生駒山 ぼくらの広場にて 
友歩会 干支の山  
生 駒 山 標高642m
生駒駅=宝山寺〜生駒山〜暗峠〜ぼくらの広場〜鳴川峠〜音の花温泉〜東山駅
 1月18日、友歩会定例会で干支の山として生駒山に登った。正月で体がなまっているようなので、中腹の宝山寺までケーブルで上がり、山頂から鳴川峠へのコースを歩き音の花温泉でゆっくりする計画を立てた。

 生駒駅に集合し、鳥居前からケーブルに乗った。生駒ケーブルに初めて乗ったが、参加者の多くも同じだった。ケーブルは、緩やかな街の中をゆっくり走るので、スピードは遅いが架線もあり普通の電車に乗っている感じだ。少し先の踏切を自動車や人が行き来していてのどかな感じだ。

近鉄生駒ケーブル鳥居前駅と生駒山

鳥居前から宝山寺へ

生駒ケーブル

生駒ケーブル

生駒ケーブル
 ほんの少しの時間だが何かゆったりした時間が過ぎ、宝山寺駅に到着。聖天通り観光生駒のアーチをくぐり長い参詣本道の石段を登って行く。参道脇は門前町になっていて料理旅館やみやげ物やなどわずかに並んでいて昔はもっと賑やかだったのだろう。

 しばらく登ると一対の石灯籠があり、案内板が建っている。灯篭の左脇に生駒山上へ続く登山道があり、参拝後ここまで戻って生駒山へ登る予定だ。

 石段の参道両側には灯篭が整然と並んでいる。その先に大きな鳥居が見えてきた。鳥居の額には「歓喜天」と書かれていた。お寺なのに鳥居があるのは神様と仏様を区別しなかった頃の名残で、聖天さんを祀るお寺には今でも多いそうだ。

宝山寺へ

宝山寺へ

宝山寺へ

宝山寺へ
 やがて宝山寺の惣門をくぐる、そして中門を過ぎると広い境内になり右に本堂で本尊の不動明王、中央に聖天堂があり鎮守神の歓喜天(聖天)がお祀りしてある。多くのお堂が並んでいるが少し上の岩場に弥勒菩薩様がお祀りしてある。さらに登ると多宝塔がありその先に奥ノ院がある。宝山寺は、「生駒山」「生駒の聖天さん」とよばれ商売繁盛の神様として親しまれている。

宝山寺 惣門

宝山寺 拝殿・聖天堂 本堂

宝山寺 弥勒菩薩(岩壁の岩窟)

宝山寺 奥ノ院へ
 奥ノ院にお参りして、登山口まで戻ろうと思ったが、太子堂横から梅屋敷駅への道がありそこからショートカットすることにした。

 ケーブル梅屋敷駅の右側からケーブルに沿って登山道が続いている。ゆっくり生駒山上へと登って行った。登ること約40分生駒山山頂に到着した。生駒の駅辺りから山頂はどこだろうと眺めていたが、貯水タンクのような建物があり、後方にアンテナが建っていて山頂辺りとは思いつつ疑問が残っていた。着いてみるとケーブル乗場の建物で下から見ると貯水タンクのように見えたのだ。

  生駒山は、標高642mで一等三角点になっている。生駒山上遊園地は休園中で所々で工事が行なわれていた。生駒山の三角点ピークは、ミニ蒸気機関車の走る広場の真ん中だ。

宝山寺から梅屋敷駅を経て生駒山へ

生駒山上登山道を登る

生駒山上へ

生駒山上へ

生駒山 頂上

生駒山 頂上

生駒山 頂上

生駒山 一等三角点(標高642m)
 山頂をあとに暗峠へと歩き始めた。山頂はテレビ各局のアンテナが並んでいる。読売TV、朝日放送TV、関西TV、毎日放送TV、NHK-TVなど山頂はアンテナで一杯だ。

生駒山上 テレビ局のアンテナが建ち並ぶ

生駒山上をあとに
 アンテナ群が過ぎると分岐になり、右に下ると生駒縦走コースでなるかわ園地から暗峠の道だが、今回は暗峠近道、ぼくらの広場、鳴川峠への道を選んだ。

 少し下ると信貴生駒スカイラインに出た。パノラマ駐車場があり金剛生駒国定公園に大きな碑があった。そこから尾根を筋を下った。道はスカイラインに沿って下り、一回はスカイライン脇を通るがほぼ登山道を歩ける。下りきると集落になり、暗峠に到着だ。

