甲山 甲山森林公園にて 
松愛会山歩き会  
甲   山 標高309m
仁川〜甲山森林公園〜甲山〜神呪寺〜甲陽園
 10月23日、松愛会山歩き会で甲山に登った。仁川駅を9時前に出発、仁川に沿って歩き始める。当初、地すべり資料館が木曜日で休館のため古墳のほうから行こうと計画していたが、資料館が休みでもこちらが良いだろうと変更した。

 仁川沿いに前方に見える甲山を目指して歩いて行く。仁川古墳への分岐を見送って先に進み、車止めの先にある橋を渡る。急な階段を登ると小さな広場がありここで衣服調整をする。

 この広場には阪神大震災地すべり犠牲者の碑が立っている。その先に地すべりした斜面が見渡せる。

仁川から望む甲山

甲山へ

地すべり資料館へ

阪神大震災地すべり犠牲者の碑広場
 この広場の上が地すべり資料館だが今日は休館日なのでパスし、正面の階段を尾根に登って行く。登るに従って地すべりした広大な斜面があり、現在は公園のようになっている。尾根付近には震災以前の住居だった基礎部などが残っていて地滑りの脅威を感じる。

 資料によると、地すべりした斜面は幅約100m、長さ約100m、深さ15m、移動土塊約10万m3という大規模な地すべりだった。この地すべりで斜面の仁川百合野町と仁川6丁目の家屋13戸が押しつぶされ、住民34名が死亡した。被害状況と土砂災害の恐ろしさ、防災対策の仕組みなどを学べる施設として、災害現場の一角にこの地すべり資料館ができたそうだ。

地すべり資料館(当日の木曜日は休館日)

地すべり跡

地すべり跡

甲山森林公園へ
 地すべり跡は整備され脅威は感じないが、最近では広島、木曽で発生した地滑りは記憶に新しい。斜面の端から甲山森林公園へと入って行く。地道をしばらく歩くと階段道になり展望台へと続いている。

 展望台でしばらく素晴らしいオアのラマを楽しむ。阪神競馬場を囲んで周囲の山も見渡せる。金剛山周辺を見ると二上山の手前に人気のあべのハルカスが見える。

甲山森林公園へ

展望台 あべのハルカスは!

展望台からの大パノラマ 中山連山・五月山連山・伊丹空港・阪神競馬場・・・
 展望台をあとに甲山森林公園の中心部へと歩く。クスノキの並木や彫刻の道に出る。彫刻の道の両側には石の彫刻が10m間隔ほどで建っている。その先にこれから登る甲山が頭を見せてくる。噴水広場で甲山をバックに記念写真を撮った。噴水が出ていないがたくさんの傘が並んで見えるそうだ。一番奥は愛の象が建っている。

彫刻の道を歩く

甲山

甲山森林公園にて

甲山と愛の象
 愛の象から右折して甲山自然の家方向に進み、甲山登山口に入る。落葉の道、ごろごろ石の道、深くえぐられた道、根っ子の道、砂地が露出した斜面の道などをどんどん登ると、源頼朝之塚がある。頼朝は神呪寺(かんのうじ)の諸堂を再興したと伝えられている。塚を過ぎるとジグザグに作られた石段を山頂まであえぎながら登る。

甲山へ

甲山へ

甲山へ

甲山へ

源頼朝之塚

甲山へ

甲山へ

甲山へ
 山頂に到着、甲山は標高309mで二等三角点になっている。山頂は広く小学校の運動場ぐらいの広さだ。独立峰で360度の展望が期待されるが残念ながら余りにも山頂が広いので周囲の樹林でなのも見えない。山頂はクサモミジになっていて美しく、平和の登辺りで昼食にした。下山は神呪寺へジグザグの石段を下った。

甲山 山頂に到着

甲山 二等三角点(標高309m)

甲山 広々した山頂

山頂で昼食

甲山 山頂にて

平和の塔

山頂のクサモミジ

山頂をあとに

神呪寺(かんのうじ)へ

神呪寺へ

神呪寺へ
 神呪寺にお参りしてしばらく休憩、展望台から景色を眺めるなどした。

 神呪寺(かんのうじ)は、甲山大師、お大師さんと呼ばれている。神呪寺は「神を呪う」と書くので少し恐ろしさを感じていたが、甲山を神の山とする信仰があり、この寺を神の寺(かんのじ)としたことによるというらしい。お大師様とあって心安らぎお参りをした。

 帰路は、大師道を甲陽園駅まで下った。大師道には、神呪寺を八十八番とする甲山八十八所があり、四国八十八所の砂を運んで石仏をつくり、約2kmにわたり四国お遍路の縮小版がある。今回は通過したが機会があれば一度行ってみたいと思う。

神呪寺(かんのうじ)

神呪寺

神呪寺展望台からのパノラマ

神呪寺

神呪寺 山門

神呪寺をあとに

甲陽園駅へ
 甲陽園近くのケーキハウス・ツマガリに立寄った。美味しそうなケーキが並んでいて何人か買い求めたようだ。甲陽園駅から電車に乗り、塚口へ、そこから送迎バスでつかしん天然温泉湯の華廊で温泉に浸かりゆっくりし、山歩きかをお開きにした。お疲れ様でした。

ケーキハウス ツマガリ

つかしん天然温泉 湯の華廊
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甲山
標高:309m

三角点:二等
点名:甲山
標高:309.2m
所在:兵庫県西宮市
地図:宝塚








甲山 二等三角点 309.2m 2014.10.23

コース
 仁川駅(8:55)〜地滑り資料館下(9:20/9:25)〜甲山森林公園・展望台(9:42/9:52)〜
彫刻の道〜噴水広場(10:14)〜登山口(10:19)〜甲山(10:41/昼食/11:33)〜
神呪寺(11:47/11:58)〜[大師道]〜ツマガリ(12:40)〜甲陽園駅(12:48/12:56)
=[夙川行き]=夙川(13:01/13:02)=[急行梅田行き]=西宮北口(13:05/13:07)
=[梅田行き]=塚口(13:12/13:30)=[送迎バス]=
つかしん天然温泉湯の華廊(13:41/入浴/15:02)=[送迎バス]=塚口(15:12/15:23)
=[阪急神戸線]=梅田(15:35)

天 候  晴れ時々曇り
参加者 13名 
実施日 2014.10.23