|
日本百名山 |
鳥 海 山 標高2236m |
vol.2 |
鉾立〜賽ノ河原〜御浜小屋〜七五三掛〜文殊岳〜行者岳〜七高山〜
御室〜鳥海山・新山〜御室〜七五三掛〜御浜小屋〜賽ノ河原〜鉾立 |
|
七五三掛(しめかけ)に到着、ここでしばらく休憩をとった。そそり立った外輪の奥に鳥海山の主峰新山が雲間に見える。
七五三掛から少し登ると分岐になる。左に行けば千蛇谷、右に行けば外輪山からのコースだ。千蛇谷にはかなりの残雪があり雪渓も長そうなので、今回は外輪を登ることにした。 |
ハクサンイチゲ |
七五三掛に到着山(標高1790m) |
鳥海山新山・外輪山 七五三掛より |
鳥海山へ |
外輪の登山コースは、左側が絶壁になっているのでほとんどが安全第一で右へ右へと尾根を巻いて登るようになっている。
文殊岳に近づくにつれ尾根の左側に鳥海山の主峰新山と取り巻く外輪山が見えてくる。足元にはたくさんのお花が咲きなかなか素敵だ。強いて言えば空が晴れていたら外輪の尾根歩きはもっと素晴らしいだろう。 |
鳥海山へ |
鳥海山へ |
遊佐・日本海・笙ヶ岳・鍋森 外輪より |
ゴゼンタチバナ |
鳥海山へ |
イワベンケイ |
マルバシモツケ |
イワブクロ |
鳥海山へ |
鳥海山新山・外輪山 |
鳥海山新山・外輪山 |
文殊岳に到着、新山と千蛇谷の雪渓、外輪山が正面に良く見える。文殊岳は、標高2005mで北側は千蛇谷に大きく切れ落ちている。 |
鳥海山新山 |
イワギキョウ |
鳥海山新山と文殊岳(標高2005m) |
鳥海山新山 |
鳥海山新山・外輪山 |
鳥海山へ |
鳥海山へ |
外輪を25分ほど登って行くと、伏拝岳を通過する。伏拝岳の山頂はよく分からないが、河原宿への分岐点辺りらしい。さらに約30分進むと行者岳を通過する。行者岳は、標高2159mで鉄ハシゴを登った先が山頂らしい。 |
伏拝岳 山頂か? |
伏拝岳(標高2130m) |
鳥海山へ |
ミヤマリンドウ |
キヤマキンバイ |
行者岳(標高2159m) |
伏拝岳の山頂は全く分からないが、行者岳もにしっかりした標識がないが、大きな溶岩がごろごろした岩のようだ。
山頂と思ったところから少し下って先に進むとハシゴがありさらに登る。登って見るとこの尾根は七高山の南の端だった。 |
鳥海山へ |
鳥海山へ |
霧の中を前進すると左が切れ落ちた火口縁が七高山へと続いている。時々霧が引くと鳥海山の主峰新山が雪を頂いて見える。雪は新山の東斜面にほとんど山頂まで貼りついているようでなかなかユニークな山容だ。
外輪の火口壁の尾根を進むと爆裂で左側が吹っ飛んだような七高山の山頂だ。山頂近くまで着て待望の鳥海山の固有種、チョウカイフスマがいっぱい咲いている。砂礫地や岩の割れ目などに育成する花だそうだ。なかなかきりっとした清楚な花だ。 |
鳥海山へ |
鳥海山 七高山 |
鳥海山 新山・七高山 |
チョウカイフスマ |
鳥海山 新山 |
鳥海山 新山・七高山 |
七高山(しちこうさん)の山頂に到着、雨が降りそうなので余り時間がとれなくゆっくりできない。
七高山は、標高2229.2mで一等三角点だ。残念ながら雲の中で展望は望めない。ただ足元を眺めると西側は大きく切れ落ちていて断崖になっている。
1801年の噴火活動により現在の新山が溶岩ドームでできたそうです。その新山が外輪山の七高山より高くなりそれまでの主峰を七高山から新山に譲ったそうだ。
ちなみに鳥海山は、出羽富士、秋田側からは秋田富士と呼ばれている。昔々の伝説によれば鳥海山の大噴火で山頂部分が日本海に飛んでいって現在の飛島になったとか。鳥海山大物忌(おおものいみ)神社と対をなし、小物忌(こものいみ)神社が祀られているそうだ。ちなみに島の面積は、2.7kuで人口は270人ほどだそうだ。最高峰は高森山で標高68mとチョッと可愛い島だ。 |
鳥海山 七高山 |
鳥海山 七高山 |
鳥海山 七高山 |
鳥海山七高山 一等三角点(標高2229.2m) |
