愛宕山・愛宕神社にて
友歩会定例会  
愛宕山 902m  納会・水尾
清滝BS~二の鳥居~二十丁~三十丁~水尾分れ~
黒門~愛宕山・愛宕神社~水尾分れ~水尾

 12月7日、友歩会で、恒例の愛宕山登山と、柚子の里水尾での納会だ。この例会は1990年ごろからはじめ長く続いている例会だ。参加者も20人余りだったが、歳のせいなのか、マンネリ化してしまったのか、昨年に続き今年も4名の参加者だ。

 阪急嵐山駅に8時前に集合、7時55分発の清滝行きのバスに乗車、バスの便が限られているので、満員の登山客だ。

 当初、月輪寺コースで計画していたが、熊出没情報から急遽、参拝者の多い表参道コースに変更した。熊出没情報では、愛宕山の北側の地蔵山の西側の裾野で確認されているようだ。

 いつも通り過ぎてしまう、少しさびれた清滝の集落から歩き始めた。坂を下ると、赤い橋に出る。渡猿橋(とえんきょう)は清滝のスポットで赤い橋が特徴だ。今回少し遅かったが紅葉とあいまって美しい。

 橋に隣接して旅館が2軒あるが今は廃屋になっている。江戸時代から続いていた、「ますや」には、湯川秀樹、三好達治、徳冨蘆花などが訪れたとか、与謝野晶子、与謝野鉄幹らが歌会をしたそうだ。近くに、与謝野晶子の歌碑が建っている。

清滝BSを出発

清滝 渡猿橋

清滝川

清滝川
 愛宕神社の二の鳥居から登り始める。ちなみに、愛宕神社の一の鳥居は、平野屋前にあり、ここから五十丁だそうだ。急斜面の登りが10分ほど続く、登り始めの最初の試練だ。お助け水に到着、やっと落ち着ける。

愛宕山・愛宕神社へ 愛宕神社二の鳥居(標高80m)にて 十三丁?

愛宕神社丁石 十四丁石

愛宕山・愛宕神社へ お助け水
 お助け水を過ぎると、昔からあると思われる、石段の道になる。今日は体調不良で、皆さんにご迷惑をかけながらの山歩きだ。へとへとで歩けません。

 お助け水から石段を上がること、7分程で十七丁の火燧権現跡だ。落雷で打撃を受けた杉の巨木、雷でお腹をえぐられ生き続けるのは実に素晴らしい。少しでもあやかりたいものだ。

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 火燧権現跡 十七丁目

愛宕山・愛宕神社へ 壺割り坂
 ここから次第に急な登りになる。十八丁壺割り坂の説明がある。昔、宇治のお茶を山上に貯蔵していて、江戸の将軍に献上していたそうだ。ある時、その壺をこの急坂で割ってしまったことからきているそうだ。ちなみに、六甲山の六甲ケーブル隣に「油コブシ」がある。昔、灘の菜種油売りが、六甲を越えて、有馬などに向かう途中、険しい道なのでよく油をこぼしたそうで「油こぼし」が「油コブシ」になったとか。

 二十丁まで登ってくると、「二十丁目です。大きく深呼吸をしてマイペースで登りましょう」の看板がある。大きく深呼吸だ!!

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 二十丁目

愛宕山・愛宕神社へ
 急坂を頑張って登る、坂の向こうに二十五丁の東屋の屋根が見えてくる。右上の木に鹿が乗っていたが今日も乗っているだろうか。でも少し歳をとったようだ。元気でいてよかった。二十五丁の茶店跡で休憩、まだ先は長いなあ~。

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 鹿が木の上に?

愛宕山・愛宕神社へ 二十五丁目

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 二十八丁石

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 三十丁休憩所
 急坂を頑張って登っていく。やっと、三十丁目の休憩所に到着。「ようお参り! 三十丁目の休憩所です。ひと休みして頑張りましょう」。さあ!気合を入れて頑張ろう。

愛宕山・愛宕神社へ 三十丁にて休憩

愛宕山・愛宕神社へ
 三十丁から少し登ると、大杉で押しつぶされた大杉大神跡は少しがっかりだ。十七丁の雷に撃たれた大杉と差異を感じる。この前から京都市街、桂川の流れがよく見える。残念ながら上手く写真は撮れなかった。

