|
||
MRC納涼例会 | ||
八淵の滝 | ||
魚止滝〜障子ヶ淵〜(唐戸の滝)〜大摺鉢〜小摺鉢〜 屏風ヶ淵〜貴船ヶ淵〜七遍返し淵 |
||
8月6日、MRC納涼例会で八淵の滝に行った。今日はリーダーを仰せ付かったので少し緊張した。近江高島駅に降り立つと、高島市コミュニティーバスが待っていた。乗り換え時間がほんのわずかなのですばやい行動が必要だ。1名少ないようだがおいて行くしか仕方がない。コミュニティーバスとあって、公共施設や集落のあるところを回りながらガリバー旅行村へと走った。 ガリバー旅行村バス停に到着、参加者を確認してガリバーショップ前へ車道を登る。ショップ前で登山届の提出、登山準備、トイレ、体操を済ませいよいよ八淵の滝へ出発。 林道を10分ほど歩くと、林道終点になり登山口になる。八淵の滝の案内板、登山者への注意喚起の看板が建っている。それによると、登山靴、帽子など十分な装備で入山すること。岩場で滑落しやすく危険度が高いコースなので注意喚起板に従って危険箇所には近寄らないこと。「魚止滝」「障子ヶ淵」「屏風ヶ淵」は特に危険なコースなので登山上級者以外はご遠慮ください。等々が記載されている。 登山口からしばらく山道を登ると、大擂鉢まで20分のところに到着する。ここから右側の谷に下り、魚止滝を目指す。沢に降りると先行の5名ほどのパーティーが沢靴やわらじに履き替えていた。 早速、第一の関門渡渉だ。先のパーティーはザブザブ水につかりながら行ってしまった。我々は慎重に渡渉し、左岸へ渡った。沢沿いに上がろうと思ったが巻き道がありそれを前進した。 |
||
ガリバーショップ前ポストに登山届提出 |
子供たちでにぎわいをあとに |
|
登山口 滝コースの説明 |
八淵の滝案内板 |
|
山道(遊歩道)を登りはじめる |
魚止滝分岐に到着 |
|
滝のある川(八池谷)へと下る |
第一関門 渡渉 |
|
巻き道の先は、へつれていて早速岩場の三点支持、これから先、岳修会の成果が問われるところだ。今回は実習ではなく本番、うっかりすれば滑落事故になりかねない。慎重に行動する。へつりが過ぎると正面に魚止滝が姿を現す。アマゴがこの滝から上がれないということで魚止滝と言われるそうだ。 余談だが先日下見の時、魚止滝を一時間かけても見つけることができなかった。2011年版、山と高原地図(昭文社)によると、渡渉地点から下流に400m辺りに魚止滝があることになっている。右往左往しながら探したが結局見つからず、堰堤がほぼ一定間隔に出来ていた。 話は戻って魚止滝の写真は左岸から撮ったが、ガイドに出ているような写真は沢に降りて撮らないと迫力が出せないようだ。八淵の滝一つ目無事通過。 |
||
左岸の崖沿いに登る |
左岸の崖沿いに登る |
|
魚止滝 |
魚止滝 |
|
魚止滝から上流へ進むと、沢というより大きな岩と侵食された岩壁に滝があるようだ。先のパーティーが左岸の岩を登っているのが見える。かなり厳しそうだ。まず、目の前の大きな岩を登り切ると、目の前に滝が見えてくる。大きな岩を回り込んで狭く切立った沢に降り、左岸に渡渉する。 ここから岩登りで、クサリと岩に打ち込まれた黄色の足場を利用して登る。足場のステップが届かないところや、手のホールド位置が遠いところなどかなり厳しい。一段登ったところから下りのステップがあるが滝へ下る足場だろう。