鳥海山 外輪山・新山・七高山 |
七高山に登り、チョウカイフスマを観察して、御室へ下山した。急な岩場を下り雪渓をトラバースして登り返すと御室に到着する。 |
御室へ |
御室へ |
御室へ |
御室へ |
御室に到着 |
鳥海山大物忌(おおものいみ)神社(標高2160m) |
大物忌(おおものいみ)神社の鳥居のところでお参りして、昼食にした。大物忌神社の石垣にたくさんのチョウカイフスマが咲き競っていた。ここから山頂へはコースも狭く山頂も狭いためリュックをデポして空荷で出かけた。雨が降りそうなので少し暑いが雨具を着て登った。 |
チョウカイフスマ |
チョウカイフスマ |
鳥海山 新山山頂を目指して |
新山は溶岩ドームで出来ているので大小の岩や石がごろごろしていてその岩や石が突き刺さった感じだ。標高2160mの神社から標高2200mまで急な岩場を登る。山頂を行き交う人がいるので所々で大渋滞だ。
標高2200mの縁のようなところから10m余り下る。その先は大きな大きな岩が二つに割れたその隙間を越えていく行場のようだ。登り返して少し右に巻くと山頂に到着する。 |
新山へ |
新山へ |
溶岩ドーム |
新山へ |
新山へ |
新山へ |
新山へ |
鳥海山 新山新山山頂 |
鳥海山の主峰、新山は標高2236mで、溶岩ドームで出来た岩の塊が山頂だ。山頂は狭く数人立てるくらいだ。次々と登ってくるので山頂で写真を撮って直ぐ次の人に譲る。そんな訳で長く滞在できないので折り返し下山になる。 |
鳥海山 新山山頂(標高2236m) |
鳥海山 新山新山山頂にて |
新山を下山 |
溶岩ドーム |
溶岩ドーム |
新山を下山 |
新山を下山 |
新山山頂 岩の割れ目より |
溶岩ドーム |
新山を下山 |
新山を下山 |
新山を下山 |
御室に下山 |
御室・外輪山 |
多く御登山者と行き交いながら御室に下山した。少し休憩して千蛇谷雪渓を下った。少し通常の登山道を下り大きな雪渓を横切り、しばらく夏道を下った。夏道は緑が鮮やかで非常に気持ちが良い。
外輪に張り付いた残雪が絵のようで面白い。溶岩なのか小さな岩が黒く点在していて緑の絨毯とマッチして美しい。振り返ると新山が青空から射した陽ざしで緑輝く山容になっていた。 |
鉾立へ |
鉾立へ |
外輪山 |
鉾立へ |
鉾立へ |
外輪山 |
鳥海山新山を振り返る |
雪渓の傾斜がゆるくなってきたところで雪渓を下った。落石を注意しながら雪道の下りを楽しんだ。雪渓の下りは楽しいが七五三掛への道になってきたのでここから尾根へと登った。急に登りになりチョッと疲れた。 |
鉾立へ |
鉾立へ |
鉾立へ千蛇谷雪渓を下る |
鉾立へ |
鉾立へ |
鉾立へ外輪尾根へ登る |
七五三掛に下山 |
尾根へ登りきると、朝通った外輪の分岐に出た。少し下ると、七五三掛に着いた。ここで少し休憩して往路を戻り御浜へと下る。往路、雲がかかっていた新山も青空になりなかなか美しい。 |
鳥海山 七五三掛より |
鳥海山 七五三掛より |
鳥海山 七五三掛より |
鳥海山 七五三掛より |
鉾立へ |
鉾立へ |
鉾立へ |
ハクサンイチゲ写真撮影 |
雪渓を下り、ニッコウキスゲなどお花畑を下り、恩田ヶ原分岐付近はチングルマやハクサンイチゲが素晴らしく美しい。扇子森を越えて下りきると御浜小屋に下り着いた。 |
チングルマ |
ハクサンイチゲ |
鉾立へ |
鳥海湖 |
鉾立へ |
御浜小屋に到着 突然雨が降り始める |
御浜小屋に下山、休憩しようかとしたら急に雨が降り出した。あっという間の出来事で雨具の上着を切るのが精一杯、やむなくその状態で下山開始した。 |
鉾立へ |
鉾立へ |
水蒸気の流れる雪渓 |
十鉾立へ |
鉾立へ |
鉾立へ |
鉾立に下山 なんとか登頂できました ありがとう |
鉾立に戻る頃には雨脚は少し弱くなったがずぶ濡れになってしまった。少し早く下山したのでバスの到着を待って今日の宿、遊楽里へ、途中大平山荘にデポした荷物をとって下った。 |
