由布岳 ゆふいん七色の風より
日本二百名山 
豊後富士 由 布 岳 (お鉢巡り) 標高1583m
東登山口〜日向岳分岐〜東峰〜マタエ〜西峰〜東峰〜マタエ〜合野越〜正面登山口
 3月29日、由布岳のお鉢巡りに行った。3月28日、大阪南港コスモフェリーターミナル19時55分発のフェリーさんふらわぁで出発、船中泊で別府港に向かった。

 3月29日、定刻7時45分別府港に到着、バスで登山口に向かった。東登山口に入る林道が工事中で正面登山口からの往復を覚悟して警備員と交渉、登山口までだったらいいと言うことで登山口まで行けた。

 東登山口標高820mで、登山準備をして由布岳へ登りはじめた。しばらくは緩やかな自然林の中を登って行く。アセビの花があちこちに咲いていたり、雪の重みで折れたりしていた。

由布岳・鶴見岳・・・案内板

由布岳東登山口(標高820m)

東登山口を出発

日向越へ(標高880m)
 さらに登って行くと、杉林になり薄暗くなる。また大きな岩があちこちに見られるようになる。杉林を抜けるとまた自然林になり、やがて日向岳分岐標高1010mに到着、ここで小休止にした。

日向越へ

日向越へ(標高940m)

日向越へ(標高1010m)

日向越に到着(標高1050m)
 分岐を過ぎると次第に急登になり、ジグザグの登山道になってくる。落ち葉の絨毯道も次第に石ころだらけの道になり、勾配も厳しくなってくる。さらに所々にロープが下がっている。足元に注意しながら登って行く。

東峰へ(標高1070m)

東峰へ(標高1170m)

東峰へ(標高1300m)

東峰へ(標高1310m)

東峰へ(標高1400m)

東峰へ(標高1450m)
 標高1500m辺りまでくるとクサリが下がっており、岩登りの様相になってくる。慎重にクリヤーしながら登って行く。少し長い岩場を登り切ると残雪が凍りついている。一歩一歩雪面を登リ切ると、今度は大きな岩があり乗り越えて登るとお鉢周りの火口渕に登りつく。

東峰へ(標高1470m)

東峰へ(標高1475m)

東峰へ(標高1500m)

東峰へ(標高1510m)
 霧の中を登ってきたがさらに風が強く吹きかなり厳しい状況になってきた。東峰直下の岩場でしばらく渋滞してなんとかクリヤーすると程なく山頂に到着した。

お鉢の渕に到着(標高1555m)

東峰山頂直下の岩場を登る

東峰山頂直下の岩場を登る

東峰山頂が見えてきた
 由布岳は、双耳峰でこの東峰は標高1580mだ。霧がなければ素晴らしい展望なんだが今日は全く望めない。しかも風が吹荒れているので昼食もままならず、風当たりを避けて昼食にした。昼食が終わるころ由布岳から鶴見岳縦走のグループが上がってきた。今日の参加者はお鉢めぐりの17名と合わせて40名だ。縦走グループは、我々が登ってきた道を下り、鶴見岳へ登りロープウエイで下山するコースだ。我々はこれからお鉢巡るをはじめることに。

東峰 山頂(標高1580m)

東峰 山頂

霧の中の由布岳j東峰
 東峰からマタエへと強風で雨具が飛ばされそうななか下る。マタエに下るとここは風の通り道ものすごい風、岩場でこんな風が吹けば少しやばいかと思われる。

 マタエからはいきなり岩場に取り付く。岩場は難なくクリヤーして前進したが次の山頂に続く岩壁で時間がかかった。先頭の2人がリーダーに手とり足とりで途中まで上がったところで、上からアベックがもたもたしながら下ってきた。とにかく2人を上げて下山者を優先したため待ち時間がかかった。その間風の当たらないところに退避して待った。

マタエへ

マタエへ

マタエ(標高1490m)から西峰へ岩を登る

西峰へ岩を登る

西峰への岩登り

西峰への岩登り

西峰への岩登り
 通過を待って岩を登ったが難なく通過して程なく山頂に着いた。由布岳の主峰西峰は、標高1583mで一等三角点になっている。残念ながら霧で何も見ることができず、霧の中の山頂だ。

 ここから西峰の尾根沿いにお鉢の西側を進み、北の端から右折して時計回りに周回するコースを行く。西峰からしばらく広い尾根で北に進んだところにロープが張ってあって右折して下って行く。下り道は火山灰の黒い土で足が滑りそうになり注意しながら下る。

由布岳西峰 山頂と三角点

由布岳 一等三角点(標高1583.3m)

お鉢巡り

東尾根北側から東方向に下って行く(右折)