暗峠へ

金剛生駒国定公園碑 信貴生駒スカイライン・パノラマ駐車場

暗峠へ

暗峠へ
 暗峠(くらがりとうげ)は、標高455mで生駒市と東大阪市の境だ。そして国道308号と府県道702号が重複して通っている。頂上付近の石畳の道は、江戸時代郡山藩が狭い泥んこ道を通りやすくするために石畳を敷いたそうだ。暗峠のいわれは、樹木がうっそうとして昼間でも暗い山越えの峠だったことからきているそうだ。

 暗峠をあとにぼくらの広場へと進んだ。少し登ると道は二又になっていてどちらも行けそうだが、今回は踏み跡のある山道の直登を行った。少し急登なかなかいい登りだ。登り切ると広い道に出て左に行くと池があり休憩所もあった。薄暗いのでまた戻りぼくらの広場へ右上に登りなおした。

暗峠 国道308号 大阪と奈良の県境

暗峠

暗峠にて

ぼくらの広場へ直登
 ぼくらの広場に12時到着、風当たりの少ないところで昼食にした。残念ながら朝の天気は次第に曇りになり風も強くなってきた。そんな訳で大阪平野の展望が薄っすらと見られただけで、今登ってきた生駒山上も同様だった。

 寒くなってきたので鳴川峠へと下った。時々小雪も舞いだしてかなり寒い。

ぼくらの広場から望む生駒山上

ぼくらの広場で昼食

鳴川峠へ

鳴川峠 案内標識
 尾根筋の道をどんどん下ってくとやがて鳴川峠に到着、スカイラインの下のトンネルをくぐる千光寺へと下って行った。しばらく行くと二股に分かれていて左が行者道、右はさいみちと記された古い道標があった。計画では左に行ってみようと思っていたが、安心できる右の道を下った。

 しばらくVカットの急な下り道を注意しながら下る。やがて沢沿いの道になり鳴川渓谷と云うのだろうかとても美しい。千光寺へのショートカット道を下ると程なく千光寺に到着した。千光寺にお参りして近鉄東山駅を目指して黙々と歩いた。

千光寺へ

千光寺右へ下る  道標 右さいみち/鳴川/ 左行者ミち

千光寺へ

千光寺へ

千光寺

ロウバイ
 途中、ゆるぎ地蔵がお祀りしてあり、ここから右下へと下って行くと一般的なハイキングコースで元山上口駅へのコースだ。今回は東山駅前の音の花温泉に行く予定なので左の広い道を下った。鳴川に架かる高い橋の袂を横切り団地の端を下ると温泉の看板が見えてきた。

 音の花温泉に浸かりゆっくりくつろいで寒くなった体を温めた。温泉を出て東山駅へと橋を渡ったが電車の架線がないのでちょっと不安になったが公園のような中に駅があった。

 近鉄東山駅から生駒で乗換え鶴橋に戻った。東山駅からしばらくして生駒山方面を見ていると奇異なピークが見えていた。こんなところに何と云う山だろうと不思議だったが、宝山寺の岩壁になっているピークだった。宝山寺境内にそびえていた岩壁が遠くから見ると興味を持つ山塊になっていた。

 生駒駅で解散、皆さんお疲れ様でした。次回は金剛山の予定です。今年も頑張りましょう。

ゆるぎ地蔵

鳴川に架かる橋

音の花温泉

音の花温泉

近鉄東山駅

生駒山夕景 電車車窓より 看板右上に宝山寺ピーク
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生駒山
標高:642m

三角点:一等
点名:生駒山
標高:642m
所在:奈良県生駒市
地図:生駒山








生駒山 三角点 2014.01.18

コース
 生駒駅(9:02)〜鳥居前(9:07/9:20)=[ケーブル]=宝山寺(9:26)〜
宝山寺(9:35/参拝/10:14)〜生駒山(10:52)〜パノラマ駐車場(11:19)〜暗峠(11:40)〜
ぼくらの広場(12:00/昼食/12:30)〜鳴川峠(12:52)〜千光寺(13:33/13:50)〜
ゆるぎ地蔵(14:02)〜音の花温泉(14:36/入浴/15:48)〜近鉄東山(15:58/16:06)=
生駒(16:17/16:27)=鶴橋(16:43)

天 候  晴れのち曇り、時々小雪
参加者 8名 
実施日 2014.01.18