菊水山 山頂にて
友歩会 忘年例会  
菊水山 標高459m 鍋蓋山 標高487m
 
 12月16日友歩会忘年例会で菊水山から鍋蓋山に行った。神戸電鉄の菊水山駅がなくなったので鵯越駅から出発した。駅からハイキングコースがあるようだが見つからずやり過ごし、民家の間の細い道を川沿いに下った。民家を抜けると比較的広い道になり、やがて広い道とのT字路で右が烏原貯水池で左の菊水山へと歩き始めた。

 石井川に架かる三日月橋を渡ると、古い放水門や左手にはゲートなどが目を引く。放水門は明治38年にできたそうです。その先で山中から下ってきた六甲全山縦走路の分岐を通過する。鵯越からのハイキングコースがここに出てくるのだ。さらに登ると鈴蘭台下水処理場があり周囲を回りこむとフェンスのある広いところに出る。ここの右端にカフェがありその右から菊水山駅へと登る。

 菊水山駅は現在営業休止になっている。少し休憩し菊水山へと歩き始める。頭上を神戸電鉄の高架があり、左奥には石井ダムが見えていた。ダム下の橋を渡っていよいよ菊水山への登りにかかる。

鵯越駅を出発

広い通りに出る

放水門を通過

下水処理場上の広場から菊水山へ右の階段を登る

神戸電鉄 旧菊水山駅

神戸電鉄高架

石井ダム

ダム下の橋を渡る
 菊水山の急登はよく知られているが、標高約170mから急な坂、階段道を標高459mまで標高差約290m一気に登るからだ。しばらく急登を登ると、標高220m辺りに広場がある。兵庫登山会の看板があり、「菊水山頂へあと900m 苦しみに堪えるのもあなたの人生ですぞー!頑張れー!」と書かれていた。

 900mの急登は地道、階段道が続き、山頂近くになると大きな岩が出てくる。登り切ると眼下に大阪湾、神戸市街、ゴルフ場、須磨アルプス、淡路島と明石海峡大橋など素晴らしい大展望が待っていた。

菊水山頂へ900mの広場

急登

急登

急登が続く

急登が続く

ゴルフ場と須磨アルプス

神戸市街とゴルフ場と須磨アルプス

須磨アルプス

淡路島と明石海峡大橋

神戸市街・大阪湾・須磨アルプス・淡路島 

高取山・須磨アルプス・淡路島・高尾山・西神中央方面
 菊水山山頂は広く、中央に菊水山の碑が建っている。その奥に三等三角点があり標高は458.8 mだ。山頂にはアンテナが建っていて展望台もある。展望台からは淡路島から明石方面、西神中央方面、六甲山系、麻耶山などが望める。また神戸空港や大阪湾、金剛山系、関西空港など素晴らしい眺めだ。

菊水山 山頂

神戸市街・神戸空港

菊水山 山頂

菊水山 三等三角点(標高458.8m)
 菊水山を後に鍋蓋山へ向かう。ところどころ岩が出た広い尾根道を下ると、尾根頭に出る。城ヶ越というところで標高405mに神戸市の三等多角点があった。この辺りから中里の住宅団地が山中に規則正しく異様に見えていた。

 ここから急な下りで、岩の道を下った。正面にはこれから登り返す鍋蓋山が木々の間から見えてくる。この急坂を下りきって少し巻くと、天王吊橋に出る。吊橋の下は有馬街道で自動車が絶えることなく行き交っている。

菊水山を下る

城ヶ越 三等多角点NO.034 78404神戸市(標高405m)

城ヶ越にて

中里の住宅団地

鍋蓋山 城ヶ越より

城ヶ越をくだる

鍋蓋山 城ヶ越より

天王吊橋(標高270m)

