樹氷 観音峰にて
かたの山歩会 
観 音 峰 標高1347m
観音峰登山口〜展望台〜観音平〜観音峰展望台〜観音峰P1385 (往復)
 
 2月10日、かたの山歩会主催の観音峰登山に参加した。交野市を早朝6時45分に出発、洞川温泉へと走った。途中道の駅「当麻」、「黒滝」に立寄り、虻トンネルを抜けると観音峰登山口で9時30分に到着した。

 登山口の駐車場は雪に覆われていて、早速アイゼンを付けての出発になった。登山口の吊橋を渡るとすぐ階段道の急登になるが、10分ほどで観音の水に着く。アイゼンを付けての登りなので通常登山より疲れる。観音の水より少し巻き道気味になり緩やかな登りになる。杉林を少し切り開いた展望台に着く。天気がよければ弥仙、八経ヶ岳、頂仙岳などが見えるはずだがあいにく、山頂辺りはガスで眺望できない。展望台まで登れば見えることを期待して登る。

 小さな沢に掛かる端を3個所ほど巻きながら登っていくと、小屋と鳥居のある広場に着く。観音平と呼ばれていてそうで、南朝ゆかりの神社跡とかで、菊の御紋が入った休憩所がありしばらく休憩する。休憩所横の雪に埋もれた石段を登ると、大塔宮護良親王の歌碑がある。歌碑には「よしの山 はなぞちるらん天の川 くものつつみをくずすしらなみ」が刻まれていた。かつては、この歌は「お歌石」と呼ばれる石に刻まれていたそうだが風化してしまったとのことだ。

 上に進めば観音の岩屋の案内があるが、左に折れ岩の下を過ぎ緩やかに登っていく。やがて急登になりほぼ登り切る辺りから霧氷が陽に照らされて眩く美しくなり、霧氷を鑑賞しながらゆっくり登る。

夜明けの風景(生駒連山南端と大和川(松原JTC手前)バス車窓より

観音峰登山口 吊橋から登る

アイゼンを付けて急坂を登る

観音の水

展望台に到着

左上に八経ヶ岳、弥仙が見える筈だった 展望台より

観音峰へ

紅葉樹林帯になり霧氷が綺麗になり始めた

観音平休憩所に到着

菊御紋の観音平休憩所

雪に埋まった階段を登る

大塔宮護良親王歌碑

雪を踏みしめて登る
 素晴らしい霧氷を楽しみながらの登りは格別だ。モンスターや大きなえびの尻尾は見られず、非常に繊細な芸術作品が大自然に散りばめられたようで圧巻である。心表れるような霧氷を見ているうちに観音峰展望台に到着した。ここの展望台辺りを観音平とも記載されているガイド本もあるが定かではない。この展望台から、稲村ヶ岳の展望を期待していたが、残念ながら望みはかなえられなかった。

 観音峰まで、登るつもりで先に進んだが、新雪で積雪もあり、観音峰の前衛であるp1285までピストンした。展望台に戻り風もなく暖かい雪の中で昼食にした。360度の展望場所だけに風が強かったり、吹雪いていたらとても昼食どころではないのだが非常にラッキーな昼時間だった。午後は往路を引き返し、登山口に戻った。

霧氷

霧氷


霧氷

観音峰展望台はすぐそこ

霧氷

霧氷

霧氷

観音峰展望台に到着

観音峰展望台(後方はP1285)

稲村ヶ岳は残念ながら望めない 観音峰展望台より

観音峰前衛のP1285

樹氷

霧氷

観音峰展望台にて(撮影:山歩会S氏)

霧氷

観音峰展望台

下山

下山
 登山口からしばらく自動車道を歩き、御手洗遊歩道に入った。遊歩道は雪が残っていて途中の滝のようなところは小さな氷縛になっていた。道すがらに太さ30センチほどの大きなツララがあり抱きついている人もいた。そんな遊歩道の終点は洞川温泉だ。

 洞川温泉センターでゆっくり温泉につかり、アイゼンを付けて歩き回った疲れを癒した。洞川の橋の袂の食堂でビールで乾杯。冠雪の稲村ヶ岳、弥仙は見られなかったが霧氷の芸術を堪能するまで見ることができて素晴らしかった。ご案内いただいたリーダーさんそしてかたの山歩会の皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

登山口の吊橋に下山

御手洗遊歩道入口

御手洗遊歩道を歩いて洞川温泉へ

小さな氷漠

ツララ

雪景色

洞川温泉

洞川温泉後鬼の里 案内マスコット
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コース
 大阪交野市(6:45)=[バス]=観音峰登山口(9:30/10:00)〜観音の水(10:13)〜
展望台(10:24)〜観音平休憩所(10:56/11:04)〜観音峰展望台(11:30)〜
観音峰P1285(11:50/12:00)〜観音峰展望台(12:10/昼食/12:43)〜
登山口(13:31/13:38)〜御手洗遊歩道入口(13:53)〜
洞川温泉・温泉センター(14:07/入浴・歓談/16:15)=[バス]=交野市(18:50)

天 候  晴れ 
参加者 16名 
実施日 2011.02.10