御池岳 日本庭園より
松愛かたの山歩会 
御池岳 標高1247m 鈴北岳 標高1182m
ゴグルミ谷登山口〜カタクリ峠〜真ノ谷出合〜ボタンブチ〜御池岳〜
日本庭園〜鈴北岳〜福寿草自生地〜鈴北岳〜倉掛峠〜登山口
 
 4月21日、かたの山歩会主催の御池岳・鈴北岳登山に参加した。交野市を早朝6時45分に出発、昨日は寒かったが今日はいい陽気のようだ。バスは高速を走り約1時間で多賀SAに到着、彦根ICで国道306号に入り御池岳に向かって坂道を登る。鞍掛峠トンネルを抜けると登山口だ。計画ではこの登山口に下山してくる予定だが、ゴグルミ谷登山口には駐車できないので、ここで登山準備をしてバスに少し乗って登山口に向かった。

 ゴグルミ谷登山口は、ヘアーピンカーブのため非常に狭い。すばやく支度をして谷筋に入り込む。石がごろごろした沢をしばらく登り、左岸の尾根すそを巻くようにして登る。登山道はガレていたり小さな岩があったり変化に富んでいる。長命水で小休止し五合目へ、この辺りから沢を離れて尾根道を登る。少し急な登りが続くと六合目の広い尾根に出る。ここで小休止をとる。

ゴグルミ谷登山口(標高530m)から登り始める

沢沿いに登る

沢沿いに登る

沢沿いに登る(長命水を過ぎた辺り)

沢沿いに登る(長命水を過ぎた辺り)

五合目通過

六合目で休憩

六合目付近
 六合目からしばらく緩やかな尾根になり、芽吹きを今か今かと待っているような感じで明るく陽気な気分にさせてくれる。七合目からしばらく急登になりやがて巻き道になって沢に入ると八合目だ。沢を少し登ると真ノ谷分岐だ。

 ここから、御池岳へ沢を登っていく。ところがこの分岐から先一面の新雪におおわれている。10センチほどの新雪は楽しいのだが、その下は泥道のようで滑りやすい。雪があるから沢の夏道でなく、尾根を直登してもよかったがほぼ夏道に沿って登った。九合目から悪戦苦闘している人もいたがなんとか尾根に出た。

七合目通過

沢沿いに登る

八合目通過

沢沿いに登る

真ノ谷分岐を通過

新雪の雪が深くなってきた

九合目通過

新雪を登る
 尾根に出ると方向感覚が分からなくなるぐらいになる。尾根を少し下ると奥ノ平と呼ばれ久ピークが尾根頭に見える。南へ右下の崖をめがけて雪と戯れながら降りる。降りた先がボタンブチと呼ばれるところだ。ボタンブチの南側から西側にかけて絶壁になっており、この小ピークから素晴らしい展望が得られる。

 左の山の尾根に三角形の尖った山が少し見える、藤原岳だ。正面には鈴鹿の山々が素晴らしいパノラマとなってみる。竜ヶ岳、御在所山、雨乞岳そして綿向山など大パノラマだ。景色を楽しみながら昼食をとった。

奥ノ平(奥)・ボタンブチは右下に下る 尾根より

ボタンブチの絶壁

ボタンブチにて(写真:山歩会S氏)

ボタンブチにて

藤原岳(先端)・竜ヶ岳・御在所山・雨乞岳・綿向山[鈴鹿七山] ボタンブチより
 ボタンブチでしばらく楽しみ、登り返して御池岳山頂に立った。山頂は広いのだが雑木が茂っていて山頂の雰囲気がない。

 御池岳は、標高1247mのカルスト台地のてっぺんだ。山頂から、伊吹山が雪を頂いて美しい。伊吹山の左側には金糞岳、右奥には白山とこれまた雪を頂いて遠望できる。残念ながら写真には写りきらなかった。

 御池岳をあとに鈴北岳へ向かうが、御池岳下りは誰も歩いていない新雪を独り占めして楽しんだ。登り返すと池があちこちにあるが、ほとんどが雪に覆われていた区分けがつかなかった。少し登り返すとカルスト台地のようになり岩が点在し造形美をかもしだしている。この辺りを日本庭園と名付けているようだ。

御池岳・丸山(左)と奥ノ平(中央) ボタンブチより

御池岳 山頂(標高1247m)

金糞岳・伊吹山・白山遠望 御池岳より

御池岳 山頂にて(写真:山歩会S氏)

御池岳 山頂にて

御池岳から新雪をはしゃいで下る

日本庭園へ

御池岳 日本庭園より

御池岳 日本庭園より

鈴北岳 日本庭園より

鈴北岳・御池岳 日本庭園より
 鈴北岳山頂に立つ。鈴北岳は、標高1182mで360度の大パノラマだ。御池岳の大きな山容はもちろん御池岳で見えていた金糞岳、伊吹山、白山が見えるほか、霊仙山も見える。山頂をあとに福寿草の自生地へと鈴ヶ岳方面へ南の尾根を下った。

鈴北岳 山頂にて(写真:山歩会S氏)

鈴北岳 山頂(標高1182m)にて

金糞岳・伊吹山・白山(遠望) 霊仙山・・・ 鈴北岳より

霊仙山 鈴北岳より

鈴ヶ岳 鈴北岳より
 斜面一帯が福寿草だ。福寿草は雪解けを待って咲くのだがその残雪と共存し美しい。すけるような黄色い花びらを鑑賞していると、時間を忘れそうになる。名残を惜しみながら鈴北岳へ登り返した。

福寿草

福寿草

福寿草

福寿草

福寿草

福寿草

福寿草

福寿草
 周囲の山々を楽しみながら下山した。鞍掛峠へ北へ延びる尾根をどんどん下った。登りスローピッチだった人も下りとなると超スピードだ。鈴北岳から約45分で鞍掛峠に到着。ここからガレ場の急な巻き道を下る。足元注意、最後まで気の抜けない下りだ。そんな下りを下り終えると鞍掛トンネルの出口の駐車場だ。

 無事下山してバスに乗り、彦根の極楽の湯へ向かった。お風呂につかって疲れをゆっくり癒して、ビールで乾杯、帰途についた。
お世話いただいたリーダーさん、参加者の皆さんありがとうございました。

鈴北岳・御池岳 鈴北岳北側より

霊仙山・・・を眺めながら鈴北岳を下山

霊仙山 鈴北岳中腹より

鈴北岳 鈴北岳中腹より

鞍掛地蔵尊

ガラバの急坂を下る

鞍掛道登山口(標高625m)に下山

鞍掛トンネル東駐車場
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コース
 大阪交野市(6:45)=[バス]=多賀SA=彦根IC=ゴグルミ谷登山口(8:55/9:13)〜
タテ谷分岐(9:31)〜長命水(9:58)〜五合目(10:11)〜六合目(10:26)〜
七合目(10:42)〜八合目(10:53)〜真ノ谷分岐(10:57)〜九合目(11:23)〜
御池岳尾根(11:50)〜ボタンブチ(11:58/昼食/12:34)〜御池岳(12:47/12:58)
〜[日本庭園]〜鈴北岳(13:39)〜福寿草自生地(13:54/14:05)〜鈴北岳(14:15)〜
鞍掛峠(14:57)〜鞍掛道登山口(15:20/15:25)=
彦根・極楽の湯(16:14/入浴・歓談/17:45)=[バス]=交野市(19:20)

天 候  晴れ 
参加者 19名 
実施日 2011.04.21