 三十六丁を過ぎると、保津峡登山口の分岐を通過する。保津峡からツツジ尾根を経て登ってくるルートだ。

 七合目を通過、ここだけ合目で呼んでいるが、以前「カワラケ投げ」をしていた場所だ。前の景色も良かったが今は、木々の背が高くなり、そんな雰囲気ではない。

愛宕山・愛宕神社へ 大杉大神跡前にて

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 三十六丁石

愛宕山・愛宕神社へ 保津峡登山口分岐
 急登になり、必死で登り切ると、水尾分れに到着する。一休みしてここから神社の中核に登っていく。今まで暖かかったが、急に冷たい風が吹いてくる。心身を清めているのだろうか。

 ここから次第に一般の神社の参道になってくる。四十四丁には、きつい坂があって、ガンバリ坂と名付けられている。

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 水尾分れにて

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ 四十四丁目ガンバリ坂

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ
 頑張って頑張って登ると、門が見えてくる。愛宕神社の黒門だ。ここまで来ると、もう少しということで安堵感が得られる。

愛宕山・愛宕神社へ 愛宕神社黒門にて

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ

愛宕山・愛宕神社へ
 境内に入ってくると、広くなってくる。今年は雪がないので石燈籠は素顔で雪帽子はかぶっていない。正面の大階段を上がっていく。直ぐ燈籠わきに、五十丁の丁石が建っている。今日は十三丁辺りから登ってきたのだ。

愛宕山・愛宕神社 五十丁石

愛宕山・愛宕神社
 山頂の愛宕神社に到着、早々にお参りをする。今年も何とか元気で過ごせ、今日お参りできました。感謝感謝です。

 京都のこの愛宕神社は、全国に約900社を数える愛宕神社の本社として、愛宕山上に鎮座している。今日もお参りの人でいっぱいだ。

愛宕山・愛宕神社

愛宕山・愛宕神社

愛宕山・愛宕神社 気温4℃

愛宕山・愛宕神社にて

愛宕山・愛宕神社にて
 今年も無事お参りを済ませ、下山開始した。最近、表参道脇の谷筋の道を下るのだが、今年は熊騒動で、表参道から水尾へと下った。

愛宕山・愛宕神社をあとに

愛宕山・愛宕神社

愛宕山・愛宕神社

愛宕山・愛宕神社
 水尾分れから表参道から外れ、水尾へと下った。道は広いのだが石ころが多く歩きにくい道だ。以前に比べ少し歩きやすくなっていた。水尾分れから1時間余り、ひたすら下りが続き、神経がすり減る感じだ。

水尾分れ

水尾へ

水尾へ

水尾へ

柚子の里 水尾

水尾へ

愛宕山・愛宕神社 水尾登山口に無事下山

柚子
 やっと、柚子の里水尾に、全員無事下山した。柚子の里のまるげんさんに立ち寄り、柚子風呂に浸かってゆっくり体を休めた。ほっこりした気持ちになった。

 少し遅くなった昼食は、地鶏の鍋でみんな美味しくいただいた。まるげんさんのおばーちゃんは、94歳だそうで、すごく元気だ。トロッコ保津峡の吊橋の袂で茶店をまだやっていけそうな感じだ。

柚子の里 水尾 まるげんにて
 友歩会の納会も、座敷いっぱいの20数人で行っていたが、今年は極少で4人になった。もうみんな歳なんかなあ。来年もう1年なんとか頑張ってみよう。

 最後は、京都駅ビルのイルミネーションを見て帰途に就いた。今年もありがとう。

京都駅ビル イルミネーション

京都駅ビル イルミネーション
 皆さんありがとうございました。あと1回おまけの例会がありますが、今年もありがとうございました。
また来年も、楽しい山旅をしましょう。
   
  

コース
 阪急嵐山BS(7:55)=[京都バス]=清滝BS(8:10/8:12)~表参道鳥居(8:19)~
お助け水(8:28)~ 十七丁(8:35)~壺割坂~二十丁(8:47)~二十五丁(9:14)~
三十丁休憩所(9:43)~大杉大神跡(9:50)~七合目~水尾分れ(10:27)~黒門(11:00)~
愛宕山・愛宕神社(11:25/参拝・行動食/11:55)~水尾分れ(12:35) ~[水尾道]~
水尾・まるげん(13:45/入浴・納会/16:28)=[送迎バス]=保津峡(16:38/16:42)
=[京都行き]=京都(17:04)

参加者 4名 
実施日 2025/12/07
友歩会 ohki   
写真協力