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椹島ロッジ〜登山口〜P1857〜上倉沢〜笊ヶ岳 (往復ルート) |
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9月4日から6日で笊ヶ岳、山伏に登った。第1日目の9月4日は大阪梅田を7時15分バスで出発、高速道を走り掛川PAで昼食をとり、新静岡ICから一般道を井川に向けて進む。井川ダム手前の富士見峠で休憩、展望台から大無間山岳、小無間山岳がよく見えた。登ってみたいと言ったらとんでもなくしんどいとのことだった。富士見峠をあとに井川ダムから畑薙第一ダムへ、途中に赤石ダムも眺めながらバスは登って行った。
畑薙第一ダムから少し下の駐車場で、椹島ロッジの送迎バスの乗り換えてロッジへ、くねくねのダート道を揺られたり飛び跳ねたりしながら登って行った。
椹島ロッジに4時に到着、夕食までの間に入浴したり、広場のベンチでビールで乾杯などそれぞれ楽しんだ。夕食後、早目に就寝、明日は3時起きで4時出発だ。天気はここ一週間、雨がちだったが明日一日だけは良い天気のようだ。てるてる坊主さんよろしく。 |
大無間山岳・小無間山岳・卯山・赤石岳・・ |
畑薙第一ダム(送迎バス乗場)に到着 |
椹島ロッジ(標高1120m) |
椹島ロッジ |
第2日目9月5日、今日は笊ヶ岳登山だ。空を見上げると沢山の星が輝いていて素晴らしい天気になりそうだ。
4時真っ暗なロッジの庭に集合し、笊ヶ岳へと長丁場の登山に出発した。林道に出て滝見橋を渡るとすぐ右手が笊ヶ岳登山口だ。
登山口を入るといきなりの急登になる。ヘッドランプを点灯しても周りの様子は全く分からず真っ暗だ。登山口を出て約25分で食休止、下山時分かったのだが休憩した広場は送電線鉄塔の下だった。
P1857を目指して尾根道を登って行く、比較的緩やかな登りが続く。5時を過ぎると白みはじめ歩いている樹林帯は薄暗いが周囲の山には陽が射してきたようだ。しばらく登ると周囲の山々のモルゲンロート木立の間から垣間見ることができる。素晴らしい天気になりそうだ。 |
椹島ロッジ出発(標高1120m)(4:00) |
笊ヶ岳登山口(標高1130m)(4:15) |
笊ヶ岳へ(4:59) |
笊ヶ岳へ(5:19) |
鉄塔から40分登ったとこれで休憩、標高は1620mぐらいだ。登山口から標高差500mを登ってきた。地図の標高点P1857まで標高差約240mでかなり急登だ。 |
笊ヶ岳へ・休憩(標高1620m)(5:34) |
笊ヶ岳へ(5:50) |
笊ヶ岳へ(5:55) |
笊ヶ岳へ(6:02) |
P1857は尾根の途中でなんとなく尾根頭のようなところを6時10分頃通過した。次の目標はトラバース進入口、標高2030mで緩やかな尾根歩きだ。
標高2020m程のピークを少し巻いて進むと、少し広いお皿のようなところに出る。トラバース進入口はこの先少し行ったところだそうだ。この広場で休憩、この先トラバース道では休憩する場所がないとのことだ。 |
笊ヶ岳へ(6:17) |
トラバース進入口手前の広場・休憩(6:37) |
休憩して歩き始めると直ぐ標識が立っている。標識には「笊ヶ岳へ270分など」示されていた。休憩なしで4時間30分と言うことなので山頂到着予定は休憩なしで11時20分頃になるのだろうか。 |
笊ヶ岳へ(標高1990m)(6:51) |
笊ヶ岳へ270分の標識(6:51) |
