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干支の山 | ||
赤 兎 山 標高1629m | ||
小原=登山口〜小原峠〜赤兎山〜小原峠〜登山口 | ||
11月4日、今年の干支兎年にちなんで赤兎山に登った。赤兎山は福井県大野市と石川県白山市にまたがる山で、白山の展望が素晴らしい山ということだ。ところが大阪からだと登山時間より移動時間が大半を占める。でも北陸道ができなければ一泊しないと行けない山だと思う。 梅田を7時20分に出発、多賀で休憩し福井北ICで一般道に入る。国道416から国道157へ、小原から小原林道に入る。林道をしばらく行ったところでゲートがあり、環境保護協力金一人300円を払う。小型バス幅一杯の山道に入ると急カーブの先でダンプカーが降りてきた。細い急坂急カーブの道をバックしなんとか離合した。対向車が来ないことを祈りながら登山口に向かった。 大阪を出て4時間半、11時50分駐車場に到着した。道路は狭いが駐車場はかなり広い、ここで昼食にした。 12時10分登山口を出発、少し上がると小さな駐車場があり右手に登山口がある。登山口にはお地蔵さまがお祀りしてあり、赤兎山、大長山登山口の標識が建ってここから入山する。 登山口までの途中、バス車窓から美しい紅葉が見えていたが、残念ながら登山口から上はすでに紅葉は終わっている。枯葉の散り始めたブナや雑木の林の登山道を登りはじめた。気温が高く良い天気でのぞかな山登りになった。Tシャツ1枚でも十分な陽気だ。 |
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登山口駐車場を出発 |
赤兎山、大長山登山口 |
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赤兎山、大長山登山口とお地蔵さん |
晩秋ののぞかな山登り |
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晩秋ののぞかな山登り |
晩秋ののぞかな山登り |
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登山道は比較的緩やかで、数ヶ所渡渉があるが水量はほとんどない。45分で小原峠に到着、峠にはお地蔵さまがお祀りしてある。昔この峠は勝山と白山との間を物資を運ぶ道だったとか。 小原峠から白山が落葉した木々の間から望める。白山はこの時期当然雪を頂いていると思ったが、ひとひらの雪もない姿だった。泰澄大師の白山への越前禅定道で、小原峠は六宿目の伏拝みだそうだ。 小休止をして赤兎山へと登りにかかる。ブナ林の少し急登を登りはじめる。少し登って振り返ると、大長山さらに白山がブナの間に見えてくる。一登りすると、平らになり大舟分岐になる。大舟山、経ヶ岳への分岐だ。ここから緩やかな登りを進む。雑木の向こうに赤兎山の山頂が見え始める。 |
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小原峠に到着 |
小原峠のお地蔵さん |
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小原峠から望む白山 |
赤兎山山頂へ |
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振り返ると大長山が |
白山も振り返ると見える |
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大舟分岐 |
雑木の向こうに赤兎山山頂が見えてきた |
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雑木の向こうに赤兎山山頂が見えてきた |
雑木の向こうに赤兎山山頂が見えてきた |
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13時45分、赤兎山山頂に到着。今年の干支、兎にちなんで年初から登りたいと思っていたが機会がなく今になってしまった。 赤兎山は、標高1629mで三等三角点になっている。山の名前の由来は、丸みをもった兎のような形から赤兎山と言われている。しかし、三角点の点名は「赤鬼山」で、日本各地の伝説から兎より、鬼の方が多いと思われる。「兎」と「鬼」の字がよく似ていることから、いつかの時点で「鬼」という字が「兎」になったのではないかと思われる。 赤兎山山頂は360度の素晴らしい展望台だ。特に東側は白山連峰の眺めが素晴らしい。白山、別山、三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰と続いている。北側には大長山が美しい。西側には大舟山、経ヶ岳、銀杏峯、荒島岳方面が見えるが、残念ながら逆光でまばゆくシルエットだ。 山頂からほんの少し先に進むと眼下に、赤兎平が広がっていて、その向こうに白山がそびえている。時間の関係で赤兎平へ降りることができなかったが、赤い屋根の避難小屋辺りから赤兎山の山容が望めるらしい。夏シーズンには赤池辺りの高層湿原にはニッコウキスゲなど一面のお花畑になるようだ。 |
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赤兎山 山頂 |
赤兎山 三等三角点(点名:赤鬼山/標高1629m) |
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赤兎山山頂から望む白山連峰 |
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赤兎山山頂から望む白山連峰 |
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赤兎山山頂から望む白山連峰と大長山 |
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赤兎山 山頂にて |
大賑わいの赤兎山山頂 |
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赤兎山山頂から望む白山 |
赤兎山山頂から望む別山と赤兎平 |
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赤兎山山頂から望む大長山 |
赤兎山山頂から望む大長山 |
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赤兎山山頂から望む白山連峰と赤兎平 |
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赤兎山山頂から望む白山連峰と赤兎平 |
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赤兎山山頂から望む白山連峰と赤兎平 |
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赤兎山山頂から望む白山連峰と赤兎平 |
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赤兎山山頂から望む白山連峰と赤兎平 |
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赤兎山山頂から望む経ヶ岳・銀杏峯・(荒島岳)方面 |
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白山の展望を思う存分楽しんで下山にかかった。下山時は正面に大長山が美しく、ブナやナナカマドの赤い実が色を添えていた。落葉したブナの林を楽しみながら下った。 少し残念だったのは紅葉が過ぎていたことで、登下山の時の紅葉や赤兎平の紅葉など、さらに雪をいただいた白山と欲張った思いは叶わなかったが、素晴らしい青空と晩秋の陽気がなによりの至福の山旅になった。 |
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大長山 |
大長山 |
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赤兎山を振り返る |
小原峠沼へ下る |
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ブナ |
ブナ |
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登山口への下り |
紅葉 |
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登山口駐車場に下山 |
振り返るとお月さま |
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紅葉を楽しみたかったが、ゆれるバス車窓より少し楽しむことができた。帰路も長いバス旅になった。ご案内いただいたリーダーさん、狭い厳しい山道を運転して頂いた運転手さんそして参加者の皆さんに感謝します。楽しい旅をありがとう。 | ||
紅葉 駐車場にて |
紅葉 揺れるバス車窓より |
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紅葉 揺れるバス車窓より |
紅葉 揺れるバス車窓より |
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コース |