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友歩会 北海道例会 | ||
カムイヌプリ(摩周岳) 標高857m 摩周湖 | ||
7月5日、北海道2日目、今日は以前から楽しみにしていた山のひとつに登る日だ。霧の摩周湖を眺めながら摩周岳(カムイヌプリ)に登る日が来た。 川湯温泉を7時30分に出発、朝の硫黄山を車窓より眺めて、摩周湖の第三展望台まで登る。川湯温泉が標高約135mで第三展望台は、670mぐらいだ。霧の摩周湖は天気が良すぎて少しもやっていた。摩周湖と摩周岳を眺めて、第一展望台へと走らせた。 摩周湖は日本でもっとも透明度の高い湖だそうだ。世界ではバイカル湖に次いで2位とか、晴れた日の湖面は摩周ブルーと呼ばれるそうだ。 第一展望台駐車場の奥が摩周岳の登山口で標高550mほどだ。仕度して出発しようとしたところに林野庁の係の女性がやってきた。虫除けの装備をしないと大変なことになるとの忠告だった。話を聞くと西別岳分岐辺りに虫が大量発生し、ボコボコにされるとのことだった。一応お話を聞いてそのまま出発した。 展望台から半時計方向に摩周湖の外周をまわる。時々木々の間から美しい摩周湖と摩周岳が目を楽しませてくれる。登山道はクマササの中に一筋の道ができていて、フキの大きな葉っぱが続いている。ゴゼンタチバナ、シシウドなどたくさんの花が沿道を賑わせてくれている。ゆるやかな道を少し下り気味に歩き、そして683mのピークに登り返す。 ピークを過ぎると、摩周岳の火口に落ち込む岩壁が大きく見えてくる。右側には西別岳のきれいな姿が見えてくる。山頂付近はお花がたくさん咲いていて、特にアヤメが目につき、ハクサンチドリやチシマフウロが目を楽しませてくれた。小さなアップダウンを二度ほど繰り返し、下り切ると西別岳分岐に着く。ここは摩周岳の外輪でここから、この外輪を巻くように山頂まで登っていく。 ここで林野庁の係の女性が言ってくれていた、虫の大量発生に遭遇した。虫除けを持ってこなかったので、とりあえずエアーサロンパスをからだじゅうに吹き付けて通過した。分岐の少し手前から虫が増えだし、分岐辺りが最高でその虫や登山者の身体に群れになって集りながら、山頂辺りまで付いてくる。追いながらたたきながらそして、ボコボコにされながらの登り下りだった。 外輪の登りは最初緩やかだがだんだん急登になってくる。そこへ例の虫が集ってくるのでイライラ気味だ。15分ほど登ると、左手が開け摩周岳の火口への絶壁が目の前に現れてくる。そびえる摩周岳を楽しんだ後、急登を登りきると山頂に着く。 摩周岳はカムイヌプリと呼ばれ、標高は857mで標高差約300mのハイキングに適した山だ。「カムイ・ヌプリ」とはアイヌ語の「神の・山」という意味だそうだ。山頂からは、外輪の北側時計の10時から2時辺りは一番高い尾根になっていて、背後に摩周湖が美しい。南西から下に絶壁になっていて火口へと落ち込んでいる。 下山は、往路を引き返す。西別岳分岐から予定では西別岳の往復を予定していたが、天候の悪化が予想されたのと、少し疲れ気味のようなので中止にし、第一展望台へと戻った。途中何度も振り返りながら摩周岳、摩周湖の景色とお花を楽しんだ。途中683mピークで三等三角点を草むらで見つけることもできた。 第一展望台に戻り一般観光客に混じって展望と、メロンを食べてゆっくりした。このまま宿泊先の摩周温泉にと思ったが、明日登る武佐岳の登山口に近い、開陽台に行ってみることにした。距離が相当あったが途中からワイパーも利かないほどの豪雨になりそばまで行って引き返した。西別岳でこんな豪雨にあっていたらと思うと早く下山してよかったのだろう。 豪雨に遭いに行った後、今日の宿泊地摩周温泉ホテルニュー子宝に入りゆっくり寛いだ。 |
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硫黄山(アサトヌプリ) |
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硫黄山 摩周湖展望台より |
摩周岳・摩周湖 |
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摩周湖にて |
摩周湖にて |
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摩周岳・摩周湖 |
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摩周岳登山口 |
摩周岳・摩周湖 |
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シシウド |
チシマフウロ |
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摩周岳 |
摩周岳 |
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アヤメ |
ハクサンチドリ |
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摩周岳・摩周湖 |
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摩周岳 |
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摩周岳 |
摩周岳(標高857m)山頂 |
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西別岳 |
摩周岳 山頂にて |
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エゾツツジ |
摩周岳山頂にて |
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摩周岳(P855)・摩周湖 摩周岳山頂より |
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摩周岳遠望 |
西別岳 |
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三等三角点 |
摩周岳・摩周湖 |
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摩周湖にて |
リス |
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摩周湖 |
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第1日目 女満別・硫黄山・川湯温泉に戻る | 第3日目 武佐岳・開陽台に続く | |
第4日目 雄阿寒岳に続く | ||
第5日目 オンネトー・網走監獄に続く | ||
コース |