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七種三山 | ||
七種三山縦走 七種薬師 標高616m 七種山 標高683m 七種槍 標高577m |
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青少年野外活動センター(登山口)〜七種薬師〜七種山〜七種槍〜登山口 | ||
4月5日、七種三山の縦走をした。昨年9月4日七種山から七種槍の縦走をしたが、そのとき七種薬師にも登ってみたいと思っていた。今回は、その七種薬師から七種山、七種槍の三山を縦走した。また、先月26日に明神山に登ったが、そのときも七種三山が見えていたので印象は深い。 大阪梅田を7時20分バスで出発、阪神・中国道を走り、福崎へ。福崎の青少年野外活動センターに9時前に到着、出発準備をして9時過ぎに歩き始めた。10分ほど自動車道を歩くと、峰の薬師の分岐があり左折する。すぐに薬師峰登山口があり、右の尾根に取っ付く。所々に緩斜面はあるものの概して急登が続く。薬師峰登山口の標高は190mで、頂上まで標高差426mの急登だった。 あと10分辺りまで登ると、木々の間から七種槍などを眺めることができる。踏ん張って登ると薬師峰に着く。 |
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青少年野外活動センターを出発(標高160m) |
七種薬師(峰の薬師)分岐で左折 |
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薬師峰登山口(標高190m) |
急登を上がる(標高250m) |
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急登を上がる(標高320m) |
急登を上がる(標高550m) |
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七種槍 薬師峰山頂まであと10分より(標高560m) |
七種槍 薬師峰山頂まであと10分より(標高560m) |
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薬師峰まであと少し(標高600m) |
七種薬師(薬師峰) 山頂 |
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七種薬師は、標高616mで三等三角点になっていて、展望はわずか南北に開けている。国土地理院地図では、山名は七種山のみ記載されていて、この峰と七種槍も記載されていない。七種薬師は薬師峰、峰の薬師などと地元では言われているようだ。 山頂には、石で囲まれた祠がああリ、石仏は薬師如来だそうだ。北の方角には、これから向かう七種山そして縦走する七種槍展望でき、南の方角にはかすかに瀬戸の海の気配が読みとれる。 |
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七種薬師(薬師峰) 山頂の薬師如来 |
七種薬師(薬師峰) 山頂にて |
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七種薬師(薬師峰) 山頂 |
七種薬師(薬師峰) 二等三角点(標高616m) |
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七種薬師(薬師峰) 山頂 |
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七種山(左)・七種槍(右) 薬師峰より |
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七種山 薬師峰より |
七種槍 薬師峰より |
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峰の薬師でしばらく展望を楽しんで七種山へと向かった。十字峰との鞍部まで標高差約100mを下る。下り始めると、左側が開けてきて木々の間から展望できるようにあんる。その先に見えるものは遠くに少し前に登った明神山がはっきり見える。登頂した山はなんとなく感慨深い。一番手前の岩尾根は地獄尾根と呼ばれ七種薬師の登山路のひとつだ。機会があればこの尾根を一度歩いてみたいと思う。 | ||
薬師峰を下山 |
明神山 薬師峰より |
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書写山方面(左奥)・地獄尾根(手前尾根)・明神山(右奥) 薬師峰より |
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地獄尾根 薬師峰より |
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地獄尾根 薬師峰より |
十字峰への登り返し |
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鞍部に下って十字峰へ標高差約50mを登り返す。十字峰は東の薬師峰からと南からの地獄尾根、西へ延びる西尾根そしてこれから向かう北へ延びる尾根の交点になっている。 十字峰から小さなピークを越えて、標高600mほどのピークに11時10分到着、ここで昼食、25分ほどして先に進んだ。ここからは、右方向に七種山、七種山に続くP588展望できる。P588手前を大きく巻いて七種山になる。まだまだ七種山は先だ。このピークP600の先から七種滝を見ることができる。 歩きも少し惰性的になってアップダウンを繰り返し、標高610mほどのピークから540mまで下り、少し登り返すと七種神社への分岐に出る。ここで一息ついで最後の登りに備える。 |
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十字峰(標高約550m) |
十字峰からアップダウンを繰り返す |
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明神山 縦走路P600手前鞍部より |
七種山 縦走路P600より |
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七種山 縦走路は左の尾根を回り込む P600より |
七種神社分岐(標高570m) |
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山頂までは、標高差110m、アップダウンも数回ある。尾根を半円まわったところが七種山の分岐だ。七種槍への縦走はここを直進することになる。右折して南下すると、過去の台風で倒れた倒木が道をふさいでいる。くぐりながら山頂を目指す。西方向に明神山が、西側は尾根が切立っていてつなぎ岩が山頂に見え、遠くには笠形山などの遠くの連山が見える。 七種山に到着、標高は683mであまり広くない山頂で三角点はない。展望は笠形山方向の連山、これから進む縦走尾根などが望める。山頂の奥に大きな岩が今しも崩れ落ちそうに根元に幅30cm、深さ20mほどのクラックが入っている岩でかろうじてつながっている。つなぎ岩というそうで、ここから足元に七種槍が見える。かなりトリッキーで足がすくむ感じだ。 |
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七種山分岐 ここから七種山をピストン |
七種山へは倒木がいっぱいだ |
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明神山 七種山北の尾根より |
七種槍 七種山つなぎ岩より |
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七種山 山頂にて |
七種山 山頂(標高683m) |