写真などあまり撮る余裕がなくなってくる。切立った岩場を上がりきったところで全員そろうのを待つ。 全員無事通過、倒木をくぐって登ると、急斜面の登りになり、クサリが下がっている。落石に注意しながら急登をクリヤー、全員大擂鉢への遊歩道にでてほっと胸をなでおろす。退避場所がないので先頭を登ってしまったが、途中の過程で、サポートいただいた方に感謝したい。 今登ってきた急登は、下り禁止の看板が建っていた。遊歩道を先に進むと唐戸の滝の案内板があり、木々の間からほんの少し沢か滝かが見えるだけだ。 |
||
障子ヶ淵へ 前のパーティーが見える |
我々も登る |
|
障子ヶ淵 左の崖を登っている |
障子ヶ淵 左の露岩を登る |
|
イワタバコ |
障子ヶ淵 |
|
障子ヶ淵 左の露岩の急登 |
障子ヶ淵 露岩過ぎクサリの下がる急登 |
|
登り切ると遊歩道に ここからは下り禁止 |
唐戸の滝 木々の間から下に見える |
|
大擂鉢に到着、先ほど唐戸の滝辺りで沢登のパーティーが見えていたが、ちょうど登ってきているところだった。少し早いがここで昼食、ゆっくりくつろいだ。沢登のパーティは大擂鉢を通り抜け上流へと行ってしまった。 一つ目の魚止滝、難関だった二つ目の障子ヶ淵、三つ目は沢登りでないと行けないのでチラッと存在を確認するだけだ。そして八淵の滝、四つ目は大擂鉢だ。 |
||
大摺鉢に到着 |
大摺鉢で昼食 |
|
大摺鉢へ沢登りのパーティーがやってきた |
大摺鉢 |
|
昼食休憩がすんで、後半の滝巡りに出発。大擂鉢の直ぐ上が五つ目の小擂鉢で、大擂鉢の10分の1ぐらいと小さい。小擂鉢から上流はかなり広い沢になっている。右岸の端を快適に登る。やがて沢が急に狭くなり、切立った右岸の端を登っていくと、右に屏風ヶ淵が見えてくる。 六つ目の屏風ヶ淵は、周囲の切立った岩壁が屏風のようなのでこの名がついたようだ。滝は三段あるように見える。一番上は少ししか見えないが、二段目三段目は水量も多く落差もかなりある。屏風ヶ淵を右に急登を登り切ると絶壁の上に出る。 |
||
大摺鉢の渡渉 |
小摺鉢 |
|
屏風ヶ淵へ右岸を登る |
屏風ヶ淵 |
|
屏風ヶ淵 |
屏風ヶ淵 |
|
屏風ヶ淵を右手に登る |
貴船ヶ淵の右岸上部に着いた |
|
目の前に大きな滝が顔を出す。七つ目の貴船ヶ淵だ、淵が船の形に似ていることからこの名がついたようで、八淵の滝を代表する大滝だ。 右岸の絶壁からクサリを補助に淵まで降り、左岸の渡渉する。奥に滝がありその右側の岩にハシゴがかかっていてここから上流へと登る。午後の難所とあって、絶壁からの下りと渡渉には難儀しているようだ。 渡渉して、左岸の大岩をへつり巻くと目の前にハシゴがある。ハシゴを登りさらに岩を登ると頭上にまた大岩がそびえている。そのお岩を登り切ると、貴船ヶ淵の滝頭に着く。この岩の途中から滝を覗くと貴船ヶ淵の滝がすだれのようで大変涼しげだ。滝頭から見てもやはり気持ちがいい。全員登り切ったところでしばらく休憩にした。 |
||
貴船ヶ淵 |
貴船ヶ淵 |
|
右岸上部から淵に降りる |
淵から下流の渓谷を見る |
|
右岸上部から見る滝右側の登攀する岩 |
右岸上部から淵に降りる |
|
左岸に渡渉 |
左岸に渡渉し岩をへつるとハシゴに出る |
|
貴船ヶ淵 |
貴船ヶ淵 |
|