標識から5分でトラバース進入口から尾根の右下に入っていく。しばらく下ると1つ目の沢を横切り、高巻きになる。斜面は滑りやすく落石しやすいので注意して登る。尾根筋を越えて沢へ下り、二つ目の沢を横切りまた高巻きして行く。 |
笊ヶ岳へトラバース道に入る(標高2030m)(6:56) |
笊ヶ岳へ 一つ目の沢(7:03) |
笊ヶ岳へ 高巻き(滑る・落石) |
笊ヶ岳へ 二つ目の沢(7:10) |
今度は、高巻きすると急な崖になっていて壊れそうな梯子を降り、小さな尾根を二つ巻いて進む。右下が絶壁になっている所を巻いて三つ目の沢を横切る。この沢の幅は広く上部に滝がある少し大きな沢だ。 |
笊ヶ岳へ トラバース道を行く |
笊ヶ岳へ トラバース道を行く |
笊ヶ岳へ 三つ目の沢(7:30) |
三つ目の沢 |
三つ目の沢の滝 |
笊ヶ岳へ トラバース道を行く |
三つ目の沢からまた尾根筋まで急登を登る。少し緩やかかな尾根になり安全な場所で休憩、黒部の水平歩道のようなイメージでは全くなく、尾根から沢に下り、沢から尾根に登り返しの連続でかなりの標高差があり厳しいトラバースだ。休憩の後下ると四つ目の沢を渡る。 |
笊ヶ岳へ トラバース道を行く(7:56) |
笊ヶ岳へ トラバース道を行く(7:58) |
笊ヶ岳へ 四つ目の沢(8:00) |
笊ヶ岳へ(8:02) |
四つ目の沢から五つ目の沢、五つ目の沢から六つ目の沢も比較的緩やかなトラバースだ。六つ目の沢を渡ると標高50mほど急登を我慢すると大きな尾根に出て下って行くとトリカブトの咲く草原になり、その下に広い河原、上倉沢の到着、トラバースが終了する。 |
笊ヶ岳へ 五つ目の沢(8:13) |
笊ヶ岳へ 五つ目の沢(8:15) |
笊ヶ岳へ |
笊ヶ岳へ 六つ目の沢(8:20) |
笊ヶ岳へ |
笊ヶ岳へ |
トリカブト |
上倉沢から笊ヶ岳遠望 |
トラバースの次は、笊ヶ岳への登りだ。上倉沢の河原から遠くに笊ヶ岳が小さく見えてきた。まだまだ遠い道程だ。南アルプスの山は深く、他の有名な山だとこの辺りまで林道がきていてこのあたりが登山口になるのだろう。河原で休憩していよいよ笊ヶ岳にアタックだ。 |
上倉沢で休憩(標高2090m) |
上倉沢から笊ヶ岳遠望 |
休憩後、8時50分笊ヶ岳へ向かって上倉沢を出発。上倉沢を横切ると、南東に延びる枯れ沢に出る。この枯れ沢を登って行くと左側の樹林帯に入って行く。左側の登山道は枯れ沢に沿って上へと続いている。 |
笊ヶ岳へ 上倉沢を出発(8:52) |
笊ヶ岳へ しばらく樹林帯を登る |
笊ヶ岳へ 再び沢のガラバを登る |
笊ヶ岳へ 沢に沿った樹林帯に入る(標高2210m)(9:13) |
笊ヶ岳へ |
笊ヶ岳へ |
緩やかな樹林帯を登って行くと次第に急登になってくる。標高2290m辺りから沢筋からはなれ東向きに急登をクリヤーすれば尾根に出る。標高差150mほどをジグザグに登って行く。
標高2350mを越えたあたりで左側に、赤石岳、荒川中岳、悪沢岳が木々の間から一望できる。ここまで登ってきてホッとできる瞬間だ。 |
尾根筋へジグザグの急登始まる(標高2290m)(9:26) |
笊ヶ岳へ |
木々の間に赤石岳・荒川中岳・悪沢岳の展望開ける |
南アルプスが見えて感激(標高2365m) |
景色を楽しんで少し登ると尾根に出るが、直下の広場で山頂アタックに向けて休憩をとった。休憩を終えて登ると直ぐ尾根に出る。
尾根に出てここから笊ヶ岳へと南へ尾根を登って行く。標高差は約200mを頑張って登る。しかしながら足がパンパンになって動かないあと少しなのに厳しい。16人中女性は元気ですいすいと登って行く、一人の女性に激励されてなんとか2分遅れで登頂できた。登りの時間は、標識にあった270分と云うコースタイムと同じだった。 |