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つなぎ岩 飛出した岩に深さ10mほどの割れ目 |
つなぎ岩 |
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七種山山頂からのパノラマ 手前の尾根を左から右へこれから縦走する |
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七種山山頂をあとに分岐まで下る。分岐から先は急勾配の下りだ。木の枝などつかまり慎重に降りる。一旦緩やかになりその先はP552だ。ふたたび急勾配を下り、標高380mの鞍部に出る。ここからエスケープルートがあり小滝林道につながっている。 縦走路を前進し、七種槍まで標高差200mを登り返す。P430を越え次の440mほどのピークに展望台がある。ここから七種薬師などを見ることができる。このピークを越えると急登になり、登り切ると七種槍の頂に立つ。 七種槍は、標高577mで四等三角点になっている。展望はあまり期待できないが木々の間から七種山と北側を見ることができる。 |
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七種山を下山開始 |
急斜面の下りが続く |
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七種槍へ200mの登り返し |
七種槍 山頂にて |
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七種槍 山頂 |
七種槍 四等三角点(標高577m) |
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七種山 七種槍より |
七種槍より北側の展望 |
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七種槍からしばらく急勾配を下ると、岩尾根の縦走路になる。縦走路は展望もあり、やせ尾根になったり、岩登りや下りもあり、トリッキーなところもあり、非常に面白い。 右手の西側には、七種山、七種薬師、そうびろ山が、縦走路の先には小槍が見える。振返ると七種槍が美しい。 |
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岩尾根を下山 |
七種山 縦走路より |
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そうびろ山(左)・七種薬師(中央) 縦走路より |
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小槍(左手前)・そうびろ山(左)・七種薬師(中央)・七種山(右) 縦走路より |
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七種薬師 縦走路より |
切立った縦走路 |
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小槍(標高約480m) |
七種山(中央) 縦走路より |
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七種槍 縦走路より |
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七種槍 縦走路より |
岩尾根の縦走路を行く |
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さらにやせ尾根を進むと、小さなピークに着く。奥山と呼ばれる山で標高393mで登山道に四等三角点がある。 その先に岩があり金取台といわれているそうだ。眼下に青少年野外活動センターや池などが見え展望は素晴らしい。 |
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岩尾根の縦走路を行く |
岩尾根の縦走路を行く |
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縦走路から東側のパノラマ |
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岩尾根の縦走路を行く |
奥山 四等三角点(標高393m) |
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岩尾根の縦走路を行く |
眼下に青少年野外活動センターと池が見えてきた |
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縦走している尾根(左手前)・池・そうびろ山(中央)・七種薬師(中央右より)・七種山(右) 縦走路より |
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素晴らしい展望を楽しみながら縦走を続けた。今日の縦走路の終端尾根の送電線鉄塔も見えてきた。あの鉄塔辺りのピークからの展望は地図から、前回見損なったパノラマを期待していた。 鎖のある岩場を過ぎその鞍部でとどまっていた。何かあったのだろうか。なぜか前進しないで右の急斜面をショートカットして下り始めた。時間を押しているのであろうか。尾根を直進して関電の監視道や野外活動センターの遊歩道を下れば時間は変わらないはずなのに。 このシュートカットは非常に危険だった。ショートカットと同時に落石があちこちで発生した。私も落ち葉に足をおいたとたんに滑り落石を起こしてしまった。平均して参加者は落石を一ツ起こしただろう。なんとかクリヤーして遊歩道に出て一安心だった。 登山口の青少年野外活動センターに戻り、バスで姫路市香寺の休養センター香寺荘の竹取の湯に入って疲れを癒し帰阪した。 ご案内いただいたリーダーさんそしてご一緒した皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
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縦走路の先が見えてきた もう少しだ |
岩場を降りて鞍部で止まっている |
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岩場を降りる |
縦走路は直進なのに右へショートカット |
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急勾配の道なき道、落石続きを降りる |
やっとセンターの遊歩道に出る |
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野外活動センターへ無事下山 |
休養センター香寺荘 竹取の湯で汗を流す |
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【ひとこと】 今回のツアーは、上級者向きのコースだったが、上級者の意味合いについて誤解があるようだ。今回のショートカットのコースは落石の危険があり、足を一歩踏み入れた時から落石していた。登山道も不明瞭で赤いテープのマーキングが頼りだった。 当初配布された計画のコースからあえて外れ、ショートカットする必要があったのだろうか。時間的に見て大差がないのになぜ危険性の高いほうを選んだのか理解できない。 計画に対して危険回避のためにコース変更するのは常套手段だが、数分の時間稼ぎが逆に時間がかかったり、怪我人が出れば、最悪だ。リーダーの判断はもう少し慎重に行ってほしいと思った。 私も各種の山登り会でリーダをさせていただいているが、より慎重な行動、判断に心がけたいと思った。また、落石などで人に危害を加える可能性もあり、山岳保険の重要性を感じた。 |
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