 |
金剛山 湧出岳 一等三角点(標高1112m) |
金剛山 湧出岳にて |
金剛山 湧出岳にて |
金剛山頂散策 |
金剛山頂散策 |
湧出岳の次に、大阪府最高地点標高1053mに立ち寄って伏見峠へ、そして念仏坂をひたすら30分余り下った。坂道は幸い凍結ではなく、積雪状態だったので最後までアイゼンを外すことなく下れて良かった。 |
金剛山 大阪府最高地点(標高1053m) |
金剛山 大阪府最高地点にて |
金剛山 大阪府最高地点にて |
金剛山展望台 |
念仏坂を下山 |
念仏坂を下山 |
念仏坂を下山 |
念仏坂を下山 |
百ヶ辻(ロープウェイ前)に全員無事下山 |
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百ヶ辻に全員無事下山すると、バスが発車した。アイゼンを片付けたりして次のバスで帰途に着いた。予想通り、金剛登山口ではほとんどの人が乗れない状況だった。
氷瀑は少し寂しかったが、3日前行かれた方の写真を見ると、また行きたくなるような写真だった。我々の行った次の日は、長蛇の列で大変だったそうだ。そして滑落事故もありさらに大変だったとか。
2023年も素晴らしい山歩きができますよう皆さんのご協力をお願いします。その基本は健康です。健康こそが楽しい山旅の元です。皆さん元気で楽しい山旅を続けていきましょう。 |
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コース
南海難波(8:13)=[急行橋本行き]=河内長野(8:42/9:00)=[南海バスB]=
金剛登山口BS(9:28/9:50) 〜黒栂谷道分岐(10:02)〜腰折滝(10:20)〜
堰堤4?(10:41アイゼン装着/1050)〜一ノ滝(11:10/11:17)〜二ノ滝(11:20/氷瀑/11:35)〜
ツツジオ谷出合(11:56)〜ツツジオ谷最上端・千早本通り合流(12:26)〜
国見城跡(12:35/昼食/13:10)〜転法輪寺(13:08)〜金剛山・葛木岳・葛木神社(13:30)〜
一ノ鳥居(13:36)〜湧出岳(13:50)〜大阪府最高地点(14:04)〜伏見峠(14:23)
〜[念仏坂]〜百ヶ辻(14:56)〜ロープウエイ前BS(15:00/15:15)=[南海バス]=
河内長野(15:50) (解散)
天候 晴れ
参加者 15名
実施日 2023/02/04
友歩会 0hki
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