東尾根北側から東方向に下って行く

お鉢巡り(お鉢を挟んでマタエの反対側)
 鞍部に下り、ここから岩峰に登り返して先に進んでいく。この辺りがお鉢を挟んでマタエの丁度反対側、北側になる場所だ。と言っても霧のため方向感覚があまりなくGPSで確認しないと現在地はよく分からないのが現実だ。

 霧の中にそびえる岩峰を越えていく、東登山口からずっと先頭の2人が岩場になると停まってしまうので時間がかかってしようがない。岩峰をよじ登って越えていくのはなかなかスリルがあっておもしろい。ただ今日は霧に包まれていて足元が全く見えないので恐怖感はないのも実情だ。

この先は岩峰だ

岩峰を越える

岩峰を越える

越えてきた岩峰

岩峰のピークから鞍部に降りる

また岩峰が見える

お鉢巡り

お鉢巡り

お鉢巡り
 お鉢の北側の岩峰を越えると今度が東峰取っ付きの岩峰になる。ここも無事通過するとお鉢を一回りして、東登山口の分岐に戻ってきた。ここからは一度通った道を登って、急な岩場をクリヤーすると東峰山頂に着く。

 東峰で小休止をとり、マタエに下りここから正面登山道を下る。マタエまでは依然風が強く雨具やリュックカバーがバタバタしている。天気はなんとかもってくれて霧と風だけで雨が降らず助かった。ただ折角のお鉢が何も見えなかったのは残念だった。今回のお鉢めぐりは、目の前に見える岩峰を一つ一つクリヤーしていくそんなお鉢めぐりだった。東登山口から登ってお鉢を時計方向に一周と4分の1廻って正面登山口に下るなかなかいいコースだった。今回のお鉢めぐりは2時間ほどかかってしまったが、通常1時間半以内で回れるようだ。

お鉢巡り

岩峰を越える

岩峰を越える

東登山口分岐に戻ってきた(ちょうどお鉢一周だ)

東峰へ

東峰 山頂にて
 マタエから正面登山道をひたすら下った。登山道は、正面登山道とあってよく整備されていて歩きやすい。途中、合野越で小休止をとり、正面登山口に全員無事下山した。

 正面登山口に下山すると程なく雨が降り始めた。我々の下山を待っていてくれたような感じだ。ここからバスで直ぐ下の湯布院温泉に行った。

 ゆふいん七色の風で温泉入浴、ゆっくりくつろいだ。露天風呂から由布岳が見えるのだが残念ながら今回は見ることができなかった。入浴を済ませバスに戻るころ瞬間霧が抜けて由布岳の雄姿を望むことができた。今回、由布岳に来て唯一ここで由布岳を眺めることができた。下山まで待ってくれた雨といい、瞬間でも由布岳が顔を出してくれたのもなかなか印象深いことだ。

東峰をあとに

マタエへ下る

マタエへから正面登山道を下る

正面登山道を下る

正面登山道を下る

正面登山道を下る

合野越(標高1030m)に下山

正面登山道を下る

正面登山道を無事下山

由布岳登山口 (標高780m)

石鎚山・瓶ヶ森・伊予富士・寒風山・笹ヶ峰・平家平 鉄塔より

鞍部分岐に下山
 温泉をあとに、別府港へ、途中スーパーで夕食の弁当や酒の肴を求め、時間があったので大分県物産観光館に立ち寄りお土産を求めたりして別府港に戻った。

 別府港定刻19時35分のフェリーさんふらわぁで大阪南港へと夜の船旅、翌30日、定刻7時35分南港に無事到着した。お世話をいただいたリーダーさんありがとうございました。参加者の皆さん楽しい山旅と船旅ありがとうございました。
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由布岳
標高:1583m

三角点:一等
点名:油布山
標高:1583.3m
所在:大分県由布市
地図:別府







由布岳 三角点 2014.03.29

コース
3/28
 大阪南港コスモフェリーターミナル(19:55)=[フェリーさんふらわぁ]=(船中泊)=
3/29
 別府港(7:45/7:.56)=[バス]=由布岳東登山口(8:33/8:47)〜日向岳分岐(9:28/9:36)〜
東登山口分岐(11:07)〜由布岳東峰(11:21/昼食/11:38)〜マタエ(11:51)〜
由布岳西峰(12:22)〜お鉢北側〜東登山口分岐(13:28)〜由布岳東峰(13:40/13:46)〜
マタエ(13:57)〜合野越(14:52/14:59)〜正面登山口(15:29/15:39)=[バス]=
ゆふいん七色の風(15:46/入浴/16:43)===別府港(18:00/19:35)
=[フェリーさんふらわぁ]= =(船中泊)=
3/30
 大阪南港コスモフェリーターミナル(7:35)

天 候  霧雨のち雨
参加者 17名 
実施日 2014.03.28〜03.30
ツアー 毎日新聞旅行 nishijima  kawamura