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3月5日、MRC主催の残雪登山に参加した。残雪登山の計画だったが前々日からのひな祭り寒波で降雪で、琵琶湖バレースキー場の積雪は140cmで、新雪は40cm新雪登山になってしまった。しかし気温が高く春の兆しを感じながらの登山だった。 蓬莱駅を9時20分に出発、蓬莱駅から見る比良の連山は麓まで雪化粧でかなり厳しそうだ。我々の出発より20分早くタクシーで出発した3人のパーティーが同じコースだと願って薬師ノ滝へと歩き始めた。湖西道路をくぐった辺りから雪道になり次第に深くなってきた。薬師ノ滝手前の林道終点までは積雪があっても下がしっかりしているので安心して歩けた。林道に入り、でこぼこ道で積雪が深くなると通常の歩行はできなくなってきた。駅からここまで1時間30分と、無雪期のコースタイムより20分の遅れだ。滝で1名脱落、下山道に危険がないので下山してもらって、7名のパーティーになった。 新雪の小女郎谷の沢を時々渡渉しながら登る。滝から25分でレスキューポイントに到着、ヘリがホバリングできる程度の広場がある。ここからさらに雪が深くなってきた。レスキューポイントから約1時間登ったところで、朝の3名のパーティーに追いついた。彼らはわかん、スノーシューを付けてアタックしていた。彼らはくたくたで足がつるといいながらラッセルしていたのだ。 彼らが休憩している間、ラッセルしたが時間ばかり掛かってほとんど前進しなく、体力ばかり消耗していくようだ。わかんがあれば30センチほどのへこみでいけそうだが、それがないのでほとんど膝上までで、時として腰までつかってしまう。しばらくして休憩の終えたパーティーにラッセルを委ねることでことなきを得た。それでも数回に一度は膝まで足がつかりかなりのエネルギーの消耗になった。小女郎峠が見えてもう少しのところでリーダーに先頭を譲りしんがりになった。何人か歩いた後は天国と地獄の差だ。 |
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小女郎谷の林道を登る |
小女郎谷の林道を登る |
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琵琶湖を振返る、近江富士も見える |
登山道に入り薬師ノ滝上で渡渉 |
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スノーリース |
雪が次第に深くなる |
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足場を踏んでちょっと休憩 |
雪中行軍 |
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雪が積もって木々が美しい |
雪中行軍 |
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雪中行軍 |
小女郎峠が見えてきた |
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やっと小女郎峠に到着。蓬莱駅からおおよそ5時間のアタックだった。通常の無雪期だと2時間40分、その倍の5時間はよく頑張ったものだ。小女郎峠に着くと今までの苦労は、天国に変わり素晴らしい雪の景色を堪能できる。ぽかぽか日和の中で至福のひと時を過ごした。文字にするには難しく、少し写真を眺めてみたい。 | ||||||||||||
雪景色 |
小女郎峠で昼食後出発 |
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小女郎峠で昼食を頂き素晴らしい雪景色を堪能し、蓬莱山へとは足を進めた。360度の大展望の雪景色と眼下の琵琶湖を眺めながら歩いた。ところどころにえびの尻尾をまとった樹氷が美しく、白いさんご礁のような、満開の桜のような美しい眺めを飽きることなく楽しむことができた。 | ||||||||||||
小女郎峠(鞍部)・権現山(右端) |
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樹氷を楽しみながら蓬莱山へ |
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白いさんご礁! |
樹氷と琵琶湖 |
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満開の桜! |
蓬莱山へ |
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蓬莱山 |
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蓬莱山 |
蓬莱山へ |
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樹氷 |
比叡山(左)・権現山(右) |
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蓬莱山山頂に到着、標高は1174.2mで一等三角点になっている。展望は素晴らしく、南には比叡山、北には比良山系の最高峰武奈ヶ岳が雪を頂いて美しい、また北面はびわ湖バレーのスキー場で多くのスキーヤー、スノーボーダたちが楽しんでいた。 びわ湖側のフェンス脇を笹平へ下り、登り返して打見山に着いた。予定時間より大幅に遅れているため、下山はロープウエイで降りた。5時間もかけて登った山からたったの5分で下山してしまった。山麓駅からはバスに乗らず歩いて志賀駅へ戻った。久々にいろんな筋肉を使った登山だった。 リーダーさん、お疲れ様でした。先頭のラッセル大変でしたね。次回からわかんかスノーシューを持っていったほうがいいと思った。いやーみなさんお疲れ様でした。 |
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蓬莱山 山頂にて |
武奈ヶ岳 |
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蓬莱山 山頂 |
蓬莱山 一等三角点 |
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スキー場端を下山 |
武奈ヶ岳と琵琶湖バレースキー場 |
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琵琶湖と樹氷 |
打見山 |
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コース |