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3月26日、友歩会定例会で夢前町の明神山に登った。明神山は播磨富士とも呼ばれ登山者にも人気が高い山だそうだ。 大阪を8時、新快速で姫路へ、そして播但線に乗り換え福崎に9時40分過ぎに到着した。ここからタクシーで夢やかたに向かった。夢やかたは、夢前夢のさと農業公園にあり、コテージやキャンプ場がある。ここでタクシーを降り登山準備をして登りはじめた。 岩屋川に沿ってしばらく進むと、Aコース、BCコースの登山口になり、兵庫50山「夢前の播磨富士」明神山登山口の標識は建っている。BCコースを選び右に進む、しばらく行くとCコースの分岐になり尾根へと道が続いていた。我々は直進しBコースを登ると、左手に大きなため池、岩屋池と言うそうだ。池に映る明神山が美しいとのことだがあいにく山頂付近が雪時雨のようで下山後立寄ってみたい。 つづいて観音滝の標識があり、すぐそこのようなので立寄った。滝の観音さんが絶壁の中程滝裏におまつりしてある。説明によれば、明神山山頂の祭神嶽大明神に参拝する修験者がこの滝で身を清めたという。あいにく水量がないので迫力はなかった。 本道に戻り、杉林の苔むしうっそうとした道を登る。丸木橋を渡り杉林の中を北上していくと、五合目で「長滑ら」と書かれた一枚岩の大きく長い岩の登りになる。この岩は滑滝で水がかれていてその上を歩いて登る。滑滝を過ぎしばらく登ると急登になり、六合目の標識が出てきて、「ひと休み」の看板をみて一休みにした。 |
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明神山登山口ABCコース |
雪時雨の明神山 岩屋池より |
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観音滝 |
明神山への登山道 |
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丸木橋を渡る |
杉林を登る |
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滑滝 |
滑り落ちそうな滑滝を登る |
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滑滝を登り切ってほっと一息 |
六合目に到着 ひと休の看板があり休憩 |
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ひと休みの後、急登を頑張ると尾根筋に出る。Aコースとの合流点で、七合目になっている。ここからAコースの尾根道で露出した岩がところどころにある。しばらく登ると、新展望台があり、眼下に岩屋池、夢やかたなどが見える。 急登が依然として続く、さすが播磨富士と呼ばれるにふさわしい山頂付近の登りだ。八合目に着くや雪が降り始め、あっという間に銀世界になってしまった。新雪を踏んで登っていくと「気合い坂」と書かれたところを過ぎる。この辺りで先に登ったパーティーが下山してきた。まわりは真っ白で先も見えないので下山してきたとのことだった。それもその筈下山で行き違ったパーティーの足跡が残っていないほど雪が降っていたのだ。 我々が頂上に立つころ雪がやんで素晴らしい展望があり、日向で昼食がとれることを祈った。急な登りで岩と雪の道を足元を確かめながら登った。九合目を過ぎると同様に急登が続く。周りの樹林はすっかり雪化粧していた。 |
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七合目 ABコースの分岐点 |
尾根筋の登りになり露岩が出てくる |
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新展望台に到着 |
新展望台から望む夢やかたと岩屋池 |
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八合目に着くと雪が激しくなってきた |
気合い坂 |
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新雪を踏んで |
新雪を踏んでく |
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九合目 あともう少しだ |
雪が吹き付けあっという間に積もる |
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雪と岩の道を登る |
雪と岩の道を登る |
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山頂が見えると、突然雪がやみ青空になった。八合目、九合目で祈ったことが現実となって素晴らしい展望を楽しむことができた。 明神山は、標高667.9mで三等三角点になっている。展望は360度の大パノラマだ。素晴らしい光景を楽しみながら陽射しの中でお昼を頂いた。至福のひと時だった。 |
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明神山 山頂に到着 |
明神山 山頂 |
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明神山 山頂 |
明神山 三等三角点 |
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東北方面のパノラマ 明神山より |
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東方面のパノラマ 明神山より |
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七種山 七種槍(奥) 七種薬師 明神山より |
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瀬戸内の海も見えるパノラマ 明神山より |
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山頂でゆっくりした後下山にかかった。下山はAコースを取った。登ってきたときの雪道はすっかり解けて普通の登山道になっていた。Bコースの合流点まで下ると、ここからAコースの尾根道を下った。 下り始めると、早速やせ尾根の岩が所々にある道になった。しばらくすると尾根頭と思える岩になる。ピーク442のようで、すぐに夢展望台に着いた。ここから東の大パノラマを期待していたが、突然雪が降り始めた。たちまち遠くは見えなくなった。かろうじて明神山のピークを望むことができた。 |
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明神山より下山開始 |
尾根歩きのAコースを下る |
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振返ると明神山の山頂が見える |
尾根道を行く P442にて |
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夢展望岩 |
夢展望岩にて |
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夢展望岩よりの眺望 突然雪が降り出し大パノラマは見られず |
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夢展望岩を下る |
露岩のやせ尾根 |
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夢展望台の岩を慎重に渡り、露岩のやせ尾根を歩いた。一旦少し下って登り返すと西の丸と言うピークに着く。ここから南東へ連なる尾根を下る。まず大きな岩を慎重に下る。雪時雨の明神山が後方に見える。さらに下ると五合目になり、AとAuの2コースに分岐している。Auコースは、三ツ岩岳から天狗坂を経て駐車場に下るコースだ。我々はAコースを進んだ。 この分岐の左手は絶壁でロープが下がっている。厳しいAコースの取っ付きだ。真直ぐには×マークがあり、左から見て岩を下る。下ってすぐ振返ると、達磨岩だと分かった。 |
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西の丸にて |
雪時雨の明神山山頂 |
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達磨岩の左を巻いてを下る |
達磨岩にて |
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達磨岩をクリアーしてさらに下ると細く長い岩の尾根になった。マンモスの背と言う名がついている。まさにマンモスの背中のような岩の下り道だ。ロープを補助にして下る。これに似た尾根をさらに下ると。大黒岩に出る。饅頭のようなピークを越えて進む。この辺りから先ほど夢展望台で見れなかったパノラマを見ることができた。手前に見えるのがCコースの尾根道で、その奥に七種三山などがある。 | ||||||||||||
マンモスの背を下る |
マンモスの背を下り終えて |
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岩のやせ尾根を下る |
大黒岩を越える |
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明神山Cコースの尾根と七種三山 大黒岩より |
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七種三山 大黒岩より |
大黒岩を下り終える |
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大黒岩を越えて普通の尾根道を歩き次第に下っていく。送電線鉄塔を過ぎ下りきると、岩屋池の下に出るとすぐ登山口だ。ここで朝、雪時雨で見られなかった明神山、有馬富士の逆さ富士を見ようと少し登って岩屋池に上った。波が少しあったが逆さ富士を見ることができた。 岩屋池を後に夢やかたに行って、おそばを頂いてゆっくりくつろいだ。呼んであったタクシーで福先に戻り、JRで大阪に戻った。 朝は快晴、晴れ、突然雪時雨、晴れ、雪時雨そして晴れとめまぐるしいほど天気が変わったが、我々の行動にあわせてくれたようないい塩梅だった。滝登り、雪道の登り、青空の大パノラマ、ちょっとスリルのある岩尾根歩きそしてご褒美のお蕎麦と感謝感激だ。参加者は少し遠出だったので少なかったがまたそれだけに素晴らしい山旅立った。ありがとう。 |
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明神山と岩屋池に映る逆さ明神山 |
明神山 岩屋池より |
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明神山 夢やかたより |
夢やかた |
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コース |