|
遊楽里で日本海に沈む夕日と鳥海山の写真が撮れるとのことだったが、生憎外装工事中でなんとか夕日を足場の隙間から撮った。
朝、遊楽里から近くの月光川に架かる橋から鳥海山の写真を撮った。また、月山に行く途中、庄内平野より鳥海山の雄姿を撮った。 |
日本海に沈む夕日 遊楽里より |
鳥海温泉 遊楽里 |
鳥海山 月光川(吹浦川)より |
鳥海山 月光川(吹浦川)より |
鳥海山 庄内より |
|
|
鳥海山 vol.1へ |
ページ先頭へ |
|
|
|
|
鳥海山 新山
標高:2236m
三角点:なし
所在:山形県遊佐町
地図:鳥海山
|
新山 山頂 2236m 2014.07.20 |
鳥海山 七高山
標高:2229.0m
三角点:一等
点名:鳥海山
標高:2229.0m
所在:山形県遊佐町
地図:鳥海山
|
七高山 一等三角点 2229.0m 2014.07.20 |
鳥海山 行者岳
標高:2159m
三角点:なし
所在:山形県遊佐町
地図:鳥海山
|
行者岳 山頂 2159m 2014.07.20 |
鳥海山 伏拝岳
標高:2130m
三角点:なし
所在:山形県遊佐町
地図:鳥海山
|
伏拝岳 山頂 2130m 2014.07.20 |
鳥海山 文殊岳
標高:2005m
三角点:なし
所在:山形県遊佐町
地図:鳥海山
|
文殊岳 山頂 2005m 2014.07.20 |
|
|
コース 7/19 曇りのち雨のち曇り
伊丹空港(9:40)=[ANA513]=新潟空港(10:45/11:00)=[バス]=
鶴岡・道の駅あつみ(12:50/昼食/13:30)=道の駅鳥海=
吹浦・十六羅漢岩(14:56/15:10)=大平(15:43) 大平山荘 (泊)
7/20 曇りのち雨
大平山荘(4:55)=鉾立(5:00/5:08)〜展望台(5:20)〜尾根渡りP1342(5:41)〜
賽ノ河原(6:32)〜御浜小屋(7:07/7:17)〜扇子森・御田ヶ原(7:32)〜御田ヶ原分岐(7:42)
〜[八丁坂]〜七五三掛(8:05/8:16)〜千蛇谷分岐(8:23)〜文殊岳(8:54/9:04)〜
伏拝岳(9:30)〜行者岳(9:57)〜七高山(10:17/10:25)〜
御室・大物忌神社(10:50/昼食/11:10)〜鳥海山・新山(11:35/11:40)〜
御室(12:08/12:16)〜[千蛇谷雪渓]〜外輪分岐(13:21)〜七五三掛(13:27/13:37)〜
扇子森(14:08)〜御浜小屋(14:23/14:30)〜鉾立(15:50/16:07)=大平山荘=
鳥海温泉 遊楽里 (泊)
7/21 晴れ山頂付近霧
遊楽里(7:30)=[バス]=月山八合目(9:40/9:55)〜佛生池小屋(11:32/11:45)〜
月山・三角点(12:50)〜月山・月山神社(12:58/参拝・昼食/13:36)〜牛首(14:19)
〜[雪渓]〜リフト上駅(15:12)=[月山リフト]=リフト下駅(15:25)〜
登山口(15:37/15:42)=[バス]=蔵王温泉 石清水料理の宿 季の里 (泊)
7/22 晴れ
季の里(6:20)〜[鴫の谷池沼一周散策]〜季の里(6:58)・・・(有志で)
季の里(8:15)〜蔵王駅(8:24/8:45)=[ロープウエイ]=樹氷高原=[ゴンドラ]=
蔵王山頂駅9:10/9:13)〜蔵王地蔵尊〜地蔵山(9:28)〜蔵王山熊野岳(10:20/10:29)
〜[馬ノ背]〜御釜〜刈田岳(11:16/11:21)〜駐車場(11:27/11:30)=
季の里(12:15/入浴・昼食/13:43)=日和山(15:50/16:08)=仙台空港(16:50/19:00)
=[ANA740]=伊丹空港(20:20)
参加者 17名
実施日 2014.07.19-07.22
ツアー 毎日新聞旅行 yoshinaga inada
|