高取城跡 本丸高石垣にて
友歩会 定例会  
高取山[高取城跡] 標高584m
壺阪山駅〜[土佐街道]〜夢想館〜砂防公園〜猿石〜高取山[高取城跡]〜
五百羅漢
〜壷坂寺〜お里沢市の墓〜[土佐街道]〜壺阪山駅
 
 9月23日友歩会定例会を行った。行き先は高取山で山は高取城跡で山城の跡だ。近鉄阿部野橋を8時50分に出発、壺阪山に9時36分に着いた。

 壺阪山駅から国道を渡り、土佐街道を高取城跡へと歩き始めた。土佐街道は古い町並みが美しく、家々の門前や玄関口に綺麗なお花が飾ってあって、街道の保存と街道に訪れる人々に好印象を与えている。高取藩二万五千石の城下町、高取城の往時を思いながら歩いた。

 砂防公園を過ぎしばらく行くと登山道になる。七曲り、一升坂など急坂を登ると、岩屋不動の案内があり、お参りした。岩屋にお祀りしてあるのかと思ったらそうではなかった。元に戻り、急坂を少し登ると猿石がある。猿石は高取城築城のとき石垣の石として運ばれここに放置され誰かが猿に彫ったのであろうか。


土佐街道

土佐街道を行く

土佐街道を行く

土佐街道を行く

曼珠沙華

曼珠沙華を眺めながら

曼珠沙華と金剛山・葛城山

高取山

水車

高取城跡へ登り

高取城跡へ登り

高取城跡へ登り

岩屋不動

高取城跡へ登り

猿石

本丸が近づいてきた
 二ノ門跡を過ぎると、矢場門跡に着く。矢場門跡の手前を右に120mほど行くと国見櫓跡がある。国見櫓と呼ばれるだけあって、大和の国さらに大阪、六甲山、京都、京都西山、愛宕山を一望できる。今回で2回目だがこの国見櫓跡から望むパノラマは最高だ。

矢場門跡(本丸:直進 国見櫓:右)

大和三山と遠くは生駒山 国見櫓より

葛城山・二上山・信貴連山・生駒山・京都西山と大和平野・大和三山 国見櫓より

葛城山・二上山・信貴連山・生駒山・京都西山と大和平野・大和三山 国見櫓より
 矢場門跡に戻り、ここから本丸へと入って行く。松ノ門跡は少し崩壊した石垣が残っている。宇陀門跡に来ると、お城の形が顕著に現れてくる。千早門跡を過ぎると大手門跡に着く。

矢場門跡

松ノ門跡

宇陀門跡

宇陀門跡
 大手門跡は本丸への最重要門だ、さすが風格と強固と思える石垣だ。さらに十三間多門跡があり、大手門に次いで大きな門跡の石垣が残っている。

千早門跡

大手門跡

大手門跡

大手門跡

大手門跡

十三間多聞跡

十三間多聞跡

十三間多聞跡
 広々とした場所に到着、二ノ丸御殿のあった場所だ。その奥に大きな石垣があり太鼓櫓跡と新櫓跡だ。その石垣を左に回りこむと十五間多門跡に出る。その門を入ると先ほどの大きな石垣の正体、太鼓櫓跡と新櫓跡を内側から望める。本丸の方を見ると本丸の高石垣が凛々しくそびえている。

二ノ丸から見る太鼓櫓跡と新櫓跡

十五間多聞跡

新櫓跡と太鼓櫓跡
 本丸の高石垣の麓に、高取城跡碑と城下町から眺めた高取城を歌った歌碑「巽高取雪かと見れば、雪ではござらぬ土佐の城」が建っている。

 本丸の高石垣を巻いて登ると、枡形虎口と呼ばれる屈折した石垣の間を登ると本丸に到着、高取城に登城だ。

 本丸跡は広く、高取山の山頂に一段と高く美しく積まれた石垣に本丸があったのだろう。角には天守台跡があり立派な天守が輝いていたのであろう。

 
天守台は、実質高取山の山頂で三等三角点になっていて、標高584mだ。天守台から金剛生駒の山々が見える。本丸から吉野方面の展望が開けていて、大峰、大台ケ原の山々が見えていた。

 高取城は、南北朝時代に豪族の越智氏が築いた。本多氏が豊臣秀長の命により、大修築。その後譜代大名の植村氏が居城となり、幕末まで続いたそうだ。「美濃岩村城」と「備中松山城」そしてこの「高取城」を日本三大山城に数えられている。

高取城跡碑

巽高取 雪かとみれば 雪でござらぬ 土佐の城

本丸の高石垣

本丸の高石垣

本丸の高石垣

本丸への枡形虎口

本丸跡から見る天守台跡

天守台跡

天守台穴蔵入口跡

高取山 三等三角点 天守台跡

天守台跡から望む金剛山・葛城山

本丸から望む大台ケ原・大峰の山々
 本丸跡でゆっくり往時を偲んだあと下山した。壷坂門跡から八幡口へ、ここから五百羅漢へと下った。

 壷坂寺の奥の院かと思われ、寺の東の山中の岩肌にたくさんの石仏が刻まれている。五百羅漢、奥の院三尊、冥救地蔵、五社大神、十三体、三社尊等々数え切れない石仏が岩に刻まれている。

 壷坂寺に下り、壷坂寺参道を土佐街道へと下った。集落に出るところで木橋間で来ると、「橋床板損傷のため通り抜け出来ません」とバリケードしてあった。今更お寺まで戻るわけにも行かないので、注意してなんとか渡り終えた。しばらく下ると通り抜け出来ませんの看板が建っていたが、下りの人に判る看板がほしいものだ。

 お里沢市のお墓にお参りして、壺阪山駅に戻った。秋空の素晴らしい天気のもと楽しい一日を過ごすことができた。

高鳥城跡碑にて

壷坂門跡から出る

下山

八幡口の高取城跡案内板

五百羅漢へ

五百羅漢へ

五百羅漢

五百羅漢

壷坂寺

壷坂寺 大観音立像

壷坂寺よりの展望 大和盆地・生駒山(奥)
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コース
  近鉄南大阪線阿部野橋(8:50)=[急行吉野行]=橿原神宮前=壺阪山(9:36)
  壺阪山駅(9:48)〜[土佐街道]〜夢想館〜砂防公園(10:35)〜宗泉寺〜岩不動(11:20)〜
  猿石(11:30)〜高取城址(12:11/昼食/12:50)〜八幡口(13:13)〜五百羅漢(13:37)〜
  壷坂寺(14:07)〜お里沢市の墓(14:53)〜壺阪山駅(15:15/15:22)=[急行阿部野橋]=
  阿部野橋(16:12)

天 候  快晴 
参加者 7名 
実施日 2011.09.23