笊ヶ岳へ 尾根筋に出る(標高2425m)(9:58) |
笊ヶ岳へ 正面に山頂が見えてきた |
赤石岳・荒川中岳・悪沢岳 |
笊ヶ岳へ 尾根筋を登る |
笊ヶ岳へ |
笊ヶ岳へ |
笊ヶ岳は、標高2630mで二等三角点になっている。三角点は山頂標識から少しはなれてハイマツの影にひっそりと建っていた。
展望は360度で南アルプスの山々、そして富士山を期待していた。しかし残念ながら東側には雲が出て富士山を見ることはできなかった。
しかし西側から北側の山々は一望できて素晴らしいパノラマを楽しむことができた。光岳は少し雲がかかっていたが茶臼岳、上河内岳、聖岳、赤石岳。荒川中岳、悪沢岳、塩見岳、蝙蝠岳、間ノ岳、濃鳥岳、北岳など大パノラマを堪能できた。 |
笊ヶ岳 山頂 (到着10:30) |
笊ヶ岳 山頂にて |
笊ヶ岳 三角点 |
笊ヶ岳 二等三角点(標高2629.4m) |
笊ヶ岳 山頂 |
笊ヶ岳 山頂(後方は上河内岳) |
光岳(雲の中)・茶臼岳・上河内岳・聖岳・赤石岳・悪沢岳 |
上河内岳・聖岳・赤石岳・荒川中岳・悪沢岳 |
聖岳・赤石岳・荒川中岳・悪沢岳 |
塩見岳・蝙蝠岳・間ノ岳・濃鳥岳・北岳 |
上河内岳・聖岳 |
赤石岳・荒川中岳・悪沢岳 |
赤石岳 |
荒川中岳・悪沢岳 |
荒川中岳・悪沢岳・塩見岳 |
塩見岳 |
南アルプスの絶景を堪能して下山を開始した。しばらく下ると赤石岳、荒川中岳、悪沢岳が苦しかった登りのご褒美として素晴らしい景色を頂いて樹林帯に下って行った。 |
下りるよ!(11:03) |
笊ヶ岳山頂をあとに(11:12) |
悪沢岳が木々の間から見える |
赤石岳 |
赤石岳・荒川中岳・悪沢岳 |
椹島下り約5時間(11:22) |
椹島へ(11:35) |
樹林帯を下り、枯れ沢を経て上倉沢に下山した。沢の土手で休憩、トリカブトの花を眺めながら休んだ。ここからトラバース道を戻って行く。 |
椹島へ(11:44) |
椹島へ |
椹島へ |
上倉沢で休憩(12:01) |
トリカブト |
上倉沢(12:12) |
帰りはトラバース道がそこそこ分かっているので快調と云いたいがやはりアップダウンがあり厳しいトラバースだ。トラバース道の始めと終わりの標高差は約60mで名前の通り、一生懸命長く歩いて少ししか登っていないと云うことだ。 |
椹島へ |
椹島へ・S6(12:33) |
椹島へ・S5へ(12:38) |
椹島へ・S5(12:38) |
椹島へ・S5S4の間(12:45) |
椹島へ・S4から(12:54) |
椹島へ・S3へ(13:10) |
椹島へ・S3から(13:18) |
椹島へ・S2へ(13:33) |
椹島へ・S1へ(13:40) |
椹島へ |
椹島ロッジへ120分(14:00) |
トラバース進入口、標識に到着、「椹島ロッジへ120分」頑張って下ろう。少し先の広場で休憩、再び下り始める。
岩がごろごろしている辺りまで下る。このあたりから下が薄暗がり、真っ暗闇と登ってきた。送電線鉄塔まで下り休憩、登りの時もここで休憩下が鉄塔が全く見えなかった。 |
椹島へ |
椹島へ |
椹島へ(14:30) 登り朝6:17頃通過 |
椹島へ |
椹島へ |
椹島へ |
椹島へ(15:21) 登り朝5:03頃通過少し明るくなってきた所 |
椹島へ |
椹島へ(15:37) 登り朝4:38頃休憩真っ暗鉄塔見えず |
椹島へ |
椹島へ |
椹島へ |
椹島へ |
椹島 笊ヶ岳登山口に全員無事下山(15:58) |