天王吊橋下の有馬街道

天王吊橋を渡る
 吊橋を渡ると鍋蓋山の登りがすごい急登でジグザグの踏み跡が続いている。吊橋の辺りが標高270mでここからジグザグに標高400m辺りまで急登をクリヤーすると大きな岩を登る。この辺りから後を振り返ると菊水山が木々の間から見える。少し緩やかな尾根道が続き快適に登り切ると山頂に着く。

 鍋蓋山は、標高487mで菊水山より少し高く、四等三角点になっている。山頂は雑木に囲まれているが神戸市街側は切り開かれていて素晴らしい展望が得られる。

鍋蓋山へジグザグの急登を登る

急登が続く

急登が続く

急登が続く

菊水山

鍋蓋山に到着

鍋蓋山 山頂

鍋蓋山 山頂にて

鍋蓋山 四等三角点
 山頂からの展望は、大阪湾から淡路島そして今登ってきた菊水山が見れる。ここで神戸空港に着陸する飛行機を眺めながら昼食にした。

須磨アルプス・淡路島・菊水山

神戸市街・神戸空港

神戸空港・大阪湾・神戸市街・須磨アルプス・淡路島
 下山コースは、定番コースを避け地図に載っているが行ったことのないコースを選定していた。先ず、七三峠と下った。七三峠はクマザサでおおわれていて峠という感じではない。ここから尾根のコースを取り先に進むとまた分岐になりここも尾根道をとって進む。やがて広い林道に出て階段道を尾根に向かって登る。

 尾根道は、防火道で広く歩きやすい、下り一辺倒の道ではないので適当なアップダウンがあり非常に快適だ。

七三峠へ

七三峠へ

七三峠

鍋蓋山 七三峠辺りより

二本松林道へ

防火道を進む

防火道は広くアップダウンもあっていいコースだ

アップダウンもあっていいコースだ
 ところどころ猪が耕した道を何ヶ所か歩いたがこれは頂けない。尾根のアップダウン道、猪の掘り返した道を行くと小高いピークに着く。ここから神戸市街が森林の向こうに見えて美しい。鍋蓋山からここまでの山並みが美しく見える。このピークには3級基準点があった。

3級基準点(標高235m)

神戸市街が美しい

鍋蓋山からの尾根が続く
 ピークも最後になってきたところに三等三角点がある。この後急斜面を下る。かなりの急斜面だ。下山口は一般に急斜面のところが多いが枯葉がたまっているので余計に歩きにくい。下りきると下山口にバリケードがあり、通行禁止の看板がかかっていた。ここからの登山道が通行禁止のようだ。この道は危険なため通行禁止になっていたのだ。素晴らしいコースなんだが下山口の急坂が危険な為に通行禁止にしたのであろう。非常に残念だが次回からは注意したいと思う。

三角点ピーク

林山 三等三角点(標高187.9m)

急斜面を下山

通行禁止!下山口(登山口)が急峻なため!
あとがき
 今日はちょっとやばいコースに入ってしまったが、コースマップで決めてかかっていたので通行禁止とは知らずご心配をおかけしました。下山口のようなバリケードもなく踏み跡もたくさんあったのでなんの心配もなく入ってしまいました。今後気をつけて行動したいと思います。

 今回で、友歩会行事もすべて終了しました。来年も安全で楽しい山登りを楽しみましょう。有難うございました。
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コース
  阪急梅田(8:30)=[特急新開地行]=新開地(9:05/9:09)=[神鉄三田行き]=
  鵯越(9:17/9:20)〜旧菊水山駅(9:50)〜菊水山(10:40/11:00)〜天王吊橋(11:30)〜
  鍋蓋山(12:10/昼食/13:00)〜七三峠(13:10)〜二本松林道出合(13:35)〜救ち57-4(14:23)〜
  基準点P(14:33)〜三角点(14:49)〜登山口(15:13)〜楠谷町BS(15:25/15:28)=[市バス]=
  三宮=[特急]=梅田

天 候  晴れ 
参加者 7名 
実施日 2011.12.17