貴船ヶ淵 |
貴船ヶ淵と左岸のハシゴ |
|
右岸上部から淵に降りる 左岸上部より |
左岸に渡渉 左岸上部より |
|
貴船ヶ淵滝頭近くの大岩を登る |
大岩の間から見える貴船ヶ淵 |
|
貴船ヶ淵滝頭から涼しげな滝 |
貴船ヶ淵滝頭へ後続が登ってくる |
|
いよいよ最後の八つ目の滝、七遍返し淵へ、少し離れていて沢を登っていく。しばらく進むと大擂鉢への迂回路分岐を通過する。さらに進んで右岸に渡渉ししばらく進むと七遍返し淵に到着する。ここでリュックを置いて空荷で七遍返しの滝頭付近まで登ってみる。 数本の丸木橋を渡り、上流へ、ところどころかなり厳しいところがある。途中登りはなんとかクリヤーしたが下りでかなり厳しかったのではないか。若いペアーは足を滑らせて何回も岩にぶち当たっていた。緊張がほぐれたところで見るとボコボコニなっているような気がした。 無事、八淵の滝を踏破し、七遍返し淵で記念写真を撮って下山を始めた。 |
||
貴船ヶ淵滝頭に到着 ほっと一息 |
右岸に渡渉し七遍返し淵へ |
|
七遍返し淵 |
七遍返し淵の木橋を渡る |
|
七遍返し淵 |
七遍返し淵 滝頭からの帰り |
|
遍返し淵 滝頭からの帰り |
七遍返し淵 |
|
七遍返し淵 早く降りてきなよ! |
七遍返し淵にて |
|
七遍返し淵にて |
七遍返し淵をあとに引き返す |
|
大擂鉢の迂回路を通って下山した。登ってきた滝を下ろうかと言ったらもういいとの返事だった。迂回路を行くと武奈ヶ岳への分岐があり、さらに進むと川が逆に流れている。オウギ谷出合でこの沢を渡り今度は沢沿いに巻き道を下っていく。やがてにぎやかな子供の歓声が聞こえてきて大擂鉢に到着する。 大擂鉢では、子供たちがシャワークライミングをして楽しんでいた。大自然の中で我々も元気をもらったように思えた。大擂鉢の淵に大きな四角の岩がある。その岩には文字が刻まれていて、「八徳」の元字だそうだ。大正11年ここを訪れた堀田知事が書き込んだとか。 今回は納涼例会と銘打っていたので、しばらく納涼することにした。大擂鉢辺りはマイナスイオンが一杯で非常に涼しくさわやかだ。滝登りの動に比べて大擂鉢での静は心さわやかに感じさせてくれる。こういった場所でしばらく何もしないで過ごすのも至福のひとときかもしれない。 しばらく納涼を楽しんだ後下山した。ガリバーショップに下り冷たいビールで乾杯。今回はかなり厳しいところもあり、ゆっくりくつろげるところもありと、緊張と緩和がうまくマッチできたように思う。酷暑の中このような納涼例会だ無事出来大変よかったと思う。実施前の案内ではかなり厳しいので自覚して参加してほしい旨周知したので事故もなく無事例会を終えることができました。これもひとえに皆さんの御協力のお陰と思います。ありがとうございました。 |
||
左へ迂回路をとる 右は登ってきた滝の道 |
迂回路の巻き道を行く |
|
迂回路は隣のオウギ谷へ |
オウギ谷出合から大擂鉢へ巻き道を行く |
|
大擂鉢に到着 シャワークライミングで大賑わい |
シャワークライミングで大賑わい |
|
大擂鉢 |
大擂鉢 |
|
大擂鉢 |
大擂鉢 大岩に彫られた「八徳」の元字 |
|
大擂鉢にて |
大擂鉢をあとに |
|
登山口に無事下山 |
ガリバー旅行村バス停でバス待ち |
|
ページ先頭へ | ||
コース |