笊ヶ岳登山口に16時に全員無事下山した。今日は早朝暗闇のなか出発して、笊ヶ岳に登頂、約12時間のの行程と厳しい登山だった。全員、所定の時間で登頂できたのは素晴らしかった。
厳しい苦しい山旅を、楽しい山旅にして頂いた皆さんに感謝します。リーダーさんありがとうございました。 |
滝 滝見橋より |
滝 滝見橋より |
滝 滝見橋より |
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山伏へ |
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笊ヶ岳
基準点名:笊ヶ岳
等級種別:二等三角点
標高:2629.4m
所在:山梨県早川町
地図:赤石岳・新倉
笊ヶ岳 山頂 |
笊ヶ岳 二等三角点 2629.4m 2015.09.05 |
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コース
9/4 晴れのち曇り
大阪梅田(7:15)=[バス]=御在所SA(9:00)=豊田JCT(9:52)=三ケ日JCT(10:20)=
掛川PA(11:00/昼食/11:30)=新静岡IC(11:58)=富士見峠(13:15/13:30)=井川ダム=
畑薙第一ダム(14:45/15:00)=[送迎バス]=椹島ロッジ(15:58) (泊)
9/5 晴れ 笊ヶ岳登山
椹島ロッジ(3:59)〜笊ヶ岳登山口(4:13/4:15)〜送電線鉄塔(4:38/4:41)〜
標高1620m(5:31/5:41)〜P1857(6:11)〜
標高2020mを越えた標高1990m広場(6:37/6:49)〜標識(笊270分/椹120分)(6:51)
〜トラバース進入口(6:56)〜[トラバース道]〜沢1(7:03)〜沢2(7:10)〜沢3・滝(7:30)
〜(7:44/7:55)〜沢4(8:00)〜沢5(8:13)〜沢6(8:20)〜上倉沢・広い涸れ沢(8:38/8:52)
〜[細い沢]〜樹林帯へ(9:13)〜尾根筋への急登始まる標高2290m(9:26)
〜(9:44/9:56)〜尾根筋(9:58)〜笊ヶ岳(10:30/昼食/11:03)〜上倉沢(12:01/12:12)〜
沢4(12:38)〜(12:57/13:06)〜沢2(13:17)〜トラバース道終り(13:43/13:49)〜
標識(14:00)〜標高1990m広場(14:02/14:16)〜P1857(1434)〜(14:54/15:05)〜
送電線鉄塔(15:37/15:42)〜登山口(15:58)〜椹島ロッジ(16:15) (泊)
9/6 曇り 下山後雨 山伏登山
椹島ロッジ(6:30)=[送迎バス]=畑薙第一ダム(7:33/7:37)=[バス]=
林道入口(今回通行止)(8:03)=井川ダム(8:25/8:29)=県民の森キャンプ場(9:06)〜
百畳峠・山伏登山口(9:25/9:32)〜尾根・百畳平(9:38)〜山伏(10:08/10:15)〜
登山口(10:44/10:49)=口坂本温泉(11:51/入浴/12:30)=新静岡IC(13:32)=
静岡SA(13:41/昼食/14:23)=(14:51/14:56)=新城PA(15:30/15:45)=
土山SA(17:33/17:50)=梅田(19:05)
天 候 9/4 晴れ 9/5 晴れ 9/6 曇り
参加者 16名
実施日 2015.09.04-09.06
ツアー 毎日新聞旅行 nishijima inada
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